転職エージェントを選ぶ際の選択肢として、「JACリクルートメント」を検討する人もいるかと思います。
エージェントとの相性はもちろん、どんな求人案件が多いのか、第二新卒でも利用できるのかは、登録前に把握しておきたいところです。
そこで今回は、JACリクルートメントがどんな転職エージェントなのかを調査しました。
JACリクルートメントに向いている人はどんなタイプか、また第二新卒でも利用できるのか、エージェントの特徴やメリットを詳しく解説いたします!
- 求人数
- 11,756件(2023年6月現在)
- 対応エリア
- 全国
- フリーター
- ×
- 未経験
- △
目次
JACリクルートメントはハイクラス向けの転職エージェント
JAC(ジェイエイシー)リクルートメントは1975年にイギリスで設立された人材紹介サービスです。
世界を舞台に活躍する企業へ求職者を紹介しており、アジア圏を中心に規模を拡大しています。
日本においては30年以上の歴史があり、外資系や国内のグルーバルポジションで実績No. 1を誇るエージェントです。
「外資系企業」「海外進出企業」「管理職クラス」などに特化した求人を中心に、約2.5万件の求人案件を抱えています。
拠点は全国9か所にあり、来社が難しい場合は電話での面談も可能です。
- 東京
- 横浜
- 埼玉
- 名古屋
- 静岡
- 大阪
- 京都
- 神戸
- 広島
JACリクルートメントは第二新卒でも利用できる?
JACリクルートメントはハイキャリアクラス向けの転職エージェントですので、転職が決定した人の70%近くが35歳以上です。
第二新卒でも利用できないことはありませんが、応募要項を満たすスキルが問われることになります。
第二新卒で登録したい場合は、以下のことを踏まえた上で検討することをお勧めします。
第二新卒の場合、かなり市場価値の高い人材である必要がある
第二新卒とは、学校を卒業して就職したものの、3年未満で退職し転職を目指す人を指します。
大学新卒者の離職率は高く、30%の人が3年以内に離職するというデータがあり、3人に1人は第二新卒です。
第二新卒でも登録できるか気になるところですが、先述したとおり、JACリクルートメントはハイクラスの求人をメインに扱っているエージェントです。
公式サイトでは年齢制限に対し、以下のようなコメントを掲載しています。
年齢に関わらずご登録は頂けます。
ただし、企業から依頼される求人の大半が同職種や同業界での年齢に応じた年数の実務経験を要する案件となります。
その為ご登録後、就業経験によってはすぐにご紹介求人案件をご用意できない可能性がございます。予めご了承ください。
つまり相応の実務経験がないと、登録はできても案件の紹介はしてもらえない可能性が高いということです。
市場価値が低いと判断されると紹介できる求人が少ない
JACリクルートメントの登録に関しては、勤続年数や年齢に制限はありません。
しかし求人には実務経験○年以上など、条件があることがほとんど。
この条件を満たなければ、紹介できる求人は少なくなります。
第二新卒は転職が初めてということもあり、自身の市場価値を判断できない人は少なくありません。
自分が転職市場でどのくらい価値があるのか、コンサルタントに相談することをお勧めします。
ただし外資系なだけに対応がドライだという口コミもあるので、相手の対応をみながら話すようにしましょう。
第二新卒専門のキャリアコンサルタントが在籍していない
JACリクルートメントには800名のコンサルタントが在籍しています。
それぞれが自身の得意分野である業界や職種に特化し、求職者に寄り添ったコンサルを展開。
業界出身者にしか分からない悩みや疑問に、親身に相談に乗ってくれるのが魅力です。
しかし第二新卒専門といった、若手専門のコンサルタントは在籍しておらず、キャリア実績が少ない人に対してはどのくらいサポートしてくれるかも疑問です。
経歴が浅い人は20代や第二新卒に特化した転職エージェントを利用する方が、成功への近道かもしれません。
第二新卒がJACリクルートメントを利用することはおすすめできない
JACリクルートメントは若手向けではなく、実績を積んだハイキャリアの持ち主に最適なエージェントということが理解できたでしょうか。
そうなると実務経験が少ない第二新卒や、キャリアプランを形成していない若手にとっては、不向きの転職エージェントといえます。
第二新卒であれば、キャリアよりもポテンシャルを重視した求人に目を向けた方が、自分に合った仕事に出会える可能性が高まります。
JACリクルートメントの面談を断られることはある?面談できないときの対処法
JACリクルートメントは20代でも利用できる?年収はいくら必要?
