きついけど給料がいい仕事は、どのような職種があるのでしょうか。
「きつい仕事と」一口で言っても、精神的なつらさだったり、勤務時間の長さだったり、さまざまな原因が考えられます。
この記事では、仕事の「きつさ」ごとに職種をくわしくまとめました。
スキルなしでも働ける高収入の仕事が気になる人も、チェックをおすすめします。
目次
きついけど給料がいい仕事で無資格でキャリアアップできるもの
きついけど給料がいい仕事のうち、無資格でもキャリアアップの可能性があるものには以下の職種があります。
- 営業職
- エンジニア
高収入が期待できる仕事は、国家資格や専門スキルが必要なものが多い傾向です。
しかし、上記の2つは専門的な資格は必要なく、スキルや実績によってはキャリアアップが期待できます。
営業職|きついけどマネジメントに回れる
営業職は、お客様やクライアントに自社サービスや商品を販売する仕事です。
営業の年収には幅があり、約380万~800万円と考えましょう。
営業職の収入は取り扱う商品だけでなく、勤務先の規模や務める地域によっても異なります。
業務内容は需要を把握してサービスを提案するため、コミュケーション能力が試されますが、無資格でも仕事に大きな支障はないでしょう。
実績やスキルを重ねればマネジメントの立場に回り、営業の管理やフォローの仕事を担当できる可能性があります。
営業職がつらい点は、毎月販売や成約のノルマが課せられ、達成を目標に動かなくてはならないことです。
目標達成のため上司からプレッシャーをかけられて精神的に追い詰められたり、月末は焦りを抱えながら仕事をしたり、精神的なストレスがきついと感じる人がいるようです。
良い商品でもお客様との信頼関係を築かなければ、成約に結びつかないでしょう。
仕事のつらさはノルマ達成だけでなく、お客様から煙たがられたり、場合によっては罵声を浴びせられたりする可能性があります。
エンジニア|きついけど独立できる可能性が高い
エンジニアはシステムの開発や運用を行う仕事で、専門的な業務ですが無資格で行えます。
パソコンを使ってプログラミングをするだけでなく、クライアントのニーズにあったシステムをヒアリングして開発することも可能です。
年収は340万~1000万円が見込めますが、始めたばかりのエンジニアは高収入を稼げるとは言い切れません。
ただし、スキルを積めばフリーランスとして独立したり、在宅で働けたり、多様性のある仕事のスタイルが取れるでしょう。
エンジニアのつらさは、納期前の労働時間が長引いたり、問題を解決するまで修正したり、勤務時間の長さやトラブルへの対応があげられます。
クライアントに納品後も差し戻される可能性があるため、慣れないうちはきついと感じる人もいるようです。
きついけど給料がいい仕事は?精神的にきつい6つの職種
きついけど給料がいい仕事のうち、精神的なつらさを感じやすい職種をまとめました。
高収入でも、きつさは給料に見合った負担なのかよく考えて、仕事を選んでください。
不動産業界|成約が難しい
不動産業界は成功報酬が高い魅力がありますが、扱う商品が高額なため成約が難しいことがあります。
平均年収は400万円前後で、成約するとインセンティブが発生する企業もあります。
契約を取るためには数か月単位や年単位で営業をすすめ、顧客に丁寧に対応しなくてはなりません。
契約予定者からの問い合わせは、プライベートの時間帯も対応しなくてはならないことがあり、仕事と生活の線引きが難しい傾向です。
時間をかけたのに誓約できない場合は、きついと感じ精神的な負担が大きいでしょう。
コールセンター|クレーム処理がきつい
コールセンターは無資格で仕事ができる仕事で、通年を通して求人も豊富にそろっている傾向があります。
年収は約350万円ほどで、問題なく仕事をこなせばスキルが無くても高収入が期待できるでしょう。
ただし、仕事でのクレーム処理や理不尽な罵詈雑言を浴びせられることが、きついと感じる人もいるようです。
仕事として毎日クレーム対応すると、精神的なストレスが積み重なることは予想できますね。
