朝起きた時に「仕事行きたくないな…」と思うのは社会人では実はよくあることです。
仕事に行くための準備はしなきゃいけないのはわかっているのに、体がどうしても動かないこともあるでしょう。
ですが「自分は仕事に行きたくないと思っているけど、これって甘えなんじゃないか…」と不安になる気持ちもあるでしょう。
もちろん仕事二行きたくないという気持ちはだれしも持っているものです。
しかし休んでばかりもいられないですから、やめたいときにどうすれば行く気持ちになれるのか気になりますよね。
そこで今回は仕事・会社に行きたくない方向けに、気持ちを切り替える方法を解説していきます。
目次
仕事に行きたくないは甘えではない
仕事に行きたくないと感じることは、甘えではなく、多くの人が経験する一般的な感情です。
これは、職場でのストレス、人間関係の問題、仕事の過負荷、キャリアの停滞、ワークライフバランスの欠如など、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。
重要なのは、この感情を無視せず、根本的な原因を理解し、適切な対処法を見つけることです。
時には、自己の健康や幸福のためにプロフェッショナルな助けを求めることも必要です。
自身の感情を認識し、健康的で満足のいく職業生活を送るために、適切にストレスに対処することも大切です。
仕事・会社に行きたくないと感じるよくある原因10選
仕事・会社に行きたくないと感じると、「実は自分だけがこんな考えになっているんじゃないか…と思う方もいるでしょう。
ですが安心してください。仕事や会社に行きたくないと感じている人は、みなさんの他にも意外と多くいるのです。
具体的には、下記の理由で仕事に行きたくないと考える人が多いようです。
- 休日明けで仕事をしたくない
- 職場の人間関係で悩んでいる
- 給料が低くて働く気が起きない
- 仕事自体に楽しさを見いだせない
- 担当している仕事にストレスを感じている
- 環境が変化してついていけない
- 仕事で大きなミスをしてしまった
- 通勤時間が長すぎる
- 仕事のせいで体力的・精神的につかれている
- 会社の将来性が不安
以下で詳しく解説していきます。
休日明けで仕事をしたくない
仕事・会社に行きたくない理由で特に多いのが、休日明けで仕事をしたくないという理由です。
一般的に土日が休みの企業が多いなかで、金曜の夜から土曜までは非常に楽しい時間になります。
一方で日曜日になると段々と月曜の出社が迫ってくるため、仕事に対するモチベーションが低下している状況になるのです。
特に月曜日は金曜から土日にかけて送信されてきたメールや連絡を対応することになるので、他の曜日よりも心理的負担が大きくなります。
また連休で長期間休んだ後も仕事に行きたくないと感じる人が多いようです。
職場の人間関係で悩んでいる
職場の人間関係が悪いと、自分が直接絡んでいるわけでなくとも仕事に対するモチベーションが低下します。
人間関係は一人が動けば解決するものではなく、それぞれが譲歩しなければならないことも多く、解決しないことも多々あります。
仕事は一般的に他の社員と連携して行うものですから、職場の人間関係が悪いことで業務にも支障が出てしまう可能性があります。
また自分が人間関係の悪い状況の渦中にいる場合はさらに、ストレスを感じやすくなります。
給料が低くて働く気が起きない
仕事のモチベーションは様々ですが、給料を一番のモチベーションに設定している人も多いでしょう。
給料が入れば自分の好きなものを自由に買えますし、貯金もできるので生活していく上で欠かせないものです。
しかしいくら残業をしても給料が上がらなかったり、勤続年数が上がっても給料に上がる兆しが見えない時は、働く気が起きないと感じてしまうでしょう。
モチベーションの一つが欠けてしまうと、段々と働くのが億劫になり、仕事や会社に行きたくない気持ちが大きくなるのです。
仕事自体に楽しさを見いだせない
仕事自体に楽しさを見いだせないことも、仕事や会社に行きたくない理由でよくある理由の一つです。
仕事を続けていく上では、やりがいだけではなく楽しく仕事が進められるかも重要です。
業務をしていて虚無感を感じていたり、業務をただ単調にこなしていると、段々とやる気を失ってしまいます。
担当している仕事にストレスを感じている
担当している仕事にストレスを感じていることも、仕事や会社に行きたくないと感じる原因の一つです。
仕事の中には簡単に軽く対処できるものもあれば、一つ一つすすめるのに心的ストレスを感じるものもあります。
段々と昇進していくにつれて心的ストレスのかかる仕事も増えていきますので、精神的な負担が増えていくのです。
ストレスを感じる仕事が増えすぎると、段々と逃げたいという意識がはたらくようになり、仕事に行きたくないと感じてしまいます。
