今、あなたは上司のことをどう感じていますか?
「上司が無能で困っている…」と感じてしまう方は、残念ながら多いのではないでしょうか。
上司が無能だと、仕事が円滑に進まなかったり、的確な指示をもらえなかったり、部下であるあなたが様々な配慮をしなければならなかったりと、業務において色々な支障が出てしまいます。
ということで今回は、無能な上司の特徴と、その対処法についてご紹介します。
あなたの上司に当てはまるものも、おそらくあると思います。ぜひ明日からのコミュニケーションに活かしてください。
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目次
無能な上司の特徴とは…?
1.判断・決断が遅い
仕事をする中で、どう判断すべきかを上司に相談に行くことも多いかと思います。部下としては、その相談内容を踏まえて即座に的確な判断やアドバイスが欲しいところ。
しかし無能な上司は、判断やアドバイスが的確ではないだけでなく、そのスピードも遅い傾向にあります。
人間誰しも判断を誤ることはありますが、経験を踏まえて迅速に判断してもらえるだけで部下としては安心できるというものです。
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2.柔軟性がない
無能な上司は、柔軟性がなく自分のやり方に固執する傾向にあります。
新しいことに挑戦したいと思って提案しても、「そのやり方はダメだ」「昔からこうやっているんだからお前もやれ」というように、柔軟に受け入れてはくれません。
信じられないことに、いまだにパソコンやメールソフトを全く使えないという上司もいます。
変化が激しい時代にも関わらず柔軟性に乏しい上司は、部下としては信頼できません。
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3.責任を取りたがらない
「責任は俺が取るから、好きにやってみろ!」という器の広さはどこへやら、無能な上司は自分自身で責任を取りたがりません。
中にはミスや失敗の責任を部下に押し付ける上司もいます。
上司がそんな姿勢では、挑戦する気もなくなりますし、最悪の場合自分自身で尻ぬぐいまでしなければならないこともあるでしょう。
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4.空気が読めない
空気が読めなくて、コミュニケーションが取りづらいのもダメな上司の特徴です。
周りの忙しさに気づかず雑談をしたり、言うべきではないことを口走ってしまったり、相手の顔色を見ずに会話を進めてしまったり…。
空気が読めないと、仕事上でも様々な支障が
出てしまいます。
社内でのコミュニケーションだけならいざ知らず、お客様先での商談時にも空気の読めなさを発揮してしまうと、そのフォローをあなた自身がしなければならないこともあるでしょう。
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5.口だけで実力が伴っていない
付いていきたい上司は、実力を背中で見せるものです。
例えば営業であれば、マネジメントをしながらも部下以上に高いパフォーマンスを残すなど。
ですが無能な上司は、自分は何の成果も出さずに、部下に任せきり。背中で見せられない上司には、部下もついていきません。
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無能な上司の対処法
さてここまで無能な上司の特徴をご紹介してきました。上司が無能だといっても、仕事をしていくからには接する機会もたくさんありますし、時にはあなた自身がフォローしなければならないこともあるでしょう。
そこで、どのように対処すればよいのか、特徴別に対処法をご紹介していきたいと思います。
1.判断・決断が遅いときは…?
- 判断・決断の期限をこちらから設定する
- どう判断すべきかの選択肢をいくつか提示する
上司の判断や決断が遅いときは、上記の2点を試してみてください。
無能な上司は往々にして時間管理や締め切りの設定も苦手です。
こちらから判断の締め切りを設定し、かつ判断の選択肢を提示することで、判断しやすい状況を作るようにしましょう。
その上で、判断締め切り時刻にはこちらから「例の件、課長のご判断いかがでしょうか?」というように、アラートを出していくと良いと思います。
2.柔軟性がないときは…?
