管理職は平社員の憧れの役職になり、待遇や給与なども高まります。
しかし実際に管理職として働いてみると、「管理職に向いていないのかな?」と悩まれている方は多いのではないでしょうか?
この記事では管理職に向いていない人の特徴を解説します。
管理職の向いていない人の今後のキャリアについても解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
管理職に向いていない人の特徴7選
管理職は組織の各部署が業務を進めるための「決裁権」を持つ役職のことを指すため、仕事ができれば良いというわけではありません。
個人では成績を上げられる方でも、管理職になると思ったように成果を上げられない方は多いです。
そこで管理職に向いていない人の特徴を7つご紹介します。
仕事ができない人
1つ目の特徴が「仕事ができない」ということです。
仕事ができない方が管理職になると、部下とのコミュニケーションが難しいです。
例えば、営業成績トップで管理職に昇進した方と営業成績が全くだった方だと、どちらのアドバイスを聞き入れますか?
アドバイスの内容や質は関係なく、ほとんどの方が営業成績トップの方と答えるでしょう。
またアドバイスの受け入れ方も変わると思います。そのためそもそも仕事ができない方が管理職になると、部下とのコミュニケーションがうまく取れないです。
管理職として成果を上げるためには、最低限の実力が必要になってきます。
コミュニケーションスキルがない人
2つ目の特徴が「コミュニケーションスキルがない人」です。
コミュニケーションスキルは管理職として成果を上げるためには、欠かせないです。
その理由は簡単で、コミュニケーションスキルがなければ伝えたいことを伝えられないからです。
伝えたいことが伝わらないと、管理職として仕事を続けていくことは難しいと思います。
さらに部下には 「何を伝えたいかわからない」と思われて、信頼も失います。
管理職では伝えたいことを伝えられるコミュニケーションスキルが必要です。
嫌われることが苦手な人
3つ目の特徴が「嫌われることが苦手な人」です。
管理職になると部下に指示を出すことや叱ることが業務の1つになるため、得てして部下から嫌われやすくなります。
そのため部下に嫌われることを恐れているようでは、管理職は務まりません。
さらに部下に嫌われることを恐れていると、部下からの信頼は失います。
「嫌われても部下の成績を上げさせたい」という気持ちで指示や指導ができる人は、向いていると思います。
人の成果をやりがいに感じられない人
4つ目の特徴が「人の成果をやりがいに感じられない人」です。
管理職になると自分の成果ではなく部下の成果で評価をされて、部下の成績が上がれば高い評価を受けられます。
そのため部下の成果を自分のやりがいに感じることができなければ、管理職として仕事を続けていくことは難しいです。
仕事を続けることはできても、「管理職」という役職が全く楽しくないと思います。
やりがいを感じない仕事ほど楽しくないことはないので、人の成果でやりがいを感じられない方は管理職が続かないことが多いです。
育成能力がない人
5つ目の特徴が「育成能力がない人」です。
上記でもお伝えしましたが、平社員としてはトップクラスの成果を上げていたにも関わらず、管理職になると途端に成果が出せなくなる人がいます。
それは部下の育成ができないからです。
成果を上げることと成果を上げさせることは、似ているようで全く違うスキルを必要とします。
「名選手、名監督にあらず」という言葉があるように、育成能力がなければ務まりません。
個人の方が仕事をしやすい人
6つ目の特徴が「個人の方が仕事をしやすい人」です。
イメージとして管理職は「組織」平社員は「個人」として仕事を捉える必要があり、仕事を個人で全てやろうとすると、管理職は務まりません。
管理職は効率よく部下に仕事を振って部下を育成する必要があり、部下が仕事しやすいようにするスキルが求められます。
そのため「部下がやるぐらいなら、自分がする」と考えてしまう人は向いていないです。
反対に「効率が悪くても部下にやってもらう」と考える方は向いているでしょう。
平等に接せることができない人
7つ目の特徴が「平等に接することができない人」です。
管理職では部下全員と平等に接する必要があり、平等に接せることで部下からの信頼を高められます。
しかし「お気に入り」という部下を作ってしまう方だと、管理職は務まりません。
さらに部下に平等に接することができないと、組織として成果を上げることはできないです。
