『レバウェル看護(旧看護のお仕事)』は、看護師専門の転職支援サービスです。
サービスに登録するとプロのアドバイザーが担当として付いてくれて、希望条件のヒアリングから求人の紹介、病院側への応募書類の提出、面接日程の調整、条件交渉などあらゆる面でサポートしてくれます。
広告ナビゲーターとして女優の杏さんを起用しており、よくバナー広告なども目にします。
運営会社であるレバレジーズはIT・人材系の事業に特化した会社で、年間売上200億円近くを誇る業界大手企業です。
こうした事業背景も信頼できるポイントといえるでしょう。
職種特化型の転職支援サービスの場合、転職が成功した後に支払われる転職お祝い金の制度があることが多いのですが、『レバウェル看護(旧看護のお仕事)』の場合はどうなのでしょうか。
今回は祝い金制度の有無や、祝い金そのものの仕組み、そしてメリット・デメリットなどについて解説していきます。
目次
そもそも転職祝い金とはどういうもの?
そもそも転職祝い金とは何なのでしょうか。
実はこの制度自体はかなり一般的で、多くの転職支援サービスが採用しています。
簡単に言うと、転職先が見つかったあとにお祝い金として数万円が支給されるという制度です。
転職祝い金は、どんな仕組みで支払われる?
転職祝い金の目的は、端的に言えば集客です。
転職先が見つかって、さらにお金までもらえるのであれば、そのサービスを使いたくなるのは当然のこと。
そんな心理を踏まえ、ユーザーを集客するために用意されています。
では、なぜ祝い金をユーザーに支払うことができるのでしょうか。
転職支援サービスを運営している会社は、ユーザーを入社させることで企業から報酬を受け取ります。
その報酬の一部をユーザーに還元するというのが、おおまかな仕組みです。
誤解を恐れずに言えば、転職支援サービスにおいて登録してくれるユーザーは『商品』です。
優秀なユーザーを獲得するために、お祝い金は最も有効な手段といえます。
一般的にどのくらいの金額が支払われるものなの?
お祝い金の金額は、そのサービスによって違います。
よく目にする一般的な金額としては、1万円~5万円程度でしょうか。
採用時の条件などによって支払金額が変わり、パートや契約社員より正社員のほうが金額が高く、日勤のみの方より日勤・夜勤両方の方のほうが金額が高いというような傾向にあります。
中には10万円を超える金額が支給されることもあり、それだけの金額を支払ってもユーザーを集めたいという企業の狙いが見て取れます。
ちなみに条件などによっては支払われないケースもあるので、各運営会社やコーディネーターに確認が必要です。
『レバウェル看護(旧看護のお仕事)』にお祝い金制度はある?
実は『レバウェル看護(旧看護のお仕事)』には、転職祝い金のような制度はありません。
以前はあったようなのですが、2017年12月をもって終了したと、公式ページには記載されていました。
当時は最大12万円が進呈されていたようで、これは他社のサービスと比較してもかなり大きな金額です。
なぜお祝い金制度がなくなったの?
なぜ制度自体がなくなってしまったのかは分かりませんが、ユーザー集客の方法をお祝い金から別のものに切り替えたことが一因ではないでしょうか。
集客方法は、何も祝い金だけではありません。
他の広告等にコストを投下し、集客を行っているため、祝い金がなくなったのではないでしょうか。
ユーザーとしては、当然祝い金制度があったほうがいいと思うはずです。
しかし、大切なのはお祝い金をもらうことではなく、自分が納得できる転職先を見つけること。
お祝い金はその結果として付随するものに過ぎません。
もし運営会社のレバレジーズがそれまでお祝い金の原資に充てていたコストを、今は優良な求人を集めるためのコストに使っているのであれば、間接的にユーザーも恩恵を受けているともいえます。
転職祝い金のメリットとデメリットについて
転職祝い金という制度は良いことばかりに思えますが、実はメリットだけでなくデメリットもあります。
このデメリットをきちんと知っておくことが、サイト選びにおいても重要になります。
転職祝い金のメリット
一番メリットがあるのは、ユーザーでしょう。
そのサイトを使って転職をすれば数万円の祝い金が支給されるので、ボーナスのようなものです。
また運営会社や利用企業にとっても、優秀なユーザーが集まるというメリットがあります。
転職祝い金のデメリット
反対にデメリットもあるのです。
祝い金をもらえて、ユーザーも集まって、となればよいことばかりと思えますが、意外な落とし穴もあります。
祝い金が転職動機になってしまわないか
まず1つめが、祝い金が転職の動機になってしまいかねないということ。
例えばいくつかのサイトを使い、内定も何社かにいただいているとします。
どこで働くかを迷ったときに、選択の動機が『転職祝い金がもらえるから』になってしまうのは本質ではありません。
祝い金はあくまで結果として付いてくるもので、仕事を選ぶ動機は自分の希望条件に合致するかどうか、そして希望の仕事に就けるかという点が重視されなければなりません。
その本質を曇らせてしまう可能性があることを知っておかなければならないでしょう。
運営会社や企業の努力不足を招かないか
もう1つが、運営会社側の努力不足を招くということ。
祝い金は、ある種強烈な『エサ』になります。
ユーザーが祝い金目的で集まってきて、かつ祝い金目的で転職をするようになれば、運営会社としてこれほど楽なことはないでしょう。
そうなると、運絵会社側は企業とユーザーのマッチングや詳細情報提供のための努力をしなくなりかねません。
企業も詳細な情報を提供したり、見学対応をしたりせずとも転職者が来てくれるので、同じように努力をしなくなってしまうでしょう。
転職というものは、転職者側だけが努力すればよいものではありません。
転職者に来てもらう企業側も同じように努力しなければなりませんし、転職者・企業の両方をサポートする転職支援サービス側も同じです。
お金という強い動機形成ができるもののために、本来すべき努力をしなくなるのは本末転倒です。
レバウェル看護(旧看護のお仕事)は、祝い金という『甘いエサ』を使わずに勝負している
レバウェル看護(旧看護のお仕事)には祝い金の制度はありません。
看護師特化型の転職支援サービス業界においては大手サイトとなり、今や祝い金に頼らずに集客ができ、多数の転職者と企業を支援することができています。
祝い金がなくとも、転職者を支える専門性の高いコーディネーターがいて、転職者に来てもらうための努力を惜しまない病院・施設がある。
それこそが転職者にとって何よりありがたいことではないでしょうか。
何より祝い金がないにも関わらず多くの転職者が利用しているという事実があります。
そういった意味で、『レバウェル看護(旧看護のお仕事)』のサービスは利用する価値があるといえるでしょう。
もちろん利用を決めるのはあなた自身ですが、今回解説した祝い金の仕組みやメリット・デメリットを踏まえた上で決定してもらえれば幸いです。
その他、レバウェル看護(旧看護のお仕事)のメリット・デメリット、また利用者の口コミ・評判が気になる方は、こちらの記事を参考にしてください。