出産のタイミングで仕事を辞める人も多いですが、妊娠中だって何かとお金はかかります。
産後はまたさらにお金がかかることを考えると、妊娠中でも少しでも働きたいと考える方も多いでしょう。
この記事では、妊婦さんの仕事探しのコツと妊娠中におすすめの仕事について紹介していきます。
妊娠中の仕事探しでの注意点についても解説していますので、ぜひ目を通してみてください。
目次
妊娠中の仕事探しで大切な3つのポイント
まずは妊娠中の仕事探しにおいて、はじめに確認しておきたい大切なポイントを3つ紹介します。
- 体に負担がかからないものを選ぶ
- 働く条件や期間をあらかじめ決めておく
- 在宅か病院に近い職場にする
体に負担がかからないものを選ぶ
まず妊娠中の仕事探しの大前提として体に負担がかかる仕事は選ばないようにしましょう。
重い荷物を持ったり立ちっぱなしだったり、通勤に時間がかかる仕事もおすすめできません。
座ったままできる軽作業やできれば在宅でできる仕事が良いですね。
働く条件や期間をあらかじめ決めておく
働く機関や働くうえでの条件はあらかじめ決めておきましょう。
例えば週何日で何時間働くか、妊娠何か月目まで働くか、というようなことですね。
体力のギリギリを攻めるのではなく、どの程度までなら負担なくできるかを基準に考えるようにしてくださいね。
在宅か病院に近い職場にする
近くに病院がない職場や通勤時間が長い職場は避けるのがおすすめです。
特に公共交通機関はラッシュの時間帯だと席に座れるかもわかりませんし、帰宅の途中で体調が悪くなってしまっては大変です。
いざという時病院へ行きやすい環境は確保しておくようにしましょう。
妊娠中でもOKな求人を見つけるための仕事探しの方法
妊娠中でもOKな求人を見つける方法を3つ紹介していきます。
- 友人・知人の紹介
- 派遣会社の短期の仕事から探す
- クラウドソーシングで在宅の仕事を探す
友人・知人の紹介
友人や知人の職場を紹介してもらえれば、妊婦だと理解してもらったうえで働くことができますし、勤務時間やお休み等に配慮してもらえることも多いです。
知り合いもいることで環境にも慣れやすく、初めての職場で感じるプレッシャーや緊張も多少和らぐでしょう。
またもし以前に働いていた職場に相談できる知り合いがいるなら、そこで短期のパートやアルバイトとして働かせてもらえないか聞いてみるのも良いですね。
元々勤めていた職場なら即戦力ですし、1から仕事を覚えなおす必要もありませんよ。
派遣会社の短期の仕事から探す
派遣会社に登録し、短期の仕事から妊娠中でも可能な求人を紹介してもらうのも方法です。
派遣の仕事は、数か月の契約をするものから1日だけの単発の案件もあります。
自分の体調や妊娠何か月目などのタイミングも考慮して、無理のない条件で働ける求人を紹介してもらいましょう。
クラウドソーシングで在宅の仕事を探す
クラウドソーシングとは、企業がネット上で不特定多数に対して業務を発注する業務形態の事を指します。
フリーランスに肩が利用することもあれば、副業で活用している方もいます。
アンケートに回答するだけの簡単なものや、データ入力のようなPCを使った軽作業も多く、在宅でできる負担の少ない仕事を見つけやすいですよ。
妊娠中の仕事探しでおすすめの仕事
妊娠中の仕事探しでおすすめの仕事を3つ紹介します。
- データ入力・ライターなどのPC作業
- 内職等の軽作業
- アンケート・ポイントサイト
データ入力・ライターなどのPC作業
データ入力やライターなどのPCを使った仕事は体への負担も少なく、基本的に在宅で仕事ができるので、通勤が必要ありません。
服装を気にしなくて済んだり自分のタイミングで休憩を入れることもできるので、妊婦さんにもおすすめの仕事です。
文章を書くのがあまり得意でない人は、データ入力や文字起こしのような作業を探すと良いでしょう。
内職等の軽作業
シール貼りや簡単な組み立て作業等、手を動かす内職も妊娠中の体への負担が少なくおすすめです。
ただし案件によっては、お家に内職の作業道具が届く際に、大きな重い段ボールで届いてしまうこともあるかもしれません。
妊婦さんはもちろん重いものを持てません。
どんな形で物が届けられるかも考慮しながら、求人を比べててみてくださいね。
アンケート・ポイントサイト
クラウドソーシングのアンケート回答の仕事や、ポイントサイトでコツコツポイントを貯める作業は、PCも使わずスマホで完結させることができます。
誰でもできる簡単な作業なのでたくさん稼ぐには向きませんが、体を最優先にしつつ、時間は有効活用したいという方におすすめですよ。
手作業の内職は単価が低い傾向
内職は在宅でできるうえ特別なスキルは必要ない単純作業です。
体への負担も少なく、やるなら内職かなと考えている妊婦も多いのですね。
ただ、手作業の内職は簡単なだけあって単価が安い傾向にあり、時給に換算するとは500円前後といわれます。
たくさん稼ぎたい場合には、同じ単純作業でもPCを使ったデータ入力などの内職がおすすめですよ。
手作業の内職をしたいなら
もし手作業の内職をしたいなら、ハローワークで紹介してもらうかスマホにバイト探しアプリを入れて探すのがおすすめです。
ネットで仕事を紹介している人の中には悪質な人もおり、なにかにつけて逆に料金をだまし取ろうとするようなネット詐欺も。
国が運営するハローワークや、大手求人サイト等を通じて仕事探しをする方が安全といえます。
妊娠中の仕事探しでの注意点
妊娠中の仕事探しでの注意点は下記の3つです。
- つわりが落ち着くまでは仕事はしない
- 匂いの強いものを扱う仕事は避ける
- 妊娠中でも可能な求人かどうか、記載がなくても必ず確認する
つわりが落ち着くまでは仕事はしない
妊娠初期はつわりがありますから、働きたくても体調がついてこないことも多いでしょう。
つわりが落ち着くまでは体を優先し、無理をしないことが大切です。
妊娠初期は、落ち着いた後にどんな仕事を使用か探すに留め、実際の働くのは安定期に入ってからが良いでしょう。
匂いの強いものを扱う仕事は避ける
妊娠中は匂いに敏感になり、強い匂いで対象を崩してしまうことも。
たとえば内職でも、石鹸や香水、食べもの等を扱う案件は避けたほうが良いでしょう。
通勤が必要な仕事の場合も、同じように匂い商材を扱う仕事は選ばないようにしてください。
妊娠中でも可能な求人かどうか、記載がなくても必ず確認する
受注した仕事には納期があることがほとんどです。
しかしどうしても体調がすぐれずに納期までに仕事を終わらせられないということもあるかもしれません。
後でクレームにならないよう、受注元には必ず妊婦でも可能か確かめ、理解を求めましょう。
妊婦さんだとわかることで断られることもありますが、それは仕方のないこと。
後でトラブルにならないように、ということを優先しましょう。
妊娠中の仕事探しは体を最優先に
妊婦さんの仕事探しのコツと妊娠中におすすめの仕事、そして妊娠中の仕事探しでの注意点についても解説しました。
妊娠中や産後もお金は必要になりますから、時間を有効活用して妊娠中でも働きたいという方は多いでしょう。
しかし、忘れてはいけないのが最優先すべきは自分の体であるということ。
産後に備えたい気持ちはわかりますが、仕事が原因でもしものことがあれば本末転倒です。
働く時間や働く環境などをよく考慮して、無理のない範囲で仕事探しをしてみてくださいね。