既卒の就活は辛い?既卒就活のアドバイスとしんどいときの対処法

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新卒の採用と違い、1人で行動することが増える既卒の就活は辛いものがあります。

誰にも悩みを相談することができず、不採用の通知に1人落ち込んでいませんか?

「何社応募しても内定がもらえない」
「就活に疲れた……」

そんな悩みを抱えている既卒者も多いことでしょう。しかし、そんな状況は永遠に続かないので安心して下さい。

まずは今の就活に問題がないのかを見極め、既卒に合った就活を行いましょう。

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既卒がつらいと感じるとき

あなたが今、辛いと感じている原因は何でしょうか。原因を探ることで解決策が見えてきます。

1人で戦っている寂しさ

学生の頃と違い、既卒の就活は孤独です。

その理由は「どこにも所属していない虚しさ」から来ているかもしれません。

幼少期からずっと学校に所属し、毎日通う場所があった学生時代。

それが突然、就職先が決まらないまま学校を追い出され、行く場所を失うわけです。

毎日行くところがない寂しさ、孤独感、既卒の就活は孤独との戦いかもしれませんね。

周りに置いていかれている気持ちになる

なかなか内定をもらえないまま夏が来て秋が来て。時間だけが過ぎていくことに焦りを感じていませんか?

一緒に学んだ仲間は社会にでて活躍していると思うと、「私は何をしているのだろう」と自分を責めてしまいがちです。

まるで自分だけが取り残されたような気持ちになり、自己嫌悪に陥ってしまいます。

面接官の質問が胸に刺さる

ようやく書類選考に通過しても、面接では「なんで既卒になったのか?」「仕事への意欲はあるのか?」という心ない質問が待っています。

またこの質問かと、飽き飽きしている人もいるかもしれません。

どう頑張っても「既卒=就活で一度失敗した人」というイメージが付いているため、面接官にも厳しい目で見られてしまい、面接自体が怖くなってしまいます。

モチベーションが維持できない

頑張っても努力しても、なかなか結果が得られない場合はモチベーションも下がります。

一緒に頑張ってくれる仲間もいないため、何度も挫けそうになるでしょう。

「今が頑張りどきだ!」と思っていても、その気持ちを継続することは困難です。

家族や親戚、友人からも心配されると、もう自分には無理かもしれないと弱気になってしまう人も大勢います。

既卒専門の就職エージェント

既卒の辛さは「孤独」から来るものが多いということが理解できたと思います。

そこでオススメしたいのが、既卒の就活をサポートしてくれる就職エージェント。

既卒を採用したいという企業と、就職したい既卒とをマッチングさせてくれる人材サービスです。

ほとんどのサービスが無料で受けられ、アドバイザーと二人三脚で面接対策や企業分析を行えるため、高いモチベーションで就活に専念できます。

ここでは既卒に特化した、オススメの就職エージェントを3つ紹介していきます。

JAIC(ジェイック)

JAIC

既卒やフリーター、第二新卒など、20代の就職支援を行なっている「JAIC」。

未経験から応募できる企業がほとんどで、就職成功率81.1%、定着率91.3%と非常に高い実績を残しています。

JAICでは既卒専門の「就職カレッジ」という無料の就職講座が用意され、基本的なビジネスマナーや自己分析、企業研究などを学ぶことができます。

講座を修了すると、未経験者の採用に積極的な優良企業20社と集団面接会に参加することも可能です。

専任のアドバイザーが既卒独特の面接対策や、的確なアドバイスをしてくれるため、自分の欠点やアピール不足なところを強化してくれます。

JAIC詳細ページ

ウズキャリ(UZUZ)

ウズキャリ

「UZUZ」は創業者自身が既卒経験者という、異色の就職エージェントです。

従業員も既卒出身者が多く、既卒の気持ちに寄り添ったアドバイスをしてくれます。

そんなUZUZの特徴は「オーダーメイド型就活サポート」で、一人当たり平均サポート時間は20時間にも及びます。

そのおかげか、書類選考通過率87%、内定率86%、定着率94.7%と高い評価を得られています。

ウズキャリ詳細ページ

ハタラクティブ

ハタラクティブ

「未経験から正社員を目指したい」という、20代の既卒やフリーターに特化した就職エージェント「ハタラクティブ」。

取材した企業のみを紹介するため、どんな雰囲気で仕事をするのか、どんなメンバーと働くのかを事前に知ることができます。

正社員成功率は80.4%で、支援実績は15万人以上。

経歴よりも人柄を重視する企業を多数抱えており、新卒と比較されてしまう既卒にとっては頼りがいのある就職エージェントです。

ハタラクティブ詳細ページ

既卒の市場は好転している?

