KDDIは携帯キャリアブランド「au」を展開している大手電気通信事業会社です。
東証一部に上場していて、携帯キャリア以外にも「電気・保険・電子決済」などさまざまなサービスを提供し、業界トップクラスの売上高を誇ります。
そんなKDDIへの転職を考えている方は多いのではないでしょうか?
この記事では、電気通信事業会社「KDDI」の転職難易度について解説します。
KDDIに転職する方法や、募集されている中途採用情報もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
KDDIの転職難易度は高い?
KDDIは東証一部に上場している大手通信事業会社です。
携帯キャリアブランドである「au」を展開していて、「ソフトバンクグループ」「NTTドコモ」に並び、「3大キャリア」と言われています。
実際にauで携帯を契約している方も多いでしょう。
そんなKDDIの転職難易度はそれほど高くありません。
3大キャリアの中でもKDDIが最も転職しやすいと言われています。
しかし、「KDDI=簡単に転職できる」というわけではありません。
KDDIは東証一部に上場している大手企業で、転職先として人気があるので、転職難易度が低いわけではないです。
あくまで、企業規模と比較すると、転職難易度がそれほど高くないということになります。
「KDDI=すぐに転職できる」という考え方には、注意してください。
KDDIの転職難易度が高くない理由
KDDIの転職難易度がそれほど高くない理由は大きく2つあります。
- 中途採用枠が増えた
- 募集されている職種が多い
KDDIの転職難易度がそれほど高くない2つの理由について詳しくご紹介します。
中途採用数が増えた
KDDIは5Gを活用した新規事業の創出や、金融や決済などの非通信事業の拡大に伴い、中途採用数を増やしています。
2021年1月に発表された「KDDIの新卒・中途採用計画について」では、中途採用数を全体の4割まで拡大し、約190人を採用すると公表しました。
中途採用数が190人というのは過去最大で、一気に転職難易度が低くなったと考えられます。
同じ通信事業会社である「NTTドコモ」では、中途採用比率が「約25%」です。
中途採用比率が40%を超えている企業はそう多くないので、KDDIの転職難易度はそれほど高くないと考えられます。
募集されている職種が多い
KDDIはホームページで募集されている職種が多いです。
募集されている職種ジャンルは15種類で、具体的な中途採用求人は100件を優に超えています。
100件以上の中途採用求人があることで、自分の職歴やスキルを活かすことができるものを見つけ出すことができるため、転職難易度がそれほど高くないと考えられます。
転職難易度の高い企業では、中途採用求人に応募することすら難しいです。
また、KDDIは異業種からの転職を成功させている方も多くいるので、電気通信事業に関する職歴がなくても、転職を成功させられます。
KDDIで募集されている中途採用求人は下記にて詳しくご紹介しています。
KDDIに転職する方法
KDDIに転職する方法は大きく2つあります。
1つ目が、KDDIのホームページで募集されている中途採用求人に応募する方法です。
上記でお伝えした通り、KDDIのホームページでは100件以上の求人が募集されているので、希望する条件に合ったものを見つけやすい傾向があります。
募集されている職種の詳細が掲載されているページの下部に「この職種に応募する」と設けられているので、それをクリックすると、応募することが可能です。
2つ目、転職サービスを活用してKDDIに転職する方法です。
転職サービスとは、求人が多数掲載されている「転職サイト」や、転職に関するサポートサービスを提供している「転職エージェント」などが挙げられます。
これらの転職サービスでは、ホームページで募集されている内容とは異なる求人を取り扱っている可能性があります。
さらに、転職エージェントでは、転職に関するサポートを受けることができます。
転職サービスを活用して転職する方法について詳しくご紹介します。
KDDIの求人が掲載されている転職サイト
転職サイトを活用して転職するには、KDDIの中途採用求人を掲載している転職サイトを探す必要があります。
KDDIの求人が掲載されている転職サイトは下記の通りです。
- doda
- パソナキャリア
- リクナビNEXT
上記の転職サイト以外では、KDDIの求人を掲載していませんでした。
