「接し方が常に威圧的だけど、どこからがパワハラか分からないから、訴えられない!」
「明らかに能力以上の指示をしてくるし、会話もずっと罵声。もううんざり。」
上司からのパワハラが原因で、こんな悩みを持っていませんか?
また「残業の強要で睡眠時間が取れなくて、うつになってしまった。」など、すでに精神がボロボロになっている方も多いですよね。
そこでこの記事では、パワハラ上司の5つの特徴やパワハラの定義、上司への仕返し方法を解説しています。
実際のパワハラ相談事例も紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
目次
パワハラ上司の5つの特徴
パワハラをする上司の特徴は、以下の5つです。
- 身体的にダメージを与えている
- 言動で精神的な苦痛を与えている
- 過大な業務指示をする
- 雑用しか指示しない
- プライベートに干渉してくる
それぞれの特徴について詳しく解説するので、上司が同じ特徴を持っていたら、迅速に対処しましょう。
身体的にダメージを与えている
身体的に苦痛を与えるのはパワハラで、証拠が残ることが多く、訴訟を起こしやすいです。
職場で頭を叩かれたり、椅子を蹴られたりした経験のある方は、すぐにパワハラを訴えましょう。
年齢の高い上司によくある傾向で、「昔はこんなの当たり前だった」と意味の分からない理論で苦痛を与えてきます。
暴力を不思議に思わない雰囲気が職場にあるのなら、すぐに退職したほうが良いでしょう。
根付いた社風はそう簡単に消えないため、別の会社に転職して新しい人生を歩むのがオススメですね。
言動で精神的な苦痛を与えている
パワハラをする上司は、言動で精神的な苦痛与えるという特徴があります。
言動でのパワハラはボーダーラインも多く、どこからがパワハラなのか分かりにくい部類です。
「お前マジでなんもできねえな」などの人格否定は明らかなパワハラですが、「こんなこともできないの?」だとパワハラとは判断できません。
結論、受けた側がどう感じるかに依存するので、精神的に苦痛を受けた場合は弁護士に相談するのがオススメ。
その際は、ボイスレコーダーなどで証拠の音声を用意しておくと良いでしょう。
過大な業務指示をする
パワハラ上司には、明らかに能力の範囲を超えた業務を押し付けてきます。
「どう考えても他の社員と比べて自分の仕事が多すぎる」と感じたら要注意で、自分だけ残業時間が伸びていたらパワハラ確定です。
上司に指摘しても「君の成長のためだ」と言い捨てられるので、さらに上の上司や人事部に相談するのがオススメ。
上司の短期間謹慎や部署異動などの穏便な解決策を取ると、その後の職場の雰囲気も良くなりますね。
雑用しか指示しない
雑用しか指示しない、あるいは雑用を自分にしか指示しない、などもパワハラ上司の特徴です。
例えば「頻繁に掃除や書類のコピーを頼まれる」が雑用に当たり、本来の業務に支障が出てしまいます。
その後、本来の業務が遅れたことに対して文句を言ってきたら、パワハラ上司確定。
パワハラの程度としては低い方なので、まずは上司に直接言うのが良いですね。
話し合いをした結果「この上司ダメだわ」と感じたら、人事部やさらに上の上司などに相談して、しかるべき対処を取ってもらいましょう。
プライベートに干渉してくる
パワハラ上司には「必要以上にプライベートに干渉してくる」という特徴もあります。
具体的には「旅行のお土産強要や」「しつこく飲み会に誘う」などがあり、プライベート時間を奪い取るという特徴です。
また、女性へのセクハラまがいの行為も多く、最近ではSNSの情報をもとにしたセクハラ発言も多くあります。
例えば、「SNS見たけど、熱海に旅行に行ったんだね。どこのホテルに泊まったの?」こんなケースがあり、いきなり言われたら気持ち悪いですよね。
セクハラ発言は受け取る女性側によっても変わりますが、常識の範囲を超えていると感じたら、すぐに弁護士に相談しましょう。
どこからパワハラなの?パワハラの5つの定義とは
上司にパワハラまがいのことを受けているが、実際どこからがパワハラなのか分かりませんよね。
