この記事では、稼げる女性エンジニアは本当に少ないのかどうか、そして女性エンジニアによくある悩みやその解決方法のヒントについて紹介していきます。
最後に育児との両立を助けるためのサービスもいくつか紹介しています。
知識として知っておくだけで選択肢が広がる可能性もあるので、自分がまだ知らないことがないか、これを機会にぜひチェックしてみてください。
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稼げる女性エンジニアは本当に少ないのか?
稼げる女性エンジニアは確かに男性エンジニアに比べると少ないですが、そもそも女性エンジニアの数が男性と比較してかなり少ないというのもありますし、これは何もエンジニアだけに限った話ではありません。
他の職種の場合も、女性は結婚や出産で仕事を辞める人が多いため、どうしても平均年収は低くなりがちです。
ちなみに転職サイトDODAの調査によると、SE・プログラマや、WEBサービスエンジニアの平均年収は、それぞれこのようになっています。
職種 | 平均年収 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
SE・プログラマ | 433万円 | 443万円 | 394万円 |
WEBサービスエンジニア | 434万円 | 447万円 | 379万円 |
ちなみに技術系( IT / 通信 )の平均年収は様々な職種の中でも比較的高めです。
また女性の方で希望する人が多い職種の事務 / アシスタント系は329万円、販売 / サービス系は326万円なので、女性の中ではたくさんの金額を稼いでいる人が比較的多い職種といえます。
女性エンジニアの数は他の職種よりも圧倒的に少ない
女性エンジニアの割合は、他の職種よりも少なめです。
マイナビエージェントの調査によると、システムエンジニアやプログラマの男女比は(男性:76パーセント 女性:24パーセント)、サーバーエンジニアの男女比は(男性:84パーセント 女性:16パーセント)という結果になりました。
ちなみに代理店営業という職種の男女比は(男性:64パーセント 女性:36パーセント)、WEBプロデューサー・ディレクター職の男女比は(男性:60パーセント 女性:40パーセント)となっています。
女性がエンジニアになると、働き方の選択肢が広がる可能性が高い
ただし女性だからエンジニアになるのが難しいわけではありません。
もともとエンジニアのような仕事に対して男性のほうが興味が強いだけで、しっかりとしたスキルがあれば女性でもエンジニアになることは可能ですし、むしろエンジニアは人手が足りていないので、ITスキルがある人にとっては狙い目の職種ともいえます。
実際にエンジニアとして働いている女性の人の中にも、事務職・介護職などから異業種に転職しようと考えている女性には、ぜひエンジニアになることをすすめたいという人もいます。
未経験の女性がエンジニアを目指したり、そのままエンジニアとして働き続けることはそこまで間違った選択ではなく、むしろエンジニアとして働くことで、今よりもさらに柔軟に働けるようになる可能性があると考えています。
女性エンジニアによくある悩み
女性エンジニアがキャリアのことで悩む際は、他の職種の女性の場合とほぼ一緒で、
- 結婚や出産で今まで通りの働き方が出来なくなったりする
- 女性の管理職やロールモデルとなる同性の人が少ないので、取るべき対応の正解や解決方法が分からない
こういったことで悩む人が多いようです。
特に出産する際は、必ず職場を離れることになり長ければ一年以上ブランクが出来てしますので、技術的な部分で遅れをとってしまう可能性もあります。
そしていざ復職しても、子供が小さいうちは保育園に迎えにいく必要があったり、急に熱を出してしまったりした場合はそのまますぐに駆けつけなければいけないので、仕事と両立させるのが現実的ではなかったりします。
女性エンジニアの悩みを解決策
上のような悩みを解決するためには、まずは自分の状況を理解して協力してくれる環境が必要になりますが、現在の職場でそういった理解を得たりサポートしてもらうのが難しい場合は、働いている環境を変える必要があります。
悩みの解決策としては、大きく以下の3つの方法があると考えます。
- WEB業界の比較的規模が小さい会社に転職する
- 社内SEに転職する
- エンジニアとしての知見をいかして他の職種にキャリアチェンジする
① WEB業界の比較的規模が小さい会社に転職する
現在SIerでSEとして働いている人は、 WEB業界に転職する方が働きやすくなる可能性が高いはずです。
SIerは古い体質の会社も多いと言われていますし、下請けの会社の場合は残業時間も多いです。
あと何よりBtoBのクライアントワークになるので、そもそも業務をコントロールしにくいです。
一方でWEB系の会社の場合は、社風も比較的自由で、規模が小さい会社であれば経営者との距離も近くなるので、働く環境についても交渉しやすくなります。
また、エンジニアとしてしっかりとしたスキルがあれば、リモート勤務を許可してもらえる可能性も高いです。
規模が小さい会社は人手が足りていないことが多く、エンジニアは特に貴重な存在になります。
仕事でしっかりとした成果が出せて、会社にとってなくてはならない存在になれれば、自分の意見が通る可能性が高いのでがんばりましょう。
② 社内SEに転職する
2つ目の方法は社内SEに転職するという方法です。
社内SEの仕事はクライアントワークではなく、事業会社で会社の社員や外注スタッフの人を相手にする仕事なので、実際に現場で開発するエンジニアとして働くよりも、確実に仕事がコントロールしやすくなります。
- 残業が少なくワークライフバランスを保ちやすい
- 裁量権が大きく、自分で業務をコントロールしやすい(社内SEが自分一人になる場合も)
- 社内SEに転職して年収アップする人が多い
- 自分が企画・改善したことの成果が見えやすい
