看護師を辞めて他の仕事をしてみたい！と思ったことはありませんか？
衝動的にそう思っても、学生時代から看護師を目指し、医療と看護の勉強しかしてこなかった自分が、今からどんな仕事に転職することが可能なのか想像できないかもしれませんね。
ですが、転職をしてみると看護師よりもあっているかも？と思うこともあるかもしれません。
漠然と頭の中で考えているだけでは、イメージしにくいと思います。
ここでは、どんな転職先があるのか、本当に看護師を辞めても良いのかなど、異業種への転職を考える際に必要な情報をまとめました。
新しい職業についた自分を思い描いてみてください。
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目次
看護師が異業種へ転職するときにおすすめの職種
異業種といっても、看護師とまったく関係のない仕事ばかりではなく、看護師としての経験を生かしながら他の職業に転職することも可能です。
ここでは看護師の資格を活かせる転職先を５つご紹介します。
手に職をつけたい女性におすすめの仕事31選！専門職はキャリアに有利？
治験コーディネーター
治験がスムーズに行われるようにサポートする仕事です。
治験コーディネーターになるには特別な資格は必要ありません。
治験施設支援機関に就職をして医療機関に派遣されるコーディネーターと、病院で看護師として所属してコーディネーターがいます。
仕事内容は、
- 患者さんの精神的なサポート
- 治験に関わる人たちの調整役
などが主なものです。
病気や看護についての知識があることで、患者さんへの説明も説得力が増しますし、患者さんの安心感も得られます。
コミュニケーション力も必要ですから、看護師の経験が活かされます。
臨床開発モニター
治験が計画通りに進んでいるかモニタリングをする仕事です。
製薬業界の仕事で、治験がきちんと計画通りに行われているか、チェックや指導をします。
特別な資格は必要なく、CRO協会に所属するか、製薬会社に就職をします。
仕事内容は、
- 治験の計画書作成
- 治験を依頼する医療機関や医師の調査
- 治験契約の締結
- 治験に関するモニタリング
- 治験に関する書類の作成
などがあります。
医療的な知識があると業務を行いやすくなります。
医師と話をすることも多く、医師と接してきた看護師は医師と話をするというハードルも問題になりませんね。
心理カウンセラー
悩みを聞いて解決に導く仕事です。
アドバイスをするのではなく、クライアントさんが自分で解決策を見出せるようにサポートします。
特別な資格は必要なく、カウンセリング知識はカウンセラー養成をしているスクールに通うことで取得できます。
就職先は、
- 病院
- 学校
- 企業
- 裁判所
- 刑務所
などがあります。
どこかに就職しなくても、フリーで活動することも可能です。
アセスメントを学んできた看護師は、話を聞きまとめ、分析する力がありますので、これまでの経験を活かすことができます。
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健康相談コールセンター
電話で健康相談を受ける仕事です。
製薬会社や保険会社の顧客サービスのひとつとして行われていることが多いのですが、その会社に就職するのではなく、コールセンターに登録をする形になります。
仕事の特徴は、
- ２４時間体制のこともあり、交代制で仕事に入る場合あり
- 保険会社の顧客の健康相談
- ケガの処置についての説明
- 緊急時の対応の説明
- 医療器具の使い方の説明
などがあります。
幅広い病気や看護の知識が必要で、看護師としての経験と知識が十分に活かされます。
正社員の道もありますが、パートで働くことも可能です。
保健師
健康を保持するための支援活動をする仕事です。
保健師資格が必要になりますので、学校に入学し国家試験を受けなければなりません。
看護師資格をすでに持っていますので、保健師養成学校で半年から１年勉強をすると国家試験の受験資格が得られます。
就職先は、
- 保健所
- 病院
- 市町村
- 企業
- 学校
などがあります。
