三菱東京UFJ銀行は、三菱UFJフィナンシャルグループの銀行業務の中心的な存在として、現在では国内に754、海外に79の支店を持つメガバンクの一つです。
このように国内だけでなく国外にも拠点があるため、転職をしたらグローバルに活躍することができます。
では、三菱東京UFJ銀行に転職するにはどうしたらいいのでしょうか。
今回は三菱東京UFJ銀行に転職を考えている方に向けて、年収や待遇、転職難易度などを紹介します。
目次
一目で分かる三菱東京UFJ銀行の評判
年収は高い? | ◎ |
---|---|
残業は少ない? | ◎ |
福利厚生はどのくらい充実している? | ◎ |
仕事のやりがいはある? | 〇 |
スキルアップやレベルアップにつながる? | 〇 |
職場の雰囲気は良い? | 〇 |
中途入社はしやすい? | △ |
三菱東京UFJ銀行はどんな会社?
会社名 | 株式会社三菱UFJ銀行 |
---|---|
設立 | 1919年(大正8年) 8月15日 |
資本金 | 17,119億円(単体) |
従業員数 | 34,101人(2018年3月末現在、単体) |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 |
代表者 | 三毛兼承 |
事業内容 | 金融業 |
事業方針・経営理念
- お客さまの期待を超えるクオリティを、グループ全員の力で
- お客さま・社会を支え続ける、揺るぎない存在に
- 世界に選ばれる、アジアを代表する金融グループへ
三菱東京UFJ銀行は、三菱UFJフィナンシャルグループが掲げる行動規範をもとに経営を行っています。
三菱UFJフィナンシャルグループの一員として、どんな時代になったとしても常に世界から信頼されるようなクオリティを保ち続け、長期的な視点で顧客と末永い関係を築くことを使命としています。
三菱東京UFJ銀行の事業方針は、グローバルに変化している現代のニーズを的確にとらえ、強固な経営基盤のもと、世界水準のクオリティの高いサービスを提供することです。
日本からアジア、そして世界へ幅広く事業を展開し、社員一人一人が活躍できるような組織として進化を続けています。
事業内容
- 預金業務
- 貸出業務
- 商品有価証券売買業務
- 有価証券投資業務
- 内国為替業務
- 外国為替業務
- 社債受託及び登録業務
- 付帯業務
三菱東京UFJ銀行は、基幹事業である金融業をベースに、国内に754、海外に79の支店を活用して多角的に経営を進めています。
預金業務では、当座預金や普通預金、貯蓄預金や定期預金などの一般的な預金業務の他に、譲渡可能な定期預金である譲渡性預金も取り扱っています。
貸出で取り扱っている業務は、手形貸付や証書貸付、当座貸越などです。
他に手形の割引や商業手形等の割引業務も行っています。
商品有価証券売買業務では、国債等公共債の売買業務を取り扱い、有価証券投資業務では、預金の支払い準備や国債、地方債、社債、株式を含む証券への投資です。
内国為替業務は、送金為替や振込、代金取立等の取り扱いで、外国為替業務は、輸出や輸入、外国送金その他外国為替に関する各種業務を取り扱っています。
社債受託及び登録業務で取り扱っている内容は、担保附社債信託法による社債の受託業務や公社債の募集受託及び登録に関する業務などです。
売上
三菱東京UFJ銀行の2018年の年間売上は、6兆680憶円を計上しました。
また利益率も高い水準を保っているので、安定した経営を行っていることがわかります。
ただしマイナス金利の影響によって、2015年からは利益率は減少傾向にあります。
これは他のメガバンクでも同じような現象が起こっているので、銀行全体で利益が出しにくくなっているようです。
その中でも三菱東京UFJ銀行の売上高は、2位の三井住友銀行、3位のみずほ銀行を抜いて、メガバンク3社の中でも一番を保持しています。
従業員数
三菱東京UFJ銀行の従業員数は、2018年3月末現在、単体で34,101人です。
三菱東京UFJ銀行の従業員が行っている業務は、総合職や総合職(特定)、アソシエイト職やファシリティマネジメント職があります。
