事務職の仕事に就いているけど、別の職種へ転職したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
事務職はデスクワークで、特別な資格を必要としないものだと、転職は難しいと考え躊躇してしまいます。
ただ事務職からでも異業種へ転職する人も多く、無理なことではありません。
そこでこの記事では、事務職から転職を目指す理由や成功させる方法、さらにおすすめの職種などを解説します。
現在転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
事務から他の職種に転職できる?
事務職として働いていても、今後のキャリアを考えると転職してもっとほかのスキルを身に着けたいと、転職を考える人も少なくありません。
ただ特別な資格を必要としない、一般事務などに就いていると、転職できないのでは?と不安になってしまいます。
事務職の経験しかないと事務職にしか転職できず、今後別のキャリアを積みづらくキャリアプランが見えなくなってしまうという人もいるかもしれません。
しかし実は事務職からでも異業種へ転職する人もおり、以下のような場合で十分転職可能と言えます。
スキル・経験を問わない未経験職種なら出来る可能性がある
特別な資格を持たない事務職からでも、スキルや経験を問わない未経験OKの職種であれば転職できる可能性があります。
スキルや経験が必要のない職種であれば、それまでの経歴は問われないため、事務職からの転職も可能なのです。
もちろん職種によりますが、事務職だからできないというわけではなく選ぶ職種によって転職は可能なのです。
年齢が高いと採用してもらえる可能性が低い
未経験OKの求人や職種であれば転職は可能と解説しました。
しかし年齢が上がるにつれて、採用してもらえる可能性は減ってきます。
これは事務職に限った話ではありませんが、企業側は長く働いてもらいたい・ポテンシャル採用をしたい・柔軟性のある人を採用したいという希望があります。
しかし年齢を高い人を採用するのであれば、管理者や即戦力としての人材が欲しい、年齢が上がると柔軟性や吸収率が下がるなどの懸念から、採用されにくくなってしまうのです。
このような理由からも、年齢が若いうちに行動を起こすことが大切なのです。
事務職で得たPCスキルを活用できる職種に適性がある
事務職はあまり特別な資格はいらないため、スキルや経歴に自信が持てないという人もいます。
しかし事務職ではPCを日常的に使うため、PCスキルを身につけている人が多いでしょう。
そのため事務職で得たPCスキルを活用できる職種の適性は高いといえます。
今の時代、どの職種でもだいたいPCを使うため、PCスキルを持つ事務職はむしろ有利になることもあるのです。
事務職からの転職におすすめの職種
事務職からの異業種・業界への転職は十分可能なことがわかりました。
ただ転職するときには、今後のキャリアのことを考えて、長く働けるものを選ぶことが大切です。
そこでここでは、事務職からの転職におすすめの職種を紹介します。
転職時の選択肢の一つとして、覚えておいてください。
営業
営業の仕事は未経験OKなものも多く、前職や経歴は関係ないとしていることが多い職種で、事務職からの転職も十分可能でおすすめといえます。
営業の仕事内容は、取り扱う商品の販売をメインに、アポ取りや顧客のサポートなどを行う仕事です。
ノルマや歩合給などきついイメージもありますが、頑張りが評価されれば高収入を目指せます。
ただこのようなきつさは苦手という人は、営業事務などサポートに転職するのも良いでしょう。
一般的な事務職とは違い、日々変化があり営業を陰から支える営業事務は、また違ったやりがいを感じられるでしょう。
Web広告関連企業
WEB広告関連企業は、今後も大きく伸びていく業界で、スキルを身に着けていけば長く働ける仕事です。
WEB広告は成長著しく、ネット広告媒体市場は1.2兆億円を超えています。
今後もIT業界はどんどん市場を伸ばしていくため、それに伴いネット広告市場の成長は続くと見込まれています。
WEB広告関連企業では、広告運用やクリエイティブな仕事ありますが、どちらもwebマーケティング知識や広告運用に関する幅広い知識が必要となります。
未経験からだと学ぶことは多いですが、一度身に着けてしまえば長く働けて、大きくキャリアアップも目指せる転職先となっています。
エンジニア
エンジニアは、多くの企業が人手不足で近年は未経験採用し、教育していくという体制を取っている企業も少なくありません。