環境が変化してついていけない
環境が変化してついていけない時も、仕事に行きたくないと感じる原因の一つです。
職場内で部署異動があったり、上司が変わったり業務内容が一気に変更になるなど、大きな環境の変化があると心的ストレスを感じやすくなります。
変化に対応出来れば段々と仕事に行くことの抵抗感はなくなりますが、慣れるまで時間がかかるのは仕方がありません。
仕事で大きなミスをしてしまった
仕事で大きなミスをしてしまったときも、仕事に行きたくないと感じる方は多いです。
仕事で一旦大きなミスをしてしまうと、まずは解決するために時間と労力をかけることになります。
また周囲から「ミスをした」という認識で見られていることが気にかかってしまい、恥ずかしい気持ちがまとわりついてしまう方もいます。
人間だれしもミスをすることはあるので、挽回できるように行動すればOKなのですが、立ち直れずにとりあえず仕事に行きたくないという気持ちが出てきてしまいます。
通勤時間が長すぎる
通勤時間が長すぎる時も億劫になり仕事に行きたくないという気持ちが出てきてしまいます。
通勤時間が長いと段々と仕事に行く気力がなくなってしまいます。
また電車通勤の場合、通勤距離が長いとその分人身事故の影響を受けやすくなります。
人身事故では電車の中で長時間待たされることもあるので、さらに精神的にも肉体的にも負担が生じやすくなるのです。
また車通勤の場合も自分で運転することになるので、通勤時間が長すぎると労働の疲れに加えて通勤時間の疲れも加算されることになります。
仕事のせいで体力的・精神的につかれている
単純に仕事のせいで体力的・精神的につかれている時も、仕事に行きたくないと感じるでしょう。
毎日遅くまで仕事をしていたり、仕事で上司と意見が食い違ったり等仕事が原因で体力的・精神的似つかれていることもあるでしょう。
ストレスの原因である仕事からと遠ざかろうと、仕事に行くのが億劫になることもあるのです。
会社の将来性が不安
会社の将来性が不安な時も、仕事に行きたくないと感じることは多いです。
会社の業績不振が目立ってきたり、経営方針に不安があるなど、今後この会社で本当に働き続けていいんだろうか…?という疑問を盛ってしまうことも十分にあります。
会社の将来性に不安がある場合、ここで本当に頑張っていくべきなのかという根底から不安を抱えることになります。
仕事・会社に行きたくない時の対処法
会社に行きたくない・仕事をしたくない理由は人それぞれです。
自分なりの行きたくない理由が分かったら、その気持ちを解消するための方法についても見ていきましょう。
仕事を休む
どうしても気持ちを切り替えられない時は、思い切って休暇を取りましょう。
仕事をサボるようで罪悪感があるかもしれませんが、その方が結果的に効率が良くなることもあります。
気持ちが落ちこんだまま仕事をするよりも、一度リフレッシュしてからの方が前向きに業務に向かえるかもしれませんよ。
ストレスの原因を排除する努力をする
仕事に行きたくないと感じるストレスの原因を確認して、ストレスの原因を排除する努力をすることも大切です。
業務量なのか、人間関係なのか、仕事内容なのか、原因は人によって様々です。
ストレスの原因を排除することで、働きやすい環境になり仕事に行きたくない気持ちを緩和できる可能性があります。
必要に応じて人事担当に相談してみたり、上司に相談して仕事の量を減らしてもらうようにしましょう。
生活環境を変えてみる
仕事に行きたくないと感じている場合には、生活環境を一度変えてみることをおすすめします。
例えば住む場所を変えてみたり、家具の配置を変えてみるなど普段目にしている環境を一新してみる必要があります。
普段の環境を一新してみることで、気分的にもリフレッシュできる可能性が高いです。
しっかりと睡眠をとる
睡眠不足の状態では、会社に行ってもベストなパフォーマンスを発揮できず、むしろミスが増える原因にもなります。
もしも残業時間が多くなりすぎている場合には、上司や人事に相談して、つらい状況であることを伝えましょう。
メンタル疾患を未然に防ぐためにも、会社には配慮する義務がありますからね。
ストレスやプレッシャーで夜眠れないという場合は、自分なりにリラックスするための方法をいくつか考え試してみましょう。
いい香りのアロマをたく、湯船に入ってゆっくりする、少しだけお酒を飲んでリラックスする等。
仕事のことを忘れようとすると逆に意識してしまうこともあるため、何かしらの行動によって気をそらすと良いでしょう。
転職する
仕事にやりがいを見いだせない、思っていた業務内容とギャップがあった。
そんな場合は思い切って転職してみてもいいかもしれません。