お気に入りの部下だけが成果を上げることになるため、管理職としては失格です。
プライベートでは関係ないですが、ビジネスでは「好き・嫌い」は関係なく平等に接することが大切です。
管理職に向いてない人の今後のキャリア
管理職に向いていない人の特徴をお伝えしましたが、「今後のキャリアはどうしよう…」と不安に感じられた方はいると思います。
もし管理職に向いていないとしても、安心してください。
管理職がビジネスマンの全てではありません。
管理職に向いていない人の今後のキャリアについてご紹介します。
管理職から平社員へ降格する
管理職が向いていないと感じられる場合は、会社に平社員への降格を相談してください。
会社としては管理職として続けて欲しいという旨を伝えられて引き止められると思いますが、向いていないと思う理由を具体的に伝えると、降格させてくれる可能性は大いにあります。
また会社は退職されることは避けたいと思うため、どうしても平社員へ降格したい場合は「退職することを考えている」と伝えると、良いでしょう。
転職する
管理職が向いていないと感じられた方は、転職することも1つの選択肢です。
「管理職からの転職は難しい」と言われることが多いですが、しっかりポイントをおさえて転職活動をすると希望通りに転職できます。
管理職が向いていないと感じた方の転職方法は大きく「転職して管理職の役割を変える」「平社員へ転職する」の2つがあるので、詳しくご紹介します。
転職して管理職の役割を変える
管理職に向いていないと感じたものの、「平社員に降格するのは嫌だな…」と思われる方は多いでしょう。
その場合は転職して管理職としての役割を変えてみてください。
会社によって管理職が行う業務の範囲や負荷は異なるので、自分が向いていないと思った点を補える転職先を見つけると、管理職を続けていけます。
例えば、部下を育成することが苦手と感じている方は、部署内の人数が少ない企業へ転職すると良いでしょう。
管理職へ転職する場合は、転職先の企業について詳しく調べておくことをおすすめします。
平社員へ転職する
管理職という役職にこだわらない方は、平社員へ転職することをおすすめします。
平社員へ転職することで、管理職に向いている・向いていないは関係なくなります。
ただし転職先の企業で成果を上げると、「管理職に昇進しないか?」という誘いを受けると思うので、転職する際に「管理職ではなく現場で働きたい」という旨を伝えておきましょう。
管理職からの転職は有利になる?アピールすべきポイントと注意点
管理職の転職におすすめの転職エージェント
管理職から希望通りに転職するためには、転職エージェントを活用することが大切です。
しかし数多くの転職エージェントがあるため、「どのサービスが良いんだろう?」と悩まれると思います。
そこで管理職からの転職におすすめの転職エージェントを2社ご紹介します。
併用して活用しても問題ないため、気になる転職エージェントがあれば登録してみてください。
ビズリーチ
ビズリーチは「株式会社ビズリーチ」が運営しているハイクラスの転職に特化した転職エージェントです。
転職エージェントとしてサービスを提供しているのですが、登録者の約8割の方がスカウトサービスで転職を成功させています。
スカウトサービスとは登録している情報を大手企業や一流ヘッドハンターが確認して直接オファーしてくれるサービスです。
ビズリーチに登録している個人情報は公開されないため、会社にバレる心配は要りません。
そしてビズリーチが取り扱っている30%以上の求人が年収1,000万円を超えています。
管理職から転職しても高収入を希望される方は、ビズリーチがおすすめです。
doda
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さらに非公開求人を含めると、求人数は10万件を超えます。
そしてdodaに在籍しているキャリアアドバイザー(転職のプロ)は各業界に精通しているため、業界ならではのサポートを受けられます。
転職に関するサポートも充実しているため、働きながらでも転職活動を進められます。
管理職に向いていない人は転職して役割を変えよう
この記事では管理職に向いていない人の特徴をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
管理職はさまざまなスキルが求められる役職になるため「仕事ができる=向いている」というわけではありません。
そのため向いていないと感じられた方は、転職して役割を変えることをおすすめします。
上記でお伝えした転職エージェントを活用して、希望通りに転職しましょう。