看護師と看護士はどっちが正しい?求人応募前に確認しよう

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看護を職業にしている方を指す言葉として「看護師」と「看護士」があるのですが、両方同じ読み方をするので、どちらが正しいのか分かっていない方が多いのではないでしょうか?

正しい漢字を理解していないと、履歴書を記入するときに間違えて記入してしまいます。

看護職の求人に応募しているにも関わらず、正しい漢字を使えていないということは良くないので、この記事では「看護師」と「看護士」どちらが正しいのか、それぞれの違いについて詳しく解説していきます。

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看護師と看護士はどっちが正しいの?

看護師・看護士はどちらも同じ意味で使われるのですが、本来どちらの漢字が正しいのでしょうか?

看護師として働く以上は、どちらが正しいのか把握しておくことは大切ですよね。

結論をお伝えすると、現代では「看護師」が正しいです。

看護師が正しい理由について詳しく解説していきます。

現代では看護師の方が正しい

上記でもお伝えしましたが、現代では「看護師」の方が正しいです。

看護学校でも看護の現場でも「看護師」が正しいという認識になっています。

看護に関する求人を掲載している転職サイトなどでも「看護師」と記載されています。

反対に「看護士」と記載しているサイトやホームページは見つける方が大変です。

さらに看護専門学校や看護大学でも「看護師」と教えられます。

看護師と看護士で悩まれていた方は、看護師が正しいので自信を持って使いましょう。

稀に間違いや変換ミスで看護士が使われることもある

現代では看護師が正しいのですが、稀に「看護士」と記載されている転職サイトや看護学校のホームページがあります。

そのような記載を見つけると「あれ?看護士が正しいの?」と思うかもしれませんが、間違いや変換ミスで看護士が使われていることがほとんどです。

稀に看護士と記載している場合もありますが、正しいのは看護師になるので注意してください。

看護師と看護士、何が違うの?

正しいのは「看護師」で間違っているのが「看護士」ということは理解していただけたと思いますが、それぞれの漢字の違いを理解しておくことも大切です。

看護師になる以上、なぜ看護師が正しくて、なぜ看護士が正しくないのか把握しておきましょう。

看護師と看護士の違いについて詳しく解説していきます。

看護士は男性看護師の古い呼び方

看護士は男性看護師の古い呼び方になります。

古い呼び方ということなので、看護士が正しい時代がありました。

明確には2002年より「看護師」が正しくなったので、2001年までは「看護士」が正しいとして利用されていました。

看護師が正しいとなったきっかけは「保健婦助産婦看護婦法」が「保健師助産師看護師法」に改定されたことです。

国が定める法律で「看護師」と明記されたことがきっかけで看護師が正しいということになりました。

さらに詳しく「看護士」について解説します。

昔は看護職=女性の職業だったため

現代の看護師は90%以上が女性になります。それは昔から変わっていないことで、昔の方が看護師=女性というイメージは強くありました。

そのため昔は看護師のことを「看護婦」と呼んでいて、上記でお伝えした制度にも「看護婦」と明記されています。

看護職=女性の職業となっていたため「看護婦」が正しかったのですが、男性の看護師が増えたことで、「看護婦=女性の看護師」「看護士=男性の看護師」と決められました。

そのため看護士は男性看護師の古い呼び方になります。

看護婦に次ぐ資格を表すこともあった

上記でもお伝えしたように昔は「看護職=女性の職業」になっていたので、看護婦が正しい漢字として使用されていました。

そのため看護士は看護婦に次ぐ資格を表すこともありました。

現代の看護師資格を所持している方が「看護婦」、現代の准看護師の資格を所持している方が「看護士」ということです。

男性女性は問わず、看護婦・看護士として利用していることもありました。

一般的に「士」は男性に使われる文字

「看護士」の「士」という文字は一般的に男性に使われます。

「士」という文字の意味には「男性・さむらい・武士」と記載されています。

そのため昔は男性看護師のことを「看護士」と呼んでいたのでしょう。

しかし、現代でも「弁護士」や「税理士」「司法書士」など女性が働いている職業で「士」という文字が使われています。

士という文字には「男性」という意味合いもあるのですが、他にも「すぐれた者・仕える者・技術を身に付けた者」という意味合いがあります。

一概に男性に使われる文字というわけではありませんので、注意してください。

看護師は男女平等に使われる看護職の総称

上記でもお伝えしましたが、昔は「看護婦=女性」「看護士=男性」として利用されていました。

しかし男性の看護師が増えてことをきっかけに、男女平等に使える看護職の総称として「看護師」が決められました。現代でも使われているように、「看護師」という言葉は男性も女性も両方の意味を指しますよね。

