新卒・中途・派遣などの人材採用や、新入社員の研修を担当する「人事」は転職市場で高い人気を誇ります。
その中でも大手企業の人事へ転職したいと考えている方は多いですが、「大手企業の人事に転職するには、どうすれば良いのだろう？」と悩まれることがあるのではないでしょうか？
この記事では大手企業の人事に転職するまでの手順について詳しくご紹介します。
大手企業の人事に転職するときの注意点などもご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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目次
大手企業の人事に転職することは可能？
「大手企業だから中途採用をしない」などということはないので、大手企業の人事に転職することは可能です。
実際に大手企業の人事の求人は転職サイトに掲載されています。
また、大手企業の人事に中途採用で入社している方は多いです。
ただし、大手企業の人事に転職することは簡単ではありません。
ベンチャー企業や中小企業の人事に転職することに比べると、転職難易度は高くなります。
特に、30代後半以上になると、グンと転職難易度が高くなるので、1日でも早く転職活動を始めることが大切です。
人事の中でも部門が分けられて募集されることが多い
人事の仕事は大きく4つに分けられるのですが、大手企業の場合はそれぞれの部門に分けられて、部門ごとに求人を募集するケースが多いです。
大手企業の人事では、「人材採用・労務・教育研修・人事制度設計」の部門に分けられます。中途採用の募集が多い部門は、人材採用と労務です。
人材採用と労災は自社に対する理解がなくても仕事を担うことができるので、積極的に中途採用がおこなわれています。
その他の部門では、自社の社員が勤めることが多いです。
大手企業の人事に転職するときは、人材採用と労務を狙うようにしてみてください。
人事経験者が大手企業に転職するまでの手順
人事経験者が大手企業の人事に転職するまでの手順は3つに分けられます。
人事経験者で「大手企業へ転職したい」と考えている場合は、下記の手順を参考にしてみてください。
①今までのキャリアの棚卸しをする
人事経験者が大手企業に転職するには、まず今までのキャリアの棚卸しをします。
人事は営業職などのように、明確な実績や経験をアピールしにくい傾向があるので、転職活動を始める前にキャリアの棚卸しをする必要があります。
今までのキャリアの棚卸しをすることで、転職で採用担当者にアピールすべきことが明確に把握できます。
さらに、自分の強みや得意な分野なども理解できるようになるので、まずは今までのキャリアの棚卸しをしてください。
②転職後のキャリアプランを明確にする
キャリアの棚卸しが完了すると、転職後のキャリアプランを明確にします。
キャリアプランとは、自分の将来像を明確にして、理想としている将来に向けて構築された具体的な計画行動のことを指します。
キャリアプランは働き方に大きく関わるため、転職で質問されるケースが多く、明確に答えることで転職成功率を高められます。
そして、転職後のキャリアプランを明確にすることで、大手企業の人事に転職したことを後悔しにくくなります。
「なぜ、大手企業の人事に転職するのか」ということを、キャリアプランと同時に考えることが大切です。
③転職エージェントから「非公開求人」を紹介してもらう
転職後のキャリアプランが明確になると、転職エージェントに登録します。
「転職サイトでは、ダメなの？」と思われるかもしれませんが、大手企業の求人は「非公開求人」として募集されるケースが多いです。
非公開求人とは、転職サイトに公開されない求人なので、転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーに紹介してもらう必要があります。
また、転職エージェントでは、非公開求人の紹介以外にも、面接対策や書類の添削など転職に関することをサポートしてくれるため、大手企業の人事へ転職しやすくなります。
転職エージェントでサポートを受けても、料金が発生することはないので、安心して利用してください。
そして、紹介された大手企業から採用してもらえれば、大手企業の人事へ転職できます。
人事経験者は上記の3つの手順を参考にしてみてください。
人事未経験者が大手企業に転職するまでの手順
人事未経験者が大手企業に転職するまでの手順は、大きく5つに分けられます。
3〜5までの手順は上記でお伝えした「①〜③」になるので、1〜2までの手順をご紹介します。
人事未経験者から大手企業の人事に転職したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
①ベンチャー企業や中小企業の人事へ転職する
大手企業の人事に関する求人では、経験の有無を問われることが多いです。
募集要項に「経験者のみ」と掲載されていることが多いので、まずは人事の経験を積む必要があります。
未経験者でも歓迎してくれるのは、ベンチャー企業や中小企業です。
また、IT業界は企業規模の拡大として未経験の人事でも積極的に採用している企業が多い傾向があります。
