介護職とは主に高齢者や要介護者の日常生活のサポートをする専門職のことです。
仕事内容としては、食事や入浴、排泄などの介助から、健康状態の観察、レクリエーションの企画、介護計画の作成と評価まで幅広い業務を担います。
また介護職といっても必要となる資格や知識、経験などは多岐に渡り、介護施設や地域包括支援センターなどさまざまな就職先があることも魅力です。
そこで今回は介護職の転職におすすめの転職エージェントについてご紹介します。
目次
- 介護職におすすめの転職エージェント17選
- キャリアアップ・年収アップにおすすめの介護職転職エージェント
- ワークライフバランスを重視したい人におすすめの介護職転職エージェント
- パート・派遣で働きたい人におすすめの介護職転職エージェント
- 未経験・無資格の人におすすめの介護職転職エージェント
- 介護職の転職エージェントを選ぶ際のポイント
- 介護職の転職エージェントを使うメリット
- 介護職の転職エージェントを使うデメリット
- 介護職が転職活動でチェックすべきポイント
- 介護職の転職エージェントを利用する流れ
- 介護職の転職エージェントを利用して転職を成功させるコツ
- 介護職のおもな職種
- 年代別の介護職の転職状況とは
- 介護職への転職は資格があると有利!
介護職におすすめの転職エージェント17選
ここでは、介護職におすすめの転職エージェントについてご紹介します。
介護ワーカー
介護ワーカーは、求人の数が豊富であり、正社員転職を希望する方や未経験可の職場を探している方など、さまざまなニーズに対応して転職をサポートしてくれる利用者から評価されている転職エージェントです。
保有する資格やスキルに合わせて求人情報を検索できるため、自分の能力を活かした高時給の求人も見つけやすいでしょう。
正社員転職を希望する方や未経験可の職場も豊富なので、介護職未経験な方や復職を目指す方にもおすすめ。
実際の口コミでも、介護業界に精通した専門のアドバイザーが希望に合った非公開求人をたくさん紹介してくれると評判です。
面接の日程調整や条件交渉などの手続きの代行だけでなく、履歴書の書き方や面接対策まで幅広くサポートしてくれます。
カイゴジョブエージェント
カイゴジョブエージェントは、東証一部上場企業が運営する介護職・介護福祉士専門の転職サービスです。
カイゴジョブとカイゴジョブエージェントの2つのサービスがあり、カイゴジョブは転職情報をまとめたサイト、カイゴジョブエージェントは担当者がついて転職をサポートするサービスといった違いがあります。
カイゴジョブエージェントのアドバイザーは、給与や福利厚生などの目に見える条件だけでなく、職場の理念や雰囲気の相性なども考慮して転職サポートを行います。
さらに、検索機能も充実しており、雇用形態や施設の種類はもちろん、「年末年始休暇」や「研修制度あり」といった豊富な条件から求人を絞り込むことができます。
転職活動が初めての方や、人間関係などの求人情報だけではわからない情報にも興味がある方はまずカイゴジョブエージェントを利用してみるといいでしょう。
また気になる求人が見つかった場合は、「とりあえずキープ」をすることで、あなたに興味を持った法人からスカウトが届き、より内定率アップや効率的に転職活動を進められます。
マイナビ介護職
マイナビ介護職は登録後に専任のアドバイザーが個別に転職相談やサポートを担当してくれる転職エージェントです。
「介護分野適正」認定を取得しており、40年以上にわたり人材ビジネスを展開しており、転職活動の支援に関する豊富な実績とノウハウがあるのが魅力です。
さらに、夜勤求人に強く、夜勤手当13,000円の求人など高収入を狙える求人も多数掲載しています。
ほかにも給与アップの交渉などもアドバイザーにお任せできるため、都市部での転職をお考えの方に特におすすめです。
実際の口コミでも、「担当者が利用者に親身になって対応してくれた」「実際に給料も上がり職場環境も良くなった」というケースが多く見られました。
模擬面接や具体的な情報提供といったサポートも充実しているので、はじめての介護職転職で不安な方も安心です。
レバウェル介護
レバウェル介護(旧きらケア)は、実務未経験の方や介護資格を持っていない方でも応募可能な求人を多数取り扱っている転職エージェントです。
正社員だけでなく、パートや派遣の求人も検索することができるので、自分に合った働き方が実現できるでしょう。
もちろん、「夜勤なし」などの条件で求人を絞り込むこともできます。
レバウェル介護の利用者数は年間80万人以上と非常に多く、実際に働き始めてからのミスマッチを防ぐため、職場のネガティブな情報も提供してくれるといった特徴があります。
面接時には事前に面接対策を行ってくれるだけでなく、面接に同行してくれるので安心。
ただし、北陸・甲信越・中国(広島はサービス対象)・四国地域はレバウェル介護のサービス対象外ですので、これらの地域での求人をお探しの方は注意が必要です。
レバウェル介護(旧きらケア)は、迅速な対応が評価されており、利用者の転職活動をスムーズに進められるためなるべく早く内定したい人にも向いています。
ジョブメドレー介護
ジョブメドレーは医療介護求人数No.1を掲げており、ほぼ全ての医療介護職の求人を取り扱っている大規模な転職エージェントです。
とにかく求人数が多いため、時短勤務や子育て支援を取り入れている施設や、キャリアアップを図りやすい大手企業を母体とする施設なども見つけられる可能性が高いでしょう。
またジョブメドレーを介さず直接事業所の担当者に届くようになっており、会員登録をするとスカウトや最新の求人を受け取るサービスもあります。
求人情報を探す手間を省くことで効率的な転職活動ができますし、実際の内定率も1,7倍といった調査結果も出ています。
さらに、応募・入職の上、60日以上勤務された方には「勤続支援金」が贈られる制度もあります。
ケアジョブ
