新入社員として仕事始めると多くの人が「仕事が辛すぎる」と感じています。
そのままにしておくと「辞めてしまいたい」という気持ちが大きくなり、早期退職になってしまうこともあるため、辛いときを切り抜ける方法を知っておくことが大切です。
そこでこの記事では、辛いと感じる理由からそれを切り抜ける方法などを解説します。
今辛いと感じている人は、早めに対処できるようにしましょう。
仕事がわからないことだらけでつらい!自分を変える手段を徹底解説します
目次
新人が仕事を辛すぎると体感する4つの理由
新人として入社すると、誰もが「仕事が辛すぎる」と感じます。
辛く感じてしまう理由は人によって違いますが、大きくわけて4つの理由があります。
この理由を知らないと原因不明で対処法も見つけられません。
解決策を見つけるためには、その原因を知ることが大切です。
そこでここでは新人が仕事を辛すぎると体験する4つの理由を解説します。
変化した生活リズムに順応できない
学校を卒業し就職すると、それまでの生活リズムとは大きく変わり順応できないことも、仕事が辛いと感じる理由の一つです。
それまでの生活スタイルが大きく変化し、決まった時間に起きて車や電車などで通勤し、8時間働いた後帰宅するようになると、体力的にも負担がかかります。
このような変化についていくのに苦労し、仕事が辛いと感じる人も多いようです。
仕事内容が覚えられず無力感を感じている
入社して間もないころは、仕事内容がなかなか覚えられず何もできない「無力感」で、仕事が辛いと感じてしまうこともあります。
仕事内容を覚えるスピードは人によって異なり、覚えるのが早い人もいれば遅い人もいます。
なかなか仕事が覚えられない人にとってこのような状況は、自分だけが何も出ていないような無力感に繋がってしまい、仕事が辛く感じてしまうのです。
できないことに対して責め立てられる
新人は仕事ができなくても当たり前、ゆっくり覚えておけばよいという会社もあれば、そうではなく「なぜできないのか」とできないことに対して責め立てるような会社も存在します。
後者のような会社に当たってしまうと、無力感と同時に責め立てられることに恐怖を感じ、精神的に仕事をするのが辛くなってしまいます。
もちろん経験年数が増えていけばできないことに対して叱責はありますが、新人の頃の責め立てるような会社では、精神的なプレッシャーは図り知れません。
このような環境が辛く「仕事が辛い」と感じている人もいます。
分からないことが多く何をしたらいいかわからない
初めのうちは何を優先すればよいのか、業務をどう進めればよいのかわからないなど、わからないことだらけなのが当たり前です。
この「わからないことだらけで何をして良いかわからない」という状況がストレスになってしまい、仕事が辛いと感じている人もいます。
新人が仕事が辛い状況を切り抜けるための7つのアドバイス
さまざまな理由から、精神的・身体的にプレッシャーや無力感を感じてしまい、仕事が辛く感じてしまうことがわかりました。
辛い気持ちを抱えたまま仕事を続けるのは大変なことで、放っておくと身体的・精神的に限界が来てしまい仕事ができない状況になってしまうこともあります。
そうならないようにするためにも「仕事が辛い」と感じたら、すぐにその状況を切り抜けられるように対処することが大切です。
そこでここでは、新人が仕事が辛い状況を切り抜けるための7つのアドバイスを送ります。
何が分かっていないのかを整理する
新人が陥りやすい「わからないことが多すぎて何をして良いかわからない」状況になってしまっている場合は、まずなにがわからないのかを整理してみてください。
自分は何がわかっていないのかを整理しておかないことには、何を質問してよいのかもわかりません。
それでは聞かれた先輩もどう答えてよいか悩んでしまいますよね。
わかっていること・わかっていないことを明確にして、自分が何に躓いているのかを把握することから始めると、聞くべきことも自ずと見えてくるでしょう。
学んでいる姿勢をみせる
新人のうちは、学んでいる姿を周囲に見せて質問しやすい環境を作りましょう。