クレームの処理は言い返したり論破したりすることができないので、相手の話が理不尽でも丁寧に対応しなければなりません。
金融業|利益のために提案することがきつい
金融業は頑張り次第で高収入を得ることが可能で、営業職の場合は平均が年収約440万円です。
金融商品の契約ごとにインセンティブが入る可能性もあり、給料の水準も高い傾向です。
しかし、お客様から利益を得るために煙たがられても金融商品を提案し、課せられたノルマを達成する必要があります。
投資商品によっては、契約者の損失を含めた上で、計算しながら提案の仕事をしなくてはなりません。
資産が減少する可能性がある、ハイリスクな投資商品も進めなくてはならないことで、強いストレスを感じる人もいます。
長距離トラック運転手|昼夜逆転と体調管理がきつい
長距離トラックの運転手は、拘束時間によって給与が変動することが多く、働いた時間が長いほど高い給料がもらえます。
年収は450万〜800万円が平均ですが、給料は人によって差があると考えましょう。
精神的なストレスよりも、不規則な勤務時間と体調管理をきついと感じる人が多い傾向です。
生活リズムが昼夜逆転になり拘束時間も長いため、自分の時間や家族とのプライベートが思うように持てない可能性があります。
そのうえ、トラックの中で過ごすことが多く、体にも負担がかかる仕事です。
施工管理|動労時間の長さがきつい
施工管理は、建築現場で指示を出したり工事の事務処理を担当します。
総括的に予算管理やスケジュールを調整したり、資材のチェックや安全対策を行ったり、まとめ役として現場を管理する仕事です。
年収目安は450万~1000万円と幅があり、資格の有無によって給料が異なるでしょう。
労働時間が長く、現場の仕事が終わった後に事務的な処理をしなくてはなりません。
心身ともに強くなければ、施工管理の仕事と私生活を両立することは難しい傾向です。
看護師|不規則な勤務時間がきつい
看護師は安定した仕事で手に職を付けられるため、人気の職業です。
年収は380万〜600万円ほどが考えられますが、夜勤の数やスキル勤続年数によって上下します。
夜勤や当直が混ざっているシフトで働く看護師は、生活リズムの調整にストレスを感じる人がいるようです。
そのほかに、さまざまな患者に対応することでプレッシャーや責任を抱えてしまい、看護の仕事自体がきつくなる傾向もあります。
きついけど給料がいい仕事は?仕事に就くまでがきつい職種
きついけど給料がいい仕事には「その職に就くまでがきつい」場合があります。
難易度の高い国家資格や飛びぬけたスキルを持っていなければ、できない仕事を解説します。
医師|勉強やスキル取得がきつい
医師は高い収入が得られる仕事ですが、職に就くまでの過程と仕事内容が非常にきついと考えられます。
医師になるためには大学の医学部で勉強し、国家資格をとる必要があります。
医学部は勉強自体がハードな上に、大学入学の段階で高い学費が必要です。
どれだけ勉強ができても、学費が用意できなければ医者にはなれないでしょう。
医学部の学費の準備と勉強の双方がきついと感じ、医師になる前に挫折する人もいます。
そのうえ、医師になった後は、身を削って仕事をする覚悟が必須です。
勤務体制によりますが、睡眠時間を削る一方で、自分の体調管理に気をつけてミスがないように治療や手術をしなくてはなりません。
弁護士・税理士・会計士などの士業|仕事に就くハードルが高い
弁護士、税理士、会計士など国家資格が必要な仕事は、就くハードルが高くきついと感じやすいでしょう。
士業は仕事を始めれば高い収入が期待できますが、国家資格取得のためには人並み以上の努力が必要です。
そのうえ、国家資格の試験は1年に一度しかないため、不合格の場合は来年の試験を受けるか、ほかの道を選ばなくてはなりません。
なかでも司法試験はトップレベルで難しく、受験資格として法科大学院の卒業が条件です。
法科大学院卒業後は5年間で3回の受験資格が与えられますが、すべて不合格だと再び大学院へ入学する必要があります。