そのため未経験の事務職からの転職も十分に可能なのです。
もともとPCに日常的に触れている事務職は、そこまで抵抗なく業務に就けるでしょう。
もちろん学ぶことは多く大変ではありますが、今後も需要が伸びていく職種で、スキルを身につければさまざまなキャリアアップも目指せるのも、転職先としておすすめの理由です。
プログラマ―
エンジニアと並び、プログラマーもおすすめの転職先の一つです。
プログラミング言語を使い、WEBサイトを作成するのが、プログラマーのメイン業務となっています。
プログラミング言語は、開発するものによって異なるため、アプリ開発なのかサイト開発なのかによって、必要なものが変わります。
そのためたくさんの言語を習得しておくとより、たくさんの業務に携われます。
エンジニア同様に覚えることは多く大変ではありますが、長く働けキャリアップが目指せるのは、大きなメリットなのではないでしょうか。
キャリアアドバイザー
転職サービス会社で、キャリアアドバイザーを目指して転職するのもおすすめです。
キャリアアドバイザーは、転職を希望する人に求人紹介をするだけでなく、転職に関するさまざまなサポートをするのが仕事です。
自分が働いていた時の経験を活かせば、どのようなサポートをしてもらえたら嬉しいのか、心強いかを理解でき寄り添えるでしょう。
転職したからこそわかる気持ちと、誰かをサポートする事務での経験を、キャリアアドバイザーとして活かせれば、良い転職先の一つになります。
医療事務
事務での経験を活かせる仕事として、医療事務もあります。
医療事務は、病院やクリニックで受付や会計・レセプト業務を行う仕事で、それまでの事務で培ったPCスキルや事務スキルを活かせる場面が多くあります。
未経験でも採用している病院やクリニックも多いため、事務職からの転職には特におすすめです。
ずっとPCに向き合っているわけではなく、患者さんと対面する時間も多いため、単純作業に飽きてしまったけど、事務職自体は好きで続けたい人は、ぜひ選択肢に入れてみてください。
介護職
介護職は慢性的な人手不足なこともあり、未経験からでもしっかりと教育して資格取得をサポートしてくれる企業や施設もたくさんあります。
超高齢化社会を前に、今後も需要が高まる仕事で、資格取得をしていくことで役職が付くなど、キャリアアップも目指していける仕事です。
対人業務が多いため、事務職からだとギャップが大きく感じますが、事務職で会社を陰から支えていた事務職からの経験が活かせる部分は多くあります。
事務からの転職を希望する5つの理由
事務職は、転職したいを考える人も多い人気の職種です。
そんな事務職からなぜ転職したいと思うのでしょうか。
事務職を辞めたいと思う理由は人によって違い、これが理由だと断定するのは難しい部分もあります。
しかしここでは、他の人がなぜ事務職から転職を希望するのか、よくある理由について解説します。
今現在、漠然と転職を考えている人は、なぜ自分が転職を考えているのか、目的を見つけるための参考にしてみてください。
座り仕事が大変
事務は1日中PCと向き合うデスクワークがメインの会社も多いため、座っている時間が長く大変さを感じている人もいます。
ずっと座っていると、むくみや運動不足による体重増加など、身体に負担がかかることもあります。
立ち仕事の人からすると座り仕事はいいなと感じるかもしれませんが、ずっと座って作業しなければいけないというのは、簡単なことではありません。
このような理由から、経って仕事する時間もある職種への転職を目指す人もいます。
職場の人間観気鋭のストレス
営業などとは違い1日中会社内にいる事務職は、人間関係が理由で転職を考える人もたくさんいます。
特に職場に気が合わない人がいる場合、1日中その人と顔を合わせるとなると、ストレスも増えてしまいます。
転勤や部署移動のある仕事ならば、数年の我慢で済みますが、事務職であまり転勤や部署移動はないため、転職しかないという考えに行きつくのです。
人間関係が事務職にとって一番多い転職理由ともいわれています。
給料UPしにくい
特別な資格や目に見える成果があまりない事務職は、給料が大きくUPすることがないことも転職を考える理由です。
もともと一般職に分類される事務職は、最初から給料が低く設定されていることが少なくありません。
それに加えて給料アップがないと、何のために頑張っているのかわからず、頑張りを評価してくれる職種へ転職したいと考えるのです。
仕事が単調でつまらない
