皆さんの職場には、尊敬したくなる上司はいますか?
反対に、尊敬できない上司のもとで毎日お仕事をされている方も多いかもしれません。
毎日関わる人だからこそ、なるべくストレスを抱えずに仕事をしたいものです。
今回は、尊敬できない上司との関わり方や気持ちの切り替え方などをご紹介します。
これは上司に限った話ではないので、人間関係に悩んでいる方もぜひ読んで参考にしてみてください。
目次
尊敬できない上司と尊敬したくなる上司の特徴は?
尊敬できない上司、尊敬したくなる上司にはいくつか特徴があります。
どんな人が尊敬できなくて、どんな人が尊敬したくなるのでしょうか。それぞれ挙げてみましょう。
尊敬できない上司の特徴7つ
①文句が多い
部下がしたことに対して、文句ばかりを口にする。あら探しばかりで、良いところを探そうとしない。
② 威圧感がある
その上司がいるだけで、部下が緊張してしまう空気が生まれる。上司がいるときといないときでは仕事の進むスピードも異なっている。
③気まぐれ
部下への指示が気まぐれで変わり、指示の内容も曖昧。状況を把握していないため、むちゃな要求をしてくる。
④感謝の言葉がない
したことに対して、「お疲れさま」や「ありがとう」といった一言がない。やって当たり前というような態度で接してくる。
⑤叱ることばかり
できていないところばかりを指摘して、できているところや進歩したところを褒めない。叱るときの言葉も強く、感情的。
⑥人遣いが荒い
部下が抱えている仕事の状況を考えずに、指示を出す。個人的なことで、部下をつかおうとする。
⑦無責任
責任感がなく、失敗を部下に押し付ける。いざというときに、頼りにならない。
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尊敬したくなる上司の特徴7つ
① 笑顔が多い
笑顔を忘れず仕事をしている。
② 穏やかで優しい
感情的にならず穏やかで、優しさがある。部下が話しやすい雰囲気をつくってくれる。
③ 感謝の言葉をかけてくれる
指示に対してやったことにも、必ず感謝の言葉をかけてくれる。直した方がいい点だけではなく、良かった点も伝えてくれる。
④ 一社員として頼りにしてくれる
経験が浅くても、社員の一人として関わってくれる。教えてくれる中にも、頼りにしているということがしっかりと伝わってくる。
⑤ 期待してくれる
部下の能力を理解し、期待してくれる。期待しているということを、言葉や態度で伝えてくれる。
⑥ 的確なアドバイスをくれる
部下が失敗したことに対してただ叱るのではなく、次につながるようなアドバイスをくれる。
⑦ 仕事ができる
状況を把握しており、指示も的確で分かりやすい。面倒な仕事も後回しにせず、余裕をもって仕事をする。
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尊敬できない上司に対するモヤモヤをどう対処するか?
どんなに尊敬できない上司がいても、仕事ということもあり、まったく関わらないようにするというのは難しいと思います。
まずは、感じたモヤモヤを減らすことから考えてみませんか。
モヤモヤを吐き出す
感じたモヤモヤを、そのままにしないことが大切です。
同じ上司のもとで働く部下同士であれば、同じようなモヤモヤを感じているかもしれません。
話せる人が周りにいる人は、まずお互いに吐き出してみてください。
尊敬できない上司というのは、他の会社にも存在します。
同じ会社の人に限らず、身近な人に、まず抱えているものを言語化して自分の外に出してみましょう。
根本的な解決策にはならなくても、すこし気持ちがすっきりするかもしれません。
たとえそれが愚痴であっても、吐き出すことに意味がある場合もあります。
気持ちを切り替えてみる
尊敬できず、仕事をする上でも悪影響を与えてくる人に対して、あなたがモヤモヤして仕事もはかどらなくなるというのは、あなた自身が苦しくなってしまうばかりです。
仕事ということもありどうしても関わらなければならない場面もありますが、会話は必要最小限に留め、自分の仕事に集中したいものです。
上司に対しての不満にばかり囚われてしまうことが無いように、リフレッシュの時間をこまめにつくったり、自分の味方をつくったりして、落ち着いて仕事ができる環境を整えていきましょう。
上司に対する考え方を変えてみる
どんなに尊敬できなくても、当然ですが上司もあなたと同じ人間です。
人から尊敬されないような態度であることには、もしかしたら何か原因があるのかもしれません。
無理に相手に気持ちを寄せる必要はないかと思いますが、あなたの心に余裕があるときには、あなたの方から何かひとこと言葉を付け足してみることで、張りつめている空気が変わる場合もあります。
あくまでも、あなたの気持ちが一番です。気持ちよく仕事ができる環境をつくるために、できることから工夫してみましょう。
尊敬できない上司のもとで前向きに仕事をするには?
