社内SEを目指して転職したいけど、どのようにすればよいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
さらに社内SEは転職が難しいといわれており、転職にするためにはコツやタイミングを掴むことが大切です。
そこでこの記事では、社内SEに転職するのが難しい理由や成功させるためのコツなどを解説します。
目次
社内SEに転職するのが難しい理由6選
社内SEは、社内システムの開発や運用・保守だけでなく社内でIT関連のトラブルがあれば、相談にのるなどさまざまな業務を行っています。
そんな社内SEですが、転職するのが難しいといわれる仕事の一つです。
なぜ転職するのが難しいといわれるのか、それには5つの理由があります。
転職が難しい理由を知っておけば、対策を立てることにも役立てられます。
そこでここでは、社内SEに転職するのが難しいといわれる理由を解説します。
エンジニアからの転職先として人気が高いから
一般的にSEと聞くと、残業や休日出勤も多いなど激務をイメージする人が多いと思います。
実際にSEとして働く人の中には、激務なことで精神的にも身体的にも負担がかかってしまい、退職してしまう人も少なくありません。
一方で社内SEは、社内システムの開発に関わる仕事のため、納期やスケジュールに余裕が持て、無理な残業や休日出勤は最低限で済むなど働きやすい環境です。
このことから、一般的なSEから社内SEへ転職したいと考える人が多く、人気が高いことも転職が難しいといわれる理由となっています。
SEという仕事は続けたいけど、もっと余裕を持って働きたいという人にとって、社内SEはとても理想的なのです。
社内SEを辞める人が少ないから
社内SEは、残業や休日出勤も少なくワークライフバランスがとりやすい仕事です。
そのため社内SEになった人が、別の会社へ転職したり社内SEをやめたりすることが少ないのも、転職が難しい理由です。
人員が不足しないと求人は基本出ません。
このような理由から、やめる人が少ない社内SEに転職したくても募集を見つけられず難しいとなるのです。
働きやすい環境だということが人気の理由で、転職が難しい理由にもなっているのです。
社内SEを募集している企業が少ないから
そもそも社内SEを募集している企業が少ないことも、転職が難しい理由となっています。
社内SE賭して求人を出している企業には限りがあり、中には社内SEではなく別の仕事として募集して社内SEの仕事も兼務するなどの企業もあります。
このように、そもそもの社内SEを募集している企業が少なく、求人を見つけるのも大変になってしまうのも、転職が難しいとされている理由となっています。
高い技術が求められる
社内SEには、最初から高い技術力が求められ即戦力として働ける人を求める傾向にあります。
新卒やSEとしての経験が短い人よりも、一般的なSEとしてスキルや実績を積んだ人を採用し、人材育成コストを削減したいと考える企業多いのです。
このようなことから、高い技術力を持っていないと転職が難しいといわれているのです。
求人がすぐに定員になってしまうから
先ほども解説しましたが、社内SEを募集している企業も少なく、そもそもの求人数が少ないことに加えて、採用人数も1~2人程度と狭き門です。
そのため求人が出てもすぐに定員になってしまうのです。
転職したくても高いスキルがあり、企業にマッチしないと転職はかないません。
このようにすぐに定員になってしまうことも、転職が難しいといわれてしまう理由となっています。
実務経験が直近である人が求められるから
人材育成コストを削減して社内SEを採用したいと考える企業は、実務経験が直近であり即戦力となる人を求めています。
SEの経験がまったくない人や、長く現場から離れている人よりも。
SEから社内SEに転職し実務経験が直近である人のほうを採用したいと考えているのです。
このようなことからも、誰でも簡単に転職できるというわけではなく、限られた人しか転職が叶わない難しさがあるのです。
社内SEの激戦区で転職を成功させるコツ
社内SEがどのような理由から転職が難しいといわれているのかについて、理解していただけたのではないでしょうか。
他のSEと比べると、ワークライフバランスがとりやすく人気でありながら、求人数も採用人数も少ないことから、すぐに定員が埋まってしまうことが、難しいといわれる理由でした。
ただスキルや実績を持つSEであれば、転職ができないということはありません。
ただその際には、転職を成功させるコツを知っておくことが大切です。
そこでここでは、社内SEの激戦区で転職を成功させるコツを解説します。
コツを知って少しでも転職を有利に進められるようにしましょう。
社内SEの求人を多く扱うサービスを利用する
社内SEに転職を目指すためには、社内SEの求人を多く扱う転職サービス・エージェントを利用するのがおすすめです。
求人数の少ない社内SEの仕事は、出たらすぐに定員になってしまうため、いち早く情報をキャッチし転職活動を進めなければいけません。
そこで社内SEの求人を多く扱うサービスを利用することで、求人に出会える可能性を高められ転職成功にグッと近づくのです。