ケアジョブは豊富な求人数が魅力の介護職転職エージェントです。
公開求人だけでなく、非公開求人も多数保有しており、とにかくたくさんの求人を見たい方にとっては重宝するでしょう。
ほかにも、常勤、非常勤、短期、単発、派遣など、ライフスタイルに合った転職をサポートしています。
ケアジョブでは地域の求人に精通した専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、地方での転職にも強いのも魅力。
施設の採用担当者とケアジョブのキャリアアドバイザーとの距離が近いため、求人情報から読み取れない休日の取りやすさや残業時間、職場の雰囲気など気になる情報も把握できます。
子育てなどで転職活動に時間を割けない方にも全面的なサポートが行われ、転職成功の声も多く寄せられています。
給与アップや子育てとの両立を実現したい方はぜひチェックしてみてください。
かいご畑
かいご畑は、介護士への就職を目指す無資格や未経験の方に充実したサポートを提供している介護転職エージェントです。
全国各地から集めた介護士の求人・転職・募集情報の中から、専任のコーディネーターが希望する地域で最適な求人を紹介してくれます。
雇用形態も、正社員だけでなく契約社員、派遣・パート、紹介予定派遣など、幅広く対応でしています。
さらに希望に応じて、「高時給の求人を探している」「週3日や日勤のみの仕事を探している」といったさまざまな職場を紹介してくれるのでひとりひとりのライフスタイルに合わせた働き方ができます。
さらに、給与週払い制度が導入されており、通常の給与支払い日よりも早く給与を受け取ることができます。
働きながら無料で介護資格を取得できる「キャリアアップ応援制度」もあるので、これから介護職を目指す人におすすめです。
ミラクス介護
ミラクス介護は介護士の転職エージェントとして、ご利用満足度96.7%を誇る転職エージェントです。
介護職がおすすめする求人サイトNo.1にも選ばれており、安心して利用することができます。
首都圏をはじめとして関西から九州地方まで、幅広いエリアの求人を取り扱っています。
特に正社員向けの転職情報に強く、介護職で正社員への転職を目指す方におすすめです。
また、正社員の仕事紹介だけでなく、派遣や紹介予定派遣など、あなたの希望条件に合わせた働き方を提案してくれる点も魅力です。
さらに、職場環境や人間関係なども詳しく伝えてくれるので、就業後のミスマッチを防ぎ、長期間働くことができます。
介護の専門知識を持った人材コンサルタントがサポートしてくれるため、求人情報の提案から面談の設定、履歴書の書き方や面談アドバイスなど、プロのアドバイスを受けられます。
ベネッセMCM介護士
ベネッセMCM介護士はベネッセグループが運営する介護士のための転職エージェントです。
ベネッセグループは介護施設を300件以上運営しており、業界に深い理解を持っているため、個々のスキルや将来のキャリアプランに基づいて求人を提案してくれるでしょう。
また、教育制度が充実している職場ばかりなので、これまで施設経験がない方や未経験の方でも仕事を通じてスキルを身につけることができます。
担当者が給与や待遇条件の交渉を代行してくれるので、安心して新しい仕事を始めることができます。
さらに、就業を開始した後も、納得のいくサポートを徹底的に行ってくれます。
電話や対面で仕事の状況を確認し、不安や悩みがあればいつでも相談に乗ってくれるのでサポート面を重視する方はぜひ見てみて下さい。
介護ワーク
介護ワークは転職サポート利用者の満足度90.1%(株式会社ウィルオブ・ワークの調査)を掲げている転職エージェントです。
未経験や資格のない方でもサポートを受けられるので安心。
営業担当者が求人先と直接交渉することもあり、多くの方が「希望の転職を叶えられた」と喜びの声を上げています。
また、扶養内や土日祝休み、残業なしといった条件での転職にも対応しており、全国47都道府県の求人情報を掲載しています。
ほかにも、週5日フルタイムで働きたい方向けの求人だけでなく、週2~3日や1日数時間など、ライフスタイルに合わせた働き方の求人も取り扱っています。
さらに、介護ワークのホームページ上にはキャリアアップや資格取得に関するコラムも掲載されており、転職を検討している方はチェックしてみることをおすすめします。
介護求人ナビ
介護求人ナビは、株式会社プロトメディカルケアが運営する介護業界に特化した転職エージェントです。
全国の求人に対応しており、エリアや職種だけでなく、「路線や駅」「中高年の求人特集」「子育て応援求人特集」など、さまざまな角度から検索できるのが特徴です。
新着求人が頻繁に更新されているため、希望するエリアや職場環境に合った求人を探している方にとってもぴったり。
介護求人ナビのホームページ上には、介護の転職に役立つ履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策、円満に退職する流れなど、転職に役立つ情報が数多く掲載されています。
また、実際に転職した経験者のレポートや、地域別の平均給与データといった耳寄り情報もチェックできます。
さらに介護求人ナビに登録した方限定で無料でWeb面接が受けられ、自宅にいながらデバイスを選ばずに利用できるのでぜひ活用してみてください。
リジョブケア
リジョブケアは2021年7月に「リジョブ介護」から社名変更した介護エージェントです。
希望する条件やエリアからサクサク情報収集できる、クイックサーチ機能のついた使いやすいホームページが評価されています。
無資格・未経験でも応募ができる求人が豊富に取り揃えられており、会員登録した方のみが閲覧できる非公開求人も多数用意されています。
リジョブケアだけの独自求人も保有しているので、好条件・好待遇求人を見つけたい方は利用してみることをおすすめします。
あたスカウト機能が充実しているリジョブケアは、スカウトでの採用率が通常の活動よりも1.4倍。
