転職するためマイナビエージェントを利用しようとしたものの、
- 紹介できる求人がない
- サービスが利用できない
などと断られてしまった方はいませんか?
せっかく転職活動をスタートさせたのに、「自分のどこがダメだったんだろう…」と落ち込んでしまいますよね。
実はマイナビエージェントに断られる理由はいくつかあって、「能力がないから」「経験が少ないから」などのネガティブな理由だけではありません。
これから転職エージェントを活用して転職を始める方は、どんな理由で断られてしまうのかを把握しておくことをオススメします。
では早速、マイナビエージェントに断られたときの原因や、審査に落ちたと判断するためのポイント、登録を断られたときの対処法について解説していきましょう。
目次
マイナビエージェントに断られたときに考えられる11の原因
定職に就いていない
定職についておらず、一定の収入がない人や、安定した勤務年数がない人は利用を断られる可能性があります。
つまりニートやアルバイト、派遣社員として生活している人が対象です。
マイナビエージェントで人材を募集している企業は、「即戦力」となるための経験者をメインターゲットにしています。
キャリアがない人向けの求人はほとんど取り扱っていないため、登録したとしてもサービスを利用できない結果になってしまうのです。
大学を卒業してからフリーターやニートとして過ごしてきた方は、未経験の転職に強い転職エージェントを活用しましょう。
職歴と年齢が合っていない
職歴と年齢の辻褄が合わないなどの理由で経歴詐称を疑われて、サービスを受けられなくなることもあります。
職歴や学歴を偽ることは明らかに違法ですが、退職した年月を伸ばしたり、社歴を長くしたりするのも立派な違法行為です。
マイナビエージェントは利用者の禁止事項として、「重複、虚偽の情報または利用者以外の情報を登録、告知、提供する行為」と定めています。
登録フォームに入力する際には、西暦の記載を間違えないように注意しましょう。
年齢が高すぎる
マイナビエージェントは20代〜30代前半の若手をターゲットにしています。
以下の統計をみても分かる通り、登録者の80%以上が34歳未満です。
年齢 | 割合 |
---|---|
24歳以下 | 27.5% |
25〜29歳 | 35.8% |
30〜34歳 | 16.9% |
35〜39歳 | 8.6% |
40〜49歳 | 7.2% |
50〜59歳 | 4.1% |
マイナビエージェントが保有している求人案件も若手向けが多いことから、35歳以上の方は別の転職エージェントを利用することをオススメします。
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希望地域が求人と合わない
マイナビエージェントは関東エリアを中心に、以下の拠点で営業活動をしています。
- 京橋オフィス
- 新宿オフィス
- 神奈川支社
- 北海道支社
- 宮城支社
- 名古屋支社
- 京都支社
- 大阪支社
- 兵庫支社
- 福岡支社
こちら以外の地域にお住まいの方は、求人を紹介できないという理由で断られてしまうことが考えられます。
この他の地域で仕事を探されている方は、ご自身の地域に特化した転職エージェントを利用しましょう。
希望職が求人と合わない
マイナビエージェントはどんな仕事も紹介できるという訳ではありません。
どの転職エージェントにも得意・不得意な分野があるのです。
ちなみにマイナビエージェントの場合、IT・通信系とメーカーの求人が6割を占めます。
IT業界でのエンジニアや営業職、メーカーでの技術職などを探している方は最適です。
あなたが希望する仕事と、転職エージェントの保有する求人とが必ずしもマッチするということはありません。
つまり、あなたの経歴に問題があって断られた訳ではないということです。
転職エージェントを選ぶときのポイントとして、あなたの希望職を多く持っている転職エージェントを見つけることが大切なポイントです。
転職経験が多い
転職経験が多すぎることは企業が好まないため、利用を断られる原因になります。
「転職回数が多い」と判断される基準は、20代なら2〜4回まで、30代以上なら4回以上です。
転職の回数が多いと、
- 本人に何か問題があるのかも
- 忍耐力がない
- 採用してもすぐに辞めそう
などと警戒されます。
しかしスキルアップなどの前向きな転職理由があれば、ポジティブに評価されます。
コンサルタントとの面談では、転職理由についてしっかり述べられるよう準備をしておきましょう。
