「SE辞めたい」「異業種に転職したい」そんな風に考えるシステムエンジニアの人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、仕事が原因で心身に不調が出たり個人で解決できない問題がある場合は、転職をおすすめします。
SEが転職を判断するポイントと、注意点をまとめました。
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目次
SEを退職・転職した方がいい人の特徴
「SE辞めたい」と感じたら、まずは退職や転職すべきか判断しましょう。
仕事を辞めたいと思う理由が自分で対応できない問題であれば、職場を変えることで解決につながる可能性があります。
「なんとなく新しい仕事に就きたい」「業務に飽きてきた」といったぼんやりした理由は、転職失敗につながるので行動に移すことはおすすめしません。
まずは、SEの仕事を退職・転職した方がいい人の特徴を解説します。
SEの仕事自体に興味がなくなった
SEの仕事自体に興味がなくなった人は、他の職種への転職を考えても良いでしょう。
仕事自体にポジティブな感情を持てないと、業務で手を抜いてしまいがちです。
会社や周囲の社員へ迷惑がかかってしまうので、新しい仕事を探すことをおすすめします。
新しいプロジェクトや案件に関わっても、仕事に対する情熱が再燃しない場合は、SE自体が嫌いになっている可能性があります。
努力しても仕事自体に興味を持てない人は、自分のキャリアと方向性を考えましょう。
違う仕事に興味がある
SEよりも違う仕事に興味がある人は、キャリアチェンジが考えられます。
希望の職種について勉強を重ね、転職先のチェックをしましょう。
自分が活躍できるスキルや実績が活かせる職種であれば、転職は不可能ではありません。
違う仕事に興味を持ったらまずはその職種の研究を徹底してください。
年収や仕事内容などをよく確認し、SEからの転身を進めましょう。
改善できない問題がある
自分では解決できない問題を仕事で抱えている場合は、職場を変えることで解消できる可能性があります。
人間関係や評価制度に問題を感じている場合は、転職した方が解決が早いでしょう。
職場や仕事の状況を変えることは難しいので、自分の環境を変えたほうがスピーディーに解決することがあります。
自分ではどうしようもない問題で悩んでいる場合は、転職や退職をおすすめします。
心身に不調が出ている
SEの仕事のせいで心身に不調が出ている場合は、まずは医療機関に相談しましょう。
医師の指示を仰いで、休養を取ったり退職や転職を進めてください。
とくに精神面でのトラブルは、発症してしまうと完治が難しい傾向です。
うつ病や適応障害などの症状が出ると、健康な生活が厳しくなるので早急な対応をしましょう。
心身に不調があると、SEとしての仕事だけではなく企業で働くこと自体が難しくなる可能性があります。
不調を感じたら無理をせずに早めに医師に相談し、転職や退職を決めましょう。
勤務先に不満がある
勤務先の企業とマッチしないと、高確率で働いているうちに不満が出ます。
SEは以下の特徴がある企業は、働き続けられるか判断することが重要です。
- 単調作業ばかり
- 仕事で使用している言語が古い
- 下請け業務が多い
- デスマーチが恒常化
これらの特徴があると、キャリアアップが難しいでしょう。
デスマーチが恒常化している会社は、社員を大切にする傾向にありません。
企業から使い捨てられる可能性があるので、転職を視野に入れましょう。
SEを辞めたいと思っても転職・退職しない方がいい人の特徴
「SE辞めたい」と感じても、転職や退職をおすすめできない人がいます。
本人はつらいと感じても、周囲から見ると恵まれた環境にいたり、スキルアップが見込めたりする場合があります。
転職成功はタイミングも関わってくるので、今の仕事を続けることも重要です。
SEの転職や退職をおすすめできない人の特徴をチェックしましょう。
入社1年未満のSE
入社1年未満で転職活動を始めても、成功する確率は低いです。
SEに関わらずどの職種にもいえることですが、短期間での離職は企業からの印象が良くありません。
ストレス耐性や忍耐力のなさを考えられてしまい、企業としても採用を決めかねます。
辞めるおそれがある人を企業が採用する可能性は低いため、入社1年未満のSEには転職をおすすめできません。
