SEから公務員へ転職するには?公務員に向いているSEの特徴

SEから公務員へ転職するには?

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この記事では、SEから公務員へ転職することを検討している人が事前に知っておきたいことや、SEから公務員へ転職するメリット・デメリットなどについて紹介していきます。

もちろん公務員に転職することも選択肢のひとつですが、SEの仕事に対して感じた不満を解決する方法は、他にもあるので、冷静に判断することが大切です。

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SEから公務員へ転職するなら公務員試験を受験しよう

「残業時間が多くてプライベートの時間がほどんどない」「頑張っても給料がなかなか上がらないしやりがいも感じられない」などの理由から、SEから公務員へ転職することを検討している人も中にはいるかもしれません。

ただし他の一般企業への転職とは違って、公務員として働くためには公務員試験を受験する必要があることをご存知でしょうか。

公務員試験の受験資格

公務員試験を受験するために、まずは年齢制限をクリアしているかどうか確認する必要があります。

ちなみに国家公務員試験なのか、それとも地方公務員試験を受験するのかによっても受験資格は変わり、地方公務員の場合は各都道府県によっても年齢の上限は変わるため、自分が希望する地域の情報をしっかりと確認する必要があります。

ちなみに大体どちらの場合も30歳前後が目安となっています。

公務員でもSEとして働くことはできる?

公務員になると、今のところ、基本的にはSEの仕事をすることが難しくなります。

ただし公益性の高い仕事という条件はありますが、国家公務員の副業が解禁される流れがあったり、地方公務員でも神戸市などの場合は一部副業を許可していたりするので、今後は可能になる可能性もあります。

国家公務員と地方公務員はどちらがいい?

給料については「職種別民間給与実態調査」というものを元に調整されているため、国家公務員と地方公務員で、そこまで大きく変わらないと言われています。

仕事内容に関しては、国家公務員の場合は国に関わる仕事を担当することになるため、感じるやりがいが大きいというメリットがあり、一方の地方公務員の場合は、自分の生まれ育ったふるさとに貢献する仕事が出来るというメリットがあります。

どちらの方がいいかは、将来のキャリアプランや普段どのような生活がしたいかという希望によっても変わってくるので、それぞれの仕事内容や労働環境を調べつつ、自分の価値観や公務員として働くメリットなどについても、一度整理してみることが必要です。

SEからへの異業種への転職完全ガイド!転職先の種類や方法について徹底解説

SEから公務員へ転職するメリット・デメリット

SEから公務員へ転職するメリットとデメリットについて整理してみましょう。

メリット

公務員として働くメリットは大きく以下の5つに分けられます。

  • 定時で帰れる
  • まとまった期間の休みが取りやすい
  • リストラの心配がない
  • スキルがなくても昇給していく
  • 自分の故郷に貢献する仕事ができる

定時で帰れる

一つ目のメリットは基本的に定時で帰れることです。

締め切りのある仕事をしている場合は、当然残業をして仕上げることもあると思いますが、そうでない場合は基本的に残業する必要はないと言われています。

これによって仕事以外のプライベートの時間を充実させやすくなります。

まとまった期間の休みが取りやすい

まとまった期間の休みが取りやすい、というメリットもあります。

会社員の時よりも、基本的に担当する仕事はある程度決まってくるので、お休みが取りやすくなります。

旅行に行くことが趣味の人は、働く際の大きなモチベーションに出来ると思います。

リストラの心配がない

3つ目のメリットは、リストラの心配が少ないことです。

このメリットに魅力を感じて公務員を目指す人も少なくないと思います。

生活していく上で安定性を特に重視したい人や、出来るだけ仕事で余計なストレスを感じたくない人にとっては、大切なポイントになるはずです。

スキルがなくても昇給していく

スキルや実績なしで昇給していくことも、公務員として働くメリットの一つです。

出世コースから外れるというのが基本的にないですし、会社員とは違ってノルマなどもほぼないので、あまりプレッシャーを感じることなく仕事が出来ます。

自分の故郷に貢献する仕事ができる

地方公務員ならではのメリットになりますが、自分の故郷に貢献する仕事ができる事も、メリットのひとつです。

公務員でも出来るだけやりがいのある仕事がしたいという人は、こういった所にやりがいを見出すのも一つです。自分の故郷で生活できるというメリットもあります。

デメリット

一方のデメリットは、大きく以下の4つに分けられます。

  • 給料が下がってしまうケースもある
  • スキルを習得してもリターンが少ない
  • 仕事にやりがいを感じにくい
  • 自由度が小さい

給料が下がってしまうケースもある

早い段階で平均よりも多めの給料をもらっていた場合などは、SEから公務員に転職すると一時的に給料が下がってしまうケースもあるので注意しましょう。

ちなみに転職サービスのDODAによると、SEやプログラマの平均年収は433万円( 生涯賃金:1億9170万円 )と言われています。

自分が志望する公務員の職種が、この金額よりも大きいかどうかチェックしてみましょう。

SEの平均年収はどれくらい?転職で年収をアップするには?

