マツモトキヨシは私たちの生活で身近に感じるドラックストアですが、どのような企業なのか知らない方も多いでしょう。
マツモトキヨシへ転職をしたいなら、事業内容や福利厚生など把握しておくべき情報はたくさんあります。
転職前に情報収集をしておけば、想像していた働き方とは違ったとギャップを感じることは少なくなるでしょう。
今回の記事ではマツモトキヨシの評判やどんな会社なのか、その他に知っておくべき情報などをまとめているため、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
一目でわかるマツモトキヨシの評判
マツモトキヨシで働く薬剤師の方の評判は、主に3つのポイントに分けられます。
- ドラックストアの業界の中で年収が高め
- 福利厚生・教育制度がしっかりしている
- 残業は配属先の店舗によって多い場所がある
良いところだけではないですが、年収が高めである点は転職の条件として魅力的です。
マツモトキヨシはどんな会社?
マツモトキヨシは「株式会社マツキヨココカラ&カンパニー」に含まれる会社で、資本金は220億円以上にのぼります。
企業規模としては、ドラックストアの業界の中でも特に大手になるでしょう。ここからはマツモトキヨシの事業方針や売上などを詳しくご紹介していきます。
事業方針・経営理念
事業方針は「“美と健康の分野においてなくてはならない企業グループ”となり、“美と健康の分野でアジアNo.1”となることを目指す」としています。
利便性、独自性、専門性のそれぞれの追求と、グローバル事業の4つの重点政策を進めていく方針です。
対してグループの経営理念は、「未来の常識を創り出し、人々の生活を変えていく」となっています。
美と健康という分野において新しい技術やアイディアを積極的に取り入れ、新たな顧客体験を創り出し、選ばれる企業となることを理想としています。
事業内容
2023年3月末時点の国内店舗数は3409店舗、海外は計55店舗を展開しています。
関東・東海・関西の三大都市圏を中心として、医薬品(第2類医薬品、第3類医薬品)・健康食品・化粧品・日用品・食品などを扱います。
駅ビルなどで販売を行う都市型ドラッグストア、郊外型ドラッグストアおよび調剤併設型のドラッグストアなどがあります。
その他にも医療モールや大型病院前の調剤専門薬局などがあり、地域や顧客のニーズに合った形態で運営をしています。
売上
マツキヨココカラ&カンパニーの2023年3月期決算では、売上高は9512億4700万円とは発表しています。
これは前期と比べて30.3%増加している数字になります。
2024年3月期における連結業績は、売上高9800億円(前期比3.0%増)を見込んでいるため、伸び代が期待できる企業といえるでしょう。
従業員数
2022年3月時点で、マツキヨココカラ&カンパニーのグループ全体として27,896名の従業員を抱えています。
臨時従業員を含めた数になりますが、それでも大規模な企業となります。
事業方針の戦略のひとつとして、セルフメディケーションの推進や調剤事業拡大についても触れられています。
そのことを踏まえると、薬剤師などの求人はこれからも多く求められる可能性があるでしょう。
マツモトキヨシの薬剤師への転職難易度
薬剤師の資格を持っている方は、マツモトキヨシへの就職は比較的しやすいと言えます。
理由として薬剤師の正社員は、店舗スタッフからより責任ある仕事やポジションへ挑戦しやすい環境が整っているためです。
店舗の経営を任せられる場合や自社で販売するオリジナルブランド医薬品の開発など、キャリアを広げる選択肢も豊富にあります。
マツモトキヨシの薬剤師の平均年収は583万円程度
厚生労働省による調査で、薬剤師の令和4年の平均年収は約583万円と報告されています。
マツモトキヨシで働く薬剤師の平均年収は743万円であり、全体平均と比較すると高い結果となっています。
管理薬剤師や店長など、キャリアアップした薬剤師の年収も含まれているのが理由です。
正社員の場合の年収が450万円以上となり、店長以上の役職となれば年収は700万円を超えていくでしょう。
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マツモトキヨシの福利厚生は充実している?
