「昨日までは仕事ができていたのになぜか今日はやる気が出ない」
「先月まで頑張れてたのに今月はなぜか頑張れない…」
社会人として働いている以上、上記のようにやる気にムラが出てしまった経験がある方は多いですよね。
1日だけならまだしも、継続してしまうと業務や自分の評価にも関わってきます。
この記事を読んでくれている人の中にも、業務時間の最中にふと悩みを思い出してクリックしてくれた方もいるかもしれません。
そこで今回は、仕事のやる気が出ない社会人の皆さん向けに、仕事にやる気が出ない原因から解消するための方法を紹介していきます。
目次
仕事のやる気がでない社会人、実は周りに多い
仕事のやる気が出ないと感じている皆さんの中には、「周囲はやる気に満ち溢れているのに自分だけやる気がないのでは」と感じている方も多いでしょう。
安心してください、仕事のやる気が出ない社会人は、実は結構周りにいるんです。
社会人として働く以上、周囲のモチベーションを下げないために仮面で隠しているだけで、意外と心の中では「仕事めんどくせえな~」と考えていることも。
実際に周囲では、朝起きた瞬間から仕事に対するモチベーションがないという人もいます。
しかしやる気が出ないのは人間感情がありますから、波があって当然です。
波とどう付き合ってうまく乗りこなしていくかが重要になります。
社会人が仕事のやる気が出ない隠れた8つの原因
一口に仕事にやる気が出ないと言っても、原因は様々です。
社会人が仕事にやる気が出ない原因は、大きく分けて下記7つのいずれかに当てはまる可能性があります。
- 心も体も疲れ切っている
- 人事異動などで環境の変化についていけない
- 社内の人間関係に疲れている
- 頑張っているのに成果が出ない
- そもそも仕事がつまらない
- 体調のせい
- 休日明けで心身共に仕事モードに切り替わっていない
- 転職前に仕事のやる気が出なくなることも
以下で詳しく解説していきます。
心も体も疲れ切っている
社会人が仕事のやる気が出ない原因で特に多いのが、心も体も疲れ切っているケースです。
ここ最近、毎日残業したり周囲で嫌なことがあった記憶はありませんか?
自分では感じていなくても、気づかないうちに疲れが蓄積されていることはよくあることです。
疲れに対する本能的なもので、パフォーマンスが落ちてしまうこともあるのです。
パフォーマンスが落ちてしまうと「どれだけやってもいつも通りに戻らない」と感じてしまい、段々と仕事に対するやる気を失ってしまいます。
人事異動などで環境の変化についていけない
春になると会社内の人事が大きく変わります。
これまで仲の良かった同僚が遠くへ転勤してしまったり、逆に苦手な人が同じ部署になってしまうこともあります。
慣れていた環境から一気に変わってしまうと、環境へ順応するまでに時間がかかってしまい、心も体も疲れ切ってしまうこともあるのです。
社内の人間関係に疲れている
社内の人間関係に疲れている場合も、仕事に対するやる気をそいでしまう原因です。
自分は関係がなくても、同じ部署内で仲の悪い人がいる場合、直接かかわっていなくても段々と心的疲労がたまってきます。
また人間関係が悪いことで、業務に影響が出てしまうこともあります。
人間関係に悩みを抱えていることで、ストレスが溜まっていったりコミュニケーションが阻害されてしまい、段々と精神的にも追い詰められてしまいます。
頑張っているのに成果が出ない
仕事で頑張っているのに成果が出ないときも、仕事に対してやる気を失う原因の一つです。
毎日与えられている仕事以上の業務をこなしているのに、成果が伴ってこないと段々と焦りを感じ始めます。
中には自分よりも業務量をこなしていない人が成果を残し始めて、「自分よりやっていないのに」疑問を感じてしまうことも。
学校では頑張る過程を評価してもらえるものですが、社会に出ると過程よりも成果を重視されるようになります。
人間誰かに褒められることで承認欲求が満たされますから、成果が認められない環境では段々と精神も疲弊してしまうのです。
そもそも仕事がつまらない
そもそも仕事がつまらないと感じている場合も、仕事に対するやる気は失われてしまいます。
元々希望していない部署への配属になってしまったり、業務内容に興味をそそられない場合、段々とやる意味を感じられなくなっていきます。
興味のない仕事を続けていても、ただの作業と同じになってしまいますから、思考がストップしてしまいます。
毎日変化のない仕事は段々と飽きが来てしまうものですから、何らかの変化を付けないとマンネリ化してしまうものです。
体調のせい
女性ホルモンの周期によって、やる気に体調が作用することもあります。
PMSによって頭がぼうっとしてしまったり、仕事に気分がのらなかったりと悪影響を及ぼすことも。
産婦人科に行ってみると、ホルモンバランスを調整できる薬を処方してもらえることもあります。
周りにもいいづらいことですから、やる気にムラがある方は一度受診を検討してみるのもいいでしょう。
休日明けで心身ともに仕事モードに切り替わっていない
仕事のやる気が出ない原因の一つに、休日明けで心身共に仕事モードに切り替わっていないことも挙げられます。
日曜日の夜になると「明日から仕事かあ」と感じること、多くありませんか?
