理学療法士は、リハビリの専門的な知識を専門の学校に学び、病気やケガで身体に障害のある人の基本動作能力の向上維持のサポートをする仕事です。
多くの人がその知識を活かして、病院での勤務を選択しますが、中には病院以外で働きたいと思っている人も意外と多くいます。
ただその際の選択肢を知らずに転職が止まってしまっている場合もあります。
そこでこの記事では、理学療法士の病院以外のすすめの転職先を解説します。
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目次
理学療法士の病院以外の転職先6選
理学療法士の働く場所として一番に思い浮かぶのが、病院なのではないでしょうか。
もちろん病院で活躍している理学療法士が多いですが、病院を含む医療機関意外で働く理学療法士は3割程度と意外と多く、病院以外でも活躍していることがわかります。
病院以外で働くことで、そこでしか得られない経験を積めるなど、理学療法としてより大きな成長にも繋がります。
しかし病院勤務以外への転職を目指す理学療法士の中には、選択肢がわからず転職できないという人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、理学療法士の病院以外の転職先を紹介します。
リハビリセンター
リハビリセンターは、デイケアやデイサービスと呼ばれる訪問・通所でリハビリを行うサービスです。
在宅生活が基本で、生活するうえで困っていることを改善できるようなリハビリ計画を立て、サポートをするのが仕事です。
デイサービスなら通所で自立度の高い人もいますが、在宅では介護の必要な人が多い傾向にあります。
さらに訪問は基本1人で行うため、急なトラブルなどにも対応するなど、臨機応変な人に向いています。
介護施設
特別養護老人ホームや老健など、介護施設で働くという選択肢もあります。
急性期の病院での理学療法士は、元の状態に戻るような改善を目標にしていますが、介護施設では日常生活を送るのに必要な身体回復を目標にして、自宅に戻れるようなリハビリを行います。
自宅に戻るにはどのようなリハビリをすればよいのかということを考えてリハビリを行うため、ソーシャルワーカーやケアマネなどいろいろな職種の人と関わる機会が増える職場です。
一般企業
リハビリ機器や義肢装具の開発を行う一般企業で、理学療法士の資格を活かして働くという選択肢もあります。
理学療法士として一定期間知識や技術を身に着け、それを活かしてより良いリハビリ機器や義肢装具開発のアドバイスをするのが仕事です。
ただ深い知識や経験がないとアドバイスができないため、経験の浅い新卒や第二新卒では難しいといえます。
スポーツ関連施設
スポーツジムやプロのスポーツチームで、トレーナーとして働くことも可能です。
理学療法士は、身体に関する知識が豊富で、その知識を活かしてスポーツジムのインストラクターやJリーグ・プロ野球のチームの専属トレーナーとして活躍している人もいます。
トレーナーの主な仕事は、怪我予防のためのマッサージ・怪我の応急処置・回復後のリハビリなど多岐に渡り、中にはメンタルサポートを行う場合もあります。
ただもともと採用人数も少ないため、かなり狭き門となってしまうでしょう。
教育・研究施設
教育・研究施設で働く理学療法士もいます。
未来の理学療法士を育成するために、大学や専門学校などで教員として働く人や、理学療法を研究するなどがこれに該当します。
教える立場の理学療法士なるためには、一定期間年数仕事に従事することと講習を受ける必要があるため、新卒や第二新卒では難しい転職先です。
ただ大学で理学療法を学び、そのまま院に進んで研究を続けるという人もいるようです。
児童福祉施設
児童福祉施設では、障がいを持つ子どもに対してリハビリを行います。
働く場所は、児童発達支援センターや児童発達支援事業所・放課後等デイサービスなどとなっています。
子ども一人ひとりに合わせたリハビリを計画し、日常生活のルールなどを学べるようにリハビリを通してサポートする仕事となっています。
理学療法士が病院以外に転職するときの注意点
理学療法士は病院以外でも、活躍できる場所がたくさんあることがわかりました。
病院以外の選択肢を知ることで、世界が広がりより大きく成長する機会に出会えます。
ただ理学療法士が病院以外に転職するときには、いくつかの注意点に気を付けなければいけません。
知らないまま転職してしまうと、転職を後悔することにも繋がります。
そこで転職する前に一度チェックしておきましょう。
ここでは、理学療法士が病院以外に転職するときの注意点を解説します。
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病院と風土がどのくらい異なるのかをチェック
病院からまったく違う場所へ転職する場合、風土が大きく異なることがあるため、どのくらい異なるのかチェックしてください。