1年未満に転職を考える場合は、転職先を納得させるための理由や実績が必須です。
SEの仕事が好き
SEとしての仕事が好きな場合は、転職や退職をもう一度よく考えましょう。
自分の環境に問題がある場合は、改善することが重要です。
スキルアップを目指す人は、仕事で意欲を見せて新しいプロジェクトに携われるように努力をしてください。
そもそもSEの仕事が好きな人は、転職はまだしも退職をする必要性がありません。
SEよりも興味を持てる分野や職種がなければ、無理に新しい仕事にチャレンジしなくてもいいでしょう。
職場や環境を改善できる
職場や環境に問題があっても、自分で改善できることであれば転職や退職は不要です。
作業量が多い場合は配分を見直したり、心身を健康に保つための対策をしたり、改善策は多くあります。
人間関係で不満に感じることがあっても「仕事だから」と割り切れば、必要以上に思い悩むことはありません。
仕事の環境や問題を自分で解決できる状態であれば、必要のない転職や退職は避けましょう。
高いスキルを持っている
高いスキルを持っているSEは、今後の活躍次第では評価が上がる可能性があります。
無理に転職してしまうと、スキルが生かせない企業に入社してしまうことがあるので注意してください。
今の仕事で重宝されているSEは、転職や退職をおすすめしません。
SEから異業種に転職しても、持っているスキルが活かせるとは限らないので気をつけてください。
今の職場で高いスキルを発揮できている人は、急いで転職することはないでしょう。
転職の目標がない
転職の目標がないと、失敗につながります。
SEとしてどんな方針で働きたいのか、どのようなキャリアを積みたいのか、転職前に目標を設定しましょう。
その目標に向かって動く場合に、転職が必要かよく考えてください。
今の職場で達成できそうな目標であれば、転職の必要性は低いです。
「今の仕事がなんとなく向いてないと感じる」「若いうちに他の仕事も経験したい」といった、あやふやな目標では転職で成功できません。
目標がないまま仕事を転々とすると、転職先からジョブホッパーと判断されることがあるので気をつけてください。
転職したいSE向けに解決策を紹介
「SE辞めたい」と感じても、転職に不安があると行動に移しにくいでしょう。
ここからは、SEが転職で感じやすい悩みと、その解決策を紹介します。
さらに悪い職場への転職が不安
改善を求めて転職をしても、今より悪い状況になっては問題解決につながりません。
「転職しなければよかった」「入社したらイメージと違う」といった状況を避けるためにも、企業研究を徹底しましょう。
職場の情報は、口コミサイトだけに頼ると内容がかたよる可能性があります。
SNSで転職先の情報を探す方法もありますが、有益なものが得にくいことに注意が必要です。
できれば、転職先で実際に働いている人の意見を聞くことが一番です。
多くの情報を集めて、自分にマッチする企業か判断してください。
年収ダウンが怖い
結論から言うと、SEは転職後に年収ダウンをする可能性が少なからずあります。
転職先は個人のスキルを正確に把握できないので、給料は少しずつアップするものと捉えましょう。
年収アップのための転職を望むSEには、ハイクラス特化型のIT系に強い転職エージェントへの登録をおすすめします。
高い水準の年収の求人情報がそろっているので、年収アップを希望する人もベストな転職サポートが受けられます。
ただし、ハイクラスへの転職は高いスキルや経験が求められ、即戦力となるポジションでの採用となる可能性が高いです。
職種を変えることへの不安
SE以外の仕事へ就くことに不安を感じる人もいるでしょう。
プログラミングやエンジニアの業務以外は自分にできるのか、悩んでしまいますよね。
職種を変える際は、未経験者歓迎の求人に優先して応募しましょう。
職種や業界で生かせるスキルを証明するために、仕事に有利な資格取得をおすすめします。
SEから異業種に転職する場合は、これまでの実績が活かせる仕事を選ぶことも重要です。
入社してから後悔しないように、企業の方針、業務内容や仕事の流れなどもチェックしてください。
転職活動の時間がない
今勤めている企業がハードで、転職活動の時間がないというSEもいるでしょう。
転職活動に時間を割けない人は、エージェントの利用がおすすめです。
企業との連絡を代行してもらえたり、転職スケジュールの調整をしてもらえたりするので、個人で対応する必要がありません。