自分のキャリアに合わせて効率的な転職活動を行いたい方はぜひ利用してみてください。
ジョブデポ介護
ジョブデポ介護は、医療・福祉・介護業界の転職情報を幅広く取り扱う転職エージェントです。
国内最大級の求人数を誇り、ジョブデポ介護の求人だけでなくハローワークの求人も確認することができます。
1分ほどの簡単な登録を行うとさまざまな非公開求人を閲覧でき、転職サポートに申し込むと、専任のコーディネーターからサポートを受けられます。
コーディネーターは、希望条件に合った仕事の紹介だけでなく、採用後の条件交渉も代行してくれます。
また、介護施設からのスカウト機能もあり、求人に応募するだけでなく、企業から直接スカウトされるので介護士としての転職の選択肢が広がります。
多くの求人の中から希望に合った仕事を見つけることができるため、初めて転職する介護士の方には特におすすめの転職エージェントだといえるでしょう。
クリックジョブ介護
クリックジョブ介護は、介護士に特化した転職エージェントであり、利用者満足度No.1を誇っているなど確かな実績があります。
夜勤をしない働き方も「日勤のみ」という条件でお仕事検索ができるので、出産や育児などで復職を目指す方にもおすすめです。
またくりっくじょぶ介護では履歴書の書き方や面接のポイントのアドバイスを受けることができ、企業とのやりとりも代行してくれるので初めて転職活動をする人にも向いています。
さらにスタッフの人柄や評判など、働く際に気になる要素を事前に確認することができるため安心。
クリックジョブ介護の特徴として、キャリアアドバイザーとLINEでやりとりを進めるスタイルとなるので、電話が苦手な方でも利用しやすく、スムーズに転職活動を進めることができます。
ナイス介護
ナイス介護は株式会社ネオキャリアが運営している、介護士業界に特化した転職エージェントです。
資格を持っていない方でも働くことができる仕事や資格を持っていなければならない仕事について、介護施設の人事担当者と相談しながら求人を紹介してもらえるので未経験や無資格の方におすすめ。
もちろん経験者の方には、これまでの業務経験を考慮して時給を優遇しています。
さらに、給与前払いサービスの「enigma pay」も導入しており、就業した賃金総額の80%までを上限として前払いを受けることができるので入用な方でも安心できます。
キャリアアップ・年収アップにおすすめの介護職転職エージェント
介護職転職を検討している方の中には、キャリアアップ・年収アップを目指している方もいるでしょう。
ここでは、キャリアアップ・年収アップにおすすめの介護職転職エージェントについてご紹介します。
カイゴジョブエージェント
カイゴジョブエージェントはハローワークの求人も取り扱っていますが、キャリアアップ・年収アップにも最適な転職エージェントです。
1万件を超える豊富な求人数を抱えていることから、希望するエリアや条件の中から給与水準の高い職場も見つかる可能性が高いでしょう。
また、専任のアドバイザーによるサポートも手厚く、自身のアピールポイントや職場環境についても把握できます。
これまでのスキルや経験を活かしてキャリアアップ・年収アップしたい方はぜひ利用してみることをおすすめします。
介護ワーカー
介護ワーカーは就職先と年収の交渉を代行してもらえる転職エージェントです。
エージェントはひとりひとりの魅力をアピールし、直接交渉してくれるため、実際に公表されている年収よりも高い給与が目指せると評判となっています。
さらに、転職エージェントのサポートを受けることで、自分自身で転職活動を行うよりも、高い給与水準や人気のある会社への転職が成功する可能性が高くなるメリットもあります。
かいご畑
かいご畑では、無料で介護資格を取得しながら働くことができるキャリアアップ応援制度があるため、働きながらキャリアアップ・年収アップが目指せます。
また、ケアマネジャーや他の職種の求人も豊富なので、介護職のあらゆる職種で資格取得を目指す方や取得後のキャリアアップにおすすめです。
介護士がスキルアップするためには資格取得が不可欠。
そのため未経験の方やスキルや経験に自信がない方にとって、資格取得支援制度のある転職サイトの利用は有効です。
さらに、資格取得後の転職活動では、資格を活かせる職種や管理職の求人が豊富な転職サイトを選ぶことで、効率的にキャリアアップを目指すことができます。
ワークライフバランスを重視したい人におすすめの介護職転職エージェント
出産や育児などがきかっけで自分に合った働き方がしたいと考える人もいるはずです。
そこでここでは、ワークライフバランスを重視したい人におすすめの介護職転職エージェントについてご紹介します。
マイナビ介護職
マイナビ介護職は株式会社マイナビが運営する圧倒的な求人を取り扱う転職エージェントです。
利用者満足度No.1を誇り、アドバイザーのサポート力の高さも魅力です。
多岐にわたる「こだわり条件」から求人を検索できるホームページとなっており、 例えば、「駅から徒歩10分」や「残業少なめ」、「産休・育休・介護休暇取得実績あり」、「年間休日110日以上」といった条件を細かく指定できます。
プライベートな時間を確保したい方やライフスタイルの変化によって働き方も見直したいといった方は、ぜひチェックしてみるといいでしょう。
ジョブメドレー
ジョブメドレーはマイナビ介護職と同じく、検索条件を絞りやすい転職サイトです。
介護・福祉業界のおよそ18種類の職種から求人を絞り込むこともできるほか、「サービス形態」「給与・待遇・福利厚生」「こだわり条件」などから細かい検索ができるのが特徴です。
たとえば、転職を機に引越しや一人暮らしを考えている方には、「引越し手当」や「住宅手当」などの検索条件もできます。
また、ジョブメドレーのウェブサイト上には、施設の特集として一日の仕事の流れや動画も掲載されています。
職場環境がライフワークバランスを取りやすいかを事前に確認することで、就職後のミスマッチや早期離職も防げます。