保健師は看護師に比べるとデスクワークが多くなります。
残業がほとんどないのが特徴ですので、プライベートを充実させたい人にはおススメです。
カウンセラー
カウンセリングの仕事も看護師のスキルを活かすことが可能です。
看護師には患者の悩みや状況をヒアリングして、どんな治療を行っていくかを管理していく業務もあります。
看護師時代に培ったカウンセリング能力を活かして、看護師としてではなく医療現場でのカウンセラーとして働きましょう。
歯科助手
実際に看護師から歯科助手にジョブチェンジする方も多いです。
歯科助手は歯科衛生士とは異なり、治療行為に携わることなく、衛生士や歯科医師のサポートを行うのがメインの業務になります。
歯科医院の営業時間に出勤OKなので、残業が発生しても1，2時間程度です。
安定した出勤も可能なので、看護師の激務につかれている方におすすめです。
看護師が異業種へ転職するメリット
看護師が他の仕事へ転職するメリットを紹介します。
異業種へ転職することは、多くの看護師にとって大きな一歩です。
新たな道へ進むことにより、自分の可能性が広がるでしょう。
看護師の経験を活かしながら新しいキャリアに気づけます。
では、具体的にどのようなメリットがあるのかまとめました。
できる仕事の範囲が増える
看護師としての経験やスキルは、医療分野だけでなく、広範な分野で活かせます。
- 営業
- 教育
- 福祉
- 研究
- 企業の保健管理 など
以上のように、あらゆる業界で求められるスキルを持っています。
そのため、異業種への転職は自分のキャリアにとって有利になるでしょう。
看護師資格を持っていれば、転職市場でも需要が高い人物と考えられます。
精神的・肉体的な負担減らせる
異業種への転職に成功すれば、精神的・肉体的な負担が減らせるでしょう。
看護師は、ストレスや体力的な負担が大きい職業と言えます。
24時間365日に近い対応と、緊張感のある環境で働くことが求められる仕事です。
異業種へ転職することで、仕事によるストレスの改善が高確率で期待できます。
規則正しく暮らせる
看護師は夜勤や長時間労働が多い仕事です。
そのため、自分の生活リズムが乱れることも少なくありません。
異業種へ転職すれば、一般的な労働時間内で働くことが可能でしょう。
勤務時間が決まっていることで、規則正しい生活を送れますね。
自分の時間を持てるようになり、プライベートを充実させることも可能です。
看護師が異業種へ転職するデメリット
看護師が他の仕事に就くデメリットをまとめました。
異業種へ転職する際には、いくつかのデメリットも覚悟しましょう。
転職には必ずリスクが伴いますが、それを理解した上で計画的に行動することが大切です。
年収が減る可能性が高い
看護師は専門職であり、その給与水準は比較的高めです。
一方、異業種へ転職する際には、看護師としてのスキルがそのまま評価されるとは限りません。
そのため、年収が減少する可能性を受け入れましょう。
しかし、働く上で大切なことは給料だけではありません。
働き方や生活バランスを考慮に入れ、全体的な満足度を考えることも大切です。
看護師としての復職が難しい
看護師は技術や知識が急速に進化する職業です。
そのため、異業種に転職してしまうと、看護師に復職するためには復職のハードルが高くなります。
再び看護師として働くために、最新の医療技術や知識を習得しなくてはいけません。
医療現場は人手不足が申告かしていますが、ブランク長い人材は復職が難しいこともあります。
キャリアがゼロからスタートする
看護師から異業種に転職すると、新しくキャリアをスタートさせる必要があります。
そのため、自身のスキルや経験をどのように活かすかよく考えましょう。
新たな環境でどのように働くか具体的に計画し、戦略を立てる必要があります。
新たなキャリアの挑戦には、時間と労力が必要です。
ここまでのキャリアが、異業種で評価されることは少ないでしょう。
転職の注意点24選！失敗しないためのチェックポイントを徹底解説
看護師が異業種へ転職するポイント
看護師が異業種へと転職を考える際に、注意すべきポイントは複数存在します。
以上について詳しく解説します。
資格が活かせる仕事を選ぶ
