広報は「企業の顔」と言われることが多く、男性からも女性からも人気があります。
しかし、「広報の年収に満足していない」「年収を高めたい」と考えている方は多いのではないでしょうか?
この記事では広報の平均年収と年収を高める方法について解説します。
広報の年収の決まり方などもご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
広報の平均年収はいくら?
広報の平均年収は、430万円〜470万円と言われています。
日本の平均年収は約430万円と言われているため、平均と同じ程度の年収です。
また、広報は男性と女性の比率が同じぐらいで、性別によって年収に大きな差はありません。
しかし、40代からは役職に就く男性が増えるため、40代以降の平均年収は男性の方が高い傾向があります。
女性は結婚や出産など仕事を離れることがあるため、40代以降は平均年収が低くなります。
年齢別の平均年収
広報の平均年収は年齢によって異なります。
年齢別の平均年収は下記の通りです。
年齢 | 年収 |
---|---|
25〜29歳 | 280万円〜330万円 |
30〜34歳 | 300万円〜370万円 |
35〜39歳 | 320万円〜400万円 |
40〜44歳 | 350万円〜430万円 |
45〜49歳 | 380万円〜450万円 |
50〜54歳 | 420万円〜500万円 |
55〜59歳 | 430万円〜530万円 |
年齢が高くなると役職に就く方が多くなるため、平均年収も高くなります。
また、広報は経験によって年収が決まることもあるため、上記のような平均年収になっていると考えられます。
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年収1,000万円以上稼ぐことは可能?
広報の平均年収は430万円〜470万円ですが、年収1,000万円以上稼ぐことは可能です。
大手企業の広報として役職に就いている方は、実際に年収1,000万円以上稼いでいます。
しかし、平均年収からわかるように、年収1,000万円以上稼ぐことは簡単ではありません。
広報としてしっかりと経験を積んで、相当なスキルを身に付けている方のみが、年収1,000万円以上を目指せます。
平均以上の年収を目指すことは誰でもできるので、まずはしっかりと経験を積むことが大切になります。
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広報の年収はどのように決まっている?
広報は成果が数字として明確にならないため、基本的に「勤続年数・経験値・広報としてのスキル」によって年収が決められます。
企業によっては、「基本給」と「能力給」に分けていることもあり、取得している資格やこれまでの経験によって年収が決められる場合もあります。
そして、基本給は勤続年数と比例して、増えていきます。
1年ごとに少しずつ増えていくことが一般的なのですが、役職に就いたり、大きな成果を成し遂げると一気に高まることもあります。
ボーナスは企業によって異なる
上記でお伝えした年収には、ボーナス(賞与)が含まれています。
年収に大きな影響を与えるボーナスは、勤めている企業によって異なります。
ボーナスに関する法律は定められていないため、企業の経営状況によって変化することも考えられます。
基本的には、夏と冬に2回、平均して2カ月〜3カ月分のボーナスが支給されます。
個人としての成果が良かったときには、3カ月〜4カ月分のボーナスが支給される場合もあります。
広報から転職して年収を高めることは可能?