クリックジョブ介護
クリックジョブ介護は、介護業界で働く方のための無料転職エージェントです。
専属のキャリアアドバイザーによるサポートを提供しており、他のサイトでは見つけることのできない非公開求人も把握できるのでさまざまな選択肢から自分に合った職場が見つかる可能性が高いです。
介護の仕事は、業務内容だけでなく、共に働く同僚や職場全体の雰囲気も非常に重要です。
ただインターネット上で求人情報を見るだけでは、客観的な判断を下すことが難しい側面もあります。
しかしクリックジョブ介護では、長年の法人や施設とのネットワークを活用し、常に最新の情報をチェックできます。
転職後のミスマッチを避けたい方やワークライフバランスを重視する方にとってぜひおすすめの転職エージェントです。
パート・派遣で働きたい人におすすめの介護職転職エージェント
介護職で働く人の中には、パート・派遣で働きたい人もいるでしょう。
ここでは、パート・派遣で働きたい人におすすめの介護職転職エージェントについてご紹介します。
レバウェル介護
レバウェル介護(旧きらケア)では、全国5万件を超える求人情報の中から、正社員の求人はもちろん、パートや派遣の求人も多く取り扱っています。
派遣社員として登録する際、介護未経験・無資格の転職者に向けたサポートもおこなっているのでスキルや経験に自信がない人にもおすすめ。
また気になる職場の雰囲気についても専門のアドバイザーが案内しており、離職率や人間関係など求人に関わるネガティブな情報も伝えてくれるのも安心できるポイントです。
希望する労働条件だけでなく、施設の雰囲気も考慮しながら転職先を検討したい方はぜひ利用してみてください。
介護ワーカー
介護ワーカーには現在約20,000件以上ものパート求人が掲載されていることから、非正規雇用で働きたい方にとって登録しておくべきエージェントだといえるでしょう。
また、パートを希望する方々の中には、家事や育児で忙しいという方も多いと思います。
転職エージェントを活用することで、効率的に転職活動を進めることができます。
たとえば応募先企業とのやり取りや応募書類の添削、面接対策など、転職活動の面倒な部分をサポートしてくれるので、ブランクや復職を目指す方でも安心して転職活動を進められるでしょう。
パートや派遣としてサポート力を重視する方はぜひ見てみてください。
ベネッセMSM
ベネッセMCMは2002年に設立された企業であり、ベネッセグループの一員です。
医療・介護の分野に特化した人材紹介・派遣会社であり、「よく生きる=Benesse」を企業理念としています。
正社員・契約社員から派遣・パートまで、あらゆる雇用形態での職場をとりあつかっているのが特徴です。
現在の公開求人数は約1万件程度あり、大手優良企業や有名病院などの求人も多数保有しており、高待遇の求人や福利厚生が充実した職場を探す際にはおすすめのサービスです。
例えば、看護師、介護士、PT・OT・STの分野で、「まずは派遣で経験を積んで、その後正社員としてキャリアアップしたい」という場合でも、ベネッセMCMの担当コンサルタントがワンストップでキャリア支援をしてくれます。
さらに、紹介予定派遣の求人も比較的多く取り揃えており、まずは派遣社員として働いていずれ後正社員になるかを検討したいといった方にもおすすめです。
未経験・無資格の人におすすめの介護職転職エージェント
現在は未経験・無資格でも介護職に就きたいと考えている方もいるはずです。
未経験・無資格の方は犬種制度が充実しているところやキャリアアップ制度などが用意されている職場がおすすめです。
そこでここでは、未経験・無資格の人におすすめの介護転職エージェントについてご紹介します。
レバウェル介護
レバウェル介護は、介護・福祉に特化した転職サービスの中でも求人数が非常に多く、なるべく多くの介護求人を比較検討したいという方には特におすすめです。
レバウェル介護では、介護・福祉業界に詳しいエージェントが求人紹介やサポートを担当してくれますので、様々な希望条件を満たしながら適切な求人紹介を受けることができるでしょう。
現在、レバウェル介護では無資格・未経験の方向けに公開求人数13,000件以上を取り扱っているので自分に合った職場が見つかる可能性が高いです。
またレバウェル介護では派遣社員として登録をする方向けに介護未経験・無資格の転職者のサポートを行っています。
サポート力も非常に高いため、無資格・未経験の方でも安心して転職活動を行うことができます。
もし、介護職にチャレンジしてみたいとお考えの方は、ぜひレバウェル介護をご検討ください。
かいご畑
かいご畑は、介護・福祉系の転職支援に特化したエージェントです。
主な特徴として、無資格・未経験からの転職支援に強く、働きながら資格取得できる仕組みがあるという2つの点があります。
転職を希望する方々には、専任のコーディネーターがサポートし、現在の経験や希望条件をヒアリングした上で、キャリアに関するアドバイスや求人紹介を行います。
また「キャリアアップ応援制度」では、介護の中級・上級資格である「実務者研修」「介護福祉士」への対策講座を無料で受講することができます。
業務に慣れた後に自分のペースでキャリアアップを目指したい方には、かいご畑が特におすすめです。
スタッフサービス・メディカル
スタッフサービス・メディカルは、介護・医療業界に特化した転職サービスで、株式会社スタッフサービスが運営しています。
無資格・未経験からでも介護の仕事を目指せると評判で、派遣・紹介予定派遣・正社員といった様々な勤務形態の求人にアクセスできるのが魅力です。
さらに、週2~3日から働ける事業所・施設の案件も多く、ワークライフバランスを重視したい方にもおすすめです。
また、ブランクのある方や40代以降の方向けにも転職・復職サポートを行っています。
家庭の事情や育児などで一時的に現場を離れて復職を目指す方でも、スタッフサービス・メディカルは欲しいサポートが受けられるでしょう。