看護師としての経験と知識、さらには取得した資格は、転職で大きな強みとなります。
看護師資格が活かせる仕事には、以下の業種があります
- 企業看護師
- 健康センターなどの看護師
- 治験コーディネーター
- 臨床開発モニター
- ドラッグストア
看護師の資格や知識が活かせる職種は多くあります。
医薬品の開発や臨床試験の進行でも患者の視点で安全性や有効性をチェックする重要な役割を果たします。
異業種への転職は、自身が持っている資格やスキルがどのように活かせるかを考えることが重要です。
産業看護師として働くメリット・デメリット！転職をおすすめする人の特徴
無理に転職を決めない
転職を考える際は、無理に決定を急がないことが重要です。
現在の職場での不満やストレスなどで、感情的に転職を決定してしまうと後で後悔する可能性が高いです。
まずは、以下について考えましょう。
- 転職で自分が本当に求めているものは何か
- 転職することで何を得られるのか
- 現在の職場で改善可能なことは何か
このポイントを冷静に考えてみましょう。
加えて、転職活動は時間とエネルギーを必要とします。
新しい仕事を見つけるには、新しいスキルを学び、新しい環境に適応する努力が必須です。
転職の理由を洗い出す
自分がなぜ転職を考えているのか、その理由を明確にしてください。
具体的な転職理由を明確にすることで、自分が何を求めているのか、何が不満なのか理解できます。
その理由が、現職の人間関係、給与、労働時間などであるなら、転職で改善される可能性があります。
転職の理由を明確にすることで、自分が目指すべき方向性が見えてきます。
転職を考えるきっかけ13を紹介！おすすめの転職理由も完全解説
仕事に有利な資格を取る
看護師が異業種に転職するときは、資格取得にチャレンジしましょう。
仕事に必要な資格の取得は、自身の市場価値をアップさせます。
例えば、製薬会社などでは治験コーディネーター（CRC）や臨床開発モニター（CRA）の資格が求められることがあります。
メディカルライターやメディカルコミュニケーターのような職種では、医療情報提供者（MI）の資格が役立つ場合があります。
これらの資格は専門的な知識を示し、業界で働く能力を持っていることを証明できるでしょう。
資格取得は時間と労力が必要ですが、新たなフィールドでご活躍するために有利です。
未経験歓迎の求人を積極的にチェック
看護師から異業種への転職をする場合、未経験歓迎の求人を積極的にチェックしてください。
未経験歓迎の求人は、自分のスキルや経験が活かせるだけでなく、新たなキャリアを重ねられます。
看護師としての経験やスキルを活かしながら、新たな業界や職種に挑戦する機会です。
例えば、看護の経験を生かして、福祉や介護、保育などの業界に転職することも考えられますね。
製薬会社や医療機器メーカーなど、医療に関連する異業種への転職も可能です。
企業の調査を徹底的に行う
転職は、自分が希望する企業を詳しく調査することが重要です。
企業の業績、社風、働く環境、待遇などを調べて、自分に合った企業を見つけましょう。
転職先の研修制度や教育制度、キャリアアップの機会なども詳しく確認してください。
これらの情報は企業の公式ウェブサイトや、求人情報サイト、転職エージェントからチェックできます。
また、インターネットで企業の口コミや評判を調べることも重要です。
現在、または過去にその企業で働いた人々の意見から、企業の実情を知ることができます。
看護師が異業種への転職を考える原因6選
看護師が異業種へ転職を考える理由をまとめました。
職業の特徴として社会貢献度が高く、専門性を必要とする仕事です。
やりがいを感じる一方で、厳しい環境下で働くことが多いため、異業種への転職を考える人も少なくありません。
では、具体的にどのような原因が看護師の異業種転職を引き起こすのでしょうか。
異業種に興味がわいた
看護師は人々の生命を直接的に守る仕事です。
その一方で、新たな興味や挑戦したい分野が出てくることもあるでしょう。
自身が持っているスキルを活かす、または新たなスキルを身につける仕事を見つける看護師も少なくありません。