具体的なパワハラは、以下の5つの定義を含んでいます。
- 職場での地位を利用している
- 人格否定や尊厳を侵害している
- 業務指示が従来の常識を超えている
- 身体的な苦痛を与えている
- 嫌がらせが継続的に行われている
それぞれの定義について、詳しく解説します。
職場での地位を利用している
職場での地位や優位性を利用した攻圧的な言動は、パワハラに当たります。
「上司にはNOと言えない」ことを利用して苦痛を与えているので、立派なパワハラだと立証できますね。
特に、40年以上続いているような会社だと「上司の命令は絶対」的な雰囲気があり、注意が必要です。
古風な会社でパワハラを受けたのなら、職場改善は難しくなるため、退職するほうがオススメですね。
人格否定や尊厳を侵害している
威圧的な態度や罵声によって、部下の人格否定をしている上司は、パワハラに当たります。
例えば「お前って本当に気が使えないよな」や「お前なんかどこの会社も拾ってくれねえよ」などは人格否定と言えますね。
人格を侵害する発言は、企業の一員ではなく、一人の人間として否定しているため、通常の生活ではありえません。
ストレスがたまり続けるくらいなら、部署異動するか退職するかを選択するのがオススメです。
うざい…言葉遣い・態度の悪い上司の対処法12選!体験談も紹介
業務指示が従来の常識を超えている
明らかに能力以上仕事量を任されたり、従来の常識を超えた業務指示があるなら、パワハラと言えます。
例えば「他と比べて自分の作業量だけ多く、残業を強制された」はパワハラに当たり、速やかな対処が必要です。
ただし、ポテンシャルを見込んで業務を任されている場合もあるので、上司の真意を確認するのが先ですね。
上司の意見を聞いたうえで納得できないなら、すぐに人事部に相談しましょう。
身体的な苦痛を与えている
身体的な苦痛を与えることは、当然パワハラに当たります。
例えば「椅子を蹴ってくる」「頭をはたかれる」などが身体的な苦痛の対象で、迅速な対処が必要です。
証拠が残りやすくどう考えても上司が悪いため、直接上司に言うだけで解決するはず。
指摘しても改善の余地がないのなら人事部に相談、あるいは証拠を提示して脅すのもスカッとするでしょう。
ただし、証拠を悪用して脅すのだけはやめてくださいね。法的にどちらも悪くなってしまうので。
嫌がらせが継続的に行われている
パワハラを実証するには、前述のようなパワハラ行為が継続的に行われている必要があります。
「一回だけ罵声を受けた」ではパワハラとは言えず、法的にも強みはありません。上司にだって間違いはありますし。
ただし、暴力によるパワハラなら話は別で、部下に暴力をふるう正当な理由がなければ、優位的な処置をとれるでしょう。
言動によるパワハラに関しては、継続的であることが重要なので、証拠を残すことに注力してくださいね。
職場でのパワハラにあたるハラスメント
パワハラは全部で30種類以上ありますが、職場でよくあるパワハラを5つまとめます。
セクハラ(セクシャルハラスメント) | 性的な嫌がらせ |
---|---|
モラハラ(モラルハラスメント) | 言動による精神的な嫌がらせ |
アルハラ(アルコールハラスメント) | アルコールを強要するいやがらせ |
マタハラ(マタニティハラスメント) | 妊娠女性に対しての嫌がらせ |
ジェンハラ(ジェンダーハラスメント) | 男女差別の嫌がらせ |
数年前に話題になったアルハラも、セクハラ・モラハラと並んで王道的なパワハラになっています。
また女性に対してのパワハラも多く、出産後の職場復帰は厳しく見られますし、「女性にこんなことできないだろ」というような男女差別も。
女性にとって働きやすい環境が整ってきてはいますが、まだまだ課題は多いですね。
パワハラ上司への仕返し方法と相談先
パワハラ上司への仕返し方法や、パワハラに関しての相談先は以下のようになります。
- まずはデータに残る証拠をそろえる
- パワハラの労災を会社に認めさせる
- 弁護士・労働環境改善団体に相談する
- パワハラ情報を拡散する