介護職の転職エージェントを選ぶ際のポイント
ここでは、介護職の転職エージェントを選ぶ際のポイントについてご紹介します。
介護職専門かどうか
介護職の転職では、介護・医療・福祉を専門とした転職エージェントを選ぶことをおすすめします。
もちろん大手の転職エージェントでも介護案件は取り扱われていますが、担当者はジェネラリストであり、介護業界の特殊な環境や事情に詳しくない可能性があります。
しかし、介護職に特化した転職サービスならほかでは取り扱われない求人情報や担当者も介護業界の転職事情に詳しいので、安心してサポートを受けられます。
希望条件がある方やもっとたくさんの選択肢を見ておきたいといった方は、ぜひ介護職専門の転職エージェントの利用を検討してみてください。
求人数
介護職の転職にかかわらず転職エージェントは求人数の多さをチェックしておくといいでしょう。
なぜなら、求人数が多ければ多いほど自分に合った職場が見つかる可能性が高いからです。
一般的に、介護職の求人は非公開求人が多い傾向にあるといわれています。
非公開求人は、サービスに登録した方のみに公開される求人情報ですので、競争相手が少ないというメリットがあります。
求人検索で求人数が少なく感じる場合でも非公開求人を多く持っているケースもありますので、非公開求人数に注目してみてください。
勤務地
基本的に大手の転職エージェントは全国47都道府県の求人を幅広く取り扱っていますが、中には対応地域を限定しているサービスもあるため注意が必要です。
したがって転職エージェントに登録する際は、自分が住んでいる地域や働きたいと考えている勤務地の取り扱いがあるかを確認しておきましょう。
登録が完了してから、対応地域外であることに気付くと、時間や労力が無駄になってしまいます。
特に都市部でない地域で転職活動をする方は求人数が少ない、もしくは取り扱っていない可能性もあるため必ず見てみてください。
利用者の口コミ
対応地域や求人数に満足できる介護士転職エージェントを見つけたら、最後には転職エージェントの口コミをチェックしてみましょう。
実際にそのエージェントを利用した人たちの本当の声を聞くことができるので、利用後のイメージが具体的になります。
もし担当者の対応が悪いなど同じような内容の悪い口コミが複数ある場合は注意が必要です。
なぜなら複数の悪い口コミがあるということは、それが真実である可能性が高いからです。
もし同じような悪い口コミが目立つ場合は、そのエージェントの利用を控えるのが無難です。
サポート体制
転職エージェントは各会社によってサポート体制が異なるので、自分が欲しいサポートが受けられるかをみておくことをおすすめします。
介護士向けの転職エージェントを比較する際は以下のポイントをチェックしておくといいでしょう。
- 介護の仕事に関する知識を持ったコンサルタントが在籍している
- 書類添削・模擬面接の有無
- 入職後のトラブルや年収交渉ができるか
- まだ転職するか迷っている状態でも相談できる転職エージェントか
特に転職の経験が少ない人や自信がない人には、手厚いサポートがある転職エージェントだと安心できるでしょう。
対応資格・経験
介護の仕事は資格がなくてもできるケースがありますが、資格や経験があると有利である傾向が強いです。
もし無資格で転職を考えている場合は、資格なしでも応募できる求人を取り扱っている転職エージェントを選ぶのがおすすめです。
反対に経験者や有資格者が転職する場合は、資格や経験を活かせる求人を扱っているエージェントを選ぶと良いでしょう。
ほかにも、資格取得をサポートしてくれるエージェントや研修制度が充実しているところもありますので、自分に合ったエージェントを見つけてみてください。
介護職の転職エージェントを使うメリット
非公開求人が多い
介護転職業界では先にも述べたように、非公開求人が非常に多いといわれています。
非公開求人とは、転職サイトやエージェントに登録している会員にのみ紹介される求人情報のことです。
施設の利用者や家族に職員の給与を公開したくない施設や人材不足を公表したくない施設など、さまざまな背景から通常の介護転職サービスでは非公開とされています。
しかし非公開求人には高給与だったり、好条件のものが集まるとされているので狙い目です。
転職エージェントを利用する際は非公開求人数の多さもチェックしておきましょう。
キャリア相談ができる
転職活動を進めていく中で、自分の経歴に適した求人かどうか、どのような基準で選べばよいかといった不安や疑問を抱える方は多いでしょう。
転職エージェントでは、迷っている転職に関する相談から始められるメリットがあります。
とくに介護職の転職が初めての方やスキルや経験に自信がない方にとっては重宝するでしょう。
ほかにも、まだ転職のビジョンが定まっていない方やアドバイスを求めている方にもおすすめです。
書類添削・面接対策が受けられる
転職活動において最も重要なのは、履歴書・職務経歴書の作成や面接対策ですが、実は苦手意識を持っている方も少なくありません。
したがって志望動機の書き方や面接での話題に悩んでいる方は、介護士転職エージェントを利用するのがおすすめです。
エージェントは応募先施設の求める人材像を理解しており、応募先に刺さる的確なアドバイスを第三者の立場として提供してくれます。
また、面接時に同行しフォローしてくれる場合もあり、面接が苦手な方も本番でも安心して挑むことができるでしょう。
年収交渉や条件交渉を代行してもらえる
職場の働きやすさや人間関係は重要ですが、転職を考えるのであれば多くの人々は前職よりも給与を上げることを目指すでしょう。
しかし、面接では、実際の給与について詳しく説明されないケースも。
転職エージェントでは、採用後に年収や夜勤、休日などの勤務条件の確認や交渉を代行してくれるメリットがあります。
とくに給与の交渉は自分で行いにくいこともありますので、まずはエージェントに交渉が可能かどうかを確認してみましょう。