しかし、無知な状態の人材を採用してくれる企業はありません。
人事に関する知識や求められるスキルを理解したうえで、未経験でも採用してくれる企業へ転職しましょう。
②人事の経験を3年以上積む
ベンチャー企業や中小企業の人事に転職することができれば、3年以上の経験を積みます。
大手企業の求人には「〇年以上の経験者」と経験年数が定められることがあり、一般的には3年以上と定められることが多いです。
そのため3年以上の人事経験を積むようにしてください。
人事経験を積めば積むほど大手企業へ転職しやすくなるのですが、35歳以上の転職では一気に転職難易度は高くなるので、経験の積みすぎには注意が必要です。
3年の人事経験を積むと、大手企業への転職活動を始めることをおすすめします。
そして、3年以上の経験を積むと、上記でお伝えした「①〜③」の手順を参考にしてください。
人事未経験の場合は大手企業に転職するまで時間がかかりますが、転職できないわけではないので、諦めないようにしてください。
大手企業の人事に転職するときの注意点
大手企業の人事に転職するときには、いくつか注意すべき点があります。
大手企業の人事に転職したことを後悔しないために、下記の注意点を参考にしてみてください。
福利厚生や職場環境を確認する
大手企業の人事に転職するときは、「大手企業ならどこでも良い」という考え方になってしまうことが多いのですが、しっかりと福利厚生や職場環境などを確認するようにしてください。
「大手企業ならどこでも良い」という考え方で、転職先を決めてしまうと、転職したことを後悔する可能性が高くなります。
大手企業の中でも、福利厚生が整っていなかったり、働きやすい環境ではないことが考えられるので、安易に転職先を決めることは注意が必要です。
転職先が決まるまで時間がかかる可能性がある
大手企業の人事の求人は他の職種に比べると少なく、目指している方も多いのですが、転職先が決まるまで時間がかかる可能性があります。
大手転職サイトの「マイナビ」でも、人事の求人は約300件しか取り扱っていません。
そのうち大手企業の求人は、100件程度だと思います。
転職できるまでの期間は人によって異なりますが、1年以上かかる可能性も考えられるため、働きながら転職活動をおこなうことが大切です。
退職してしまうと、転職先が決まるまで「無職」になるので、仕事と転職活動を両立するようにしてください。
転職する企業の業界を意識する
さまざまな業界に大手企業がありますが、転職するときは「今後の成長が見込める業界なのか」ということを意識することが大切です。
もし、衰退している大手企業に転職してしまうと、転職したことを後悔することになります。
「今後の成長を見込めるのか」ということを判断するのは難しいかもしれませんが、企業の業績などは確認するようにしてください。
大手企業の転職に強い転職エージェント
上記の手順でお伝えした通り、大手企業の人事に転職するには、転職エージェントを活用することが大切です。
そこで大手企業の転職に強い転職エージェントを2社ご紹介します。
転職エージェントは併用しても問題ないため、気になるものがあれば登録してみてください。
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dodaは「パーソルキャリア株式会社」が運営している業界最大級の総合型転職エージェントです。
dodaで取り扱っている求人は10万件を超えていて、人事の求人は約2,000件取り扱っています。
大手企業の求人を専門に取り扱っているわけではありませんが、業界最大級の転職エージェントになるので、大手企業の求人を多数取り扱っていて、キャリアアドバイザーのサポートも充実しています。
各業界に精通しているキャリアアドバイザーが在籍しているので、業界ならではのサポートを受けることも可能です。サポート力を重要視したい方に、dodaがおすすめです。
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ビズリーチは「株式会社ビズリーチ」が運営しているハイクラスの求人に特化している転職エージェントです。
管理職や専門職などの求人を中心に取り扱っていて、人事の求人は約1,500件取り扱っています。また、取り扱っている求人の30%が年収1,000万円を超えています。
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大手企業の人事に転職するには経験が求められる
この記事では大手企業の人事に転職することについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか？
大手企業の人事に転職することは可能なのですが、人事経験が求められるケースが多いです。
人事経験がある方はスムーズに転職できるかもしれませんが、経験がない方は3年以上の人事経験を積む必要があります。
未経験者の場合は、大手企業の人事に転職できるまで時間がかかるかもしれませんが、転職することは可能です。
この記事でお伝えした内容を参考にして、大手企業の人事へ転職しましょう。