- パワハラ訴訟で裁判を起こす
それぞれについて、詳しく解説します。
まずはデータに残る証拠をそろえる
パワハラをした上司に仕返しをするなら、まずはパワハラの証拠をそろえましょう。
音声や動画などの証拠をそろえることで、会社に公的機関にもパワハラを認めさせることが可能。
法的手段も取れるので、まずは自分が上司によって苦痛を受けた証拠をデータとして集めてください。
その後に、自分がスカッとする手段を取りましょう。
パワハラの労災を会社に認めさせる
パワハラの事実があり労災(労働災害)が認められれば、会社も動かざるを得ません。
会社としてもパワハラ上司の存在をほっとけませんし、動かなければ会社の信用問題につながってしまいます。
パワハラの場合に認定される労災認定基準は以下の3つです。
- うつなどの精神障害に陥った
- 精神障害発症前に半年間にわたる心理的負荷があった
- 発症に至る半年間で職場以外の心理的負荷はなかった
この基準を達成すれば労災が認められ、会社に処置を求められますね。
また申請する手順は以下の3ステップです。
- 労働基準監督署で申請書を提出する
- 診断書を受け取る
- 診断書を提出し労災を認めてもらう
上司のパワハラによって精神障害を患ってしまったら、積極的に労災制度を利用してくださいね。
弁護士・労働環境改善団体に相談する
証拠をそろえて、弁護士あるいは労働環境改善団体に相談するのもオススメです。
法的処置を取りたいのであれば弁護士に、メンタルケアや職場環境改善を望むなら労働改善機関に相談しましょう。
労働改善機関はメンタルケアを中心とした「心の耳」や、パワハラ相談窓口の「明るい小場応援団」などが良いですね。
パワハラ情報を拡散する
上司のパワハラにどうしても怒りが収まらないのなら、週刊誌やSNSを利用してパワハラの証拠を拡散するのもアリですね。
パワハラの程度にもよりますが、証拠動画があればかなり話題性を呼ぶニュースになります。
情報の拡散によって企業のイメージが陥落したら、今まで積もった怒りが爆発し、かなりスカッとするでしょう。
しかし、陥落した企業イメージによって多くの人が失業するため、あまりお勧めできません。
悪いのは会社全体ではなく、パワハラをした上司であることを再確認してから仕返しをしてくださいね。
パワハラ訴訟で裁判を起こす
上司のパワハラ行為によって損害があったのなら、民事裁判を起こして損害賠償を求めることもできます。
ただし、重度のパワハラでないと裁判を起こすのは難しいですし、長期間の体力消費も避けられません。
したがってコスパを考えた時にあまり良い方法とは思えませんが、パワハラの程度が身体的に重いモノなら、行動に移すのもアリでしょう。
パワハラ訴訟に必要なお金と証拠
パワハラ訴訟に必要な証拠は以下の3つです。
- パワハラを受けた事実を示す証拠
- パワハラを継続的に受けていた証拠
- パワハラによる実害を証明する証拠
以上は裁判を行う上で必要不可欠な内容のため、必ず用意しましょう。
また、民事裁判を起こすのに必要な手数料は10万円ほどで、訴訟額の目安は50万円~100万円です。
時間とお金を考えると、あまり効率の良いものではありません。
パワハラ上司に一矢報いたいだけであれば、わざわざ裁判を起こす必要はないかもしれませんね。
上司のパワハラを穏便に逃れる5つの対処法
上司のパワハラを穏便に処理したい方にオススメの対処法は、以下の5つです。
- 証拠をそろえて人事部に相談する
- パワハラをすべて無視する
- 断るスキルを身に付ける
- 教務効率を上げる
- 改善をあきらめて退職する
それぞれの対処法について、詳しく解説します。
証拠をそろえて人事部に相談する
パワハラの証拠をそろえて人事部に相談することで、正当な処置をしてもらうのがオススメです。
実際に企業が取った処置には、以下のようなものがあります。
- 上司の減給・停職
- 上司の異動・退職
- 部下の異動
基本的にはお互いを離して接触しないようにしつつ、上司には収入面でペナルティを与えることが多いです。