また、退職時には、健康保険や年金の手続きを自分で行う必要がある場合もあります。
転職エージェントには、各種手続きの方法や必要書類の作成のサポートも含まれている場合があり、スムーズに退職するための方法や手順を教えてもらえることもあります。
ほかにも、複数の施設から内定をもらった場合、転職エージェントが内定の辞退を代行してくれるところも利点といえるでしょう。
効率よく転職活動をすすめられる
在職中・家事育児で忙しい方にとって転職エージェントを利用することはより効率的な転職活動につながります。
求人検索や応募、面接日の調整など、転職エージェントが代わりに全て手続きを行ってくれます。
また、紹介される求人はあなたにマッチしたものを選んでいるため、そもそも採用されやすい傾向があるといわれています。
したがって現職が忙しくて時間のない方や、なるべく早く内定を獲得したい方にとって、転職エージェントの利用は大きなメリットと言えるでしょう。
介護職の転職エージェントを使うデメリット
介護職の転職エージェントを使うのはメリットもありますが、デメリットもあります。
ここでは、介護職の転職エージェントを使うデメリットについてご紹介します。
連絡がしつこいことがある
転職エージェントは、求人が入るたびに電話やメールでお知らせしてくれます。
速く転職したい方にとって求人の紹介はありがたいですが、連絡頻度が高すぎると煩わしく感じることもあるようです。
頻繁に連絡してくる理由として、転職エージェントがそもそも施設に紹介することで収益を得る仕組みになっているからです。
だからこそ、早くあなたに就業先を決定してほしいと思い、さまざまな求人を送ってくるのです。
もし連絡が多くストレスに感じる場合は、「連絡回数を減らしてほしい」と伝えるようにするとストレスを感じにくいでしょう。
担当者ごとの差がある
転職エージェントに登録すると担当者がつきますが、なかには相性が合わないケースがあるため注意が必要です。
たとえば手続のスピードや要望への理解度など、担当者によって個人差があることがあります。
転職エージェントの口コミを見ると、「連絡が多くて煩わしい」「要望を伝えても理解してもらえない」といったものも。
もし相性が悪いと感じたら、我慢せずに変更を依頼するのがおすすめです。
また、複数の転職エージェントを利用することをおすすめします。
最低3社以上利用してみることで、自分に合ったエージェントが見つかる可能性が高くなりますし、万が一退会しても転職活動を続けられます。
転職サポート期間は3ヶ月程度
転職エージェントが一人の利用者にかけられる時間は限られています。
そして通常の転職サポート期間は、約3ヶ月程度が目安とされています。
3ヶ月以上になった時点でいきなりサポートが打ち切られることはありませんが、1年以上の長期間にわたって同じ転職サポートを受けることはほぼできません。
もし転職の時期がまだ決まっていない場合は、担当者がいない転職サイトを利用するか事前に担当エージェントに転職時期について申告しておくといいでしょう。
またまだ転職するかどうか決まっていない方はその旨を伝えるのもひとつです。
介護職が転職活動でチェックすべきポイント
ここでは、介護職が転職活動でチェックすべきポイントについてご紹介します。
仕事内容
介護職という仕事には、養護老人ホーム、介護老人保健施設、訪問介護、デイサービスなど、さまざまな職種や施設が存在し、それぞれの仕事内容は大きく異なります。
たとえば養護老人ホームでは自立している方々が入居しており、重度の介護業務はほとんどなく、主な業務は生活援助などをおこないます。
介護老人保健施設はリハビリや医療ケアを目的とした施設で、長期入院などの理由で在宅復帰を目指す方々が利用しています。
また訪問介護では利用者の自宅を訪問し、身体のケアや生活の補助などの業務を行います。
デイサービスは、半日から1日の介護サービスで、リハビリ目的や認知症に特化した業務など、事業所によって業務内容は異なるため確認しておく必要があります。
以上のように、介護職と一口に言っても、職種や施設によって仕事内容は大きく異なるため、就業先を選ぶ前に施設見学をすることをおすすめします。
夜勤の有無・回数
介護職の現場では夜勤が必要なケースが多いといわれています。
そのため、夜勤をすることや夜勤の回数に納得できるかを事前にチェックしておくことをおすすめします。
もし夜勤を避けたい場合は、訪問介護やデイサービスの施設を選ぶのがいいでしょう。
また訪問介護やデイサービスは基本的に夜勤がないため、日勤のみを希望する方に適しています。
「夜勤なし」などの好条件な求人を多く保有している転職エージェントを利用することで、夜勤なしの求人を見つけることができるでしょう。
給与
厚生労働省のデータによると介護職員の平均年収は約362万円、平均月給は約25.6万円であり、平均的なボーナスは約53.9万円といわれています。
上記の給与水準はほかの職種の平均と比較してやや低いですが、介護職の処遇改善を目指し、給与の引き上げに取り組みつつあります。
さらに有資格者の場合は、資格手当などが追加されます。
例えば、介護支援専門員(ケアマネージャー)の場合、常勤での平均給与は約36.5万円になります。
転職後に「もっと給料が高いところが良い」と後悔して転職を繰り返すと、再就職先ではすぐに辞めてしまうというイメージを持たれてしまうので要注意。
待遇面で後悔しないよう、事前に担当のアドバイザーと相談し、どの程度の年収の求人を目指すべきかを考えておくといいでしょう。
ただし、あまりにも年収が高すぎる求人は残業が多すぎたり人間関係が悪く、職員がすぐに退職してしまうため、相場よりも待遇が良い場合もあります。
せっかく就職しても、過重な業務によりワークライフバランスが崩れたり、職場の雰囲気がストレスとなることもあるため慎重に決めなければいけません。
職場の雰囲気
