キャリアカウンセリングやキャリアアドバイザーによる手厚いサポート、他では見つからない非公開求人など魅力タップリなのがリクルートエージェントです。
転職者にとって嬉しいサービスが満載ですが、使うのに必要な「費用」は気になりますよね。
「それだけ豊富なサービスが使えるなら高いんでしょ?」と不安になってしまうのが普通のことだと思います。
でも、費用面のことでリクルートエージェントを使うのをためらうのは勿体無いことです。
ですから今回は、費用の有無や運営のシステムに関して徹底解説!
これを知れば納得・安心して、リクルートエージェントを使って転職へ向けての活動が始められるはずですよ!
目次
リクルートエージェントはもちろんボランティアではありません!
リクルートエージェントは「株式会社リクルート」が運営しています。公共の機関などとは違いますので、税金によって運営されているわけではありません。
つまり「ボランティア」などではないんです。
ですから当然、会社を運営する費用はどこからか集められています。そして、そのお金は転職を希望しているみなさんではなく、求人を出す企業が支払ってくれているんです。
これから社員になるかも知れないとは言え、どんな相手かもわからない自分たちの為にお金を支払ってくれていると考えるとありがたい話ですね。
転職希望者はお金の心配は不要です!
転職希望者は無料で使えると言われても「どこまで?」というのも気になるポイントですよね。
答えは「ほぼ全てのサービスが無料」となります。
お金が必要になるのは有料のセミナーなどを受ける場合だけと考えていただいてOKです。
セミナーなどは必ずしも受講する必要はありませんから、転職に必要なサービスについては「完全無料」と言えますね。
これから転職をされる方は無駄なお金は当然使いたくないでしょうし、便利なサービスであってもお金がかからない方が助かりますよね。
リクルートエージェントならサービスの利用に関して、転職者が費用面で心配する必要が無いので安心ですよ。
企業側は有料ですが登録や求人は無料です
運営に必要となる資金は求人を出す企業側が支払うとお伝えしましたが、リクルートエージェントに企業が求人を出すこと自体は無料なのです。
「無料で求人が出せるなら企業側はいつお金を払うの?」と思ってしまいますが、企業側は正式に社員になる人が決まるとリクルートエージェントに対して報酬を支払います。
通常の求人サイトでは「求人を出すことで掲載料を支払う」ことになりますが、リクルートエージェントでは「就職が決まることで報酬を支払う」という点が大きな違いでもあるんです。
リクルートエージェントが運営されている仕組み
リクルートエージェントの会社運営の資金源は「企業からの報酬」です。
これは完全成功報酬と言われるもので、企業側が求めている条件(企業への転職)が完了しなくては報酬が支払われることがありません。
転職希望者が求人へ応募しても面接を受けたとしても、それだけでは1円にもならないということです。
さらに転職が完了したとしても、期待に添える人材で無かったとなっては継続的な求人を受けることはできなくなってしまいます。
その上、転職してすぐに辞めてしまったり問題を起こしてしまった場合などは、人材の無料補填などを求められてしまうこともあります。
つまりリクルートエージェントは、「企業の求めている質の高い人材を転職させる」ことで資金を得て運営されているということになりますね。
企業側はどれくらいのお金をかけている?
企業側から支払われる報酬ですが、公式サイトの「リクルートエージェントの利用料金」という項目に「具体的な料金は、貴社の求める条件によって異なります」という様に記載されています。
ですから何円とハッキリ断言はできないのですが、報酬(紹介手数料)は「年収の35%前後」と言われています。ここで言う年収とは転職前と転職後の高い方を指します。
ですから転職前が年収450万円で転職後は年収500万円になる方なら、「500万円×35%」で175万円が企業側から報酬として支払われることになりますね。
リクルートエージェント側がしっかりと転職後の収入についての交渉をしてくれるのも、高い年収が設定されれば報酬もそれだけ高くなるという理由もあるんです。
ぶっちゃけ転職エージェントを使うと採用で不利になるのか、人事のプロに訊いてみた
どうして高い報酬を払って企業はリクルートエージェントに求人を出すのか?
「年収の35%」という数字を見た時、多くの方は「高い!」と思うのではないでしょうか?
年収1000万円なら350万円ですし、年収500万円の方を10人雇うだけで成功報酬として1,750万円もの額を支払わなければいけなくなります。
それなら無料で使えるハローワークとか、掲載費用は必要だけど人気のある求人情報サイトで求人広告を出す方が良いのではないかと考えてしまいませんか?