病院での当たり前が一般社会や転職先と大きく違うことは珍しくありません。
病院の風土そのままで転職してしまうと、上手くなじめず戸惑ってしまうかもしれません。
そうならないようにするために、事前に異なる点を知って準備しておきましょう。
新人の教育体制がどの程度整っているかを確認する
理学療法士として病院以外の新しい環境で仕事をする場合、まったくの新人となるため、教育制度がどの程度整っているのかを確認してください。
新人制度が整っていない職場へ転職してしまうと、成長できる機会が少なく、業務にうまくなじめなくなってしまいます。
スムーズに仕事に馴染めるように、教育制度の整った職場を選んで転職するようにしましょう。
転職後の待遇はどんな感じかをチェックする
転職後にどのような待遇かのチェックも大切です。
転職して待遇を下がる環境だと、モチベーションが維持できず転職を後悔することになりかねません。
興味関心だけを重視するのではなく、維持もしくはアップするような転職先を選び、転職を後悔しないようにしましょう。
理学療法士が病院以外に転職するなら転職サイト・エージェントを使用しよう
理学療法士が病院以外に転職するなら、転職サイトやエージェントを利用するのがおすすめです。
理学療法士の転職先となると、病院が多くなってしまいますが、転職サイト・エージェントには病院以外の転職先も載っており、転職の可能性を広げられます。
ただ利用したことがないと、どのようなサービスを行っているのかわからず利用しにくくなってしまうかもしれません。
転職先がどのようなものなのか、それについてここで解説します。
理学療法士が転職に失敗する特徴と成功に導くためのコツを徹底解説!
条件に合わせた求人を紹介してもらえる
転職サイト・エージェントでは、登録時に経歴やスキル・希望条件などのヒアリングがされ、それをもとに条件に合わせた求人を紹介してもらえます。
自分一人ではなかなか希望条件のが合致する転職先を複数見つけられません。
しかし転職サイト・エージェントでは、条件にマッチする求人を紹介してくれるので、自分で探す手間が省けるだけでなく、ブラック企業に当たる可能性も減らせます。
これはとても大きなメリットなのではないでしょうか。
求人を複数紹介されるので比較検討しやすい
一人で転職活動をしていると、条件に合う求人を複数見つけるだけでも大変なことです。
しかし転職サイト・エージェントでは、豊富な求人を保有しているので、複数の求人を紹介してくれるので比較検討しやすく、一番良い条件での転職が叶います。
このような部分も、大きなメリットと言えるでしょう。
転職活動の不明点を相談しやすい
転職サイト・エージェントにはコンサルタントがおり、転職活動に抱える不安に親身になって相談に乗ってくれます。
一人で転職活動をしていると、どのように進めればよいか・面接の受け答え・履歴書の書き方など悩むこともたくさんあります。
そこで経験豊富なコンサルタントに不明点を質問・相談しながら進めることができるのは、とても大きなメリットといえます。
理学療法士の病院以外の転職におすすめ転職サイト・エージェント
理学療法士が病院以外に転職しようと思ったら、転職サイト・エージェントの活用がおすすめです。
ただ転職サイト・エージェントを活用する際には、理学療法士に特化したサービスをしなければ良い転職には結びつかないでしょう。
ただたくさんサービスがあると、どこを選べば良いか悩んでしまいます。
そこでここでは、理学療法士の病院以外の転職でおすすめの転職サイト・エージェントを解説します。
PTOTキャリアナビ
PTOTキャリアナビでは、理学療法士・作業療法士の転職サポートに特化した転職サイト・エージェントです。
対応地域は限られてしまいますが、手厚いサポートがとても評判の転職エージェントとなっています。
病院以外の求人も保有しているので、まずは相談だけという人も登録して様子を見るのも良いでしょう。
PTOTキャリアナビの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
マイナビコメディカル
マイナビコメディカルは、医療介護職種の求人情報を多数保有する転職サイトエージェントです。
大手転職サービスのマイナビが運営しており、大手ならではの病院以外の転職先も見つけやすくなっています。
手厚い転職サポートが自慢で、初めて転職活動をするという理学療法士もおすすめの転職サイト・エージェントとなっています。
理学療法士は病院以外の職場に転職できる!
理学療法士の病院以外の転職先について解説しました。
理学療法士の働く場所は病院とイメージする人もいますが、実はそれ以外で働いている人もたくさんいます。
もし病院以外で働いてみたいという希望があれば、転職サイト・エージェントを活用して、条件や希望に合う求人を見つけて後悔しない転職を目指してください。