テレビのバラエティ番組や、情報番組などには、お笑い芸人が多数出演しています。
また、無料動画アプリ「YouTube」でもお笑い芸人がチャンネルを開設することが増えていて、「お笑い芸人の年収ってどれぐらいなんだろう?」と気になることがあるのではないでしょうか?
この記事では、お笑い芸人の年収について解説します。
高収入を得ているお笑い芸人や、年収の内訳などもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
お笑い芸人の年収はいくら?
お笑い芸人は所属している事務所や、芸歴がそれぞれ異なるので、「お笑い芸人の年収は〇〇円」と伝えることは難しいです。
お笑い芸人のおおよその平均年収は下記の通りです。
- 大御所:数億円
- 中堅:数千万円
- 若手:0円〜数百万円
このように、お笑い芸人のレベルによって年収が大きく異なります。
大御所と言われる「タモリ・明石家さんま・ダウンタウン」などは、数億円以上もらっていますが、テレビに出演できていない若手は、0円〜数百万円と考えられます。
お笑い芸人のほとんどが「若手」というレベルに分けられるので、お笑い芸人だけで生計を立てられている割合はとても少なく、ごく一部の方しか多額の収入を得ていません。
しかし、お笑い芸人は数億円以上の年収を得られる可能性がある職業です。
「年収が数億円」という職業は数少ないので、お笑い芸人は夢のある仕事だと考えることができます。
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お笑い芸人の給料形態
お笑い芸人の給料形態は、「歩合制」がほとんどです。
基本的にお笑い芸人は事務所に所属して活動をしているので、所属している事務所とギャランティーを分け合います。
各事務所の割合は下記の通りです。
吉本興業 | 事務所:8 お笑い芸人:2 |
---|---|
人力舎 | 事務所:4 お笑い芸人:6 |
ワタナベエンターテインメント | 事務所:7 お笑い芸人:3 |
ホリプロ | 事務所:5 お笑い芸人:5 |
また、お笑い芸人の中には、自らで事務所を立ち上げている場合があります。
個人事務所で成功しているお笑い芸人の代表例は、「サンドウィッチマン」です。
サンドウィッチマンは、もともと「フラットファイヴ」という小さな事務所に所属していました。
しかし、フラットファイヴがお笑い芸人のマネジメント事業から退いたため、知人の経営者とともに「グレープカンパニー」を立ち上げ、成功しています。
他にも「爆笑問題・さらば青春の光・オリエンタルラジオ」などが個人事務所を立ち上げています。
個人事務所で活動しているお笑い芸人は、「事務所と分け合う」ということがないので、事務所に所属しているお笑い芸人よりも高い年収を得ていると考えられます。
高収入を得ているお笑い芸人
上記でお伝えした通り、お笑い芸人で人気になると、数千万円〜数億円という年収を得られます。
そこで、高収入を得ているお笑い芸人をご紹介します。
さまざまな芸歴のお笑い芸人をご紹介するので、下記から参考にしてみてください。
明石家さんま
明石家さんまは「芸人BIG3」と言われているお笑い芸人の1人です。
吉本興業に所属していて、20代の頃からお笑い芸人のトップを走り続けています。
そんな明石家さんまの年収は、10億円〜12億円と言われています。
「踊る!さんま御殿!・ホンマでっかTV・さんまのお笑い向上委員会」などのレギュラー番組だけで、年収は数億円を超えています。
また、明石家さんまはレギュラー番組以外にも、単発の特番を担当することがあります。
テレビ以外にも、ラジオやCMなどにも出演していることから、年収は10億円〜12億円になると考えられます。
ダウンタウン
ダウンタウンは吉本興業に所属している芸歴40年を超えるお笑い芸人です。
そんなダウンタウンの年収は、約10億円と言われています。
ダウンタウンは「浜田雅功」と「松本人志」からなるコンビ芸人になるので、1人あたりの年収は約5億円になると考えられます。
ダウンタウンの2人が担当しているレギュラー番組は「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!・水曜日のダウンタウン・ダウンタウンDX」などです。
また、ダウンタウンは個人でも活躍していて、それぞれにレギュラー番組があります。
ダウンタウンはテレビの出演とCMの契約だけで、年収が10億円になっていると考えられます。
有吉弘行
有吉弘行は太田プロダクションに所属している芸歴30年のピン芸人です。
そんな有吉弘行の年収は、3億円〜4億円と言われています。
有吉弘行は「有吉反省会・有吉の壁・マツコ&有吉かりそめ天国・櫻井・有吉 THE 夜会」など10以上のレギュラー番組があります。
また、ゲストとしてテレビに出演する機会も多いため、テレビで見ない日はないほど人気のあるお笑い芸人です。