スキルを習得してもリターンが少ない

2つ目のデメリットは、新たにスキルを習得しても、その分のリターンが少ないことです。

SEとして働く場合は、新しい種類のプログラミング言語が扱えるようになったり、マネジメントスキルを身につけたりすると、その分給料がアップしますが、公務員の場合はそういったことは特に評価されません。

ある意味「スキルがなくても昇給していく」というメリットの裏返しでもあります。

SEの転職に求められるスキルと資格!転職に成功するSEのの特徴とは?

仕事にやりがいを感じにくい

SEの仕事より、仕事の内容に対してやりがいを感じにくいことも、デメリットの一つです。

地方公務員の場合でも、担当する仕事や部署が突然変わることはあり、自分が不得意なことを任されることもあります。

SEから転職する場合、ITスキルが仕事をする上での自分の武器になるわけですが、公務員の場合はそのスキルを活かして同じような仕事が出来るとは限りません。

今まで身につけたスキルや知識を捨てて、0からまったく新しい仕事を任されることもあります。

自由度が小さい

基本的に公務員の場合、仕事に対して自分の意思や考えなどはそこまで重要ではありません。

決められたルールなどに沿って、ミスやトラブルなく進めていく事が特に求められます。

SEの場合は、仕事をする際に工夫することが要求される仕事なので、そういった部分にやりがいや面白みを感じていた場合は大きなストレスを感じてしまう可能性があります。

民間企業の求人もチェックしておこう!

上のメリットとデメリットを見て、いまいちピンとこないなーという人は、民間企業の求人もチェックしてみましょう。

この項目では、求人をチェックする前に確認しておきたいポイントや、実際に転職活動をする際に便利なサービスについて紹介していきます。

そもそも公務員になることを考えるようになった理由は?

まず、そもそもなぜ公務員に転職しようと思ったのか、その理由を整理することも大切です。

仕事内容に面白みを感じられなくなった

前ほど仕事内容に面白みを感じられなくなった場合、どうせ同じように仕事をしてお金をもらうなら、仕事内容もある程度決まっているし、公務員のほうが安定していていいと考えるようになった人もいると思います。

仕事の幅を広げようとチャレンジしたり、新しいプログラミング言語の勉強をするのもひとつですが、SIerからWEB系のエンジニアになるなど、スキルはそのままで単純に働く業界を変えるだけでも、仕事内容は大きく変わるので不満を解決できる可能性があります。

残業時間が多すぎて休みがしっかりと取れる仕事がしたくなった

下流工程の部分を担当する中小SIerなどで働いている場合、残業時間が多すぎることが原因で公務員を考えるようになる人もいるはずです。

公務員は基本的に定時で帰れると言われている仕事なので、このように考えることは自然なことだと思います。

ただ公務員にならずとも、残業をほとんどせずに帰ることは可能です。

特にSIerで働くSEの場合、業態がBtoBのクライアントワークになるので仕事をコントロールしにくいわけですが、クライアントのいないBtoCなどのWEBサービスを展開している企業や、社内SEなどに転職すれば、残業時間を大幅に減らすことが可能です。

なんとなく将来に対して不安になった

なんとなく漠然と将来に対して不安になって、安定している公務員を考えるようになった人も、中にはいるかもしれません。

ただし安定していると言われる公務員も、それはあくまでも現在の状況の話で、少し先はどうなるか分かりません。

実際に公務員にも副業を解禁する流れがありますし、地方自治体は課題も多いので、会社員と同じように今後はある程度仕事で成果を出すことが求められるようになる可能性もあります。

そして、ふと感じた不安は、単純に自分が考えすぎなだけの可能性もあります。

外部の別の会社の人の話を聞くと、よりフラットに自分の状況を判断できますし、新しくスキルを身につければ、案外簡単に不安は解消出来たりもします。

転職サイトや転職エージェントを利用して情報収集しよう

民間企業の求人をチェックする際は、転職サイトや転職エージェントを利用することになりますが、それぞれ特徴が違うので注意しましょう。

リクナビNEXTやマイナビ転職などの転職サイトは、どんな求人が募集されているのかチェックして面接に応募するためのサービスですが、リクルートエージェントやレバテックなどの転職エージェントは、自分に担当者が付き、自分のSEとしての市場価値やおすすめの転職先なども紹介してもらうこができます。

ちなみに転職エージェントを利用すると、他にも応募書類の添削や面接日程の調整など、無料で様々なサポートを受けられますが、ある程度転職する意思が固まっている人向けのサービスになることも覚えておきましょう。

ちなみにそこまで本格的に転職活動することを考えていない場合は、Wantedlyという転職サービスを利用するのもひとつです。

こちらのサービスは他の転職サイトとはちがい、履歴書などを提出せずに、まずは会社の担当者に直接会って話をできることに特徴があります。

スタートアップなど、社風が自由で裁量権の大きい会社の求人も多いので、興味のある人はチェックしてみてください。

SEにおすすめの転職サイトは、こちらの記事で詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてください。

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