事務職の業務はルーティンワークが多く、仕事が単調になりやすいのも転職を考える理由の一つです。
もちろん会社にとって縁の下の力持ちである事務職は欠かせない存在ですが、毎日同じ業務をしているとつまらなく感じてしまう気持ちが出てきても、不思議ではありません。
また単調さに加えて、感謝されにくいことでもやりがいを感じにくく、やりがいや変化を求めて転職を目指す人もたくさんいます。
スキルアップしづらい
このまま事務を続けていても、大きなスキルアップがしづらいと思うことで、転職を考える人もいます。
スキルや専門的技術が必要な仕事では、学ぶことでスキルアップを実感できますが、単調な仕事の多い事務職では、スキルアップしている実感が持てず、このままでよいのか不安になってしまうのです。
これを続けていてもスキルが身につかないと思うと、もっと勉強してスキルや技術を身に着けられる仕事へ転職したいを考えるのです。
事務職から他の職種への転職を成功させる方法
事務職から他の職種へ転職することは十分可能で、これからのキャリアプランをもとに、転職先を選ぶことが大切です。
ただ闇雲に転職活動をしても「失敗だったかも」と、早期退職など転職失敗に繋がってしまいます。
そこで転職を成功させるための方法は知っておかなければいけません。
そこでここでは、事務職から他の職種への転職を成功させる方法お解説します。
職種に関する理解を深める
転職先の業界・業種に関する理解を深めておくことが大切です。
その業界・業種がどのようなものなのか、どのようなスキルや資格が必要なのかを調べておき、転職前に身に着けられるスキルや知識を身につけておくと、入社後もスムーズになります。
まずはどんな業務なのか、大変なことなど、その職種に関する事から調べて、転職後の心がまえをしておくようにしましょう。
転職する目的を決める
なぜ転職するのか、その目的をしっかり決めておくことも大切です。
目的がわからないまま転職活動をしてしまうと、転職軸がぶれてしまい転職が失敗に終わってしまいます。
業務内容が単調、給与が上がらない、キャリアアップしたいなど、その目的によって選ぶべき企業は変わります。
転職軸がぶれないようにするためにも、まずは目的をしっかり決めて転職活動を行うことが大切です。
転職サイト・エージェントを活用する
事務職から転職するのであれば、転職サイト・エージェントの活用がおすすめです。
転職サイト・エージェントでは、求人紹介だけでなく転職に関するさまざまなサポートをしてくれ、事務職からの転職で自信がない人も、安心して転職活動を進められます。
転職活動で何をすればよいか、自分の強みなど疑問がある人は、ぜひ登録してサポートを受けながらより良い転職にしてください。
事務職からの転職におすすめな転職サイト・エージェント
事務職からの転職には、転職サイト・エージェントの活用がおすすめだと解説しました。
手厚いサポートをしてくれるため、初めて転職するという人にとっては、とても心強い存在となります。
ただたくさんの転職サービスがあるため、どの会社のサービスを活用しようか悩んでしまう人もいるでしょう。
そこでここでは、事務職からの転職におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
doda
dodaは、幅広い業界・業種の求人を取り扱い、保有件数は13万件を超える大手転職サイト・エージェントです。
たくさんの求人があるので、事務職からの転職希望理由に応じてピッタリの求人が見つけられます。
エージェントサービスを活用すれば、履歴書添削や面接対策など手厚いサポート受けられ、安心して転職活動ができるでしょう。
マイナビエージェント
大手マイナビグループのエージェントサービスであるマイナビエージェントは、大手ならではの求人も保有しているのが特徴です。
マイナビエージェントでしか紹介受けられないホワイト求人も多く、後悔のない転職を目指す人は、ぜひ登録しておきたいエージェントです。
もちろん転職サポートもしてくれるので、疑問があれば質問して解消しながら転職を進められるのも、嬉しいポイントです。
事務からの転職活動はスキルを活かして活躍できる場を探そう
事務職からの転職について解説しました。
事務職として働いている人の中には、スキルや経歴に自信がなく、転職を躊躇してしまっている人もいます。
しかし事務で培ったPCスキルなど、さまざまなスキルを活かして転職活動をすれば、必ず活躍できる場所は見つかります。
まずはなぜ転職したいのかその理由を把握し、自分が目指すべく職種・企業を見つけてください。