人気があることからCM契約も多数あり、年収は3億円〜4億円になっていると考えられます。
千鳥
千鳥は「大悟」と「ノブ」からなる吉本興業に所属しているコンビのお笑い芸人です。
2000年から活動を開始しているので、芸歴は約22年です。
そんな千鳥の年収は、1億5,000万円〜2億円と言われています。
千鳥は「いろはに千鳥・相席食堂・テレビ千鳥・千鳥のクセがスゴいネタGP」など、二人のレギュラー番組だけで10以上あります。
また、ダウンタウン同様に、個人でも活躍しています。
千鳥は2016年頃にブレイクしたお笑い芸人になるので、これから年収はどんどん高くなっていくと考えられます。
霜降り明星
霜降り明星は「粗品」と「せいや」からなる吉本興業に所属しているお笑い芸人です。
上記のお笑い芸人に比べると、圧倒的に芸歴が短く、芸歴は約10年になります。
そんな霜降り明星の年収は、7,000万円〜8,000万円と言われています。
芸歴10年以内のお笑い芸人の中では、最も高い年収を得ていると考えられます。
霜降り明星は「爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞・霜降りミキXIT・新しいカギ」などコンビで10以上のレギュラー番組があります。
また、「しもふりチューブ」という登録者が100万人を超えているYouTubeチャンネルもあるので、これほどの年収を得ていると考えられます。
お笑い芸人の年収の内訳
お笑い芸人の年収の内訳は大きく4つに分けられます。
年収の内訳を理解することで、どんなお笑い芸人でもある程度の年収が分かるようになります。
お笑い芸人の年収の内訳について詳しくご紹介します。
メディア出演
お笑い芸人の年収の多くを占めるのが、メディア出演です。
メディア出演とは、テレビやラジオ、ドラマなどに出演することを指します。
基本的にお笑い芸人は「テレビ」の出演料が年収の大部分を占めていて、レギュラー番組があると、定期的に出演できるため、年収が高くなります。
レギュラー番組がなくても、「ゲスト」として出演することが多いければ、高い年収を得ることが可能です。
また最近、お笑い芸人が「YouTube」を始めることが増えています。
YouTubeもメディア出演の1つになるので、テレビよりもYouTubeで稼いでいるというお笑い芸人も存在します。
CM契約
人気のあるお笑い芸人だけができる仕事として、「CM契約」が挙げられます。
CM契約とは、その名の通り、スポンサーの企業とCM契約を結ぶことでギャランティーが発生することです。
大手企業との1年間のCM契約では3,000万円〜5,000万円、ローカル企業では300万円〜500万円と言われています。
全国放送のテレビのスポンサーとCM契約しているお笑い芸人は、1年間で5,000万円以上もらっているケースもあります。
ただし、CM契約は俳優や女優が担うことが多い仕事なので、お笑い芸人でCM契約できているのは、ごく一部です。
イベント出演
お笑い芸人によっては、メディア出演よりもイベント出演で高収入を得ているケースがあります。
イベント出演とは、結婚式や企業の忘年会、地域のお祭りなどに出演することを指し、メディア出演の3倍〜5倍のギャランティーが支払われると言われています。
イベント出演で高収入を得ているお笑い芸人は、「テツandトモ・どぶろっく・ナイツ・小島よしお」などが挙げられます。
これらのお笑い芸人は、イベント出演だけで、年収1,000万円以上になると言われています。
イベント出演とテレビ出演を並行させることスケジュール的に難しいので、どちらかに偏っているお笑い芸人がほとんどです。
その他
お笑い芸人はメディア出演やCM契約以外にも、「グッズ・DVD・本・ライブ」などで収入を得ることがあります。
グッズはある程度の知名度があるお笑い芸人であれば、販売しているケースがほとんどです。
DVDや本などは、お笑い芸人によって発売しているか異なりますが、最近ではエッセイや自伝本、グルメ本などを出版しているお笑い芸人が増えています。
また、コントや漫才などのネタに力を入れているお笑い芸人は、「単独ライブ」を開催して収入を得ています。
これら4つがお笑い芸人の年収の内訳として考えられます。
お笑い芸人の年収は幅が広い
この記事では、お笑い芸人の年収についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
お笑い芸人は「歩合制」になるので、年収は0円〜数億円までとても幅が広いです。
ほとんどのお笑い芸人が「0円〜数百万円」の年収になっていると言われてて、お笑い芸人として年収が数千万円になっているのはごく一部です。
ただし、数億円以上の年収を得ることが可能な職業なので、お笑い芸人は「夢のある仕事」になります。
上記でお伝えした「明石家さんま・ダウンタウン・有吉弘行」などは数億円以上の年収を得ています。
お笑い芸人は「メディア出演・CM契約・イベント出演」などで収入を得ていて、人気に伴って年収が高くなります。