生活相談員の仕事は大変?辞めたい時の対処法や向いている人の特徴を紹介

生活相談員の仕事は大変?辞めたい時の対処法や向いている人の特徴を紹介

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生活相談員はソーシャルワーカーとも呼ばれる、高齢や障害によって介護サービスを必要とする人の相談を受ける人の事です。

把握したニーズを元に利用者さんが自立した生活を送れるよう支援する、利用者さんにとっての窓口的存在ですね。

そんな生活相談員ですが、その大変さから辛い、辞めたいと考える人も少なくありません。

そこでこの記事では、生活相談員の仕事の大変なところ、生活相談員に向いている人の特徴、辞めたいと思った時の対処法等について解説していきます。

もちろん辛いことばかりではなく、生活相談員の仕事にはやりがいやメリットも多いです。

メリットもデメリットも両方理解して、今後のキャリアプランの組み立てに活かしてみてくださいね。

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生活相談員の仕事で大変だと感じるポイント

生活相談員

生活相談員の仕事の大変なポイントは、主に下記の5つです。

  • 利用者と職員の間で板挟みに
  • 業務範囲が広い
  • クレーム対応かきつい
  • 仕事が大変な割には給料が安い
  • 職場で悩みを相談できる人がいない

利用者と職員の間で板挟みに

生活相談員は利用者さんやご家族の相談に乗り、そうして把握したニーズをケアマネージャーや介護職員に共有してサービスに反映させます。

利用者さんと施設の間に入って調整作業をするのが生活相談員の役割ということですね。

ただ利用者さんと施設の意見が食い違う場合には、生活相談員は板挟みの苦しい立場に置かれます。

「施設側で何とかしてほしい」「利用者さん側にもう少し理解を求められないか」そんな風に、どちらの思いも理解できるからこそ、身動きが取れず悩んでしまうことが多いのです。

業務範囲が広い

生活相談員の基本的な仕事は相談業務ですが、それ以外にも入所退所の手続きや関係各所への連絡調整業務も担当します。

また施設によっては介護業務と兼任することもある等、業務範囲がとても広い点に大変と感じている方が多いです。

施設の中に生活相談員が1人しかいないなんてことも珍しくないため、一人で様々な業務をこなさなくてはいけないプレッシャーもあるでしょう。

クレーム対応かきつい

生活相談員の仕事は基本的に相談業務です。

しかし悩み相談を受けるだけが相談業務ではなく、時には利用者さんやご家族からクレームに近い意見やサービスに対するお叱りを受けることも。

そういった意見はもちろん真摯に受け止め、誠意をもって対応する必要があります。

ですが生活相談員も人間ですから、対応しきれない要望や厳しい意見を受け止める度に、精神的に辛さを感じてしまうこともあります。

給料が割に合わない

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、生活相談員の平均月給は下記の通りです。

職種名 平均月給
介護職 31万5,850円
生活相談員 34万3,310円
ケアマネージャー 35万7,859円

出典:令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

生活相談員の給料は、一般的な介護職に比べると高いことが分かります。

しかし業務量や業務範囲が多く、その割には給与額が割に合っていないと不満を感じている方もいるのですね。

介護関係職種の給与は近年上昇傾向ですので、言語も継続して働き続けることで給与水準は改善されることも期待できます。

職場で悩みを相談できる人がいない

お伝えしていたように、勤務している施設内に生活相談員が自分一人しかいない、という状況は決して珍しくありません。

例えば、デイサービスの場合は生活相談員を最低1人配置すること。

特別養護老人ホームや有料老人ホームでは、利用者100名につき常勤の生活相談員1人を配置することが必要と定められています。

仕事の悩みを相談したい時に、職場内に同じ生活相談員として悩みを共有できる人がいない点を辛いと感じる人も多いのですね。

生活相談員になるための資格取得は大変?

