「100年後の世界を良くする会社を増やす」ことを目指している株式会社リブコンサルティングですが、実際にはどんな会社なのでしょうか?
今回はリブコンサルティングに就職・転職を考えている人に向けてリブコンサルティングの評判・会社概要・転職難易度や、気になる平均年収・福利厚生、転職するまでの流れを解説します。
目次
一目でわかるリブコンサルティングの評判
リブコンサルティングの評判には以下のものがあります。
- クライアントの層が広いため、多くの経験ができてスキルが上がる
- 未経験者でなくても経営理念と考えが一致していれば採用される
- 月間残業時間が主要コンサルファームの中で上位
- グレード制になっていて、グレードアップのための必要なスキルが詳細に定義されている
- 教育体制が充実しており、中途採用でも他の社員に追いつくことが可能
- 5年程度で幹部へ登用など、短期間での昇進ができる
他のコンサルティング会社と比べると未経験でも採用される可能性が高いです。
残業時間はかなり多めですが、一般の会社と比べると実力さえあれば昇給・昇進がしやすいです。
リブコンサルティングはどんな会社?
リブコンサルティングは2012年7月に関巌氏(現代表取締役社長)が創業した会社です。
日系独立系コンサルティングファームで、業績も好調。
豊富な事例と将来性の高い会社で、大手の上場企業だけでなく、中小企業・ベンチャー企業にも積極的にサービスを提供しています。
事業方針・経営理念
「100年後の世界を良くする会社を増やす」がリブコンサルティングの経営理念です。特定の部門に対するコンサルティングではなく、クライアントの会社経営全体の業績・人財育成・仕組みのレベルを総合的に高めるコンサルティングをしています。
そのため、人財教育に力を入れていて、新入社員から役員まで、階層別の教育プログラムが用意されています。
また、「リブ・マインド」というコンサルタントとして持つべき心構えが周知されており、成長に対する貪欲な姿勢や、クライアントの成果を生み出すことへの執着心などを高いレベルで持ち続けることを社員に求めています。
事業内容
事業内容は経営コンサルティング業で、中堅・ベンチャー・大企業に向けて経営戦略、組織マネジメント、人事、営業、マーケティングなど幅広いコンサルティングサービスを提供。
総合的な経営コンサルティング業務だけでなく、企業経営に関する教育・研修プログラムの企画・運営を行ったり、新規コンサルティング事業の開発・実行を行ったりしています。
コンサルティングの経験をふまえた講演や寄稿、出版などの活動も行っています。
売上
リブコンサルティングは株式を上場していないため、売上は公表されていません。
従業員数
従業員数は2023年4月時点で300名です。
他の大手コンサル会社の従業員数が多いところで19000名、少ないところでも500名なので、他の企業と比べると従業員数は多くありません。
リブコンサルティングの転職難易度
転職難易度は大手ファームと比べると低く、コンサル経験が1年以上あれば基本的に合格ラインになります。
コンサル未経験でも事業会社で企画系の業務経験があったり、業界の専門性や職種の専門性を持っていたりすれば合格できます。
経験よりも会社の理念に合う「経営者を支援したい」というマインドが重視されます。
リブコンサルティングの平均年収は〇〇万円程度
リブコンサルティングの平均年収は600万円程度です。他の大手コンサルファームより100万円〜150万円ほど低くなっています。
しかし、コンサルティング業界の年収水準は他の業種に比べて高いので、日本企業の平均年収よりも高くなります。
リブコンサルティングはタイトルによって年収が大きく変わります。それぞれのタイトル別の年収は以下のとおりです。
コンサルタント | 450~600万円 |
---|---|
シニアコンサルタント | 550~700万円 |
マネージャー | 700~1000万円 |
シニアマネージャー | 1000~1300万円 |
ディレクター | 1300~1800万円 |
リブコンサルティングの福利厚生は充実している?
リブコンサルティングの福利厚生は充実しているとはいえませんが、
- 資格取得サポートやキャリアプラン相談
- 交通費、出張費は全額支給
- 社会保険完備
- 若手には家賃補助あり
- 社内イベント開催
- 社内旅行手当
- 月度・半期・年間の表彰制度あり
といった福利厚生があります。
オフィスはフリーアドレスで席が決まっておらず、リモートワーク制度があるため在宅勤務が主流です。
リブコンサルティングの休日・休暇制度は整っている?
リブコンサルティングの休日・休暇制度は以下のとおりです。
- 土日祝日休み
- 年間数日の希望休あり
- 夏季休暇、年末年始の休暇あり
- 有給休暇
- 弔辞休暇出産休暇
- 育児休暇
- アニバーサリー休暇(旅行補助あり)
一般的な企業と変わらない休暇制度に加えて、旅行補助金が出るアニバーサリー休暇があるため休暇制度は整っています。
リブコンサルティングの残業時間は多い?
