IT技術が発展したことで、WEB業界に関する仕事の需要が高まっています。
需要が高まっているWEB業界の仕事の1つに、SEOディレクターという職種があるのですが、「SEOディレクターってどんな仕事?」と気になっている方は多いのではないでしょうか?
この記事ではSEOディレクターについて詳しくご紹介します。
SEOディレクターの仕事内容や必要なスキルなどをご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
SEOディレクターとは?
SEOディレクターとは、SEOに関する調査・分析を行い、WEBサイトが上位に表示されるように、戦略を考えたり、アクセス解析などを行う仕事です。
WEBサイトを運営するにあたり、SEOディレクターの存在は非常に重要で、WEBライターなどを管理する役割を担うこともあります。
さらに、Googleのアルゴリズムを頻繁に確認したり、どのようなキーワードが多く調べられているのかなど、日常的にさまざまな情報を取り入れる必要があります。
そのためSEOディレクターでは、高度で専門的な知識が必要とされています。
SEOとは?
SEOディレクターに大きく関係している「SEO」とは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の頭文字をとったもので、日本語に変換すると「検索エンジン最適化」と言われています。
検索ユーザーに良質なコンテンツを提供して、Googleから評価を得るための施策になります。
SEOにおける評価とは検索順位で、WEBサイトを上位で表示されることが最大の目的です。
日本における検索エンジンは「Google」と「Yahoo」がありますが、YahooはGoogleの検索エンジンを活用しているため、Googleのアルゴリズムに対応してSEOを意識しなければいけません。
SEOディレクターの仕事内容
SEOディレクターの仕事内容は大きく3つに分けられます。
3つの仕事内容について詳しくご紹介します。
WEBサイト制作前の企画立案
1つ目の仕事内容が、WEBサイト制作前の企画立案です。
SEOディレクターはWEBサイトが上位に表示されることを目的に仕事を行うため、まずはWEBサイトを制作する必要があります。
検索結果で上位に表示されやすいジャンルを考えたり、ユーザー設定を行なったり、運用にかかるコストを考えたりします。
このWEBサイトの企画立案の段階で、上位に表示されるのか決まると言っても過言ではないため、具体的かつ戦略的に企画を立案する必要があります。
WEBサイトのデータ分析
2つ目の仕事が、WEBサイトのデータ分析です。
制作したWEBサイトの運用を開始して、さまざまなデータを集計します。
WEBサイトのPV数・ユーザーの離脱率・WEBサイトの検索順位などのデータを集計して、分析します。
集めたデータを分析をすることで、WEBサイトの問題点を見つけられます。
また、WEBサイトの良い点もSEOディレクターとして把握することが大切になります。
そして、PV数や検索順位は日々変動するため、毎日欠かさず確認する必要があります。
WEBサイトの問題点を改善
3つ目の仕事が、WEBサイトの問題点を改善することです。
データ分析して見つけた問題点の改善策を考えます。
制作した時点でコストは決めているため、コスト内で行える改善策を考えて実行します。
問題点によって改善策は異なりますが、コンテンツの追加やデザインの変更など、具体的な内容であることが重要です。
そして、再度データを分析して、問題点が解決されてのかを確認します。
解決されていない場合は、新しい改善策を考える必要があります。
SEOディレクターで必要なスキル
SEOディレクターでは、さまざまなスキルが必要とされます。
そのため優先度の高いスキルを3つご紹介します。
コミュニケーション能力
SEOディレクターには、コミュニケーション能力が必要です。
WEB業界に関する職種は「PCに向かって黙々と仕事をしている」というイメージがあるかもしれませんが、非常にコミュニケーションを大切とします。
特にWEBサイトを制作するときには必要で、コミュニケーション能力が低ければ、組織での意思疎通ができないでしょう。
1人でWEBサイトを上位表示されることは難しいので、高いコミュニケーション能力が必要です。
SEOに関する知識
SEOディレクターには、SEOに関する知識が必要です。
上記でもお伝えしたように、WEBサイトを上位表示させることが主な仕事になるため、SEOに関する知識は絶対に必要で、最新の知識を身に付けておく必要があります。
また、Googleのアルゴリズムは日々変化するため、一度覚えたら終わりというわけではありません。
さらに、「HTML」に関する知識も必要とされます。
HTMLとは、WEBサイトの制作に欠かせないプログラミング言語です。