1社ごとの勤務期間が極端に短い
転職回数が多いのと同じように、マイナスに捉えられる職歴として、1社ごとの働いている期間が短すぎるということも挙げられます。
例えば25歳で2社の職務経験があり、どちらも1年未満で退職しているというようなケースです。
入社してもすぐに辞めてしまうタイプは、紹介したマイナビエージェントのイメージを悪くしてしまうため、利益にならないと判断されます。
早期退職の原因が、パワハラや労働条件の相違などという企業側に問題があるケースでは、登録を断られる心配はありません。
学歴が低い
最終学歴が高校卒業の場合、求人が紹介してもらえるのか不安を抱えている方も多いと思います。
マイナビエージェントでは高卒であっても登録自体は可能です。
しかし募集要項については、一般的な求人案件よりもハイレベルな人材を求める傾向が強く、大学卒業以上という要件を設定しているケースが少なくありません。
また大学を卒業していても、大企業への応募に関しては、大学の偏差値やレベルなどを問われることがあります。
未経験の職種への転職である
どんなに素晴らしい経験や学歴があっても、それを活かせない業種や職種を希望している場合、サービスの利用を断られる可能性が高くなります。
転職エージェントが用意している求人案件は、即戦力を求める企業が大半です。
マイナビエージェントは若手向けということもあり、未経験でも応募できる求人はあります。
しかし技術職から営業や、事務職からマーケティングなど、畑がまったく異なる職業への転職はむずかしいと考えておいた方がいいでしょう。
未経験でチャレンジしたい方は、「採用される可能性があるか」「応募に必要な資格があるか」など、担当のコンサルタントに相談してみると打開策が見つかるかもしれません。
正社員の経験がない
マイナビエージェントは正社員の経験を持つ求職者を対象としています。
以下のような方は登録を断られてしまうかもしれません。
- 正社員として働いたことがない
- アルバイトや派遣社員としての経験しかない
- 正社員の経験はあるがブランク期間が長い
3のブランク期間に関しては、マイナビエージェントでは「3ヶ月〜半年」という期間を定めています。
仕事を辞めてから転職活動をする場合、早めの行動が肝心です。
職歴が特殊
以前の職業が特殊で、紹介できるような求人がない場合も断られる可能性が高いです。
特殊な仕事というと、たとえば芸能人・アスリート・水商売・自営業・鉄道員など。
これまでの経験を活かせず、さらに年齢的に未経験での応募がむずかしいと判断されると、マイナビエージェントの利用は困難でしょう。
マイナビエージェントで断られたと判断できる5つのポイント
連絡がこなかったり求人がなかったりすると、サービスの利用を断られたのか思い悩んでしまいますよね。
マイナビエージェントが求職者に対し、はっきりとお断りをできないのには理由があります。
職業紹介事業者は、求職者への利用を拒否することが法律で禁止されているのです。
はっきりと断られていないため、求職者は断られたのかが自身で判断できないと思います。
しかし以下の場合は、マイナビエージェントの審査に落ちたと判断しましょう。
社内選考の後の面談を拒否された
面談をする前に断られてしまうこともあり、その理由については教えてもらえません。
しかし大前提として、求職者に紹介する求人がない場合は利用を断られることがあります。
またコンサルタントの人数も限られているため、求職者が多すぎて対応できないという状況であれば、より転職が成功しそうな人材に絞ってサービスを提供します。
面談を拒否されるということは、社内選考の段階で「内定をもらえる求人がない」「希望に合致する求人案件を持っていない」と思われてしまった可能性が高いです。
しばらくたってもマイナビエージェントからの連絡がこない
「紹介できる求人を見つけ次第ご連絡します」といわれてから数週間。
待てど暮らせど連絡がないという場合は、遠回しにお断りされている可能性があります。
数ある転職エージェントの中でも、マイナビエージェントの人気は高く、登録者が後を断ちません。
内定をもらえる可能性が低い人は、優先順位が低くなって連絡がこないか、面談のお断りメールが届くでしょう。
電話面談のみで終了している
電話面談のあとから音信不通になった場合、電話でのあなたの対応に問題があったのかもしれません。
タメ口で話す、一方的に条件を突きつける、ほかのエージェントと比較するようなことはありませんでしたか?