大切なのは、あなたが尊敬できない上司に振り回されず、前向きに仕事に取り組めるような状態をつくることです。
辞めるという選択肢もありますが、様々な理由でそれができない人もいるかと思います。
常にポジティブな状態で仕事をするのは、かなり体力や気力が必要です。
よくない環境のなかでも、まずはできることから工夫してみましょう。
自分の仕事に集中する
まず、あなたの抱えている仕事に集中することが大切です。
尊敬できない上司が近くにいることで気持ちが振り回されてしまうこともあると思いますが、まずは自分の仕事を淡々とこなしていくだけで十分です。
尊敬できない上司を反面教師にする
尊敬できないのであれば、反面教師にして自分が尊敬される上司になるための参考にしてしまいましょう。
上記にも記載した尊敬できない上司の特徴も、反対に考えれば尊敬したくなる上司の特徴になります。
尊敬できない部分を参考にして、あなたが部下を抱える立場になったときに、同じような思いを部下にさせないことが大切です。
どんなに尊敬できなくても、仕事で必要な会話はしっかりと
尊敬できないからと言って、仕事で必要なやり取りに手を抜いてしまっては本末転倒です。
どんなときでも、必要な会話はしっかりと交わして仕事をすることがあなた自身のこれからにもつながると思います。
尊敬できない上司からも学べることはある!
自分が何か失敗をしたときに、そこから学ぶことはたくさんあると思います。
すこし冷静になって自分の失敗を振り返ったとき、次はこうしてみようという工夫につながるのです。
尊敬できない上司にも同じことが言えると思います。
反面教師にするということも書きましたが、尊敬できないと感じることというのは、“こんなとき自分だったらどうするのか”ということを考えるきっかけになるのです。
例えば、部下を叱ってばかりいる上司を見て、あなたは何を考えますか?
その上司は、どんな叱り方をしているのでしょうか。
もしあなたが叱られる立場になったとき、何と声をかけてもらえたら、「次はこんな工夫をしてやってみよう」と思うでしょうか。
尊敬できないということは、「そんな人にはなりたくない」「そんなことは言いたくないし言われたくない」という気持ちが含まれていると思います。
人を“叱る”ということは、とてもむずかしいことだと思います。
叱り方ひとつで、相手を必要以上に傷付けてしまう可能性だってあるのです。
反対に、叱られ方によって相手のやる気を引き出し、レベルアップする可能性もあります。
“叱る”ことの裏側には、相手にどうなって欲しいのか、何を考えて欲しいのかという思いがあります。
叱る側はその伝え方に工夫が必要ですし、それを受け止める側も自分がなぜ叱られているのかを考える必要があるのです。
尊敬できない上司の叱る姿をひとつとっても、考えるきっかけになることはたくさんあります。
自分自身が相手に不快な思いをさせないためにも、学びにかえてしまうことで視野が広がります。
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上司に限った話ではない
今回は職場の尊敬できない上司を扱っていますが、これは上司に限った話ではありません。
仕事をしていれば、先輩、後輩、同僚、取引先の人など多くの人と関わることになります。
そういった関係の人のなかにも、よく思えない人というのはいるかと思います。
それでもやはり仕事となると、関わらざるを得ないですよね。
上司以外の人とは、どのように関わればよいのでしょうか。
先輩、後輩、同僚との関係
上司にもいえることですが、どこか尊敬できるところがないと、関わることを避けたくなる気持ちが出てきます。
日頃から会話をすることはとても大切なことだと思います。
会話をしておくことで、気持ちを伝えやすくなったり、仕事もスムーズに進みやすくなったりします。
近い距離で仕事をする人たちだからこそ、基本的な挨拶や伝達をしっかりとすることが大切です。
取引先や外部の人との関係
先輩、後輩、同僚などど比べると、仕事の内容にもよるかと思いますが、顔を合わせる頻度は少なくなります。
毎日のように顔を合わせなくて済むという点はありますが、時どきだからこそ、自分から基本的なことをしっかりとやっておく必要があります。
何より会社同士のやり取りになるので、できる限り気持ちを切り替えて、お互いに気持ちよく仕事ができる雰囲気づくりを心掛けたいですね。
どんな仕事にもコミュニケーション能力が求められる
コミュニケーション能力は、どんな仕事にも求められます。
苦手な相手だからこそ、自分から日頃のコミュニケーションを工夫していくことが大切です。
コミュニケーションにおいて基本的なことは、苦手な相手だからこそ、自分から行動してみることがよりよい職場づくりにつながります。
そのためには、あなた自身の心に余裕を持つことが大切です。
自分のストレス発散方法を知りましょう
心に余裕をもって仕事をするために、自分に合ったストレス発散方法を知っておくことが大切です。
ストレス発散方法は様々なところで紹介されていますが、自分が好きなものや興味を持ったものでストレス発散につながりそうなものは、積極的に取り入れてみるとよいかと思います。
本当につらいときは…
上司の影響で、今の職場の職場が本当につらいという人。
会社を辞めるということもひとつの方法です。
仕事を失うことは不安だと思いますが、今いる職場がすべてではないのです。
ひとりだけで判断しようとせずに、信頼できる人に相談しながら、結論を出してほしいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。尊敬できない上司で悩んでいる方はたくさんいるかと思います。
以上の対処法や解決策を参考にしながら、身近で信頼できる人の力を借りて、まずは工夫できるところから始めてみてはいかがでしょうか。