- 何か新しいことに取り組みたいときは、どんな成果が得られるかも伝える
- 他の会社や部署でも取り入れられて成功しているという実例を教える
新しいことを取り入れずに過去や自分のやり方・意見に固執する柔軟性のなさは、分からないことや失敗によるリスクへの怖さも一因です。
そこで提案時には、どういった成果が得られるかというメリットも具体的に説明するようにしましょう。
管理職としては、その部門の成果が上がること自体は嬉しいはず。成果が具体的にイメージできるようになれば、前向きに検討してもらえる可能性が高くなります。
また成功するかどうか分からない恐怖心を解消するために、他社や他部門での導入事例も共有してあげると良いかもしれません。「他もやっている」という安心感があれば、導入も検討してもらいやすくなります。
3.責任を取りたがらないときは…?
- 思い切って、自分が責任を取って進めることを伝える
- より上の立場の方に直談判する
部下・部署の実行に対して責任を持つのは、上司の役割です。できないほど失敗により責任を取らされることを恐れて、なかなか決定を下しません。
そんなときは、上司の責任で進めるのではなく、自分で責任を取ることを前提に進めても良いでしょう。
もちろん失敗によるリスクはありますが、責任感と意欲の高さを評価される可能性も大いにあります。加えてきちんと結果を残せば、昇進や昇給も見えてくるでしょう。
また、直属の上司が責任を取りたがらずに頼りないのであれば、さらにその上の上司に直談判するのも手です。直属の上司の無能さを分かってもらういい機会ですし、あなた自身の意欲を伝える場にもなります。
4.空気が読めないときは…?
- 最低限のコミュニケーションしか取らないようにする
- クライアント先への同行をしないでもらう
上司と部下なので、業務上どうしてもコミュニケーションを取らないわけにはいきません。なので、あくまでも最低限の会話や業務連絡のみに留め、雑談などはあまり対応しないようにしましょう。
話しかけられても、「16時までに提出しなければならない企画書があって…」などと理由をつけて断れば問題ありません。
また空気を読めないのが社内だけならまだ良いのですが、お客様先への同行中にその場面が訪れると、お客様との関係性にヒビが入ってしまうことも…。同行についても最低限に留めるようにしておきましょう。
5.口だけで実力が伴っていないときは…?
- 会社都合だと思って諦め、過度な期待をしない
- 同じ部署・チームなどの先輩に指導を願い出る
様々な事情があり、実力が伴っていない社員が昇進していくケースもあるでしょう。
誰しも、できれば優秀な上司から学び取りたいもの。しかし上司の実力が伴っていない場合は、過度な期待をしないようにしましょう。
もし業務について学びたいのであれば、同じチームや部署の先輩に教えを求めるなど、上司以外の人に指導を願い出てみましょう。別の上司やさらに上層部に直接提言すると角が立つこともありますので、極力近い方にお願いするのが良いと思います。
どうしても納得できない場合の最終手段
前述した方法で対処したとしても、どうしても納得できないこともあると思います。そのときに取るべき行動についていくつかご紹介します。
上の役職者や人事に実情を話す
無能な上司のさらに上位役職者に、上司との関係性や納得できないことなどを相談してみましょう。
役職者が無能であるということは、その部署・チームの成果が出ないということ。
それは会社にとってもデメリットです。
上層部に相談すれば、上司や自分自身の配置転換、マネジメント方法の指導など、相応の対応をしてくれるはずです。
転職する
色んな手を打っても改善されない、また会社も対応してくれないという場合は、転職を考えてもよいかもしれません。
現場の不満を解消しようとしない会社は、社員への誠実さに欠ける可能性もあります。無能な上司に関することだけでなく、今後様々な場面で会社への不満が顕在化してくることもあるでしょう。
であれば、自分が納得して働ける会社への転職を考えてもよいかもしれません。
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反面教師にして昇進を目指す
無能な上司のもとを離れるために、自分自身が昇進する、という手もあります。もちろん昇進基準などは企業によって異なるため、時間が掛かることもあるでしょう。ですが、無能さを反面教師にすれば、少なくともその上司のような役職者にはならないはずです。
「上司のもとは離れたいけど、せっかく入社したこの会社は辞めたくない…!」という方は、努力し、成果を残し、前向きに上を目指すのも良いと思います。