大手人材会社のマイナビが運営する、薬剤師専門の転職支援サービス『マイナビ薬剤師』。
薬剤師に特化したサービスとしては業界内でも有数の規模です。
求人数はなんと2022年11月時点で46,000件を超えており、都市部だけでなく、地方の求人が豊富なことも特徴ではないでしょうか。
そんな『マイナビ薬剤師』には、実は非公開求人もたくさんあります。
非公開求人とは何らかの理由でサイト上に公開されていない求人のこと。
では『マイナビ薬剤師』の非公開求人は何件くらいあるのでしょうか。
そして他のサイトと比較して多いのでしょうか。非公開求人の特徴と併せてご紹介していきます。
目次
マイナビ薬剤師には非公開求人が全体の40%
全体の40%が非公開求人ということは、非公開求人だけで約21,000件、公開求人・非公開求人の総数は53,000件以上という計算になります。
これほどの求人があれば、自分に合った求人が見つかるような気もしますね。
他の薬剤師転職サイトの非公開求人はどれくらい?
『マイナビ薬剤師』以外のサイトの非公開求人についても調べてみました。
転職サイト | 求人数 |
---|---|
リクナビ薬剤師 | 求人総数35,000件(公開・非公開含む) |
薬キャリ | 求人件数40,000件(公開・非公開含む) |
メディウェル | 求人件数不明(非公開求人70%) |
薬局転職ナビ | 公開求人11,700件(非公開求人数不明) |
ファルマスタッフ | 公開求人60,000件(非公開求人数不明) |
非公開求人がどの程度あるか、正確に記載されているサイトはあまりありませんでした。やはり非公開というだけあって、あまり情報は公開していないようです。
とはいえ上記競合サイトの数字を見ても、『マイナビ薬剤師』の総求人件数がいかに多いかが分かるのではないでしょうか。
マイナビ薬剤師の詳細情報は、こちらの記事を参考にしてみてください。
マイナビ薬剤師の口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
どうして非公開求人はあるの?
全て公開してくれたほうが探しやすいのに…と思われるかもしれませんが、実は公開できない事情がたくさんあります。
代表的な『非公開の理由』について少しご紹介します。
優良求人のため応募が殺到しやすい
最も多いのはこの理由です。給与や待遇などが他と比べて良かったり、人気のある職場だったりという事情があると、応募が殺到してしまいます。
もちろん応募数が集まるのは企業としてはありがたいのですが、集まりすぎてしまうと効率的に選考作業を進められません。
そこで、ある程度応募数を絞り、スムーズに選考を進めるためにも、求人を非公開にしているケースがあります。
一番最適な人材へ求人を紹介するため
『マイナビ薬剤師』の収入源は、ユーザーを転職させることによる成功報酬です。
転職者の年収額の30%ほどがマイナビ側に支払われるため、より優秀なユーザーを入社させたいというのが本音でしょう。
そこで、年収が高い求人や採用意欲が高い求人などは、『マイナビ薬剤師』側である程度応募者の質を絞り、最適な人材を選考へと進めていきたい狙いがあります。
経営戦略上、求人を公開できない
例えば新店舗オープンや事業拡大など、何らかの経営戦略を踏まえた採用活動の場合、他社に知られるわけにはいきません。
そこで非公開という形式をとっていることもあります。
マイナビだから安心して求人を掲載する企業が多い
求人が出せればどのサイトでも良い、というわけではありません。
求人を掲載するということは、経営戦略についてを共有することになりますし、相応のリスクもあります。
その上で求人を掲載していて、しかも非公開求人がこれほどに多いのは、マイナビという企業への信頼があるからに他なりません。
マイナビは旧社名の毎日コミュニケーション時代を含め、40年以上人材事業を運営してきた老舗です。
元々は毎日新聞から分社化したという経緯もあり、企業への信頼度に疑いの余地はないでしょう。
転職の成功は非公開求人が鍵を握る
自分に合った転職先が見つけられるかは、非公開求人がカギを握っています。
『マイナビ薬剤師』だけを見ても、約40%が非公開求人。
しかも非公開求人には優良求人が多いことを考えると、如何に非公開求人から求人を紹介してもらえるかが転職成功を左右します。
マイナビ薬剤師を利用するならコンサルタントとの面談をおすすめ
非公開求人を紹介してもらうために、まずは『マイナビ薬剤師』のサービスに登録しなければなりません。
登録すると専任のコンサルタントが面談を行ってくれます。
この面談ではこれまでの職歴や仕事探しへの要望などを伝え、それを踏まえて求人を紹介してもらうことになります。
面談自体は無料ですし、面談をすることで自分だけでは気づけないようなキャリアプランなども見えてきますので、オススメです。
非公開求人を紹介してもらうコツは?
『マイナビ薬剤師』に登録したらすぐに非公開求人を紹介してもらえるかというと、そうとも限りません。
非公開求人を紹介するかどうかは、担当コンサルタント次第。
あなたがいくら「非公開求人を紹介してほしい」と伝えても、あなたのスキルや経験、キャリアプランに合致しなければ、紹介はしてもらえません。
では、コンサルタントが非公開求人を紹介したくなるのは、どんなユーザーなのでしょうか。
採用される可能性が高いと思わせる
前述したように、『マイナビ薬剤師』はユーザーを企業に入社させることで、その年収額の30%ほどを報酬として受け取っています。
業務効率や企業との関係性を考えると、採用の可能性が低いユーザーを企業に紹介するわけにはいきません。
だからこそ、「この人は採用される可能性が高い」とコンサルタントに思ってもらわなければ、非公開の優良求人は紹介してもらえません。
採用される可能性が高い人とは、経験豊富だったり、スキルレベルが高かったりという方ばかりではありません。
仕事への前向きな姿勢や学習意欲、コミュニケーション力などを総合して判断されます。
過度に無理をする必要はありませんが、上記のような人材になれるよう、面談などでコンサルタントにアピールすると良いかもしれません。
具体的な要望をコンサルタントに伝える
仕事選びに関して、具体的な要望を伝えることも大切です。
漠然とした転職理由の方は、仕事選びの軸が固まらず、転職先が決まりにくい傾向にあります。
ですので、コンサルタントにはとにかく具体的に要望を伝えましょう。
悪い例
「今より給与が高い職場を紹介してほしい」
「残業がない職場がいい」
「前の会社は人間関係が悪かったから、いい人が多い職場がいい」
良い例
「希望年収は460万円以上です。この金額なら手当などが無くても構いません」
「小学4年生の子供がいるので、18時までに退社できる職場を選びたい」
「かかりつけ薬剤師を目指しているので、地域活動に取り組んでいるかを知りたい」
上記は一例です。漠然とした要望では、コンサルタントもどのように求人を探していくべきか悩んでしまいます。
どんな求人を紹介してほしいかが明確に分かれば、紹介できるかどうかもすぐに判断できますし、採用の可能性が高いと思われるでしょう。