社内SEとして必要なスキルをすべて身に着ける
社内SEへの転職を成功させるためには、必要なスキルをすべて身につけておくことも大切なことです。
開発知識はもちろん、技術的な面だけでなくコミュニケーション能力や、マネジメントスキルなどいろいろなスキルが必要となります。
即戦力を求める傾向にある社内SEなので、入社後ではなく入社してからすぐに業務に活かせるようスキルを身につけておくと、採用に繋がりやすくなります。
想定年収がどのくらいかを調べておく
社内SEに転職する前には、年収がどのくらいなのかを事前に調べておくことも大切です。
調べずに転職して大きく年収が下がってしまうと、生活にも大きく影響が出てしまい転職を後悔することにも繋がります。
そのため事前に想定年収を調べておき、転職後の生活をイメージしておくと良いでしょう。
ちなみに社内SEの年収平均値は500万円程度といわれています。
もちろん入社する企業規模によっても年収は異なるため、ネットなどで詳しく調べておくのがおすすめです。
自分のスキルを棚卸ししておく
転職活動を成功させるために、自分のスキルをきちんと棚卸ししておくことが重要です。
これまでの経歴を書き出し、そこで身につけたスキルや実績をすべて洗い出しておくと、転職したい会社で何ができるのかアピールするときにも役に立ちます。
面接や履歴書など、いろいろ場面で自己アピールが聞かれることがあり、すぐに答えられず悩んでしまうという人もいるでしょう。
しかし事前にスキルの棚卸をしておき、自分の強みを見つけておけばスムーズな回答に繋がります。
社内SEに転職したいなら求人の多い12~1月をねらおう
社内SEに転職したいなら、比較的求人の多い12月~1月を狙うのがおすすめです。
社内SEの求人が12月~1月に多く出る傾向にあるのは、ボーナス後に退職する人が増えるからといわれています。
ただ先ほども解説した通り、もともとやめる人が少なく求人もあまりないため、見逃さないために転職サイト・エージェントに登録して、チャンスをものにできるように準備しておきましょう。
社内SEとして転職するときの注意点
社内SEへの転職を成功させるためのコツを解説しましたが、実際に転職する前にはいくつかの注意点を知っておく必要があります。
注意するべきポイントを知らないで転職してしまうと、社内SEになったことを後悔することにも繋がります。
そこで後悔しないために、社内SEとして転職するときの注意点を解説します。
年収が現在よりも下がる可能性がある
社内SEに転職することで、現在よりも年収が下がるかのウシ柄があることにも注意が必要です。
一般的なSEは残業や休日出勤などの影響により、ある程度の年収がもらえていても、社内SEに転職することで残業や休日出勤が減り、その分の年収が下がることもあるのです。
さらにそもそも社内SEの給与水準が、他のSEと比べると低いとされているため、入社する企業によっては下がってしまうのです。
この点をしっかり理解しておき、年収を想定しておく必要があります。
簡単に求人を見つけることはできない
何度も解説していますが、社内SEを募集している企業自体少ないため、求人を簡単に見つけられません。
いくら転職したい気持ちがあっても、求人を見つけられなければ応募もできません。
社内SEの求人を見逃さないためには、SEやWEB・IT業界に強い転職サイト・エージェントに登録し、すぐに動けるようにしておきましょう。
社内SEとして転職するのにおすすめな転職サイト・エージェント
社内SEへの転職には、業界や職種に強い転職サイト・エージェントの活用はマストです。
ただたくさんのサービスがあると、どこを利用すればよいかわからないという人もいるでしょう。
そこでここでは、社内SEとして転職するのにおすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITやWEB業界のエンジニア転職に強い転職サイト・エージェントです。
上流工程・大手案件・自社開発・新規開発など、さまざまなSE職求人があり、社内SEの求人も保有しています。
ITエンジニア業界に特化しているので、社内SEを目指したいという人は登録しておくと少ないチャンスをものにできるでしょう。
doda
dodaは、幅広い業界・業種の求人を持つ大手転職サイト・エージェントの一つです。
大手ならではの優良求人の多さが魅力で、社内SEもホワイト企業と呼ばれる企業や大手企業の求人の紹介も受けられます。
どこのサービスを利用してよいかわからないという人は、まずdodaに登録して社内SEの求人の紹介を待つのがおすすめです。
社内SEの転職は難しいがスキルによっては問題ない
社内SEへの転職が難しいといわれる理由や、成功させるためのコツなどを解説しました。
社内SEへの転職は、人気の高さと求人数の少なさから簡単ではありません。
しかし即戦力として高いスキルを求める企業の条件にマッチすれば、必ずしも転職ができないというわけではありません。
社内SEへの転職を目指すのであれば、まずは必要なスキルをすべて身につけ万全の態勢で臨むようにしましょう。