転職するときには、何か理由がありますよね。
「人間関係に問題がある」「給料が少ない」「労働時間が長い」など様々な転職理由があるのですが、飲食業界の場合はどんな転職理由が多いのでしょうか?
飲食業界は、転職する人が多いと言われておりますので、「転職しようかな」と悩んでいる人も多いと思います。
そこで今回は、飲食業界の転職理由についてご紹介していきます!
これから飲食業界に転職する人も、飲食業界から転職しようと考えている人も参考にしてみてください。
目次
飲食業界は転職する人が多い?
飲食業界は転職する人が多いと言われていますが、実際どうなのでしょうか?
結論から申しますと、飲食業界の離職率は高いです。
厚生労働省が発表しているデータですと、約30%の確率で離職されており、産業別にみても一位の数字になっています。
離職率が高いということは、転職している人が多いということですよね。
そのため、飲食業界の多くが人手不足に悩まされております。
飲食業界で働いている人は人手不足を実感することや耳にする機会が多いでしょう。
人手不足ということもあり、ブラックな職場が多いとも言われています。
しかし、飲食業界にもメリットはあります。
数字だけをみると、転職する人は多いですが、やりがいを持って仕事をしている人も多いのが飲食業界の特徴です!
飲食業界から転職する人の理由
上記でもご紹介しましたが、飲食業界の転職率が高いです。
ではなぜ転職する人が多いのでしょうか?
主な理由をご紹介します。
労働時間の長い
飲食業界は、労働時間が長い傾向があります。
飲食店は大きく3つの営業時間に分けることができます。
- ランチとディナーを営業しているお店
- 夕方から翌日の朝まで営業しているお店
- 24時間営業をしているお店
どの飲食店も営業時間が長く、必然的に労働時間も長くなります。
さらに、営業を止めることなく何時間も営業し続けるため、まとまった休憩を取ることができません。
長時間労働でまとまった休憩がないと、しんどいですよね。
そして、飲食店の多くが「人手不足」を抱えています。
その問題もあり労働時間が長くなり、休憩も少なくなるのです。
「人手が足りないから最後まで残ってくれる?」と残業を頼まれることは日常茶飯事です。
少子高齢化ということもあり、仕方ない部分ではあるのですが、従業員側としては転職する理由になりますよね。
休日の少ない
一般的な企業ですと、土日祝が休みになるのですが、飲食店の場合は土日祝も営業します。
飲食店の場合は、土日祝がお客さんが多くなり忙しくなるでしょう。
お店によって違うのですが、「火曜日休み」「水曜日休み」とお店も週一回しか休まないことがほとんどです。
そのため、従業員は週一回の休みしかもらえないことが多いです。
さらに、上記でもご紹介しましたが、人手不足を抱えていることもあり、なかなか希望通り休むことはできません。
プライベートの時間が圧倒的に減ってしまいますよね。
そして、年末やGWなどの長期休みの場合も、労働しなくてはいけません。
その時期は忙しくなることから毎日働くことにもなるでしょう。
このように休みが少ないことが転職に理由にもなっています。
プライベートの時間を大切にしたい人や家族のいる人は転職の理由になりますよね。
人間関係の悪化
飲食店は、1人で営業することはできませんよね。
店長が居て、ホールスタッフ、キッチンスタッフなどお店の規模にもよりますが、最低でも5人〜7人ほどはお店に居ないと、営業はできません。
大きなお店になると、10人〜20人にもなる場合もあるでしょう。
人数が多くなればなるほど大切なことが「人間関係」です。
飲食業界は協調性が大切とも言われており、従業員間の信頼関係が大切で、人間関係が悪化してしまうと、仕事もしづらくなり仕事が楽しくなくなります。
その結果、転職する理由になってしまいます。
どの業界でも転職の理由になることが多い人間関係ですが、それほど人間関係が大切ということですよね。
給料が低い
飲食業界は、決して給料が良いとは言えません。
多くの転職者が転職理由に上に挙げているのが、「労働量と給料がイコールになっていない」ということです。
本来であれば、「労働量=給料」になっていないとおかしいのですが、飲食店の場合は、労働時間や労働内容に伴った給料がもらえません。
さらに、「あと30分残って!」などと言われることも多く、タイムカードを切った後でも平気に働かされることがあります。
飲食業界の悪い風潮で「無給で働く=素晴らしい」と考えられ、無給で働くことで称賛されます。
「休日出勤」や「時間外労働」などの時間外手当が付く飲食店は少なく、労働に見合った給料になりません。
体力的に限界
上記でご紹介してきたように、飲食店での労働は楽ではありませんよね。
自分に当てられる時間も少なく、労働内容自体も楽なものではありません。
そのため、体力的に限界ということで転職する人もいます。