総合職は中堅中小企業の取引や大企業企業取引、国際業務やインベストメントバンキングを行っています。
他にもリテール業務や金融マーケット業務、ファイナンシャル・テクノロジーや戦略財務会計、システムやデジタル・イノベーションも総合職の従業員が担当します。
総合職(特定)の従業員が行っている業務は、リテール・プロフェッショナルや外国為替業務推進、法人業務推進の3つです。
アソシエイト職は窓口業務や外国為替業務、法人サポート業務や本部業務の4つがあり、ファシリティマネジメント業務は理系出身の従業員が担当することが多く、顧客が所有している資産を経営戦略的な観点から管理や活用をしていく業務です。
三菱東京UFJ銀行の転職難易度
三菱東京UFJ銀行の採用活動は、主に新卒が中心です。
三菱東京UFJ銀行が中途採用をあまり行っていない理由は、経営方針や独特の企業体質が関係しています。
三菱東京UFJ銀行は典型的な大企業気質で年功序列によって出世や年収が決まり、変化を嫌う保守的な体質の会社なので、あまり中途採用は受け付けていないようです。
しかし絶対に中途採用を行っていないというわけではなく、システム部門への転職であれば他の部門に比べて転職が容易であるといえます。
システム部門は社内SEとして銀行システムの設計や開発、保守を行うので、システムに関する高い技術や能力が必要です。
したがって優秀なITエンジニアであれば、中途で採用される確率は高いといえます。
他にも契約社員の採用は常時行っているので、銀行窓口やロビー案内の業務に就きたい方の転職には最適です。
三菱東京UFJ銀行はどんな人が採用されるかというと、高い倫理観を持ち、グローバル化に対応できる人材です。
銀行は他人のお金を取り扱うのが仕事なので、お金を慎重に取り扱うことができる高い倫理観が必要であるといえます
。また世界に幅広く展開している三菱東京UFJ銀行では、海外転勤も視野に入れ、グローバルに対応できるスキルもアピールポイントの一つになります。
三菱東京UFJ銀行の年収は平均773万円程度
三菱東京UFJ銀行に勤務する従業員の平均年収は773.8万円で、銀行業では23位にランクインしています。
銀行員の平均年収は600万円といわれているので、三菱東京UFJ銀行の年収は、同業他社において高い水準を誇っています。
年収アップを理由に金融関係の職種へ転職したいと考えている方には最適であるといえるでしょう。
銀行員の年収は就職したばかりの頃は低くキャリアを積んでいく内にアップしていきます。
したがって別の銀行でキャリアを積んだ上での転職は年収の面においても有利に働くといえます。
転職後の昇給はしやすい?
三菱東京UFJ銀行の年収は、年齢が上がるにつれて徐々に高くなっていく年功序列の給与体系という特徴があります。
したがって成果によって給与が上がるわけではなく、年齢に応じて給与が上がっていくシステムになっているので、転職して成果を出したとしても大幅な昇給が難しいといえます。
さらに一般職で入行した場合は、昇給は総合職より少ない傾向です。
また男性社員と女性社員との差も若干あります。
三菱東京UFJ銀行の40代の年収を男女別で見てみると、男性社員の平均年収は1270万円で平均月収は109万円、女性社員の平均年収は960万円で、平均月収は82万円です。
どちらも他の企業に比べれば高い水準の年収ですが、それでも男女差は出ているので、女性の場合はさらに転職後の大幅な昇給は難しいといえます。
しかし年齢に応じた昇給制度をしっかりしているので、転職で入行したとしても、年相応の昇給は行われます。
ボーナス・賞与は貰える?
三菱東京UFJ銀行では、基本的に毎年必ずボーナス・賞与が支給されます。
支給されるボーナス・賞与の額は、エリアの実績や支店の営業と事務の実績、個人の実績などを総合して判断し決定します。
また管理職になるとその分の手当てがボーナス・賞与にも加算されるので、管理職のボーナス・賞与は一般社員に比べて大幅にアップする傾向です。
このように三菱東京UFJ銀行のボーナス・賞与は、職種や役職などによって金額が異なるので、自分が希望する職種のボーナス・賞与額がどの程度なのか、事前に確認しておくのがいいでしょう。
三菱東京UFJ銀行の福利厚生は充実している?