資格試験

生活相談員になるためには、下記のいずれかの資格が必須となります。

合格率(2022年) 備考
社会福祉士(国家資格) 31.1% 国家試験は年1回
精神保健福祉士(国家資格) 65.6% 国家試験は年1回
社会福祉主事任用資格 大学で指定の科目を履修したり、都道府県が行う講習会等で履修することで取得できる。

「生活相談員」という資格があるわけではなく、一定の条件を満たすことによって生活相談員という職種につけるのですね。

また上記以外にも、都道府県によっては介護福祉士やケアマネージャー等を資格要件として設定している場合があります。

資格の合格率には差があるため、生活相談員になるまでの大変さは、取得を目指す資格の種類によっても変わります。

生活相談員に向いている人の特徴

介護 相談

生活相談員に向いている人の主な特徴は下記の3つです。

  • 社会貢献度の高い仕事にやりがいを感じる人
  • 小さな変化に良く気づける人
  • 責任感が強く始めたことを最後までやり抜く人

社会貢献度の高い仕事にやりがいを感じる人

数ある仕事の中でも福祉や介護に携わる仕事は一段と社会貢献度の高い仕事と言えます。

人の健康・命・人生に関わる分、責任も大きいですがやりがいも大きい仕事ですね。

ただ仕事にやりがいを感じるポイントは人それぞれでもありますから、自分がどんなことにやりがいを感じられるタイプなのかをあらかじめ把握しておくことも大切です。

生活相談員の場合、目のまえの相手のために何かしたい、課題を解決するための手助けをしたいというような奉仕的な部分にやりがいを感じられる人は向いていると言えますよ。

小さな変化に良く気づける人

介護施設を利用する利用者さんの中には、自分の考えをうまく伝えることが苦手な人や、そもそも自分の意見を言うことを遠慮してしまう人もいます。

生活相談員はそういった利用者さんからもニーズを引き出し、サービスの提供に反映させているのが仕事です。

そのため、利用者さんのちょっとした表情や態度の変化などに敏感に気づいて、積極的に声掛けや提案をしていくことが重要なのです。

責任感が強く始めたことを最後までやり抜く人

介護や福祉の話題は繊細な内容のものが多いため、相談業務においてはお互いの信頼関係が不可欠です。

例えば利用者さんやご家族の相談に対して、どのような対策をしたのかの報告を怠ったり、対策を講じることを後回しにして長期間そのままにしてしまう等。

こういった中途半端な対応が多いと利用者さんやご家族も不安を感じてしまうでしょう。

そうなっては信頼関係も構築できず、生活相談員に心を開いてくれなくなってしまいます。

そうならないためにも、生活相談員には始めたことを最後までやり抜く、責任感が強い人が向いていると言えます。

生活相談員の仕事が大変で辞めたくなった時の対処法

介護辛い

活相談員の仕事が大変で辞めたくなった時の対処法を紹介していきます。

  • 職場の上司へ相談してみる
  • 働きやすい職場への転職を考えてみる・
  • 生活相談員以外の仕事への転職を考えてみる

職場の上司へ相談してみる

今の仕事の状況がどうしてもつらい時には、職場の上司へ相談してみましょう。

誰にも相談せずに不安や不満をため込んだままでは、いずれ体を壊したり、限界が来て働けなくなってしまいます。

また職場の環境改善や業務内容の調整は上司の仕事でもあります。

今は気づいていないだけで、上司が生活相談員の業務負担に関して改めて把握する機会があれば、事態を重く受け止めて対策を考えてくれる可能性がありますからね。

それでも改善されず、何も変化を感じられない時にはまた別の方法を試しましょう。

働きやすい職場への転職を考えてみる

これまで培った生活相談員としてのスキルを活かせる、より条件の良い職場への転職を検討してみましょう。

給料に不満がある場合は今より給与の多い職場、相談容共も相手がいないことが辛い場合は施設規模なども考慮して、生活相談員が2名以上配置される職場も検討してみると良いでしょう。