また、各転職サイトで掲載している求人内容にも違いがあるので、それぞれの転職サイトを確認することをおすすめします。
「ホームページで募集されている求人には、希望するものがなかった」という方は、一度転職サイトで探してみてください。
転職エージェントの非公開求人に注目
転職エージェントには、転職サイトに掲載されない「非公開求人」というものがあります。
非公開求人とは、KDDIの採用担当者が転職エージェントのキャリアアドバイザーに求めている人物像を伝えて、条件を満たしている転職者を紹介してもらう仕組みです。
膨大な応募の中から、条件を満たしている転職者を探し出す手間が省けるので、転職先として人気のある大手企業が導入しているケースが多い採用方法になります。
そんな非公開求人でも、KDDIの中途採用求人を取り扱っている可能性があります。
ただし、一般には公開されない求人になるので、「〇〇エージェントが取り扱っている」と明確にお伝えすることはできません。
KDDIの非公開求人を取り扱っている可能性が高い転職エージェントは下記の通りです。
- dodaエージェント
- パソナキャリア
- リクルートエージェント
- ビズリーチ
- JACリクルートメント など
どの転職エージェントが取り扱っているのか分からないので、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。
KDDIで募集されている職種
KDDIのホームページで募集されている中途採用求人は15もの職種ジャンルに分けられています。
募集されている職種ジャンルは下記の通りです。
- 経営企画/事業企画
- 業務企画/営業企画
- プロダクト/サービス開発
- コーポレート
- マーケティング
- WEBディレクター
- IT企画
- ITコンサルティング など
そして、各ジャンルごとに複数の中途採用求人があるので、合計で100件以上の求人が募集されています。
ただし、「指定された職種はありません」と応募を締め切られていることがあるので、条件に合ったものを見つけると、すぐに応募することをおすすめします。
募集されている中途採用情報
募集されている中途採用求人によって、仕事内容や応募資格は異なりますが、基本的な待遇や勤務地は同じです。
募集されている中途採用情報は下記の通りです。
雇用形態 | 正社員 |
---|---|
給与 | 基本給:290,000円~ |
休日 | 完全週休2日制(土日祝) |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
給与改定 | 年1回 |
試用期間 | 3カ月間 |
勤務時間 | 通常勤務 9:00~17:30 (実働:7時間30分) |
勤務地 | 東京都千代田区 |
KDDIで募集されている中途採用は数が多いので、しっかりと中途採用情報を確認してから、応募するようにしてください。
そして、複数の職種へ応募することも可能なので、応募資格を満たしている場合は、複数の職種へ応募することをおすすめします。
KDDIで募集されている中途採用は「KDDI キャリア採用応募要項」から確認してみてください。
KDDIの企業基本情報
KDDIの企業基本情報は下記の通りです。
社名 | KDDI株式会社 |
---|---|
創業 | 1984年6月 |
事業内容 | 電気通信事業 |
本社所在地 | 東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号 ガーデンエアタワー |
電話番号 | 03-3347-0077 |
代表取締役社長 | 髙橋 誠 |
資本金 | 141,852百万円 |
従業員 | 47,320人 (連結ベース) |
KDDIは東証一部に上場している大手電気通信事業会社です。
携帯キャリアブランド「au」を確立して、「au HOME・au PAY・auでんき」など携帯キャリア以外のサービスも提供しています。
KDDIは、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。」ということを企業理念に掲げていて、今後も質の高いサービスを提供し続けるでしょう。
KDDIの福利厚生
KDDIで設けられている福利厚生は下記の通りです。
- 年次有給休暇
- 特別休暇(弔事、結婚、出産、子の看護など)
- 育児介護休職
- フレックス制度
- テレワーク勤務
- 変形労働時間制
- 各種財形貯蓄制度
- 社員持株会