三菱東京UFJ銀行では、顧客の要望に最大限応えられるような能力を従業員が発揮できるように、充実した福利厚生の体制を整えています。
特に女性社員が働きやすい環境になるように、仕事と育児を両立できるような支援制度が充実しています。
具体的には、妊娠が判明した時点で育児短時間勤務や時間外勤務の免除、勤務時間内通院が認められます。
また希望に応じて軽易業務への転換や時差通勤、本部勤務であれば在宅勤務を行うことも可能です。
さらに休職前後には研修や面談が設けられ、育児休業中にはインターネットを活用して復職サポートプログラムを受けられるので、復職後もスムーズに働くことができます。
育児中の社員には、育児短時間勤務や時間外勤務の免除、子どもが病気になった時に利用できる看護休暇などがあります。
またシッターサービスの割引制度や託児補助、企業内保育園などの福利厚生も整っているので、育児中の女性も働きやすい環境であるといえます。
三菱東京UFJ銀行の休日・休暇制度は整っている?
三菱東京UFJ銀行の休日・休暇制度も、働く女性に優しい制度が充実しています。
まず、妊娠している女性社員に対して、出産予定日の6ヶ月前から希望をすれば出産特別休業が認められます。
育児休業も子どもが2歳になるまで申請することが可能です。さらに三菱東京UFJ銀行では、育児休業は女性社員だけでなく、男性社員が取得することも積極的に推進しています。
それによって、男性社員の短期育児休業取得率は、2015年度が24%だったのに対して、2017年度には84%になりました。
このように三菱東京UFJ銀行の休日・休暇制度は、形式上のものではなく実際に利用できる制度であるといえます。
三菱東京UFJ銀行の残業時間は多い?
三菱東京UFJ銀行では、残業時間の短縮を目指す取り組みを積極的に行っており、毎週水曜日は早帰りを推奨するなどさまざまな取り組みを行っています。
「働き方改革2.0」を推進している点も、残業時間の短縮に効果を上げています。
終業時刻を最大1時間前後変更することができるセレクト時差通勤制度や在宅勤務制度の利用推進をしているのが、「働き方改革2.0」です。
これによって場所や時間に縛られない柔軟な働き方ができ、残業時間を減らすことができます。
さらに残業時間を減らす取り組みとして、その日の勤務形態や退行時間を周囲に知らせることができる「マイ・スタイル」カードを導入しています。
三菱東京UFJ銀行へ転職するまでの流れ
- 公式サイトや転職サイト、人材紹介会社からエントリーする
- 書類選考
- 面接(複数回)
三菱東京UFJ銀行へ転職するまでの流れは上記の通りです。
応募方法には公式サイトや転職サイト、人材紹介会社の3通りがありますが、どこから応募しても採用合否に関係がないので、自分の都合のよいところから応募することができます。
転職サイトや人材紹介会社から応募する方法であれば、専門のコンサルタントのアドバイスをもらうことができるのでおすすめです。
書類選考の合否は基本的に書類によって結果が通知され、合格なら面接に進むことができます。
三菱東京UFJ銀行へ転職した人たちの口コミ・評判
34歳 女性 大手信託銀行
三菱東京UFJ銀行への転職におすすめ転職サイト
三菱東京UFJ銀行への転職は、転職サイトやエージェントを利用するのが最適です。
転職サイトからの応募でも特に選考に影響がなく、転職のプロフェッショナルであるキャリアコンサルタントに相談しながら転職活動を進めることができるからです。
転職サイトを利用すれば、各企業が求めている人物像や市場動向を知ることができ、採用されるためのコツのアドバイスをもらうことができます。
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さらにサポート体制も充実しているので、働きながらでも転職活動を行うことができます。
33歳 男性 外資系企業の社内SE