その場合、自分がどんなことにやりがいを感じるのか、どんなことに興味があるのかをしっかりと自己分析しましょう。
何か違うなあ、と感じているなら、その「何か」を具体的にしておくことが大切です。
そこが曖昧なまま転職活動をしてしまうと、転職先で同じような課題を抱えてしまうかもしれませんからね。
やりたい仕事がはっきりしている場合は、入社後にギャップがないように面接で積極的に質問したり、下調べを入念に行いましょう。
まずは求人を見るだけでも
急に転職活動を使用と思わなくても、まずは求人を見てみるだけで、考え方が変わることもあります。
似たような業務内容だけど休日が多い、給与が高い等。
現状よりも待遇が良かったり、理想に近い求人が意外と多く見つかるかもしれません。
今の仕事を続ける以外にも選択肢はたくさんあるんだと気づくことで、気持ちが楽になることもありますよ。
自分にご褒美をあげる
仕事のモチベーションを維持できないという場合は、自分へのご褒美を用意してみるもの良いでしょう。
仕事終わりにコンビニでスイーツを買って帰ろう。
週末は1日ゆっくりできるよう出前を取ろう等。
はじめは小さなご褒美をこまめに用意するほうが、モチベーションを維持しやすいかもしれません。
そのうち、今週頑張ったら新たしい服を…今月を乗り切ったら温泉に…のように、自分なりのちょうどいいスパンとご褒美の大きさを見つけていきましょう。
自分ができるようになったことを書き出してみる
仕事で怒られることが多い、業務をうまくこなせず自信を失ってしまった。
そんな時は、自分がこれまで仕事に携わるうちに、でできるようになったことを書き出してみましょう。
入社時と比べてあいさつで声を出せるようになった。
電話対応がスムーズにできるようになった。
はじめは〇分かかっていた作業が今では〇分でできる、等。
できないことや間違えたことを指摘されるとつい、ネガティブな方向ばかりに意識が向いてしまいますよね。
ですが仕事を始めてから今日までの間、あなたは確実に成長し、できるようになったことも増えているはずです。
そこに気づけば、思っていたよりも焦る必要はないということに気づけるかもしれませんよ。
心療内科にかかる
下記のような症状がいくつか当てはまるという場合は、一度心療内科やクリックで診てもらうといいかもしれません。
- 気持ちの浮き沈みが激しい
- 頭痛がする
- よく眠れず、朝も早く起きてしまう
- 朝に特に無気力になる
- ごはんの味を感じない・食欲がない
- 体がだるい・疲れやすい
- 集中力が落ちた
- 動悸がする
- 不安や緊張を感じやすく、パニックを起こすことも
自分が心の病気かもしれない、と自覚するのはなかなか難しいことです。
しかし、責任感が強くて我慢強い人ほどどんどん不満をため込んでしまう傾向にありますからね。
未然に防ぐという意味でも、クリニックでアドバイスをもらってみましょう。
仕事に行きたくないときのモチベーションのあげ方5選
仕事に行きたくないと考えていても、任されている仕事の量や責任によっては簡単に休めないこともあるでしょう。
仕事に行きたくないけど頑張らなければいけないときのモチベーションのあげ方は、以下の通りです。
- 目標設定を見直す
- ワークライフバランスを改善する
- 職場環境をポジティブにとらえる
- 仕事の成果をチェックする
- スキルアップのために学習時間を設ける
以下で詳しく解説していきます。
目標設定を見直す
自分自身のキャリア目標を見直し、短期的および長期的な目標を明確に設定しましょう。
自分が達成したいことを再確認し、それに向けてのステップを具体的に計画することで、モチベーションを高める助けとなります。
例えば、特定のスキルを習得する、新しいプロジェクトを成功させる、あるいは昇進するといった具体的な目標を立てます。
これらの目標は、日々の業務に意味を与え、達成感をもたらし、モチベーションの源となります。
ワークライフバランスを改善する
ワークライフバランスの重要性は言うまでもなく、これを適切に管理することは、仕事へのモチベーションを維持する上で極めて重要です。
自分自身の時間を大切にし、仕事以外の活動にも時間を確保することで、仕事へのエネルギーを再充電できます。
週末に趣味に没頭する、家族や友人と過ごす時間を作る、運動やリラクゼーションを取り入れるなど、日常生活に意味ある変化を加えることが大切です。
これにより、仕事のストレスから解放され、新たな視点で仕事に取り組むことができます。
職場環境をポジティブにとらえる
職場での人間関係は、仕事の満足度に大きく影響を及ぼします。
良好な関係を築くことで、仕事のモチベーションを高めることが可能です。
積極的なコミュニケーションを心掛け、同僚や上司との協力関係を強化しましょう。