- クライアントワークではないので仕事のペースなどをコントロールしやすい
このように、社内SEになるとたくさんの利点があります。特に「残業が少なくワークライフバランスを保ちやすい。」という利点は、実際に転職した多くの人が挙げるポイントで、逆にゆるすぎてマンネリを感じてしまうという意見もあったりします。
ただ、IT・WEB業界ではなく一般の事業会社で働くことになるので、体質の古い会社だと女性というだけで不利になってしまう可能性もあります。
③ エンジニアとしての知見をいかして他の職種にキャリアチェンジする。
これまでのエンジニアとしての知見をいかして、転職エージェントで転職活動のサポートをするコンサルタントになったりするなど、全く別の職種にキャリアチェンジするのもひとつです。
年収は下がってしまうかもしれませんが、Caster.Bizという会社では在宅でクライアントの秘書業務を担当する「オンラインアシスタント」という仕事を募集しています。
こういった働き方であれば、育児と仕事を両立させやすくなるのではないでしょうか。
あとWANTEDLYを利用すると、在宅勤務OKの求人がたくさん見つかるのでチェックしてみてください。
2018年11月時点で、「中途採用」「在宅勤務」で、約690件の求人がヒットします。
フリーランスのエンジニアになるのもひとつ
上で3つの解決策を紹介しましたが、プログラミングが好きで苦ではない場合は、フリーランスのエンジニアになるのが実は一番いい解決方法になるかもしれません。
フリーランスというと一般的にリスクの大きいイメージがありますが、エンジニアの場合はフリーランス向けのエージェントがあるおかげで、途中で案件が途切れてしまって困るということはなく、安定して仕事を続けることができます。
一度フリーランスのエンジニアになったからといってずっと続ける必要はなく、育児が落ち着いたら会社員に戻ることもできますし、フリーランスとして短期スパンで色々な現場を経験できるので、戻るにしてもスキル的に成長した状態で戻れる可能性もあります。
ちなみにエンジニアとしての実務経験が3年以上あれば、企業に常駐する働き方にはなりますが、フリーランスになるだけで、週5日勤務で最低でも毎月50万円以上稼ぐことができます。
フリーランスエンジニアになるメリット
- スキルがあれば週3日の案件で月60万円稼ぐことも可能(週2日で50万円の案件もある)
- 交渉次第でリモートでの勤務も可能
- 最短3ヶ月スパンで色々な現場を経験できる
- 正社員よりも昇給しやすい(2年間で600万円以上年収がアップした人も)
などなど、フリーランスエンジニアになるメリットはこのようにたくさんあります。
フリーランスエンジニアになるリスク
一方で老後の年金対策を自分でする必要がある事や、カード・ローンの審査に通りにくくなるというデメリットもあります。
育児期間中など短期間限定でフリーランスになる場合は大丈夫ですが、ずっと長くフリーランスとして働いていく場合は、国民年金基金やIdecoに加入したり、会社員のうちにカード・ローンの申し込みをするなど対策が必要です。
フリーランスエンジニア向けのエージェントを利用するメリット
- 案件が途切れないように自分の代わりにエージェントが仕事を探して紹介してくれるので、安定して案件を受注できる
- 契約書や請求書を代わりに作成してもらえる
- 自分の代わりに報酬額の交渉をしてくれる
- 在宅勤務など労働条件の交渉をしてくれる
エージェントを利用するメリットはこのようにたくさんあります。
エージェントを利用すると基本企業に常駐する働き方が中心になりますが、在宅勤務など、労働条件の交渉を自分の代わりにしてもらうことも可能で、リモートで案件に参加できる可能性もあります。
フリーランスエンジニア向けのエージェントやサービス
最後にフリーランスエンジニア向けのエージェントやサービスを5つ紹介しておきます。
フリーランスエンジニアとして働くことを検討したい場合は、実際にエージェントに登録して相談してみるのが早いです。
登録は無料ですし、電話で相談に対応してくれるエージェントもあるのでチェックしてみてください。
1.レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、フリーランスエンジニア向けのエージェントの中で一番紹介している案件数が多く、報酬の支払いが一番早いのが特徴です。
また会社に訪問しての登録だけではなく、電話での登録や相談にも対応しています。
レバテックフリーランスの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
2. ギークスジョブ
ギークスジョブはゲーム業界の案件に強く、紹介している案件数もバテックフリーランスに次いで2番目に大きいエージェントです。
なお東京だけではなく、大阪、福岡、名古屋にも支店があります。
geechs job(ギークスジョブ)の口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
3. MIdworks
MIdworksは安定性をウリにした、フリーランスエンジニア向けのエージェントで、条件を満たしていれば報酬の8割を保証する給与保証制度や、社会保険料の半額をエージェント側が負担してくれる制度などを用意しています。
Midworks(ミッドワークス)の口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
4. codeal
codealはフリーランスエンジニア向けのエージェントではなく、リモート案件の掲載が多い求人サイトです。
週1日と週2~3日、完全リモートなどの案件も多いのでチェックしてみてください。
5. Wantedly
先ほど上でも紹介しましたが、Wantedlyでも在宅案件の仕事が多く見つかります。
書類選考なしで面接に進めることも特徴です。