- KDDIグループ共済会(生活支援制度、各スポーツクラブ、百貨店優待、テーマパーク・リゾート施設利用割引など)
- 提携住宅ローン など
さらに、KDDIは人材育成に力を入れていて、「入社時研修・自己啓発支援・DX人財育成プログラム・ビジネス留学・ジョブローテーション制度」などさまざまな制度があります。
これほど人材育成に関する制度が設けられている企業は少ないです。
KDDIは福利厚生・人材育成制度が手厚く設けられているので、転職しても安心・満足して働くことができるでしょう。
大手企業におすすめの転職サイト・エージェント
KDDIのような大手企業への転職をする際におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
KDDIのような質の高い優良求人はサイトの検索機能ではヒットせず、エージェントからしか紹介してもらえない非公開求人となっていることも多いです。
また求人は時期によっても掲載内容や掲載の有無が変わります。
KDDIの求人の有無や詳細については、エージェントに相談して確かめるのが確実ですよ。
転職サービスが多すぎて迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
doda
大手転職支援サービスを提供するdodaは、非公開求人の質が高いことでも知られています。
登録するだけで非公開求人を紹介してもらえるため、質の高い非公開求人を狙って登録をする人も多いです。
KDDIのようなレベルの高い求人を扱っている可能性も高いですね。
情報・通信系の案件でも成功事例を多く持っていますから、登録してみて損はないでしょう。
キャリトレ
キャリトレ(キャリアトレック)は、CMでも有名な「ビズリーチ」が提供している転職サイトです。
求人のメインターゲットは20代で、若年層で転職を考えている方におすすめです。
若手向けでありながら大手の求人も多く掲載されているため、KDDIなどの質の高い求人に出会いたい20代の方にピッタリですね。
キャリアアップを目指したい第二新卒や若手世代の方は、ぜひ検討してみてください。
ハイキャリアにおすすめの転職サイト・エージェント
ハイキャリアの転職をする際におすすめの転職サイト・エージェントも紹介します。
紹介するのはKDDIのような質の高い求人の紹介を特に期待できる、大手求人や好待遇の求人を多く扱う転職エージェントです。
非公開求人の内容を確認するためにも登録してみることをおすすめしますよ。
ビズリーチ
ビズリーチは、ハイクラス層の転職支援に特化した代表的な転職エージェントサービスです。
特に40~50代のミドル層の転職に強いですよ。
求人全体の約30%は年収1000万円以上の求人でKDDIのような条件の良い案件や転職で高年収を狙っていきたい方に最適です。
即戦力の人材を最適な案件に導くことを得意としていますので、情報・通信業界に関する知識や実務経験があるに越した事はないでしょう。
JACリクルートメント
JACリクルートメントもハイキャリア層の転職を得意とする転職エージェントの一つです。
そのため全体として取り扱い求人の質が高く、大手企業の案件が集まっています。
KDDIのような好待遇の求人を数多く保有していますよ。
また専門性の高いコンサルタントが在籍しているのもJACリクルートメント魅力です。
特にミドル層の転職支援を得意としていますので、大手企業でのハイキャリア転職を目指したいミドル世代の方におすすめしたい転職エージェントです。
KDDIの転職におすすめの人物像
KDDIの転職におすすめの人物像は、電気通信事業に関する知識が備わっている方です。
上記で「KDDIはそれほど転職難易度が高くない」とお伝えしましたが、電気通信事業に関する知識がなければ、転職を成功させることは難しくなります。
また、転職することはできても、求められている以上の成果を上げることは考えにくいです。
どの職種へ転職する場合でも、メイン事業である電気通信事業に関する知識は必要になります。
そして、KDDIは「転職で年収を高くしたい」という方にも、おすすめできる企業です。
KDDIの平均年収は900万円〜950万円と言われていて、3大キャリアの中でも最も平均年収が高いです。
さらに、役職に就いている方は、年収1,200万円以上得ることができます。
KDDIの転職難易度は高いですが、電気通信事業に関する知識が備わっている方や、転職して年収を高めたい方には、転職を目指すことをおすすめします。