そのほかにも、企業によっては面談をインターネットで完結できるほか、土日に対応してもらえることもあるので、希望を伝えましょう。
転職先と直接交渉するのが面倒という人も、転職エージェントを活用すると手間が省けます。
年齢的に転職にハードルを感じる
年齢的に転職にハードルを感じる人は、30代以降のSEが多いのではないでしょうか。
ミドル世代になってくると、転職成功の確率が20代よりも減ります。
転職で求められるスキルや経験も高いものが設定されるので、成功の難易度もアップするでしょう。
年齢的に転職にハードルを感じる人は、転職エージェントからアドバイスを受けることで問題が解決できます。
キャリアアドバイザーから転職サポートを受けられ、自分に合った企業を紹介してもらえます。
エージェントを使えば、30代以降のSEも効率的な転職活動が進められるでしょう。
SEにおすすめの転職先
「SE辞めたい」
「他の仕事に転職したい」といった悩みを持っている人に、おすすめの仕事を紹介します。
SEの実績やスキルが活かせる職種を集めたので、確認しましょう。
IT系特化の転職エージェントであれば、公式サイトの検索システムで以下の求人が簡単に確認できます。
IT系メーカー
パソコンといったデバイスのハードウェアを製造しているIT系メーカーは、SEの転職先におすすめです。
転職後の業務では、エンジニアとしての能力が発揮できる可能性があるでしょう。
ただし、求められる技術はこれまでとは異なる範囲と考えてください。
開発経験やハードウェアに関する知識が少ないと、経験不足と判断されることがあるので注意してください。
仕事に有利なIT系の資格を取得していると、転職成功に近づきます。
中小規模の企業のSE
中小規模の企業のSEは、大企業のエンジニアほど激務ではないことがあります。
ひんぱんなトラブル対応や時間外勤務に疲れている人は、中小の企業SEへの転職も視野に入れましょう。
ただし、企業によっては、これまでよりも急な対応が求められる可能性があります。
人手不足が原因で忙しくなることも考えられるので、転職先選びは慎重に行ってください。
大きな規模の会社から中小企業に転職する場合は、年収ダウンの可能性が高いことにも注意が必要です。
社内SE
社内SEは、いわゆる企業のIT担当者です。
社内のサポートに、システムエンジニアとしての技術が活かせる職種と考えられます。
勤務時間も固定されているので、急なトラブル対応や時間外の勤務はほとんどありません。
ホワイトに近い働き方が期待できるため、ライフワークバランスを求めるSEにもオススメです。
注意点としては年収が下がる可能性があったり、コミュニケーション能力が必要なことに気を付けてください。
仕事では他の社員にもわかりやすいように、システムに関わる説明をしなくてはなりません。
フリーランス
フリーランスのSEになることも、キャリアへの方向転換として考えられます。
まったく別の仕事に就く転職ではありませんが、働きやすさを求める人はフリーランスもおすすめです。
フリーランスの注意点には、収入が安定しないことや営業能力が必須ということがあります。
すべて自分の責任で仕事をしなくてはならず、安定した成果と正確性が求められます。
クライアントと信頼関係を作るには、高い能力だけでなくスピーディーなレスポンスも必要です。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業の経営に関わる問題をシステムの提案によって解決する仕事です。
企業にヒアリングや分析を行い、問題解決のため提案し、定期的なマネジメントをする業務内容です。
SEとしての実績や知識が活かせる業種ですが、企業の求人情報は多くはありません。
そのため、転職難易度も高いと考えましょう。
スキルを磨けばキャリアアップが目指せますが、仕事でコミュニケーション能力は必須です。
クライアントと円滑な関係を築くための交渉術のほか、ビジネスにふさわしい外見への気づかいも忘れてはいけません。
SE向け！転職に活用できるエージェントを紹介
SEの転職に活用できるエージェントを紹介します。
「SE辞めたい」と感じて転職を決めたら、プロの力を借りましょう。
転職成功のためには、実績豊富な第三者からアドバイスをもらうことが重要です。
