多くの社会人が習得しているであろう、基礎のビジネスマナー。
ビジネスマナーは社会人の基礎力が試されます。
その基礎ができている社会人なのか、基礎ができていない社会人なのかで社会人としての評価をされてしまうほど、基礎のビジネスマナーは肝心です。
そこで今回は、基礎となるビジネスマナーについてご紹介します!
習得するためのコツや注意点などをご紹介しますので、社会人の方も社会人になる学生の方も、ぜひ参考にしてみてください!
目次
社会人の基礎となるビジネスマナーとは?
そもそもビジネスマナーとは何のことなのでしょうか?
結論から申しますと、仕事を円滑に進めるための礼儀です!
特に、基礎となるビジネスマナーがどれだけ習得できているのかによって仕事の効率が変わってきます。
しかし、ビジネスマナーはルールや規則ではありません。
そのため、基礎のビジネスマナーができていなくてもクビになることはありませんが、信用を得ることや成果を上げることは難しいでしょう。
ビジネスマナーは、あくまでマナーで礼儀です!
社会人の基礎となるビジネスマナーは多くあります。
- 言葉使い
- 電話対応
- メールの送り方
- 時間の管理
- 報連相
- 挨拶
- 礼
- 身だしなみ
など社会人の基礎となる部分だけで多くあります。
全部ご紹介することはできませんので、特に基礎中の基礎になる「言葉使い」「時間の管理」「身だしなみ」の3つご紹介してきますね!
ビジネスマナーについて悩んでいる人は参考にしてみてください。
社会人基礎力とは?習得するために抑えておくべきポイントを解説
言葉使いの基礎
言葉使いは社会人の基礎となるマナーです。
どんな場面でも言葉は使用しますよね。
そのため、言葉使いの基礎が整っているかによって社会人としての評価がされます。
しかし、誰かが教えてくれるわけでもありませんし、学生時代に学んだことなんて忘れてしまいますよね。
今回は社会人がよく使う言葉を中心にご紹介していきます。
- 分かりました→承知しました/かしこまりました
- すみません→申し訳ありません/恐れ入ります
- 行きます→伺います
- ご苦労様です→お疲れ様です
- お世話様です→お世話になっております
- 考え→ご意見
- 自分→私
などのように言葉使いには様々な形があります。
さらに、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類の敬語を使い分けなくてはいけません。
特に、上司や取引先の企業に話す場合は、です・ます調で話すように注意してください。
基礎となる言葉使いは日常生活が出てしまうため、気を抜いて会話することは注意が必要です。
時間管理の基礎
学生と社会人の違いは、許されないということです。
特に、時間の管理ミスは許されないです。
学生の場合は、「遅刻しました。すみません」で終わりです。
しかし、社会人の場合は「遅刻しました」その時点で商談は破棄でしょうし、契約が切られてしまうこともあるでしょう。
時間の管理ができなくては会社に大きな損害を与えてしまいます。
それほど、時間の管理は社会人の基礎中の基礎です!
どこに行く時でも15分前行動は心がけましょう。
そして、万が一に備え、何通りかの行き方を調べておきましょう。
「電車が止まれば、タクシーに乗り換えよう。ここで乗り換えれば何分で着く」などあらゆるトラブルに対処できるようにしておくことが大切です!
そして、どうしても約束の時間に間に合わない時は、相手に必ず連絡をしてください。
理由と謝罪をして、明確に何分に着くのか伝えましょう。
これが社会人の時間管理の基礎です!
身だしなみの基礎
社会人の基礎として最も明確に見えてしまうのが、身だしなみです。
身だしなみもビジネスマナーの基礎中の基礎です!
身だしなみとなると、「男性と女性で変わるのでは?」と思われるかもしれませんが、基礎の身だしなみは男女共に同じことです。
身だしなみにおいて心がけて欲しいのが、「清潔感」です。
人間は第一印象でその人を判断する傾向があり、その後の言葉はあまり関係ありません。
それだけ身だしなみは大切です。清潔感がある人とない人は誰がみても多くが共通しますよね。
身だしなみの基礎は服装です。
社会人になると、スーツの人もいれば私服の人もいますよね。
双方に共通している基礎は、自分にあったサイズのものを着ることです。
「あれ?サイズ感は清潔感に関係している?」と思われたかもしれませんが、サイズ感があっていない人は清潔には見えません。一度皆さんもイメージしてみてください。
そして、しっかりアイロンがけをされているかも身だしなみの基礎です。
さらに、髪の毛を身だしなみの基礎です。
男性の場合は、しっかりセットをして前髪を極力あげてください。
女性の場合は、暗い印象を与えないようにまとめておきましょう。
身だしなみを社会人の基礎になるのですが、軽視されることが多いため、基礎をしっかり抑えたい人は意識してください。
社会人の基礎となるマナーを習得するためには?