わからないことがあるのに、やっているフリをしていても周囲にバレてしまい「あの新人何もしていない」と言われてしまいます。
自分からわからないことを聞く、調べられることはまず自分で調べてみるなど、万でいる姿を見せていくことで、周りは頑張っていると助けてくれるようになり人間関係構築にも繋がります。
また学ぶ姿勢を持つことで、できることが増えて仕事に楽しさややりがいも感じる様になります。
指示を待っているだけではなく、自ら学ぶ姿勢を持つことも大切なことの一つです。
ひとつ一つに目標を設定する
最初からたくさんのことをこなせる新人はあまりいません。
新人が同時に色々なことをこなそうと思うと、プレッシャーも大きくなりミスに繋がりやすくなってしまいます。
そうならないようにするためには、ひとつ一つに目標を設定するようにしましょう。
大きな目標を立てるのも大切ですが、小さな目標を立ててそれをこなしていくことで、徐々にできることが増え仕事に対する自信にもなります。
大きな目標ではなくできそうな小さな目標設定し、徐々に仕事を覚えていくようにしましょう。
疑問があるなら結論ベースですぐに投げかける
わからないことを質問がしにくく、何をすればよいかわからなくなってしまい辛さを感じている人もいます。
仕事をする上で先輩や上司に質問することは絶対にあることです。
しかし質問しても嫌な顔をされてしまい、次に質問しづらいと思ってしまうこともあるでしょう。
これは質問の仕方に問題がある場合も考えられます。
社会人になると、結論ベースで質問を投げかけるようにするのが、正しい質問方法とされています。
新人でよくあるのが、何を聞いているのかわからない質問の仕方をして、先輩の時間を取ってしまい嫌な顔をされることです。
質問する相手の手を止めているため、無駄な時間は取らせないのが質問する際のマナーです。
質問する際に結論から述べるようにして、何を質問したいのか明確にしておくと相手も答えやすくなります。
また新人はわからないのが当たり前なので、わからないまま仕事を進めミスするよりはすぐに質問して解決して業務に取り組む方が、会社的にも良いことです。
疑問は成長するのに大切なことなので、遠慮せずに端的に質問するように心がけてください。
質問できる人と難しい人を早期に見極めてみる
上司や先輩にもいろいろな人がいて、質問しても快く答えてくれる人とそうでない人がいます。
後者にわざわざ聞きに行くと、嫌の思いをすることがあるため、早い段階でどの人が使途門しても大乗なのかを見極めておくことも大切です。
どうしてもその人でなければいけない場合は仕方ないですが、それ以外では自分が質問しやすい人にするほうがストレスはたまりません。
それを早い段階で見極めておくだけでも、少しストレスが減り仕事のつらさから解放されるでしょう。
うまく仕事をこなしていくために、このような見極めは必要なことといえます。
帰りながら次の日の予定を立てる
仕事のつらさを解消するためには、予定を立てて計画的に進めることも必要です。
ある程度予定を立てておくことで、自分がするべきことが明確になり気持ち的にも楽に仕事が進められます。
何をすればよいかわからないことで仕事のつらさを感じている人は、その場で言われるがままに仕事をしていることが多くあります。
しかしひとはするべきことがわかっていれば、前向きな気持ちになり、辛さよりもやりがいを持って仕事に取り組めるようになるのです。
新人の立場を活用して貪欲さを売りにする
新人のうちはわからないことだらけで当たり前だと、周りも理解しています。
その立場を利用して、「いろいろ学びたい」「これが知りたい」という姿勢で貪欲さをアピールすると、やる気のある新人だと認識され、いろいろな仕事を任せてもらえるようになります。
いろいろ任せてもらえるようになれば、仕事が楽しくなり辛い気持ちを乗り切れるのです。
周りからの指示待ちでは忙しい部署だと仕事を教えてもらえず、自分だけ何もしていない無力感が生まれてしまいます。
そうならないようにするためにも、貪欲さをアピールして色々教えてあげたいと思ってもらえるようにアプローチしてみてください。
職場の人間関係が辛すぎるときはどうする?