芸能人やアスリート|トップ層でないと稼げない
芸能人やアスリートは高収入が得られる仕事ですが、国家資格取得以上の低い確率でしかトップ層になれません。
安定して高収入を得るための努力も必須で、他の仕事と比べるときつい傾向です。
何十億と稼いでいる芸能人やアスリートはいわゆるトップの逸材で、全員がその通りではありません。
アスリートはプロになるためにある程度の実績や努力が必要で、ドラマに出演するような芸能人になるためには努力だけでは解決できない面があります。
高収入を得られる仕事ですが、リスクは未知数な点が多いため、安定しているとは言い切れないでしょう。
きついけど給料がいい仕事の特徴5つ
きついけど給料がいい仕事には、以下の特徴があります。
- 夜勤がある
- きつい姿勢で仕事しなくてはならない
- 天候に左右される仕事
- きつい肉体労働がある
- 世間的にマイナスイメージがある
1.きつい夜勤がある
きつい仕事の代名詞として夜勤をあげる人もいるほど、ストレスを感じやすい勤務体系です。
体に大きな負担がかかるばかりか生活のリズムが逆転し、体内時計が狂う可能性があります。
夜間に仕事を行い昼に寝る生活リズムが合わない人は、夜勤の仕事を続けることは難しいでしょう。
プライベートでは、家族や友人が昼に生活したり遊んだりしているときに、自分は体を休めなくてはいけないことにストレスを感じる人もいます。
ただし、夜勤は日勤と比べると高収入が見込めるため、積極的にシフトに入る人もいる傾向です。
2.きつい姿勢で仕事しなくてはならない
きつい姿勢で行う仕事は、疲労を解消しながら業務をこなさなくてはなりません。
座ったままのドライバーは腰痛の危険性がありますし、立ち仕事の場合は足への負担が避けられないでしょう。
痛みを放っておくと仕事をしていないときも症状が出てしまい、体に大きな負担がかかる可能性があります。
3.天候に左右される仕事
屋外で行う天候に左右される仕事は、会社や個人がどれだけ頑張っても天気や気温が原因で勤務に影響が出てしまいます。
暑い時は冷却グッズの準備や水分補給が必要で、寒い時期は防寒具や風邪の予防が必須です。
仕事内容と勤務する季節によっては、立っているだけで辛いことも考えられるでしょう。
4.きつい肉体労働がある
肉体労働は高収入な仕事が多い傾向ですが、きつい仕事と考えられます。
重い荷物を一日中持ったり、炎天下で長時間作業したり、暗くて暑い倉庫内で働かなくてはならないことがあります。
肉体の負担が大きく仕事に支障が出る場合は、休業が余儀なくされるでしょう。
体力や運動神経に自信がある人も、シニアになっても続けられる仕事とは言い切れません。
5.世間的にマイナスイメージがあるきつい仕事
世間的にマイナスイメージがあると、周囲から理解が得られずにきついと感じることがあります。
高収入でも世間体が悪い仕事に就くことで、周りに迷惑がかかってしまうこともあるでしょう。
風当たりが厳しい仕事は、続けることがきついと感じる人が多い傾向です。
給料がいい仕事に就くために転職エージェントを活用しよう
給料がいい仕事を知りたくて、この記事を読んでいる人もいるのではないでしょうか。
転職で自分のスキルや実績に悩んだら、第三者の意見を取り入れてみましょう。
ここからは、給料がいい仕事に就くために転職エージェントを紹介します。
ビズリーチ
ビズリーチは企業から直接スカウトが届く転職サービスです。
厳選された企業とコンタクトが取れるため、忙しい人も効率的な転職活動ができます。
ビズリーチのメリットは以下の通りです。
- 年収1000万円以上の求人が3分の1を占める
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きついけど給料がいい仕事をするには覚悟が必須
きついけど給料がいい仕事はたくさんあります。
仕事を続けるためにはそれなりに覚悟が必要でしょう。
きつい仕事の中には、体力や精神力が必要で、年をとっても続けられるとは考えにくいものもあるため注意してください。