マツモトキヨシは社会保険や労働組合におけるチケットサービスの他に、充実した福利厚生が用意されています。
ここからはその内のいくつかをご紹介していきます。
薬剤師借上社宅 | 薬剤師の資格を持っていれば、会社が借りている住宅に実質1万円で住めます。物件は会社の方で割り当てられるため、マンションやアパートとなる可能性がありますが、実家を出て働きたい方などにぴったりの制度です。 |
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従業員買物割引制度 | 入社すると従業員専用のクレジットカードが作られます。そのカードで買い物をすれば、すべての商品が店頭価格の10%オフで購入できます。化粧品などの値引き対象とならない商品も含まれます。 |
転勤借上社宅 | 転勤がある場合に、会社から社宅が用意される制度です。本人の家賃負担はない他に、特別勤務手当として最大5万円が支給されます。 |
企業型確定拠出年金(DC) | 会社が掛金を毎月積み立て(拠出)し、社員(加入者)が自ら年金資産の運用を行います。会社が拠出する掛金に、社員自身が掛金を上乗せができます。 積み立ててきた年金資産は、60歳以降に一時金(退職金)、または年金の形式で受け取ります。運用成績によって将来受け取れる退職金・年金の額が変動するシステムです。 |
マツモトキヨシの休日・休暇制度は整っている?
休日は年間で116日間あり、その他にも「連続休暇制度」や「特別休暇」などさまざまあります。
連続休暇制度は有給と公休を合わせて7連休ができる制度です。
特別休暇は結婚時に公休や有給とは別に7日間の休暇を取れるシステムとなっています。
マツモトキヨシの薬剤師の残業時間は多い?
結論から言うと、配属される店舗によって残業量も大きく違います。
マツモトキヨシの業務内容は主に、OTC医薬品販売や調剤業務があります。
配属先によって接客や商品の品出し、レジ対応も仕事に含まれます。
ドラッグストアは営業時間の関係で残業が多い傾向にあるようです。
マツモトキヨシの薬剤師へ転職するまでの流れ
マツモトキヨシへ転職する方法は2つあり、中途社員採用サイトから応募するのと、転職エージェントを利用する方法があります。
マツモトキヨシグループの中途社員採用サイトにアクセスすると、勤務地や雇用形態などの検索やWEBからの応募も可能です。
転職エージェントを利用する場合は、働く前にマツモトキヨシの業界の雰囲気や働く条件などの情報が得られる可能性があるでしょう。
履歴書の作成や面接のサポートを受けられる点も、転職エージェントを利用するメリットです。
自分のライフワークバランスを考えながら、働き方や転職先を検討してみてください。
転職活動をスムーズに進めるためのポイント
転職活動は新たなキャリアの節目であり、自身の能力や希望に合った職場を見つけるための重要なステップです。
ここからは、転職活動をスムーズに進めるためのポイントについて詳しく説明します。
自己分析を実施する
転職活動を始める前に、自己分析を行うことが重要です。
自身の強みや価値観、興味や目標を明確にすることで、自分に合った職種や業界を見つけやすくなります。
自己分析の方法としては、自身の経験や達成したこと、得意なスキルや興味を整理し、将来のキャリア目標との関連性を考えると有効です。
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職務経歴書・履歴書を作成する
職務経歴書や履歴書は転職活動において必要不可欠な書類です。
これらの書類は、自身の経歴やスキルをわかりやすく伝えるためのツールです。
重要なポイントは、具体的な業績や成果を示すこと、過去の職務経験と転職先の求める要件をリンクさせることです。
また、履歴書や職務経歴書のフォーマットや内容については、転職エージェントや書式の提供サイトを活用し、適切なものを作成しましょう。
転職サイトや求人情報を積極的に活用する
転職サイトや求人情報は、多くの企業の募集情報を一括して閲覧できる便利なツールです。
自分の希望条件や興味に合った求人を探すために、積極的に活用しましょう。
また、転職サイトのプロフィール登録やアラート機能を利用することで、最新の求人情報を受け取ることもできます。
さらに、転職エージェントや人材紹介会社のサービスも利用することで、より適切な求人情報やキャリア相談を受けられます。
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ネットワークを有効活用する
自身のネットワークを活用することは、転職活動において重要な要素です。既存のつながりや知人からの情報提供や紹介を受けることで、非公開求人や内定の可能性が高まるでしょう。
LinkedInなどのビジネスSNSを活用し、業界や職種に関わる人々とのつながりを広げることも有効です。
また、業界イベントやセミナーに積極的に参加し、新たな人脈を構築することもおすすめです。
以上が、転職活動をスムーズに進めるためのポイントです。
自己分析を行い、適切な書類を作成し、転職サイトや求人情報、ネットワークを活用しながら、自身の希望に合った職場を見つける努力を続けましょう。
マツモトキヨシの年収は個人の努力次第でアップできる
マツモトキヨシの年収は業界内でも安定している金額です。
入社後は努力次第で給料があげられる体制も整っています。
福利厚生や評価制度などを確認し、転職を考えてください。
企業研究は転職成功のために欠かせないポイントです。