仕事の辛さは業務内容や体力的なものだけでなく、職場の人間関係で感じることもあります。
職場の人間関係に躓いてしまい「仕事が辛い。行きたくない」となってしまう人は決して珍しいことではありません。
業務内容に辛さを感じているときとはまったく違い対処が求められる問題で、メンタル面にも大きく影響します。
そこでここでは、職場の人間関係が辛いときどうすればよいか解説します。
他の部署に移動できないか打診してみる
職場の人間関係が辛いと感じると、すぐに転職を検討する人もいますが、まずは他の部署に異動できないかを打診してみてください。
人間関係が悪いと辞めたくなる気持ちはわかりますが、部署を異動するだけで周りの人が変わり、人間関係も大きく変化します。
異動によって居心地の良い職場に出会える可能性もあるのです。
逆に転職しても同じように人間関係に悩むこともあります。
そのため無駄な転職にならないように、まずは部署移動できないか打診し、できるようであれば心機一転新しい部署で新たな人間関係を構築してみるのもおすすめです。
一定期間在籍した後に転職する
どうしても会社全体の人間関係が辛い場合には、一定期間在籍し転職を検討してみてください。
一定期間いるべき理由は、早期退職してしまうと転職活動に悪い影響を与えてしまう可能性があるからです。
しかし一定期間経験を積むことで、スキルも身につき転職活動が有利になることもあります。
メンタルや身体に影響が出てしまっている場合は別ですが、一定期間だけ我慢できるのであれば、在籍して少しでもよい条件で転職できるようにするのがおすすめです。
仕事が辛すぎる新人が転職をすべきポイント
仕事が辛いと感じているからと言ってすぐに転職を検討するのは、転職癖がついてしまう可能性があるため避けるべきことです。
しかし状況によっては新人でも転職を早急に進める場合もあります。
どのような状況だと転職をするべきなのかわからない人もいるので、ここでは仕事が辛すぎる新人が転職するべきポイント解説します。
上司からのハラスメントがある
上司からのハラスメントがあり、それが辛く感じる原因となっている場合はすぐに転職を考えましょう。
パワハラやセクハラを我慢していると、メンタル面から影響が出て身体も崩してしまうことがあります。
そうなってしまうと、休養が必要となり長く働けなくなってしまう可能性が出てくるため、なんらかのハラスメントを受けている場合には、自分を守るためにもすぐに転職して逃げましょう。
社内の人材育成環境が悪い
社内の人材育成環境が悪いのも、転職するべきポイントです。
会社の上司や先輩が新人を育てる気持ちがなく、質問しても教えてくれない・教育制度がない環境だと、いくら長く働いても得られるスキルはありません。
またそのような状況がストレスのもとになってしまい、体調を崩してしまうこともあります。
育てる気がない会社に長くいても自分にはメリットがないため、転職してスキルや経験を積める環境を目指す方が良いでしょう。
仕事がやりたいこととそぐわない
自分がやりたいことと業務内容があまりにかけ離れている場合も、転職を検討してよい状況です。
もちろん新人のうちはやりたいことができる方が珍しいですが、あまりにかけ離れていると興味が持てず、まったくスキルが身につきません。
そのような場所にずっといても時間の無駄になってしまいます。
やりたいこととそぐわない仕事を続けるよりも、新人のうちにやりたい仕事かそれに近いものに転職して、第二新卒としての採用を目指す方が有意義といえます。
自分が成長できないと感じたとき
人材育成環境がない・やりたいこととそぐわないなど、自分が成長できないと感じたときは転職するべきときです。
成長できない環境に長くいても、何のメリットもないまま年齢だけが上がってしまいます。
もちろん新人の転職と、経験を積んで良いタイミングでの転職では差が出てしまいます。
しかし経歴だけ長く何のスキルが身についていないよりも、新人でまだ転職先に染まりやすい人材のほうを採用したいという企業もたくさんあります。
成長できない時間を過ごすよりも、成長できる環境で仕事ができるように転職するも有効です。
新人が転職するなら第二新卒向けの転職サービスを利用しよう
新人が転職するのであれば、第二新卒向けの転職サービスを利用するのがおすすめです。
新人が転職する際の扱いは、中途採用とは違い第二新卒扱いになります。
第二新卒に特化した転職サービスを利用すれば、求人紹介だけでなく早期退職でも悪い印象与えない志望動機などをアドバイスしてくれます。
自分ではわからないような転職に関する相談に乗ってくれるので、安心して転職活動を進められるのが転職サービスのメリットです。
仕事が辛すぎるなら現状を分析して次の行動を決めよう
新人で仕事が辛すぎると感じている人に向けて、その理由や対処法を解説しました。
仕事が辛すぎると感じているのであれば、まずはその理由を明確にしてどのようにその状況を変えるのか、冷静に分析することが大切です。
その分析をもとに最適な行動をして、辛すぎる状況を乗り切って仕事ができるような環境にしていきましょう。