転職先を決定する前には、必ず職場見学を行っておくと後悔しづらいでしょう。
また、複数の事業所を見学すれば、事業所の良し悪しを把握することができます。
もし職場見学で「利用者の服装に乱れがある」「事業所内の清潔感が欠けている」「職員が忙しそうに走り回っている」などの場合、人手不足や過酷な労働環境である可能性が高いため注意が必要です。
また、「職員の対応」「職員同士のコミュニケーション」もチェックしておくといいでしょう。
実際に働いている人の雰囲気やどんな性格の人が働いているのかを見ることで、事業所内の人間関係の良し悪しをある程度理解することができます。
もちろん実際に働いてみないとわからないこともありますが、事前にリスクは避けられるでしょう。
介護職の転職エージェントを利用する流れ
ここでは、一般的な介護職の転職エージェントを利用する流れについてご紹介します。
➀エージェントに登録
気になる転職エージェントがあれば、まずは会員登録を行います。
会員登録に必要な情報はサービスによって異なりますが、簡単な個人情報や保有資格など2〜3分で簡単に登録できることが多いです。
またもし幅広い選択肢から選びたい方は、複数の転職サービスに登録することで、多くの求人情報をチェックすることができるため数社程度登録しておくことをおすすめします。
②面談
エージェント型の転職サービスに登録すると、面談日を相談するための連絡が来ます。
通常は転職エージェントのオフィス、求職者の指定する場所のほか、最近では電話面談を行う場合も多いとされています・
面談では、希望する転職時期や所有資格・職種、希望年収の確認や転職のきっかけ・経歴・スキル・職場に求める条件などを聞かれることが多いです。
ちなみに面談の所要時間はおおよそ1時間〜1時間30分ほどです。
効率よく転職活動を行うためにも、事前に上記の答えを準備しておくとよりスムーズに進められるでしょう。
③求人紹介
面談が終われば、希望条件やスキルに基づいて、転職エージェントから求人案件が提案されます。
もしマッチする求人があれば、非公開求人や独占求人などの優れた条件の求人も紹介されることがあります。
アドバイザーから施設の雰囲気や待遇面の情報も届くため、しっかりと比較検討して選考に進みましょう。
④選考
気になる求人があれば次に選考に進みます。
エージェントによっては選考の前に推薦状を提供してくれる場合もあります。
選考時は履歴書や職務経歴書の提出が急がれることもあるので、書類の準備も同時に進めておくとスムーズです。
また面接当日には緊張せずに自分の魅力を引き出すために、事前に面接の受け答えを練習することをおすすめします。
面接後に施設見学をする場合もあり、将来のミスマッチを防ぎたい方が積極的に参加してみるといいでしょう。
⑤内定
面接を通過すると晴れて内定となります。
内定が確定したら、希望の入社日や勤務条件について担当アドバイザーと再度確認しましょう。
もし給与の交渉を希望する方は、ここで相談してみてください。
また退職する施設と新しい就職先の両方に迷惑をかけないよう、さらに保険や年金の引継ぎなどの退職手続きがスムーズに行われるよう、入社時期を慎重に決めることも大切です。
介護職の転職エージェントを利用して転職を成功させるコツ
ここでは、介護職の転職エージェントを利用して転職を成功させるコツについてご紹介します。
担当エージェントと相性が悪ければ変更してもらう
もし担当者との相性が合わないと感じた場合は、遠慮せずに運営会社に連絡しましょう。
例えば、相性の悪いコンサルタントの特徴として以下のようなものが考えられます。
- 特定の求人を無理矢理勧められる
- 希望から外れた求人ばかり紹介される
- 連絡がやたらとしつこい
介護士の転職成功のためには、自分のことを十分に考えられていないコンサルタントのサポートでは成功確率が低くなってしまいます。
担当者の変更には特に制限はありませんし、利用者の当然の権利ですので、躊躇せずに変更を申し出るようにしましょう。
またどうしても改善しないのであればほかの転職エージェントを利用するのもひとつです。
面接の同行を依頼する
介護職の転職エージェントでは、コンサルタントが面接に同行してサポートしてくれるサービスを提供していまることがほとんどです。
自分の面接を第三者の視点から見てもらうことで、自分の改善点などが明確になるメリットがあります。
また、コンサルタントが事業者側の発言や反応を把握できるため、以降の面接対策をより効果的に行うことができます。
もし利用しているエージェントでこのサービスが利用可能であれば、積極的に活用するようにしましょう。
いくつかの転職エージェントを利用する
エージェントによって取り扱われる非公開求人は異なりますので、転職活動を進める際には1社だけでなく複数のエージェントを利用することをおすすめします。
いくつかのエージェントを利用することで求人の選択肢が広がり、自分の希望に近い職場への転職が出来るメリットがあります。
非公開求人には好条件の職場が多い傾向がありますので、複数のエージェントの非公開求人を確認することは非常に効果的です。
また、コンサルタントとの相性が合わない場合や十分なサポートを受けられない場合などもあるため、転職活動が滞ってしまうリスクも最小限に抑えられます。
気になる求人には早めに応募する
条件の良い求人は人気がありますので、すぐに応募が集まって募集停止になることがあります。
したがって、良い求人を見つけたら早めに申し込むことがおすすめです。
こまめに新しい求人をチェックしていると、だんだん条件の良い求人を見極めることができるようになります。
空いた時間に求人をチェックしてみてください。
資格取得すると転職が有利になる
介護系の資格を持っていると、転職が一気に有利になります。
たとえば介護職員初任者研修は介護の基礎知識を学ぶための研修であり、介護職にとって必要不可欠な資格と言えます。
初任者研修を受講することで、利用者に安全かつ快適な介護を提供するための知識を身につけることができます。