休日でしっかり体が休んだ後に、仕事モードに切り替えるとなると、どうしても心も体も追いついてこないケースもあります。
転職前に仕事のやる気が出なくなることも
これから転職を考えている人にも、仕事に対するやる気が出なくなる現象は起きます。
転職活動をする前に引継ぎ作業を始めて段々と片付き始めていると、つい気が抜けてしまうこともあります。
また転職先でやる仕事のことに思考が割かれてしまうこともあり、段々と今取り組むべきことから意識が削がれてしまいます。
転職前に仕事のやる気が出なくなっている場合は、しっかりと最後までやり切る気持ちを持って取り組むことをおすすめします。
仕事のやる気が出ないときにやってはいけないアクション
仕事のやる気が出ない時、ついつい周りの目を気にしなくなってしまうこともあります。
しかし仕事のやる気が出ないときに、下記の行動をとってしまうと、みなさんの評価が下がる原因にもなりかねません。
- サボって仕事をためまくる
- 適当な仕事をして周囲に迷惑をかける
- 周囲にバレるレベルのズル休み
以下で詳しく解説していきます。
サボって仕事をためまくる
仕事にやる気が出ないからといって、サボって仕事をためまくってしまうと、後々やる気が出たときの自分の足かせになります。
明日やろうというマインドで次から次へと降りかかってくるタスクを放置していると、期日直前になって焦って対応することにもなりかねません。
焦ってミスを連発してしまうと、段々と周囲から怒られる回数も増え、仕事を任せられない人と認識されてしまう可能性もあるのです。
細かいマイナス評価が重なる可能性があるので、やる気が出なくても自分を奮い立たせることもときには必要です。
適当な仕事をして周囲に迷惑をかける
適当な仕事をして周囲に迷惑をかける行為もNGです。
やる気が出ないことを理由に好き勝手迷惑を考えずに業務を進めることで、結果的に「適当な仕事をする人だ」という印象を周囲から持たれてしまうことにもつながります。
一度ついてしまったマイナスイメージは払しょくするまでに時間がかかりますから、これまで積み上げてきた信頼を失うことにもつながるのです。
周囲にバレるレベルのずる休み
時には有休を活用して、リフレッシュ目的で休日を取得するのもいいでしょうが、周囲にバレるレベルのズルやすみはNGです。
あり得ない理由でドタキャン休みを繰り返したり、毎回同じタイミングで休むと、周囲から「あの人ズル休みしてるんじゃんないか」と思われてしまいます。
周囲にバレるレベルのズル休みは、いくら仕事に対してやる気が出ていないとしてもやめましょう。
仕事のやる気が出ない人向けの解決策7選
仕事に対してやる気が出なくても、会社のために気を取り直して取り組むべきなのが社会人です。
しかしやる気が出ない理由はさまざまですから、一つひとつに合わせた解決策が重要です。
仕事のやる気が出ない人は、下記野7つのうちいずれかの解決策を実施してみてください。
- フレックス制度を使って出勤時間帯を変えてみる
- 気分転換に数日有給休暇を取ってみる
- 他の部署への異動を申請してみる
- 趣味の考え方を仕事に取り入れてみる
- オンオフをしっかりつける
- 一度病院に行ってみる
- 職場環境を変えるために転職を検討してみる
以下で詳しく解説していきます。
フレックス制度を使って出勤時間帯を変えてみる
生活習慣に変化を与えるためにも、フレックス制度を活用して出勤時間帯を変えてみることも検討しましょう。
フレックス制度は企業によって整備されているかは異なりますが、最近のワークライフバランスの取り組み強化の関係上、導入している企業も増加しています。
コアタイムと呼ばれる必ず職場に居なければならない時間を除けば、出勤する時間帯は自由です。
通勤ラッシュの時間帯を避けることもできますし、帰りの時間帯を早めて好きな時間に帰宅することも可能です。
出勤時間帯を変更することで、生活リズムにもメリハリを付けられるので、制度を利用できる方は一度試してみてください。
気分転換に数日有給休暇を取ってみる
普段5営業日働いて2日休むリズムに変化を持たせるために、気分転換に数日有給休暇をとってみるのも一つの手です。
有給休暇を取得することにより、心身ともに休む時間を作ることも可能です。
数日間有給を取ることで、メリハリのある生活習慣を作ることができるかもしれません。
他の部署への異動を申請してみる
職場の人間関係がストレスになっていると感じているなら、他の部署への異動を申請してみるのも一つの手です。
ストレスに感じている原因を取り除くことで、仕事に対する興味をより持たせることも可能です。
移動を申請できるタイミングは限られていますから、できるだけ早い段階で打診できるように準備を進めておくといいでしょう。
仕事は好きなら、部署間移動ではなく同じ部署内で他のポジションに移動できないかを打診してみるのもありです。