新卒は理系大学院で研究をしている人なら求人がある可能性アリ
新卒や実務経験が少ない人は、登録しても案内してもらえる求人は少ないです。
しかし一方で、第二新卒でも理系大学院の出身者は、非公開求人を紹介してもらえることがあります。
理由としては、理系の専門職の登録者が少ないからと考えられています。
JACリクルートメントに登録すべき人の特徴
取り扱っている求人が特殊なため、求められるスペックも非常に高いのがJACリクルートメントの特徴です。
登録が歓迎されるのは、以下のようなレベルの人たち。あなたは当てはまっているでしょうか?
現在年収500万円以上
『転職で年収1200万円以上に』
これが、JACリクルートメントの公式サイトの謳い文句です。
取り扱っている求人の年収が高いので、年収が500万円以下の人は登録を拒否される可能性があります。
高学歴である(早慶上智レベル)
第二新卒でも高学歴であれば、登録を歓迎されるかもしれません。
対象となるのは、旧帝大・早慶・上智・同志社レベルの学歴の持ち主です。
外国語が話せるなどのスキルをもつ
JACリクルートメントは外資系企業や管理職の求人が多いため、帰国子女や外資系出身で英語力が高い人は有利です。
アジア圏内にも数多く拠点を持っているので、中国語や韓国語が話せる人も歓迎されるでしょう。
海外勤務の経験や実績をもつ
前職での海外勤務経験があれば即戦力と判断され、求人を紹介してもらえるかもしれません。
新卒入社で海外に就職した人は、紹介してもらえる求人があるか問い合わせてみましょう。
マネジメントの経験がある
入社して数年でマネジメント経験がある人は少ないと思いますが、部下を持った経験があれば歓迎される可能性が高いです。
若くて仕事ができ、前職でも高く評価された人で、「他の転職エージェントでは自分に見合う求人がない」というのであれば利用できるかもしれません。
JACリクルートメントの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
転職エージェントは自分に合ったものを利用しよう
転職エージェントを利用する際、自分にあったエージェントを選んでいないと、紹介される求人とのミスマッチが生じてしまいます。
20代なら若手向けの転職エージェントを、30代なら即戦力が活かせる求人が多い転職エージェントを選ぶことが重要です。
社会人経験のある第二新卒は総合型転職エージェントがおすすめ
第二新卒は社会経験があるので、総合型の転職エージェントが最適です。
総合型転職エージェントとは、特定の業界や職種に特化した求人でなく、幅広い仕事を取り扱っている転職エージェントを指します。
自分のキャリアが決まっておらず、多くの選択肢から自分の仕事を探していきたい人に向いています。
- 幅広い職種から仕事を選びたい
- ジョブチェンジしたい
- 自分に向いている仕事を知りたい
- 数多くの求人を扱っているエージェントに登録したい
このような方は総合型転職エージェントに登録することで、意外な選択肢が見つかるかもしれません。
第二新卒におすすめ転職サイト・エージェントランキング!【口コミ徹底比較】
社会人経験のない人は既卒向けの転職エージェントがおすすめ
最近では、フリーターやニートをターゲットにした転職エージェントが増えています。
新卒入社しなかったというだけで、採用で不利になった経験はありませんか?
そのような方に利用して欲しいのが既卒向けの転職エージェントです。
企業側も既卒ということを理解した上で、仕事への意欲や今後の成長に期待して採用を決定します。
未経験OKの求人が多いため、一から育ててもらえる環境が整っているのも魅力です。
履歴書の書き方や面接の仕方も丁寧にサポートしてもらえますし、内定が決まった後もフォローしてくれるエージェントもあります。
自分にあった既卒向けの転職エージェントを探しましょう。
JACリクルートメントはハイクラス!第二新卒向けのサービスを利用しよう
JACリクルートメントは実務経験があるハイクラス求人を扱っているため、第二新卒や既卒には向いていません。
第二新卒や既卒なら、20代に特化した転職エージェントに登録しましょう。
20代なら自分の市場価値が分からない人も少なくありません。
第二新卒や既卒向けのエージェントでは、20代が抱える悩みに寄り添ってくれるアドバイザーが在籍しています。
これからどんなキャリアを築いていきたいか、どんな仕事が自分に向いているか、アドバイザーと話し合いながら具体的に決めていきましょう。