学生でも社会人でも大きく2つに分けると、「文系」と「理系」に分けられます。
文系と理系では、得意としている分野が異なるため、転職しやすい仕事も異なります。
花形の職種と言われる企画職への転職を考えている方は、「企画職は文系と理系どっちが転職しやすいのだろう?」と気になることがあるのではないでしょうか?
この記事では文系と理系、どちらの方が企画職に転職しやすいのか解説します。
企画職の仕事内容や、転職を成功させるポイントなどもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
企画職は文系と理系どっちの方が転職しやすい?
企画職の仕事内容についてお伝えしましたが、転職しやすのは「文系」です。
実際に企画職として働いている方も文系なことが多く、理系の方は少ない傾向があります。
一般的に理系は技術職に勤めることが多く、企画職は技術職には該当しないため、文系の割合が高くなっていると考えられます。
また、理系は技術者としてキャリアアップを目指す方が大半を占めているので、技術者から企画職への転職を考えられる方は少ないです。
しかし、文系しか働けないわけではありません。「技術職から企画職へ転職する」ということが難しいだけで、「理系だから企画職は無理」ということはないです。
企画職は、文系でも理系でも転職することが可能ですが、前職の都合上、文系の方が転職しやすくなります。
営業職から企画職になることが多い
文系の方が企画職に転職しやすい理由は、営業職の経験が重要視されるからです。
企画職では、営業職として現場の経験を積むことで重要視されていて、営業経験がない方は転職することが難しくなります。
そのため営業職が多い文系は転職しやすく、技術職が多い理系は転職しにくいということになっています。
もし、文系でも営業職の経験がない場合は、企画職へ転職することは難しいと考えられます。
企画職への転職で求められるスキルとは?企画職は未経験でも転職できる?
理系で企画職へ転職する方法とは?
文系の場合は営業職の経験があることが多いため、企画職へ転職しやすいです。
理系の場合は、「企画職へどのように転職すれば良いの?」と悩まれることがあると思います。
そこで理系から企画職へ転職する方法を4つのステップに分けてご紹介します。
企画職への転職を考えている理系の方は、ぜひ参考にしてみてください。
①営業職を募集している求人を探す
理系で企画職へ転職するには、まず「営業職」を募集している求人を探す必要があります。
上記でもお伝えした通り、営業経験がない状態で企画職へ転職することは難しいです。
転職市場において営業職は最も求人が多い職種と言われているため、納得できる求人を見つけやすい傾向があります。
営業職の求人を探す方法としては、転職サイトと転職エージェントがおすすめです。
転職サイトは自分で求人を検索できるサービスで、転職エージェントは条件に合っている求人を紹介してくれるサービスです。
両方のサービスを活用した方が、自分の条件に合っている求人を見つけやすいので、併用することをおすすめします。
②求人を探して面接を受ける
営業職の求人を見つけると、その求人に応募します。
応募するには、履歴書や職務経歴書などを準備する必要がありますが、転職エージェントを活用している場合は、担当のキャリアアドバイザーの方がサポートしてくれます。
応募が完了すると、応募企業で面接を受けます。
基本的に2〜3回、面接が行われるので、自分のスキルや実績、営業職を目指す理由、志望動機など、聞かれるであろう質問はしっかりと対策しておきましょう。
そして面接の結果、採用してもらうことができれば、営業職になれます。
③営業職として2年以上の経験を積む
理系で営業職へ転職できると、最低でも2年以上の経験を積む必要があります。
2年以内の営業経験では、企画職への転職成功率が低いままです。
年数が長くなればなるほど、企画職へ転職しやすくなりますが、転職では年齢も関係するため、2年〜3年の経験で企画職への転職を希望することをおすすめします。
そして、営業職として働きながら、商品や営業の企画を考えていると、転職後に活躍しやすくなります。
④企画職への転職を希望する
営業職として2年以上の経験を積むと、企画職への転職を希望してください。
手順としては、1〜2のステップと同じです。
ただし、企画職の求人は営業職よりも少ないため、転職エージェントの活用が肝心になります。
転職エージェントでは、転職サイトに公開されていない「非公開求人」を紹介してくれるため、転職先の選択肢が広がります。
そして、転職サイト・転職エージェントは、営業職へ転職したときと同じものを活用することをおすすめします。
以上4ステップで、理系から企画職へ転職できます。
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文系・理系に限らず転職を成功させるポイント
文系・理系に限らず、自分の希望通りに転職を成功させることは難しいです。
そこで文系・理系に問わず、転職で抑えておきたいポイントをご紹介します。
自分の希望通りに転職を成功させられるように、下記のポイントを参考にしてみてください。
採用担当者に好印象を与えられるように面接対策を行う
転職を成功させるには、採用担当者に好印象を与える必要があります。
採用担当者に好印象を与えられる機会は面接です。面接以外で好印象を与えることは難しいため、しっかりと面接対策を行うことが大切です。
社会人になってから面接を受ける機会はなかったと思うので、話し方や表情、身だしなみなど基礎的な部分から意識する必要があります。
そして、志望動機や転職理由、長所と短所などは、高確率で聞かれる質問になるため、事前に答えを考えておくことをおすすめします。
「面接はなんとかなる」という考え方には、注意が必要です。
心に余裕が持てるように働きながら転職活動を行う
転職を成功させるには「退職すべき」と思われる方が多いのですが、働きながら転職活動を行うことが大切です。
働きながら転職活動を行うことで、「転職しない」という選択肢を自分の中で持っておくことができ、心に余裕が生まれます。
心に余裕が生まれることで、焦ることなく、納得できるまで転職活動を行えます。
そして、退職してしまうと「無職」という経歴が付きます。
無職の経歴が付くと、面接時に「前職をクビになった」と判断される可能性があり、転職成功率がグンと低くなるので、働きながら転職活動を行うようにしてください。
企画職は「文系」の方が転職しやすい
この記事では文系と理系、どちらの方が企画職へ転職しやすいのかについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
企画職へ転職しやすいのは、「文系」です。文系は営業職を経験したことがある方が多いため、企画職へ転職しやすくなります。
反対に、理系は営業職の経験がない方が多いため、企画職へ転職しにくいです。
しかし、文系でも理系でも企画職へ転職することは可能です。前職の都合上、文系の方が転職しやすいだけで、理系でも企画職を目指せます。
この記事でお伝えした内容を参考にして、文系・理系問わず、企画職への転職を成功させましょう。