また実務者研修は初任者研修よりも高度な研修であり、より幅広い知識や技術を習得することができます。
上記の研修は国家資格である介護福祉士を目指す際に必要とされています。
実務者研修修了者は、訪問介護事業所でのサービス提供責任者としての求人に応募することができます。
また、医療処置の一環としての痰の吸引や経管栄養の投与などに関する研修も受講することができ、スキルアップの機会も広がります。
介護職のおもな職種
介護職と言ってもさまざまな職種、職場があります。
ここでは、代表的な介護職の主な職種についていくつかご紹介します。
介護士
介護士とは介護施設や介護事業所で介護の仕事をする人を指す呼称であり、介護資格の正式名称ではありません。
具体的な資格や定義は存在せず、介護初任者研修や実務者研修、介護福祉士などの研修を修了した方や、未経験で介護業務に従事する方など、介護スタッフの呼称としても使われます。
「介護士」という呼称は、全国的に統一されておらず、介護スタッフ、ケアワーカー、ケアスタッフなど、介護施設によって異なります。
求人情報などを見ていると呼称がバラバラで違和感を持たれる方もいますが、介護の現場で働くスタッフといった認識でいるといいでしょう。
また似たような呼称として介護福祉士がありますが、介護士は資格を持っていなくても介護の現場で働くことができますが、介護福祉士は「社会福祉士及び介護福祉士法」によって定められた国家資格となります。
ホームヘルパー
ホームヘルパーは、高齢者や身体の障害を抱える人に対し、日常生活上で困難なことの援助やケアを行う仕事です。
訪問介護員として、ケアマネジャーが作成した介護サービス「ケアプラン」に基づき、サービス利用者の自宅を訪問します。
具体的には、入浴や排泄、食事、移動などのサポートを行うだけでなく、生活上で必要な介護サービスや精神面のケアなど幅広くおこないます。
ケアマネジャー
平成9年(1997年)にスタートした「介護保険制度」の中核を担うために生まれた比較的新しい職種です。
高齢者や障害者など介護を必要とする方の相談に応じ、適切なケアプランを作成する専門職です。
たとえば、給付管理票の作成やサービス事業者との連絡・調整などの業務も行い、必要に応じてケアプランの実施状況をチェックします。
ケアマネジャーは介護支援専門員の資格が必要になることから、介護業界でのキャリアアップしたい方が目指すことの多い職種です。
生活相談員
生活相談員は、事業所内での連携・調整を担当する役割を担っています。
介護保険制度の施行に伴い、生活指導員から「生活相談員」へと名称が変更されました。
現場のスタッフ同士だけでなく、利用者同士や利用者とスタッフの間で連携を取ることが求められます。
介入する相手によって調整方法が異なるため、柔軟に対応することが重要です。
特別養護老人ホームでは「生活相談員」と呼ばれる一方、老人保健事業所では「支援相談員」とも呼ばれています。
サービス提供責任者
サービス提供責任者は訪問介護サービスの責任者として、利用者さんとケアマネージャー、ホームヘルパーをつなぐ役割を果たす仕事です。
利用者のニーズを理解しながら訪問介護計画書を作成し、ホームヘルパーに対して指示や指導を行うことが主な業務となります。
ほかにも、ホームヘルパーのまとめ役やトラブルが発生した際の調整役も担当することがあります。
年代別の介護職の転職状況とは
ここでは、年代別に介護職の転職状況についてご紹介します。
20代の場合
介護の仕事は体力が求められるため、20代での介護職転職はかなり歓迎される傾向にあります。
たとえば寝たきりの方には、食事や排せつ、入浴などの生活支援が必要な場合があります。
そのため、長年介護職として働いている人の中には、腰痛を抱えている方も多いようです。
また、不規則な勤務形態や夜勤があることも、体力的に厳しいと感じる人が少なくありません。
業務内容は複雑で専門知識が必要なケアもありますので、覚えることは多いでしょう。
もし介護職に興味があれば、体力に自信があるうちになるべく早く行動を起こすことをおすすめします。
30代の場合
30代は結婚や出産など人生の出来事が頻繁に起こる時期であり、家庭や子育てとの両立をしながら働く人も多いでしょう。
30代の転職は難易度は高くありませんが、多くの人がキャリアを持っている年代ですので、転職の際には何かしらの介護職の資格を取得しておくと有利になります。
また介護の経験があってさらなるキャリアアップを目指す方には、ケアマネジャーの資格取得をおすすめします。
ケアマネジャーは夜勤がなく、休日も規則的な勤務体制ですので育児をしながらでも自分のペースで働きやすいでしょう。
40代以上の場合
一般的に40代の転職は難しいとされていますが、意外にも介護業界では人手不足のため実は狙い目です。
また、40代は管理職のポジションを目指せる可能性も大いにあります 。
実際に、介護業界では50〜60代の方々も活躍しており、40代でも需要があります。
経験や資格を持っている方や管理職の経験がある方はぜひチャレンジしてみてください。
反対に未経験から介護職に転職する場合、施設ではなく訪問介護の仕事を選ぶ傾向にあります。
訪問介護の仕事には、初任者研修の修了が必要ですので、転職エージェントのサポートを受けながら資格取得を目指すことをおすすめします。
介護職への転職は資格があると有利!
今回は介護職の転職におすすめの転職エージェントについてご紹介してきました。
介護職エージェントを選ぶ際には、希望するエリアや求人数だけでなく、サポート体制も重要です。
介護職専門の転職エージェントを含めていくつかのエージェントを登録しておくことをおすすめします。
また、介護職の転職でキャリアアップ・年収アップを目指すなら、未経験よりもケアマネジャーといった介護職関連の資格を取っておくとより有利に進みます。
今回の記事を参考にぜひ介護職への転職を検討してみてくださいね。