広報から転職して年収を高めることは可能です。
今の企業よりも平均年収が高い企業に転職すれば、自然と年収を高められるでしょう。
しかし、転職してすぐに年収を高めることは難しいです。
中途採用の年収は、前職の年収を参考にして決められるため、前職以上の年収をもらえる可能性は低いです。
ただし、転職してしっかりと成果を挙げて、勤務し続ければ年収は高められます。
広報から転職して年収を高める方法について詳しくご紹介します。
①別企業の広報として働く
広報から転職して年収を高める1つの方法が、別企業の広報に転職することです。
広報から広報に転職することで、「経験者」として転職活動を行えます。
転職市場において経験者の需要は高く、希望通りの転職を成功させやすいです。
さらに、転職しても仕事内容が変わらないので、転職後でも活躍しやすいというメリットがあります。
未経験の職種に転職すると、仕事に慣れることからのスタートになるので、広報の仕事に対して不満を感じていない場合は、別企業の広報へ転職することをおすすめします。
②広報とは異なる職種へ転職する
広報から転職して年収を高める2つ目の方法が、広報とは異なる職種へ転職することです。
この場合は「未経験者」として転職活動を行うため、スムーズに進まないことがあります。
また、転職してから活躍できるまで時間がかかる可能性が高いため、「年収を高める」ということだけを考えると、おすすめできない方法です。
しかし、広報の仕事に対して不満を抱いている場合は、別の職種に転職した方が良いでしょう。
営業職などではインセンティブ制度を設けている企業が多いので、一気に年収を高められる可能性があります。
広報の仕事内容とは?広報で求められるスキルと転職する方法をご紹介
別企業の広報へ転職して年収を高めるコツ
広報からの転職で年収を高めるためには、別企業の広報へ転職することをおすすめしました。
そこで別企業の広報へ転職して年収を高めるコツをいくつかご紹介します。
今までの実績を明確にする
何度もお伝えしているように、広報は今までの経験によって年収が決まることが多いです。
そのため今までの経験・実績を明確にして、転職先にアピールするようにしてください。
経験・実績を明確に伝えることで、採用担当者からの信頼を得られて、前職と同等、もしくはそれ以上の年収をもえる可能性があります。
そして経験・実績を明確にするときは、数字だけを明確にするのではなく、どのような施策を考えて、どのような問題を解決したのかなど、具体的なエピソードを添えることが大切です。
ボーナスが支給される企業を志望する
広報の年収にボーナスは大きく影響するため、ボーナスが支給される企業へ転職することが大切です。
また、支給されることは前提条件として、3カ月分以上のボーナスが支給される企業を志望しても良いでしょう。
業界によってさまざまですが、4カ月〜5カ月分のボーナスが支給される企業もあります。
広報から転職して年収を高めるためには、ボーナスに重きをおくことが大切です。
転職後に活躍できるスキルを身に付ける
上記でもお伝えしたように、転職してすぐに年収を高めることは難しいです。
転職して年収を高めるためには、転職後に広報として活躍する必要があります。
そのため転職後に活躍できるスキルを身に付けておくことが大切です。
コミュニケーション能力を向上させたり、メディア関係者との付き合い方を工夫したり、広報で役立つ資格を取得したり、活躍するために身に付けるべきスキルはさまざまあります。
1つでも多くのスキルを身に付けて、転職することが大切です。
年収を高める転職を成功させるポイント
別企業の広報へ転職することで年収は高められるのですが、転職を成功させなければ意味がありません。
そこで年収を高めるための転職を成功させるポイントを2つご紹介します。
働きながら転職活動を行う
1つ目のポイントが、働きながら転職活動を行うということです。
退職することで転職活動に割ける時間が増えて、転職が成功させやすく感じるのですが、退職することで「無職」になります。
無職になったことで精神面での焦りが生じて、「早く転職先を決めないと」と転職活動が投げやりになってしまう可能性があります。
それでは、年収を高めるための転職は成功しません。
そのため働きながら転職活動を行い、しっかりと時間をかけることが大切です。
転職エージェントを活用する
2つ目のポイントが、転職エージェントを活用するということです。
転職エージェントとは、無料で転職に関することをサポートしてくれるサービスです。
求人紹介から面接対策、日程調整までサポートしてくれて、キャリアプランの相談などにも乗ってくれます。
また、担当のキャリアアドバイザーが1人付くため、働きながらでもスムーズに転職活動を進められます。
そして転職エージェントを活用すると、転職サイトに公開されていない「非公開求人」に応募できるようになります。
非公開求人は待遇や給料が高く設定されていることが多いため、広報として年収を高められる可能性が高まります。
広報からの転職におすすめの転職エージェントは下記の通りです。
- doda(約1,250件)
- マイナビエージェント(約400件)
- リクルートエージェント(約750件)
- type転職エージェント(約50件)
転職エージェントは併用しても問題ないので、気になるものがあれば登録してみてください。
広報が転職して年収を高めることは可能
この記事では広報の平均年収と年収を高める方法についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
広報の平均年収は430万円〜470万円と言われていて、日本の平均と大きく変わりません。
企業や役職によっては年収1,000万円以上を目指すことも可能です。
そして広報として年収を高めるためには、別企業の広報へ転職することをおすすめします。
上記でお伝えした「今までの実績を明確にする・ボーナスが高い企業を志望する・スキルを身に付ける」の3つを抑えることで、年収を高められる可能性は高まります。
上記でお伝えした転職エージェントを活用して、年収を高める転職を成功させましょう。