看護職の総称と決められたのは「保健婦助産婦看護婦法」が「保健師助産師看護師法」に改定されたことがきっかけです。

看護師という漢字についてさらに詳しく解説していきます。

看護職も男性女性関係なく就く職業になったため

看護職は男性女性関係なく就く職業になったため、看護職の総称「看護師」が決められました。

現代でも看護師の10人に1人は男性で、年々男性看護師は増えてきています。

男性看護師は増え始めたのは2000年前後です。上記でもお伝えした制度が改定される数年前に男性の看護師は増え始めました。

男性の看護師は増えていなければ、現代でも「看護婦」と呼ぶのが正しいと言われていたかもしれません。

看護師が総称として決められることになったきっかけは、男性女性関係なく就く職業になったということが関係しているでしょう。

厚生労働大臣から認可されている資格を指す

看護師は厚生労働大臣が認可している資格を指す漢字にもなっています。

厚生労働省のホームページでも「看護師国家資格」と明記されていて、「看護師=厚生労働大臣が認めている資格」ということになります。

そのため「看護士資格」と記載されている求人情報やホームページは間違えています。

さらに「保健婦助産婦看護婦法」が「保健師助産師看護師法」に改定された前は「看護婦資格」が厚生労働大臣から認可されていました。

厚生労働大臣が認可する資格ということも、看護師が総称になったことも、制度が改定されたことがきっかけでしょう。

師は専門家という意味も持つため

看護師の「師」と言う文字は専門家という意味を持つため、看護師の総称として利用されています。

専門家という意味の他にも「人を教え導く者・先生・技術を修めた者」という意味合いがあります。

看護師という職業にぴったりな意味合いの文字ですよね。

「師」という文字が使われている職業は看護師の他に「医師・理容師・美容師・薬剤師・歯科医師」などが挙げられます。

上記の職業は専門性の高い職業です。

看護師の「師」という言葉には専門家という意味が込められています。

看護師の求人広告では看護師の方が一般的

一般的に看護師の求人広告では「看護師」が利用されます。

何度もお伝えしているように現代は「看護師」が正しい漢字として利用されているので、求人広告でも看護師が利用されますよね。

しかし、稀に求人広告で「看護士」と記載されていることがあります。

その場合は「男性の看護師を求めているのかな」と悩むかもしれませんが、多くの場合が間違いや変換ミスです。

看護士と記載されている求人広告でも、看護師を求人しているのとは変わりありませんので、安心して応募してください。

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履歴書で記入ミスすると転職に失敗する可能性もある

看護師から看護師に転職・別の職業から看護師に転職する際は、履歴書を記入しなければいけません。

履歴書では少なからず、数回「看護師」と記入することでしょう。

その際に「看護師」を「看護士」と記入してしまうと、転職に失敗する可能性が出てきます。

求人掲載をしている企業によっては「看護師になりたいのに、漢字もわからないのか」と思われる可能性もあり、看護師としての知識量の少なさが浮き彫りになります。

しかし看護師を看護士と記入ミスしただけなので、全く気にしない企業もあります。

記入ミスに対する受け取り方は求人掲載をしている企業によってそれぞれなので、履歴書を記入する際は「看護師」としっかり記入するようにしましょう。

看護師として笑い者にされる可能性もある

看護師と看護士、どちらが正しいのか、現職の看護師だと多くの方が知っていることだと思います。

そのため看護師にも関わらず、看護師と看護士の違いが分からずに、間違って使用していると、同僚や先輩から笑われてしまう可能性もあります。

人は誰でも間違えることはあるので仕方ないですが、看護師として働いている以上、看護師と看護士の違いを理解して間違えないようにしましょう。

両方の意味の違いを知って履歴書で記入ミスを防ごう

この記事では「看護師」と「看護士」どちらが正しいのかについてお伝えしました。

現代では「看護師」が正しい言葉になり、看護士は昔の男性看護師の呼び方になります。

看護師と看護士の違いについてもお伝えしましたので、2つの漢字の意味を理解して間違って使わないようにしましょう。

履歴書に「看護士」と記入ミスをしてしまうと、転職できないことになるかもしれませんので、この記事をきっかけに「看護師」が正しいと覚えてください。

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