コンサルタントも人間ですから、利用者として最低限のマナーが守れていないと仕事を紹介したくない気持ちになります。
分ではきちんと対応したつもりでも、思うように内定がもらえなかったり転職先が決まらなかったりすると、焦りやストレスから相手に嫌な態度をとってしまっている可能性もあります。
自分の対応に問題があったかもしれないと思う方は、一度コンサルタントに連絡をしてお詫びを入れましょう。
転職活動に不安を抱えていたことがわかれば、先方も思い直してくれるかもしれません。
メールで「紹介できる求人がない」と伝えられた
利用を断られる原因のひとつに、求職者の「転職への意欲」があります。
- 今すぐ転職したい訳じゃない
- いい求人があれば応募したいけど急いでいない
- いくつかの内定を辞退している
このようなタイプの利用者は、サポートの優先順位を下げられてしまう可能性が高いです。
コンサルタントは転職を成功させて報酬をもらっているので、採用に結びつかない、また時間がかかると判断した利用者は後回しにします。
本気で転職を考えているなら、いつまでに転職するという目標値を設定し、コンサルタントに話しましょう。
転職への意欲を伝えることで、コンサルタントも積極的に求人を紹介してくれるはずです。
面談後に「紹介できる求人がない」と伝えられた
面談をした直後に求人がないと言われた場合、あなたが提示した希望条件が厳しすぎる可能性があります。
このような対応をされた方は、自分の持っているスキルと希望条件のバランスが取れているかを再確認しましょう。
また「自分では厳しい条件を提示しているつもりはない」と思う方は、自分の市場価値はどの程度なのか、担当のコンサルタントに相談してみることをオススメします。
マイナビエージェントに断られたときの対処法
では、マイナビエージェントに断られてしまったときの対処法を解説します。
マイナビエージェントに限らず、他の転職エージェントにも該当しますので、ぜひ参考にして下さい。
他の転職エージェントを利用する
まず、転職エージェントは複数利用することがオススメです。
1社だけですとコンサルタントの質の違いや相性などを比較できませんし、紹介される求人も少なくなってしまいます。
ベストな登録数は3社で、多すぎてもいけません。
5社以上を登録すると、同じ企業に違うエージェントから応募してしまったり、連絡が多すぎてレスポンスできなかったりして、いい求人を逃してしまう可能性があるからです。
20代であれば若手に特化した転職エージェントを、役職についているならハイキャリア向けの転職エージェントを利用するなど、あなたが持っているスキルによって転職エージェントを選択するようにしましょう。
マイナビエージェントに再度登録する
マイナビエージェントにもう一度登録してみる方法もあります。
しかし前回と同じ内容で登録しても、断られてしまう可能性が高いです。
そこで、
- アピール性の高いプロフィールを作成する
- 現職で経験を積みスキルを身につける
- 希望条件について考え直す
このような対策を立てて、利用を断られないよう再チャレンジしてみましょう。
他の方法で転職に挑戦する
転職エージェントではなく、ハローワークや転職サイトを利用して転職活動を始めなおすのも手です。
転職サイトには面接のサポートや応募書類の添削といったサービスはありませんが、利用を断られることもありません。
とくに地方で転職活動をしているなら、国の機関であるハローワークや、若者への就職支援に特化したジョブカフェがオススメです。
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マイナビエージェントに断られたらスピーディーな切り替えが必要
マイナビエージェントに断られたからといって落ち込む必要はありません。
転職エージェントはたくさんありますので、あなたの希望する業種や職種に特化した就職支援サービスを探しましょう。
退職してから期間が空きすぎると再就職が難しくなるだけでなく、サービスの利用を断られる原因になります。
マイナビエージェントに断られた方がすることは、断られた理由を担当のコンサルタント聞くこと。そして現実を受け止め前向きに考え直すことです。
転職は少しでも若い方が有利ですので、思い立ったが吉日、即座に行動を開始して転職を成功させましょう。