例えば、チームのミーティングで意見を積極的に共有する、同僚との昼食を共にする、職場のイベントに参加するなどが有効です。
これにより、職場での居心地の良さを感じ、仕事への積極的な姿勢を取り戻すことができます。
仕事の成果をチェックする
日々の仕事での小さな成功や成果を認識し、それを祝うことは、モチベーションを高める重要な要素です。
例えば、プロジェクトの成功、効率的な問題解決、同僚や顧客からの肯定的なフィードバックなど、自分の努力が実を結んだ瞬間を意識的に認識しましょう。
これらの成果を記録し、時には自分自身にご褒美を与えることで、仕事への前向きな気持ちを保つことができます。
スキルアップのために学習時間を設ける
仕事に対するモチベーションが維持できない場合は、スキルアップのために学習時間を設けてインプットする習慣をつけることも大切です。
現状のスキルでは現状を改善できないのであれば、土台を整えるためにスキルアップを図ることも重要です。
学習時間を設けることで仕事に対する考え方を見つめ直すこともできます。
またインプットをすれば仕事の場でアウトプットもできるので、業務スキルの向上も図れます。
仕事・会社に行きたくない時のNG行動3選
会社に行きたくない時でも、これはやらないほうが良いというNG行動についても紹介します。
勢いで仕事をやめてしまう
会社に行きたくない気持ちが大きくなると、いっそ辞めてしまおうかという考えも浮かぶことでしょう。
ただそこで勢いに任せてやめてしまうと、後々後悔する可能性も高いです。
退職してからの生活費、再就職先の目途等、ある程度の計画性は必要ですよ。
また、いざとなったら辞めてしまう勇気があると言う場合は、上司や人事に待遇や労働環境について相談してからでも遅くないです。
たとえダメ元だとしても、言ってみて損はしません。
ただ、本当に辛くて限界だと感じた時は、思いきって辞めてしまうのも方法です。
アルバイトでも生活はできますし、あなたの心と体を守ることが一番大切ですからね。
異動を申し出るときのポイント
もし異動を申し出る時には、意識しておくべきポイントがあります。
それは、ポジティブな理由を絡めて異動の希望を伝えることです。
「こういう仕事がしたいので、第二営業チームに行きたいです。また○○課長ともよくお話をさせて頂いていて、彼の元で頑張ってみたいと思いました」
ネガティブな理由からよりも、このように前向きな気持ちをもって部署移動を希望していると伝わる方が、人事も配属先の管理職も話を受け入れやすくなりますからね。
また上記ように、人事よりも先に他の部署のチーム長や管理職に話を付けてしまうというのも手です。
異動の判断も、人事と管理職との話し合いもスムーズになりますよ。
他の部署の管理職と懇意にしていると、辛そうに仕事をしている姿を見て「うちで引き取らせてくれないか」と気にかけてくれる男気のある管理職の方もいます。
人気のある管理職の元で働きたいと思う若手は多くいますので、他部署と交流しておくことは大きなメリットとなることがあるのですね。
無断欠勤
どうしても会社に行きたくない、という時でも、連絡なしに仕事を休むのは良くありません。
一本の連絡があるだけで会社側でフォローしてくれることもありますからね。
また、無断欠勤をしたという罪悪感で余計に会社に行きにくくなってしまう可能性も高いです。
自分のためにも会社のためにも、休む際は必ず連絡を入れるようにしましょう。
仕事に行きたくない状態で転職活動を始めるのはアリ?
現在やっている仕事そのものに対してストレスを感じているのであれば、転職活動で自分の好きな仕事に転職することも検討してみてください。・
仕事に興味がない状態で続けていても、ストレスが強まるばかりです。
思い切って他の仕事を始めるために、転職活動を始めることで、前向きな気持ちになれるかもしれません。
ただし精神的に疲弊しているタイミングでは、一旦休養してから転職活動を始めることをおすすめします。
転職活動は数か月かかることもあり、自分ひとりで色んな企業の求人を探して応募したりと、労力がかかります。
すこし落ち着いたタイミングでスタートしても問題ありません。
仕事に行きたくない状態で無理をし過ぎるのはNG
毎日している仕事を急にやりたくなくなったり、仕事に対して熱意がなくなっている状態で無理をし過ぎるのはNGです。
特に体調に影響が出ている場合、精神的に疲れている状態から抜け出そうと体がSOSを出している可能性があるのです。
確かに仕事に遅れが出ることでほかの人に迷惑をかけてしまうこともありますが、体は資本です。
自分の身体を大切にしないと、いざ大切な時に体を壊してしまい、長期間働けなくなってしまうこともあります。
適度に休みを設けたり、思い切って休職して好きなことをしてみることをおすすめします。