既卒はツライことも多いですが、就職においては既卒にとっても買い手市場になっています。

数年前に比べ、既卒の採用に積極的な企業も増えていますので、落ち込む必要はありませんよ。

既卒を新卒枠で応募している企業は70%

平成22年に、厚生労働省が「3年以内の既卒者は新卒枠で応募受付をしましょう」という通達をだし、企業も既卒の採用に前向きです。

こちらは既卒者を新卒採用枠で応募している企業の割合です。

年度 応募可能 応募不可
2010 53.2% 46.8%
2011 58.7% 41.3%
2012 64.6% 35.4%
2013 61.3% 38.8%
2014 60.5% 39.6%
2015 70.0% 30.0%

既卒が応募可能な企業は年々上がっており、2015年には70%に達しています。

既卒は中途採用枠だけでしか応募ができなかったため、応募可能な企業の増加に伴い、既卒者の就職内定率も上昇しています。

人手不足に悩む企業が増加中

少子化の影響で、新卒採用だけでは若い人材の確保ができなくなってきました。

人気企業には多くの応募が殺到していますが、中小企業や知名度の低い企業は人が集まらず採用に苦戦しています。

そんな中で新たな市場として見直されているのが若い既卒です。

卒業してから3年経過していたとしても、まだ24〜25歳。新卒ほどのフレッシュさはありませんが、企業にとってはまだまだ若い部類に入ります。

また中途と違いどの企業色にも染まっていない透明性や素直さがあり、大手企業からも注目されています。

それでも新卒よりも内定獲得が難しい

既卒を受け入れる企業は増加していますが、それでも新卒と比べると既卒の就職率は低いです。

既卒だからといって性格や能力に問題があるわけではありませんが「既卒」という言葉にネガティブなイメージがあるため仕方がないといえるでしょう。

数年前よりも既卒歓迎の企業は増加しているため、自分を信じること・自信をもつことが大切です。

既卒の就職率が低い理由は行動しない人が多いから

既卒の就職率が低い理由の中には、そもそも既卒者の中に就職する気のない人が多いこともあります。

新卒は「絶対に来年就職するんだ…!」と期間を決めて就活する人が多いため、一番行きたい企業に行けないとしても就職を決める人がほとんど。

一方、既卒の中には「なにがなんでも今年就職する」という気持ちが薄い人や、そもそも今年も就活をしていない人が多いため、既卒は就職しづらいように見えるのです。

既卒者が就活を成功させる3つのポイント

では、既卒者が就活を成功させるためには何が大切なのでしょうか?

本記事では3つのポイントにまとめました。

自己分析と面接対策をきちんと行う

  • 自己分析
  • 業界研究
  • 企業研究
  • エントリーシート(ES)作成
  • 面接対策

就活でやらなければならないことはたくさんありますが、特に自己分析と面接対策は大切です。

自己分析とは、自分自身を知ること。

形だけの自己分析を行うのではなく、自分の性格や思考の癖、強み、弱み、嬉しいと思うこと、適性などをきちんと理解しましょう。

また、面接対策では「なぜ既卒で就活を行っているのか」という理由やその他の質問に対して、就活で良い印象を与える言葉を練習するのではなく一貫性をもって話す練習をすることが大切です。

一貫性をもつということは、自分の軸をもつということ。

就活を成功させる一番のカギは自分自身を知ることです。

既卒歓迎の企業を受ける

既卒歓迎の企業を受けることで、自分に理解のある企業に就職することができます。

逆に、既卒をよく思わない企業は、どんな理由であれ既卒になった自分を受け入れる気がないということです。

価値観の違う企業に出会う確率を下げるために、既卒歓迎の企業を受けることをおすすめします。

アクション回数を増やす

アクション回数、つまり行動量を増やしましょう。

企業の話を聞きに行く、面接に行く、友人やエージェントに相談するなどのそもそもの行動量が少ないと、就活の成功率は上がりません。

就活が上手くいかない原因は、もしかして自分の能力不足ではなく、単に行動量が少ないからかもしれないのです。

「量」といわれてもどうすればいいか分からないという人は「回数」を増やすことを意識してみてください。

外出する回数を増やす、人と話す回数を増やす、企業を調べる回数を増やすなど、量よりも分かりやすく考えられますよ。

既卒採用の大手企業リスト公開!既卒の就活はスピードと行動力が命!