WEBサイトを制作できるほどの知識は必要ないですが、簡単なHTMLのソースコードは読めるようにしておく必要があります。
情報収集力
SEOディレクターには、情報収集力が必要です。
SEOに関する情報・WEBサイトに関する情報・ユーザーに関する情報など、とにかく最新の情報を取り入れておく必要があります。
特にユーザーの需要は永遠ではないため、情報収集力がなければ、WEBサイトに集まったユーザーを逃してしまいます。
SEOディレクターとしてWEBサイトを上位表示されるためには、情報収集力が大切です。
SEOディレクターで役立つ資格
SEOディレクターは専門的な知識を有する職業になるため、資格を取得している方が多いです。
そこでSEOディレクターに役立つ資格をいくつかご紹介します。
認定SEOコンサルタント
認定SEOコンサルタントとは、一般社団法人全日本SEO協会が認定する資格です。
SEOに関する知識から最新技術の習得、クライアント企業へのコンサルティング技術まで身に付けられます。
そして、認定SEOコンサルタントは、3カ月間の研修を経て、4級~1級までのSEO検定を合格することで資格を取得できます。
受講は「通信」と「通学」の2コースが用意されているため、働きながらでも取得を目指すことが可能です。
SEOマーケティングアドバイザー
SEOマーケティングアドバイザーとは、日本デザインプランナー協会が主催する資格です。
SEOに関する知識だけではなく、WEBマーケティングに関する知識も身に付けられます。
SEOマーケティングアドバイザーを取得すると、マーケティングに関する一定以上の知識を持っていることを証明できて、講師活動もできるようになります。
SEOマーケティングアドバイザーの試験は、自宅から受験することが可能なので、働きながらでも取得しやすいです。
未経験からSEOディレクターを目指せる?
SEOディレクターは未経験から転職することは難しいです。
上記でお伝えしたように、専門的な知識を有する職業なので、未経験では転職を成功させられないでしょう。
ただし、求人には「未経験歓迎」と記載されていることがあります。
そのような求人では、SEOディレクターのサポート役として、数年間経験を積むことになります。
また、「WEB業界での経験が2年以上」「WEB制作会社に勤務して1年以上」など条件が決められていることも多いです。
そのため未経験からSEOディレクターを目指す場合は、WEBサイトの制作会社に転職することをおすすめします。
WEBサイトの制作会社で経験を積むことで、SEOディレクターへ転職しやすくなります。
制作会社への転職には転職エージェントの活用が大切
WEBサイトの制作会社への転職を成功させるためには、転職エージェントの活用が大切です。
転職エージェントとは、転職に関することを幅広くサポートしてくれるサービスです。
具体的に受けられるサポートは、「求人紹介・面接対策・書類添削・日程調整・条件交渉」などで、登録することで担当のキャリアアドバイザーが1人付きます。
そのため働きながらでも制作会社への転職を成功させられる可能性が高まります。
そして、制作会社への転職におすすめの転職エージェントを2社ご紹介します。
転職エージェントは併用しても問題ないため、気になるものがあれば登録してみてください。
doda
dodaとは、業界最大級の転職エージェントで、600万人を超える登録者を誇ります。
取り扱っている求人は10万件を超えていて、制作会社の取り扱い求人数は約800件です。
そんなdodaは、サポート体制が徹底されています。
各業界に精通しているキャリアアドバイザーが在籍していて、転職未経験者でも安心できるサポート体制になっています。
求人数とサポート体制を重視される方には、dodaがおすすめです。
マイナビエージェント
マイナビエージェントとは、大手人材会社「マイナビ」が運営している転職エージェントです。
取り扱っている求人は4万件を超えていて、制作会社の取り扱い求人数は約400件です。
そんなマイナビエージェントは、20代から高い人気を獲得しています。
そのため取り扱っている求人は若者向けなものが多く、企業側も若者を求めているケースが多いです。
20代で転職を考えている方には、マイナビエージェントがおすすめです。
SEOディレクターは未経験では目指せない
この記事ではSEOディレクターについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
SEOディレクターとは、WEBサイトが上位に表示されるように戦力を考えたり、アクセス解析などを行う仕事です。
高度な専門知識を有する職業になるため、未経験で転職することは難しいです。
未経験からSEOディレクターを目指す場合は、WEBサイトの制作会社で経験を積むことが大切になります。
上記でお伝えした転職エージェントを活用して、制作会社への転職を成功させましょう。