社会人の基礎となるマナーを習得するためには、いくつかコツがあります。
明日からも意識できるコツなので、参考にしてみてください!
インプットする
まずは、正確に基礎となるマナーをインプットすることです。
間違った情報で習得しようとしても意味がありません。
社会人の基礎となるマナーをインプットする方法は様々あります。
- 本でインプットする
- ネットで調べてインプットする
- 上司や先輩から教えてもらう
- マナーの学校に行く
など方法は何でも構いません。
ここで大切なことは正確な基礎をインプットすることです!
基礎となる部分を間違えて習得してしまうと、応用も間違えて習得してしまうので、正確な基礎を習得しましょう!
上司や先輩の行動を見てみる
効率よく習得するためには、身近な人から学ぶことが良いでしょう。
そのため、上司や先輩のビジネスマナーを見るようにしてみてください。
上司や先輩は基礎となる部分を外していることは少ないです!
当たり前の光景かもしれませんが、1つ1つを見るとしっかり基礎を押さえていることを感じることができるでしょう。
しかし、この方法には注意点があります。
上司や先輩でも基礎ができていない人はいます。
その人も見て学んでしまうと、あなたも間違ったマナーを習得してしまいます。
そのため、インプットをした基礎がしっかりできている上司や先輩を見るようにしてください。
日々の生活から意識してみる
上記でもご紹介したのですが、ビジネスマナーをあくまで礼儀でありマナーです。
大袈裟にいうと、基礎となるマナーができていなくても社会人にはなれますし、給料も貰えます。
そのため、すぐに習得するのは難しいです。
そして、基礎となるマナーの多くは日常生活が関係しています。
「言葉使い」「時間の管理」「身だしなみ」「挨拶」「礼」など、今までの生活で行ってきたことだらけです。
日常生活から意識することが大切です。
仕事は仕事、プライベートはプライベートを分離をしてしまうと、なかなか習得することはできません。
特に、社会人の基礎となるマナーは日々意識するようにしてください!
社会人の基礎マナーにおける注意点は?
基礎となるマナーにはいくつか注意点があります。
習得することだけではなく、注意点も把握しておくと社会人としてバッチリです!
1年目ということは通用しない
社会人は1年目でも10年目でも20年目でも社会人です。
そのため、「1年目だから基礎のマナーができなくても仕方ない」なんてことは一切ありません。
社内では、1年目ということで多少目をつぶってくれることもあるかもしれませんが、取引先の企業からすると、1年目なんて関係ありません。
「1年目だし、基礎となるマナーができていなくてもいいか」と思っていると痛めに遭います。
社会人になれば、何年目でも社会人ということを忘れないでください。
大きな損失を生む可能性もある
上記でもご紹介したのですが、基礎となるビジネスマナーは円滑に仕事を進めるための礼儀です。
あくまで礼儀なのですが、その礼儀を疎かにしてしまうと会社に大きな損害を与えてしまいます。
さらに、社会人になるとあなたのミスは会社の損失です。
学生の間のミスは自分に影響があるだけですが、社会人になると会社の看板を背負っています。
そのため、基礎となるマナーができていないと取り引きがなくなることもありますし、契約を解除されてしまう可能性もあります。
しかし、基礎となるマナーがしっかりできていると、その心配は要りません。
基礎となるマナーだけでも社会人として習得しておきましょう!
できているつもりでは意味がない
基礎となるビジネスマナーにはゴールがありません。
身だしなみも完璧を求めると、ゴールはありませんし、時間の管理も完璧を求めると何分前に行動しても切りがありません。
そのため、基礎となるマナーは第三者が判断することが多いです。
社会人における第三者は上司や先輩、取引先の相手でしょう。
自分の中で基礎をできていると思っていても、第三者が基礎の部分もできていないと思うと、それはできていないということです。
できているつもり、しているつもりでは社会人失格です。
社会人として基礎を習得するためには、自分の判断ではなく第三者の意見を判断基準にしましょう。
それに加え、マナーについて注意してくれた場合は、素直に聞きましょう。
素直に受け入れることで、今後の注意をしてくれますし、基礎の習得が早くなります。
素直に聞き入れることを心がけてみてください!
まとめ
今回は社会人の基礎となるマナーをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した内容は、社会人としての基礎中の基礎です!
しかし、基礎だからといって疎かにしてしまうと、一向に習得することはできません。
社会人の基礎となるビジネスマナーは、早いうちに習得しておきましょう!