自分が興味を持てる分野に、転職を考える看護師もいます。
人間関係のトラブルが多い
看護師の職場は、人間関係のトラブルが起こりやすい環境です。
患者だけでなく、医師や他のスタッフと連携して仕事を進める必要があります。
ストレスが溜まり、改善の見込みがないと判断した場合は転職を考える人もいるでしょう。
心機一転するために、異業種を目指す看護師も多いです。
仕事によるストレスが大きい
看護師の仕事は緊張感が伴います。
24時間365日、いつ何が起こるかわからないという状況に常に対応しなければなりません。
そのため、仕事によるストレスが大きく、負荷を感じやすい看護師もいます。
対処法として異業種への転職を選ぶ可能性も高いでしょう。
1年目でも看護師は転職できる？転職したほうが良い人と成功するポイント
体力的に限界を感じる
看護師は3交代制の勤務や夜勤など、肉体的な負担が大きい仕事です。
特に年齢を重ねると、その負担が重くなることもあります。
体力的にも限界が来る看護師も少なくないでしょう。
自分の健康を考えて異業種へ転職を決断する人もいます。
体調を崩した時
看護師の職業病とも言える病気、腰痛に悩まされている人は多いですよね。
仕事中は腰痛ベルトを欠かせないという人もいます。
酷くなると足のしびれが出てくることもありますし、歩けない、立っていられないということもあります。
ここまで来ると看護師を続けることが困難になるため、他の職業転職を考えるようになります。
結婚生活や子育てと両立が難しいと感じた時
看護師の職場は女性が多いので、結婚や子育てを経験しても働きやすい環境が整っていてところが多くあります。
ですが、週末休めない、夜勤がある、休みも勉強会や研修になることがあるなど、家族との時間が思うように作れないと感じた時、他の職業の方が良いかもしれないと感じるようになります。
看護師から異業種への転職に強いエージェント
業種への転職を考える看護師におすすめのエージェントを紹介します。
転職エージェントは、全般的な転職サポートを行っています。
初めて違うキャリアを考える看護師も、一貫した転職支援が受けられるでしょう。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、看護師から違う職種への転職活動にもおすすめです。
サービスの強みは、職種に関わらず転職支援に豊富な実績があることです。
看護師だけでなく、あらゆる業界全体の転職支援を手がけています。
その経験とノウハウを活かして、個人の転職活動を徹底的に支援してもらえるでしょう。
エージェントとのコミュニケーションが取りやすく、あなたの転職に対する不安や疑問をしっかりと受け止めてくれます。
看護師の資格が活かせる職場が効率的に見つけられますね。
自身の経験やスキルを最大限に生かせる転職先が見つけられるでしょう。
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dodaは、求人数の多さが特徴の転職エージェントです。
看護師が異業種に転職する際にも大きなメリットとなります。
多数の求人から選べるため、自分の希望や条件に合った求人を見つけられるでしょう。
dodaは未経験の業種や浅いキャリアから挑戦できる仕事も多く扱っています。
全く違う業種へと挑戦したいと考えている看護師も、使いやすいエージェントです。
看護師が異業種への転職を考える際に、dodaは強力なパートナーとなるでしょう。
異業種への転職も看護師だからできる冒険
看護師の資格は一生モノです。
他の仕事に変わったとしても、戻ることができます。
これは他の職業ではあまりできないことで、そういう面では、看護師が嫌になったら異業種へ転職をしてみるのも良いですよね。
デメリットのところで、ブランクができてしまうとありますが、今は潜在看護師の復職サポートも充実していますので、戻りたいと思ったらサポートを受けて準備をすることができます。
いつでも戻れる、使える資格があるのは心強いものです。
まったく違う職業への転職は思いきった行動になりますが、看護師だからできる冒険です。
転職したい気持ちがあるのなら、勇気を出して行動してみましょう。