会社単位での処置なので、かなり穏便に済ませることができるので、オススメですね。
パワハラをすべて無視する
パワハラ発言自体をすべて無視し、そのまま業務を進めるのも一つの手です。
いじめや嫌がらせは無視していれば無くなる物なので、上司のパワハラが落ち着くまで無視し続けるのも良いでしょう。
「無視してんじゃねえ」と言われても「パワハラ発言なので無視します」で乗り切れるはず。
とはいってもストレスはたまるので、我慢できなくなったら人事部に相談するのがオススメですね。
断るスキルを身に付ける
明らかに不可能な業務を任される方は、断るスキルを身に付けてパワハラを乗り切りましょう。
まじめで何事も引き受けてしまう方はパワハラの対象になりやすいので、「無理なものは無理」と言えるようになってください。
それでも仕事を押し付けてくるなら、その上の上司や人事部に相談して処置してもらうのがオススメ。
基本的には、業務量パワハラを受けている方は断れればパワハラはやむはずです。
教務効率を上げる
業務効率を上げることで、上司のパワハラ発言をやめさせることも可能です。
職場での上司のパワハラ発言と言えば、「こんなこともできないのか」「仕事おせえな」など、業務に関しての発言なので、パフォーマンスを上げれば黙らせることもできます。
達成するのは難しいですが、自分のスキル上がりますし、パワハラ上司を黙らせることもできるので結構おすすめです!
上司が何も言えなくなるほどの成果を出してしまいましょう!
改善をあきらめて退職する
パワハラ上司の下で働いていた方は、職場の改善をあきらめて退職するケースが多いです。
あきらめる方が多い理由は、パワハラがあったことを証明する難しさにあります。
近年では、言動によるパワハラ発言が話題になっているため、パワハラ上司も問題にならないギリギリの発言で抑えようとします。
そのため確信的な証拠が取りづらく、会社に訴えるにも証拠がそろわないという事例がほとんど。
パワハラ上司と戦うのが馬鹿らしいと感じている方は、さっさと職場を変えて転職するのがオススメですね。
上司からパワハラされやすい人の5つの特徴
上司からパワハラを受けやすい部下の特徴は、以下の5つです。
- まじめで優しい方
- 作業スピードが遅い方
- 嫉妬の対象になる要素が多い方
- コミュニケーションをとるのが苦手な方
- 女性の方
それぞれの特徴について、詳しく解説します。
まじめで優しい方
まじめで優しい方は頼まれた業務を断れないため、明らかに多い内容でも引き受けてしまいます。
だんだんエスカレートしていき、一人だけ残業時間が多くなったり、社内の雑務を一人でこなすようになることも。
何事も断れない性格の方は「無理なものは無理」と言えるようにするか、同僚に頼むのがオススメですね。
作業スピードが遅い方
仕事の作業スピードが遅い方は、パワハラ上司のターゲットになりやすいです。
「お前使えねえんだよ!」というような罵声を受けることが多く、作業で見返すこともできません。
まずは同僚に助けを求め、見て見ぬふりをされるなら退職を検討するのが良いでしょう。
ただし、退職後の転職先で同じ過ちを犯しては意味がないので、自分のスキルは向上させるよう努力してくださいね。
嫉妬の対象になる要素が多い方
嫉妬の対象になる要素が多い方も、パワハラ上司の標的になりやすいです。
例えば、以下のような要素が嫉妬の対象になります。
- 若手女性社員にモテる
- 先輩社員より結果を出す
- 非の打ち所がない
仕事もプライベートも非の打ちどころのない方はパワハラを受けやすく、大量の業務を押し付けられます。
しかし、こういった方は人望もスキルもあるため、自分で解決できるケースが多いですね。
コミュニケーションをとるのが苦手な方
社員とのコミュニケーションを上手く取れない方や、自分の意見を言えない方は、パワハラ上司の標的になりやすいです。
パワハラを直接的に対処するには、同僚に助けてもらうか、はっきり反抗するしかないのですが、どちらの対処法もできたい方はどん底に落ちてしまいます。