転職前に、IT系の企業に強いエージェントを確認しましょう。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT・Web業界に特化した転職エージェントです。
エンジニアの求人情報も多数あり、優良企業の仕事が多く保有されています。
転職で年収アップを目指す人も、有効活用できるサービスです。
IT系の技術に強いキャリアカウンセラーが専任でつくので、希望する業務に関しての相談も可能です。
SEの転職に関して、深い部分までキャリアカウンセリングが受けられます。
スキルや経験に合った転職をしたい人も、自分にマッチする仕事が見つけられるでしょう。
マイナビIT AGENT
マイナビIT AGENTは、総合的な転職サポートが受けられるエージェントです。
IT・Webエンジニアの転職に強いサービスで、SE以外の職種も提案してもらえます。
専任のキャリアカウンセラーがつき、転職に関する悩みに適切なアドバイスが受けられる特徴があります。
書類添削や面接対策は企業にあった対応をしてもらえるので、他の応募者よりも有利に転職できるでしょう。
マイナビIT AGENTから納得がいく転職先を紹介してもらえることで、入社後のミスマッチが防げます。
SEの転職理由で多いものは？
「SE辞めたい」と感じる理由で多いものをまとめました。
外的要因が原因の場合は、早めに転職を考えましょう。
仕事で自分で解決できない問題は、職場を変えることで解消する可能性が高いです。
トラブル対応・時間外業務が多い
トラブル対応や時間外業務が多いと、ライフワークバランスが調整しにくい傾向です。
休日に連絡が来たり、帰宅した後に対応業務が必要だったり、プライベートの時間が取れないと不満が募るでしょう。
慢性的にトラブル対応や時間外業務が多い職場は、早期離脱につながってしまいます。
「トラブル対応・時間外業務は業務上仕方ない」と割り切れないと、SEとして働き続けることは難しいです。
仕事内容に不満がある
SEとしての仕事内容が単調だったりスキルアップが望めないと、転職を考える人もいるでしょう。
自分の能力が貢献できない仕事ばかりを担当することで、評価されないことも考えられます。
思うように活躍できないと、仕事自体が楽しめませんよね。
仕事の内容に不満が大きいひとは、会社だけでなくSEにも魅力を感じなくなってしまう可能性があります。
人間関係でトラブルがある
職場の人間関係がめんどくさいと、通勤すら嫌になりますよね。
ややこしい人間関係は、業務に悪影響が起きる可能性があります。
心身ともにストレスを感じてしまうので、割り切る考えが重要です。
「あくまで仕事の関わり」「人間関係も仕事のうち」と考えて、深入りは避けましょう。
人間関係があまりに負担になる場合の解決策は、異動を申し出るほか転職する方法があります。
給料が少なく感じる
仕事の割に給料が少ないと、モチベーションが下がってしまいます。
給料をもらうために仕事をしているので、業務内容に合わない収入は不満になるでしょう。
「周囲よりも頑張っているのに給料がもらえない」と感じる場合は、会社の評価制度に問題がある可能性があります。
評価制度を変えることは難しいので、新しい仕事を探してもいいでしょう。
ただし、給料が見合わないと感じる人は、自分を高く評価しすぎているおそれがあるので注意してください。
自己評価が間違っていると、転職しても高収入がもらえる確率は低いです。
厳しいスケジュールで勉強が必須
厳しいスケジュールで勉強が必須なことで、異業種への転職を考えるSEもいるのではないでしょうか。
IT業界は常に新しい情報にあふれています。
情報をまとめ、取捨選択を行い、アウトプットすることで一連の勉強が可能です。
仕事の厳しいスケジュールの中で、SEに必要な勉強をし続けることに抵抗を感じる人もいるでしょう。
SEを辞めたいと感じたら自分の状況を見直そう
「SE辞めたい」と感じても、すぐに退職することは避けましょう。
次の仕事が見つからないうちに今の職場を辞めても、転職活動が有利に進むわけではありません。
とくに入社一年未満のSEは、転職は慎重に行なってください。
案外恵まれている環境で仕事をしていることもあるので、周囲に相談することも重要です。
自分では気づかないだけで、平均的に見ると高い水準の待遇で働いている可能性があります。
転職を決断したら、有利に進めるためにエージェントの力を借りましょう。