趣味の考え方を仕事に取り入れてみる
仕事に対して前向きになれないのであれば、自分の趣味の考え方を仕事に取り入れてみると、仕事に対する考え方に変化が生まれます。
例えばゲームが好きな方であれば、ログインボーナスの考え方を取り入れてみると、仕事のタスクも消化しやすくなりますよね。
自分に対するご褒美を取り入れてみるのもいいかもしれません。
とらえ方ひとつで楽しめる方法も見つかりますから、やる気を出すためにも自分のやる気野でる方法を模索してみてください。
オンオフをしっかりつける
どうしてもやる気が出ないと悩んでいるなら、仕事用の自分とプライベートの自分をしっかりと使い分けることをおすすめします。
仕事に対してやる気が出ないときには、プライベートにまで仕事をしている自分が入り込んでいる可能性があります。
メリハリが薄れてくると、段々と境目があいまいになり精神的に疲れてしまう原因にもなります。
自分で切り替えられるポイントをつくっておくことをおすすめします。
一度病院に行ってみる
どうしてもやる気の出ない状態が継続している場合は、一度病院に行ってみることをおすすめします。
普段のみなさんの頑張りがたたりすぎて、精神的に疲弊している可能性もあります。
放っておけば治ることもありますが、精神的な病にかかっていると、自然治癒できない可能性もあります。
一度病院に行ってみて話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になりますし、薬を処方してもらうことで普段から生活しやすくなるかもしれません。
心療内科は事前に予約が必要なところもありますので、早めに予約をしてみることをおすすめします。
職場環境を変えるために転職を検討してみる
「そもそも今いる会社自体が嫌」と考えている場合は、職場環境を変えるために転職を検討してみましょう。
部署を移動しても現状が改善される可能性が薄いため、職場環境を変えることで改善される可能性があるためです。
同じ業界で転職すると自分の経験を活かして働けるので、条件を合わせて転職先を選定してみることをすすめます。
やる気を出すために転職をするときの注意点
やる気を出すために、環境や仕事を変える目的で転職する際には、下記の点に注意が必要です。
- 仕事にやる気が出なくなったことをそのまま伝えない
- 職選びは慎重に行う
- 初めての転職なら転職のプロに相談してみる
以下で詳しく解説していきます。
仕事にやる気が出なくなったことをそのまま伝えない
やる気を出すために転職活動を行う際には、仕事にやる気が出なくなったことをそのまま伝えることはNGです。
「新しい仕事に対してやる気を見せられるチャンスでは?」と考える方も多いでしょうが、逆効果になる可能性もあります。
やる気が理由で転職活動をしていることが相手に伝わってしまうと、「この人はやる気が出なくなったらまた転職してしまうのではないか」と採用担当者に思わせてしまう可能性があるためです。
仕事にやる気が出なくなってしまったことは本当でも、他の理由に言い換えるなど本音すぎ転職は厳禁です。
職選びは慎重に行う
やる気が出なくなったからと新しい仕事に次々とチャレンジしようとするのはNGです。
人間合っている仕事とそうでない仕事ははっきり分かれていますから、好奇心で新しい仕事についてしまうと、転職後に公開する可能性もあります。
また楽観的に仕事を決めてしまうことで、実際に働く時の仕事の条件を無視してしまうことにもつながります。
給与、福利厚生、人間関係など自分が課題に感じている点を軸に、働きやすい仕事を選ぶようにしましょう。
初めての転職なら転職のプロに相談してみる
初めての転職で何からしたらいいかわからない方は、転職サイトや転職エージェントなどの、転職のプロに相談してみるのも一つの手です。
転職活動をすすめるうえで、プロに相談することで自分の条件に合った求人を探すことも可能です。
また転職エージェントでは、求人掲載元の企業の情報を多く保有していますから、人間関係を重視した転職活動もできるでしょう。
サービスはすべて無料で利用できるので、気になる方は是非利用を検討してみてください。
仕事のやる気が出ない原因を探して業務効率を上げてみよう
いかがでしたか?
仕事に対してやる気が出ない時は人間だれしもありますし、その原因は千差万別です。
しかし仕事にやる気が出ないからといって、何もやらないのは皆さんの評価を下げる原因になってしまいます。
原因が個人の努力でどうにかなるものであれば、今回紹介した改善策を試してみてください。
ただしストレスにより精神的に参ってしまうこともありますから、万が一辛いと感じているなら精神科に通院してみることで活路が見いだせるかもしれません。
いずれにせよ、仕事のやる気が出ない原因をきちんと見極めてみて、業務効率を上げられるよう取り組んでみてくださいね。