自分の意思を伝えられる人間に変わるか、人事部に相談して適切な対処を取るのが良いでしょう。
ただし、対処後の職場では積極的にコミュニケーションをとれる人間に変わらないと、同じ過ちを犯すことになるので、注意してくださいね。
女性の方
女性の方もパワハラ上司のターゲットになりやすいです。
若い女性であればセクハラの対象になりますし、40代以降であれば明らかな差別を受けることが多いです。
「上司が若手女性社員には甘いのに、40代の女性には厳しい態度で当たる」などが差別に当たり、ひどい場合であればすぐに対処すべき。
しかし、女性の年齢差別は決定的な発言証拠を取るのが難しく、パワハラとして実証しにくいため、改善するのは難しいですね。
また、妊娠・出産前後のマタハラも近年話題になっており、まだまだ女性が働くには厳しい環境が残っていると言えます。
これからの女性が同じ被害を受けないためにも、会社に積極的にパワハラを訴えていきましょう。
上司からパワハラを受けた3つの相談事例
実際に上司から受けたパワハラの相談事例を3つ紹介します。
- 遅刻の連絡をしたものの朝礼で公開説教
- パワハラ申告を上長に止められた
- 連続的に罵声を浴びせられてうつになった
それぞれの事例について解説します。
遅刻の連絡をしたものの朝礼で公開説教
会社員4年目のAさんは出勤中に頭痛と吐き気を感じて電車を降り、同僚に遅刻の連絡を入れました。
そのころから会社を休めない雰囲気があり、明らかに体調が悪い状態で泣く泣く出勤。
すると「遅刻すんなら連絡入れろよ!部署全員に連絡しねえと意味ねえだろ!」と上司からいきなりの罵声。連絡は入れたし、伝達もできていたのに。
そのまま社員全員の前に連れていかれ、朝礼の最中に公開説教が始まり、10分弱にわたって罵声を浴び続けました。
その後続いた継続的なパワハラ発言に耐えられなくなり、Aさんは退職を選択しました。
パワハラ申告を上長に止められた
上司から「お前早くやめちまえよ」といったパワハラ発言に困っていたBさん。
同僚の後押しもあり、勇気を出してさらに上の上司に相談をしに行こうとしたところ、パワハラ上司に道をふさがれました。
「上にチクるのは違うんじゃない?上も忙しいんだし、ここで解決しようよ。」と、上長への相談を妨害。
その後、パワハラ発言は多少収まりましたが、今もなおパワハラギリギリの発言に耐えながら働いています。
連続的に罵声を浴びせられてうつになった
あまりコミュニケーションをとる方ではなかったCさん。仕事も遅かったので、日常的に上司から威圧的な発言を受けていたそう。
最初の1年半は我慢していましたが、書類不備で頭をひっぱたかれたことを決め手に、うつになってしまいました。
その後、半年間にわたって無気力な生活が続きましたが、友達からもらった労災の情報で反撃に出ることにしました。
見事に労災が認められて職場復帰を果たし、パワハラ上司は退職になったそうです。
上司のパワハラには迅速な対処を
パワハラ上司の特徴と定義、その後の対処法をまとめると、以下のようになります。
特徴 | 定義 | 対処法 |
---|---|---|
・身体的ダメージを与える ・精神的苦痛を与える ・過大な業務指示 ・雑用しか指示しない ・プライベートに干渉 |
・職場での地位を利用 ・人格否定している ・業務指示が多すぎる ・身体的な苦痛を与える ・嫌がらせが継続的 |
・証拠をそろえる ・労災を会社に認めさせる ・弁護士に相談する ・パワハラ情報を拡散する ・パワハラ訴訟で裁判 ・証拠をそろえて人事相談 ・パワハラをすべて無視 ・断るスキルを身に付ける ・教務効率を上げる ・退職する |
まずは、パワハラの定義をしっかりと把握して、今自分の職場ではパワハラが起きているのかを再確認してください。
その後に「自分は穏便に済ませたいのか、それとも拡散したいのか」などの目的を明確にしたうえで、しかるべき行動をとりましょう。
パワハラを放置しておくと、その後の勤務もつまらなくなりますし、後輩人も同じ経験をすることになります。
最悪の事態を避けるためにも、積極的で迅速な対処を心がけてくださいね。