さらに、肉体的にもしんどい仕事になっており、基本的には立ちっぱなしで仕事を行いますので、足腰に負担がきます。
火傷をすることや手が荒れることなどもありますので、転職する理由になっていることが多いです。
そのうえ、休みも少ないとなると転職したくなりますよね。
新しいことにチャレンジしたい
飲食業界から転職する人の中には「新しいことにチャレンジしたい」という理由で転職する人もいます。
新しいことにチャレンジしたいということは、マイナスな理由ではなくプラスの理由ですよね!飲食業界から転職する理由の全てがマイナスなことではありません。
その場合は、店長や会社からも転職を止められることなく、転職することができます。
転職理由によっては、止められることもありますので注意が必要です。
飲食業から転職する時の注意点
飲食業界から他の業界に転職する時の注意点をご紹介します。
転職先が決まってから飲食業を辞める
飲食業界に限らず注意する必要があることなのですが、転職先が決まるまで今の飲食店をやめないようにしてください。
やめてから転職活動をしている人もいるのですが、その場合は転職先が決まるまで「無職」ということになります。
金銭的に余裕のある人だと問題ないのですが、数ヶ月収入がないと、生活が厳しいですよね。
さらに、転職活動に絶対はありません。
いつ転職先が決まるかわかりませんし、半年間ほど無職になってしまうかもしれません。
そのため、転職先が決まってから今の飲食店を辞めるようにしましょう!
飲食での経験は評価されにくい
転職するときには面接があり、その面接によって採用されるのか不採用になるのか決まります。
面接で大切なことが「アピールポイント」です。
社会人経験が長いと、面接時のマナーなどは気にすることなく大丈夫だと思うのですが、飲食業界から転職する場合はアピールポイントが難しいです。
飲食業界の経験は評価されることが少なく、今までの経験をアピールすることができません。
そのため、転職活動がスムーズに進みにくいです。
飲食業界から転職する場合は、自分の経歴以外でアピールできるポイントを考えておくようにしましょう!
1人で転職活動を行わない
上記でもご紹介しましたが、転職先が決まるまで今の飲食店はやめないでください。
しかし、労働時間も長く、休日も少ない、「いつ転職活動をするの?」と思われた方が多いと思います。
そのため、飲食業界から転職する場合は「転職サイト」を利用しましょう!
転職サイトを利用しますと、飲食店で働きながらでも転職することができます。
登録しますと、担当のアドバイザーが付いてくれ、転職活動をサポートしてくれます。
求人紹介であったり面接対策、アピールポイントなども一緒に考えてくれます。
そして、転職サイトを利用することに料金は発生しませんので、複数の転職サイトに登録して自分に合っている転職サイトを利用するようにしましょう!
上司に転職理由を聞かれた時の対処法
飲食店から転職する場合は、今の飲食店をやめなくてはいけませんよね。
何度もご紹介しているように、飲食店の多くが人手不足ですので、転職することを引き止められることが多いです。
お店の店長からも引き止められますし、現場の人間ではない本社の人からも引き止められることがあります。
そんな状況でも飲食店を辞める方法は「ポジティブな転職理由を伝える」ということです。
ネガティブな「労働時間が長い」「休みがない」という理由ですと、必ず引き止めてきます。
そのため「新しい環境に身を置いて成長したい」「違う業界での経験積みたい」など引き止めにくいポジティブな転職理由を伝えてください。
嘘をつくことは良いことではありませんので、理由の伝え方に工夫してください。
1つ工夫を加えるだけで、スムーズに飲食店を辞めることができます!
飲食業界でおすすめの転職サイト
上記でもご紹介しましたが、転職サイトを利用することが大切です。
しかし、転職サイトを利用すればいいわけではなく、優良でかつ信頼できる転職サイトを利用しなければ、ブラックな求人を紹介されたりなかなか転職が進めないことがあります。
そのため、飲食業界からその他の業界に転職するときにおすすめの転職サイトをご紹介します!
下記にまとめましたので、参考にしてください!
以上がおすすめの転職サイトなのですが、転職サイトは自分に合ったサイトを利用することが一番肝心です。
全て無料で利用することができますので、自分が利用しやすいと感じた転職サイトを利用するようにしてくださいね!
まとめ
今回は飲食業界の転職理由についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
転職理由をご紹介しましたが、飲食店で働くことでのメリットもあります。
転職しようかなと悩んでいる人は今回ご紹介した内容を参考にしてみて、考えてください。
飲食業界からでも転職することは可能ですので、理想の職場で働くようにしましょう!