でも多くの企業がリクルートエージェントで転職者を募集しているのには、他では得られないメリットがあるからなのです。
求めている人材を手入れる為
ハローワークや求人情報サイトを使って求人を行った場合、多くの方から募集が来る可能性があります。
それはある意味で嬉しいことですが、「求めているスキルなどの条件を満たしていない人材」が多く集まってしまう危険性がありますし、対応にも手間がかかります。
ですがリクルートエージェントを通して求人をかけた場合は、キャリアアドバイザーによって「企業が求めている人材」が選ばれてくる期待が持てます。
このおかげで手間が少なく良質な人材を手に入れることが可能となります。これは企業にとって大きなメリットになりますよね。
結果として費用を抑えられることがある
有料の求人情報サイトに掲載して場合、誰からも応募が無かったとしても費用は発生してしまいます。
ということは、下手をすると「お金をかけたのに社員は1人も増えない」ということもあり得てしまいます。
ですが「完全成功報酬」であるリクルートエージェントなら、「かかったお金の分だけ社員が雇える」ということになります。
無駄なお金が発生することが無いということですから、結果として求人情報サイトに掲載してもらうよりも費用を抑えることができる可能性も充分にあるのです。
企業としての秘密を守るため
企業の採用情報の中には事業戦略に関わる、他社に知られてはマズい情報が含まれていることがあります。
ですから、これからの会社運営の方向性を他社に知られたくない時には「非公開求人」で募集ができるのには大きなメリットがあるんです。
事業戦略という貴重な情報を守りつつ人材を募集するには、リクルートエージェントは最適な場所だということですね。
無料で使えるメリット・デメリット
転職をする際に頼りになって、しかも無料。その理由までわかれば何も心配することは無くなります。
でも、無料で使えることがメリットにもなり、デメリットにもなるということが実際にはあります。
その両方について知っておくのは、これから転職活動をするにあたって結構大切なことですよ。
お金を気にせず使い放題
無料であることのメリットは、もちろん「お金の心配がない」ということです。
有料だとすると、お金の節約をする為にも心に焦りが産まれてしまい、本当に期待している条件とは違う会社に「とりあえず」転職することになりかねません。
それでは近い将来に再び転職活動をすることになってしまうかも知れませんよね。
でも無料だったら費用の心配をせずにじっくりと転職先を探すことができる。
これは無料であることの最大のメリットです。
就職させるとお金が発生するからこそ企業は慎重に
「完全成功報酬」ですから転職が決まると企業はお金を支払わなければいけません。
受け入れた人材が期待通りの実力を持っていなかったとしても合格を決めた企業側の責任が無いはずはありません。
もし、そうなってしまっては「お金の無駄」です。
面接を受けたりするまでは企業側からすると費用は0円ですから、費用を無駄にしない為にも良い人材を得ようと企業側は慎重に人材選びを行います。
同じレベルの人材ならハローワークなどを経由して入ってくれる方がお金はかからないわけですから、合否に関して若干厳しくなるかも知れません。
とは言っても人材が欲しくて求人を出しているわけですから、理不尽に厳しくなることはあり得ないのでご安心ください。
リクルートエージェントも紹介する相手を厳選する
リクルートエージェントとしては転職さえしてくれれば報酬が得られるわけですから、何とかして転職を成功させたいと思うはずです。
でも、転職した方が問題を起こした場合は責任を取らされる危険もあります。
また一度だけ転職させれば、その企業との関係が終わるわけではありません。
できれば人材が必要となる度に求人を出してもらいたいと考えますよね。
その為には次も頼みたくなる様な質の高い人材を送り込まなくてはいけません。
ですからリクルートエージェントのキャリアアドバイザーとしても、紹介する人物の性格などにも気を配ります。
「誰でも良いから紹介する」というわけにはいかないのです。
細かいことは気にせず使ってOK!
リクルートエージェントの費用に関する情報などをお伝えしてきましたが、結論を言えば「無料なんだから費用は気にせずに思いっきり使ってOK!」です。
もちろん「転職をサポートしてもらう」のは事実ですから礼儀などは必要です。
でも「無料だから」と遠慮せず、希望を伝えキャリアアドバイザーに頼ってみてくださいね。