職場が変われば状況も変化しますから、どうしても今の職場が良いというこだわりがなければ転職も検討してみてください。

生活相談員以外の仕事への転職を考えてみる

生活相談員の仕事が時自分には合わないと感じたら、思い切って別の職種へ転職するのも一つの方法です。

福祉業界が良い場合は、相談業務から離れ一般の介護職員として勤めるもの良いですし、福祉業界を離れて事務や販売の仕事を探してみるのも良いでしょう。

「自分には生活相談員の仕事しかない」と考えてしまうこともあるかもしれませんが、思っているよりも今後のキャリアとして選べる選択肢は多いものです。

自分の可能性を限定せず、新しいことに挑戦するチャンスととらえてみてくださいね。

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大変だけどやりがいもある!生活相談員の良いところ

生活相談員 笑顔

生活相談員の仕事は確かに大変ですが、業務のすべてが辛くて苦しいことばかりではありません。

ここからは生活相談員のやりがいや良い所についても紹介したいと思います。

  • キャリアアップを目指せる
  • 夜勤が少ない
  • 感謝の言葉を直接いただけることも多い

キャリアアップを目指せる

生活相談員としての経験やスキルは、介護業界でキャリアアップを目指す上では非常に有利です。

管理職となってマネジメントを行うポジションを目指したり、実務経験を積みながら「介護支援専門員実務研修試験」の受験資格をクリアし、合格すればケアマネージャーになることもできますよ。

ケアマネージャーは生活相談員のように相談業務も行うポジションですが、平均給与は生活相談員よりも高い水準となっていますからね。

生活相談員のスキルを活かしてステップアップするには最適な役職と言うことができます。

夜勤が少ない

生活相談員の仕事は基本的に夜勤がありません。

介護職の場合、職場によっては夜勤が発生し、人員の都合上嫌でも夜勤のシフトに入らなければいけないということも珍しくありません。

夜勤は勤務時間が長く、夜勤専門でもない限り生活リズムも不規則になるため、体力的にも非常に負担が大きくなります。

介護職と兼務していない生活相談員であれば、介護業界にありがちな夜勤の悩みを抱えずに済むのですね。

感謝の言葉を直接いただけることも多い

生活相談員のメインの仕事は相談業務ですから、福祉職の中でも特に利用者さんやご家族の思いに触れる立場ということになります。

悩みや相談に対し誠実に対応し、信頼関係を築いてきた生活相談員だからこそ、利用者さんやご家族からの感謝の言葉を直接いただける機会も多くなります。

「あなたに相談してよかった」「あなたのおかげで助かりました」というような言葉を聞けたときには、大きなやりがいを感じられるはずですよ。

生活相談員が転職で気をつけるべきポイント

介護 注意

生活相談員が転職の際に気をつけるべきポイントは、主に下記の2つです。

  • 職場に求める理想の条件を考えまとめておく
  • 退職を早まらない

職場に求める理想の条件を考えまとめておく

転職の際、自分にとってどんな条件や環境が理想なのかを理解して転職先を探さないと、現職と同じことを繰り返してしまうことになりかねません。

自分の今に悩みは何なのか、給料か、業務量か、業務内容か等、改善したいことを明確にしてから、それがかなう職場を探しましょう。

自分でも気になった施設について下調べをしつつ、面接の際や内定が出た後にでも条件等について気になる点があれば質問し、終業後に後悔がないようにしましょう。

退職を早まらない

転職活動に専念するためにまずは現職を辞めようと考える方もいるかと思いますが、出来れば在籍しながら転職活動をする方がリスクは少ないです。

希望通りの職場が見つからなかったり、思うように内定をもらえなかったりすると、判断力が低下して焦って就職先を選んでしまう可能性がありますからね。

また離職機関が長いと収入面も厳しくなり、生活が苦しくなってしまうことも考えられます。

もちろん、精神的もしくは体力的に限界が来ているという場合には、自分を守るために先に退職するのも方法です。

離職中の生活や心の余裕等にも配慮して、自分にとって適切だと思う方法を選択しましょう。

生活相談員におすすめの転職サイト

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生活相談員の転職におすすめの転職サイトを紹介します。

  • ジョブメドレー
  • リクナビNEXT

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生活相談員は大変だがやりがいも大きい

介護 手を握る

生活相談員の仕事の大変なところや向いている人の特徴、辞めたいと思った時の対処法等について紹介しました。

生活相談員の仕事は業務範囲が多く、立場的にもストレスが溜まりやすいところがあります。

ただし辛く苦しいことばかりではなく、紹介したような適正に合致する人であれば大きなやりがいをもって務めることができるでしょう。

それでもどうしてもつらいという時には、上司に相談したり転職を考えてみる等、環境を変えることを検討してみてください。

生活相談員として培った経験やスキルを活かしてあなたらしく働ける職場がきっとあるバズですよ。

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