既卒が辛いときこそやるべき事

既卒は学生と違い学校に行く必要がないため、就活に多くの時間が注げます。

その反面、リフレッシュすることができずに、ストレスが溜まりやすい環境に置かれがちです。

就活に疲れてきたなと感じたら、ここで一旦立ち止まってみませんか?

就活を忘れる時間を持とう

既卒は出来るだけ早く応募した方が有利なため、ついつい就活に夢中になり過ぎて周りが見えなくなってしまいます。

そんなときは一度立ち止まり、就活から離れてみましょう。

あまり焦り過ぎると自分を見失い、希望と全く違う企業を選んでしまうかもしれません。

とくに睡眠時間の確保は重要で、面接などのパフォーマンスにもダイレクトに現れます。

心に余裕がなくなってきたなと感じたら、早めにリラックスできる時間をとり、気持ちをリセットしましょう。

焦っても同じと開き直ろう

「このまま正社員になれなかったら……」「ブラック企業には行きたくない」そんな焦りばかりを感じ、就活をしていませんか?

そんなときは、焦ってもひとつも良いことはないと開き直ってみましょう。

就活は自分の気持ちとの戦いでもあります。試合前のアスリートのように、気持ちを落ち着け勝負という名の就活へ挑みましょう。

就活においては、「自分はできる!」と信じる気持ちが重要です。

友だちに会って悩みを話そう

既卒になってしまった今、友人と疎遠になったりしていませんか?

友人と会いづらい、周りの話しに付いていけないなど、不安や心細さもあると思います。

しかし友人との時間は気持ちをリフレッシュさせてくれる効果もありますし、何より楽しいはずです。

次の日からまた頑張ろうと思える活力になるでしょう。

友達に気を使われるのがイヤというのであれば、趣味に没頭したり体を動かしたりして、就活から距離を置いてみましょう。

既卒の就活で成功するポイントとは!新卒で応募していいって本当?

どんなに辛くても既卒が就活でやってはいけない事

就活が半年、一年と長引くにつれ、疲労や絶望感から就職自体がどうでもよくなってしまう時があります。

そんなときに既卒がやってはいけない事を解説します。

正社員ならどこでもいいからと入社してしまう

「このままでは非正規社員にしかなれず、正社員として働くことができないかもしれない」と焦っている方。

「もうブラック企業でもいい」と投げやりにならないで下さいね。

それでは、就職するための悩みが、次は退社するにはどうしたらいいかという悩みに移行するだけです。

仕事は長く続けることが肝心です。すぐに辞めてしまっては何も得られず、再就職がさらに難しくなりますよ。

周りと比べて悲観的になってしまう

周りの人の意見を聞くことは大切ですが、周りと自分を比べてしまわないように注意して下さい。

人は人、自分は自分です。あなたが持っていないものを友人は持っているかもしれませんが、その逆だってたくさんあるんです。

物事が上手くいかないときは自分を客観視することも大切で、「上手くいかない方が人生面白い!」とポジティブに考えましょう。

社会的に有名な人たちは、若いころ何度も挫折を味わい、それを乗り越えてきた人ばかり。

あなたもその一員だと思って、いずれ状況が変わる事を信じ乗り越えていきましょう。

そもそもの「既卒」の定義って?

そもそも「既卒」の定義を正しく理解していますか?

既卒とは卒業して3年以内の一度も就職していない人

既卒とは、高校や専門学校、大学を卒業して3年以内かつ、一度も就職したことがない人を指します。

大学を卒業してからアルバイトをしている人でも、就職ではないため既卒といえます。

就活用語ですので「絶対にコレ!」という定義はありませんが、大体既卒というと上記のような意味ですので覚えておきましょう。

「第二新卒」と「既卒」の違い

似た言葉に「第二新卒」があり、意味の区別がつかないと思っている人もいるでしょう。

第二新卒は、学校を卒業して3年以内で、一度就職したけれど離職して就活(転職)活動を行っている人を指します。

つまり、第二新卒と既卒の違いは、正社員として就職したことがあるかどうかなのです。

既卒は人生を見つめ直すチャンス

既卒になってしまった自分を悔やんでいる人も多いと思いますが、自分を見つめ直す時間が与えられたと思って、この時間を大切に使いましょう。

最初でも述べましたが、今は既卒を採用する企業は右肩上がりで、これからもっと増えていくと予想されています。

あなたを必要としてくれる企業は必ずあります。頭でいろいろ考えずに、フットワークを軽くして就活に臨みましょう。

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