リブコンサルティングの残業時間はコンサルティング業界では3番めに多く、月額平均残業時間は79.5時間となっています。
仕事の量は業界トップ水準です。
激務だから悪い会社ということではなく、それだけ仕事に打ち込めて成長できる環境ともいえます。
実際働いている人の多くは仕事にやりがいを感じています。
リブコンサルティングへ転職するまでの流れ
選考の全プロセスはWEBで実施されます。一次選考は説明会と集団面接。二次選考で現場リーダーとの面接があります。
このときにアンケートを提出します。
三次選考で現場マネージャーと面接をして課題を提出します。
最終選考で役員面接となり、役員面接の前にライフチャート(人生の浮き沈みをチャート化した資料)の課題を提出し、その提出資料を元に質疑応答が行われます。
選考回数が多く感じますが、対応スピードが速いため、早ければ2週間程度で全プロセスが終了します。
有名企業への転職が難しい理由
有名企業への転職は、多くの人々にとって憧れの的ですが、その難しさも同様に知られています。
ここからは有名企業への転職が難しい理由を紹介します。
競争が激しい
有名企業への転職は、非常に競争率が高いです。
これらの企業は、優れた待遇や福利厚生、社会的地位などがあるため、多くの人々がその一員になりたいと考えています。
そのため、求人に対する応募者数は非常に多く、競争は激化しています。
この激しい競争に勝ち抜くためには、卓越した能力や経験を持つことが求められます。
高い基準と厳しい選考がある
有名企業は、高い基準と厳しい選考プロセスを採用しています。
これは、優れた人材を選び抜くための手法です。
通常、転職希望者は複数の選考段階を経て、面接や試験、グループディスカッションなどの選考方法によって能力や適性が評価されます。
そのため、多くの応募者が競争する中で、自身の能力や経験をアピールし、選考で評価される必要があります。
必要なスキルと経験のレベルが高い
有名企業では、求められるスキルと経験のレベルが非常に高いです。
これらの企業は、業界のリーダーであり、イノベーションや成果を生み出すために、最高水準の能力を持った人材を求めています。
そのため、応募者は優れた専門知識や実務経験、リーダーシップ能力などを持っていることが求められます。
これらの要件を満たすためには、努力と経験の積み重ねが必要です。
企業文化への適応が求められる
有名企業は、独自の企業文化を持っています。
企業文化は、その企業の価値観や行動指針、働き方などを指し、組織内での共通のルールや期待が存在します。
有名企業では、自社の文化に合わない人材を選びたくないと考えているため、採用過程で文化適合性も重視されます。
応募者は、企業の文化を理解し、それに適応できることを示す必要があります。
有名企業で活躍できる人材になるには
有名企業で活躍するためには、以下の要素を重視する必要があります。
専門スキルの習得と向上
有名企業では、高度な専門スキルを持つ人材が求められます。
自身の専門領域において、知識やスキルを習得し、さらに向上させることが重要です。継続的な学習とスキルの磨きを行い、業界や技術の最新動向にも敏感になることが求められます。
問題解決能力の育成
有名企業では、問題解決能力が重要視されます。
複雑な業務や課題に対して、創造的で効果的な解決策を提案できる能力が求められます。
自身の問題解決能力を高めるために、分析力や論理的思考、クリティカルシンキングなどを磨くことが重要です。
コミュニケーション力を強化する
有名企業では、円滑なコミュニケーションが求められます。
他のメンバーやチームと協力し、意見や情報を適切に共有することが重要です。
コミュニケーションスキルを向上させるためには、聴取力、表現力、チームワークなどを意識的に鍛える必要があります。
柔軟性と適応力が求められる
有名企業では、変化の激しい環境で柔軟に対応できる人材が重宝されます。
新たな課題やプロジェクトに対して素早く適応し、柔軟な発想や行動が求められます。変化に対して柔軟な姿勢を持ち、新しい状況に素早く対応できる能力を養うことが重要です。
有名企業で採用されるためのポイント
有名企業で採用されるためには、以下のポイントに注意する必要があります。
適切な自己PRを実施する
自己PRは、自身の経験や能力、成果をアピールする重要な手段です。自身の強みや特徴を適切に伝え、有名企業が求める人材像に合致することを示す必要があります。
履歴書やエントリーシート、面接などで、自己PRの機会を最大限に活用しましょう。
志望動機をわかりやすくする
有名企業に応募する際には、なぜその企業に興味を持ち、なぜ入りたいのかを明確に伝える必要があります。
自身のキャリア目標や価値観と企業のビジョンや文化をリンクさせ、具体的な志望動機を示すことが重要です。
面接対策を徹底する
面接は採用選考の最終段階であり、重要な評価ポイントです。
面接対策を徹底し、自身の経験や適性に関する具体的なエピソードや事例を用意しておきましょう。
また、自身の強みや改善点を的確に伝えることで、面接官に良い印象を与えることができます。
長期的なキャリアプランを提示する
有名企業は、将来のビジョンや成長に対して長期的な視野を持つ人材を求めています。
応募時には、自身のキャリアプランや将来のビジョンを明確に示し、その企業でどのような貢献をすることができるかをアピールしましょう。
長期的なキャリア目標や成長意欲を持っていることを伝えることが重要です。
有名企業への転職は困難ではありますが、適切な準備と努力を重ねることで、その道を切り拓くことができます。
自身の能力や経験の向上に努めながら、競争力を高め、有名企業での活躍を目指しましょう。