この記事ではSIerからWEB業界などへの転職を考えている人に向けて、転職で失敗する5つの原因と、転職を成功させるために必要な対策などについて説明していきます。
なお普段の仕事が忙しくてなかなか時間が取れない人など、一人で転職活動を進める自信がない人は、転職エージェントを利用するのもひとつです。
エンジニアやWEB・ゲーム業界向けの転職エージェントも複数紹介していますので参考にしてみてください。
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SIerからの転職で失敗する原因
SIerからWEB業界への転職に失敗する原因は、大きく以下の5つに分けることができます。
- 必要なスキルが足りていない/ 把握できていない
- 自分のアピールポイントやキャリアプランなどがしっかりと整理できていない
- 応募する会社のことがしっかりと調べてられていない
- そもそも応募している会社の数が少ない
- 会社(面接官)との相性が悪い
① 必要なスキルが足りていない / 把握できていない
エンジニアの場合、SIerからWEB業界に転職するために必要なスキルは以下の3つです。
これら3つのスキルそれぞれが、応募する企業の求める基準にしっかりと達している必要があります。
- プログラミングスキル
- コミュニケーション力
- マネジメントスキルや企画力
プログラミングスキル
SEからWEBエンジニアになる場合、0から新しくプログラミングスキルを身に着ける必要があるので大変ですが、エンジニアとして仕事をしていく以上必須のスキルになるので努力しましょう。
普段の仕事が忙しくてなかなか勉強の時間が取れない場合はプログラミングスクールに通うのもひとつです。
中には内定を保証してくれるスクールもあったりします。ちなみにWEB業界で特に需要のあるプログラミング言語はRubyやPHPです。
またSIerでJavaなどを利用していた場合は、WEBエンジニアになってもそのままスキルを活かせるケースがありますが、自分のスキルが応募先の求める基準に達しているか、出来るだけシビアにジャッジするようにしましょう。
未経験者としての応募ではなく経験者としての応募になるので、経験の割にあまりスキルが身についていないとポテンシャルが低いのでは?と判断される可能性もあります。
求められる基準がどれくらいか分からない場合は、転職エージェントに登録して相談してみるのが一番早いです。
コミュニケーション力
2つ目はコミュニケーション力です。
開発は1人ではなく、デザイナーやディレクターなど、様々な人と協力しながら進めることになるので、円滑にコミュニケーションが取れることをアピールする必要があります。
前職で開発中に起こったトラブルや、進める際に苦労したことをどのように解決したか、しっかりと整理しておきましょう。
また、自分の部下の教育を担当することもあり、その点でも大切なスキルになります。
マネジメントスキルや企画力
WEB業界の場合、エンジニアが企画の段階から参加する事は珍しくありません。
自分がやりたいサービスなどのアイディアもいくつか用意しておくようにしましょう。
またスペシャリストタイプのエンジニアよりも、チームをマネジメントできるタイプのエンジニアを求める会社が多いので、マネジメントスキルは特に重要なスキルになります。
未経験でもプログラミングスキルとマネジメントスキルがあれば、年収500万円保証できるという経営者もいるくらい重要視されているスキルなので、しっかりとしたエピソードを伝えられるようにしましょう。
ちなみにマネジメントスキルや企画力は、WEBディレクターやWEBプロデューサーを目指す場合にも大切となるスキルです。
② 自分のアピールポイントやキャリアプランなどがしっかりと整理できていない。
もし上で紹介したようなスキルや経験があっても、これらをしっかり整理できていないと、書類や面接で伝えることは出来ません。
具体的なエピソードと共に、簡潔に分かりやすく伝えられるように整理しておきましょう。
また将来的にどのように成長していきたいかや、会社でどのようなことを実現したいのかなど、キャリアプランをしっかりと整理しておく事も大切です。
イメージが具体的であればあるほど、その会社への志望度が高いことのアピールになります。
③ 応募する会社のことがしっかりと調べてられていない 。
応募する会社の事をしっかりと調べるのも、転職を成功させるために欠かせないことです。
応募する会社ならではの特徴や、応募する会社で求められる最低限のスキルと歓迎スキル、そして応募者に求める人物像などをしっかりと把握して、できるだけそれに沿ってアピールすることが大切です。
会社はそういうポイントを満たす人材を採用したくて募集しているので、それを無視して自分の経験やスキルをアピールしても意味がありません。
ただし自分を偽って応募しても、結果お互いに得をしないので、労働条件などがよくても自分には合っていないと感じた場合は、無理に応募せず別の会社への応募に集中するほうがいいです。
④ そもそも応募している会社の数が少ない 。
①〜③の全てに問題がないのに、それでも転職先が決まらない場合は、応募している会社の数が少ないのかもしれません。
ちなみに転職エージェントなどに登録すると7~10社くらいまとめて紹介されます。
もしもこれよりも応募している会社の数が少ない場合は、思い切って他の会社にもどんどん応募してみましょう。
⑤ 会社(面接官)との相性 。
①~③のスキルや経験などに問題がなくても、会社や担当者との相性の問題で不採用になることもあるようです。
ただこの場合も無理に合わせても意味がないので、より自分と相性のいい会社を探して転職活動をするほうがいいでしょう。
今後の対策について
転職活動がうまくいかない場合は、書類選考と面接選考のフェーズ、それぞれに分けて対策を考えてみましょう。
書類が通過できない場合
もしも応募書類を提出した段階で落ちてしまう場合は、先ほど上で紹介した5つの理由のうち、
- 必要なスキルが足りていない/ 把握できていない
- 自分のアピールポイントやキャリアプランなどがしっかりと整理できていない
- 応募する会社のことがしっかりと調べてられていない
このいずれかの部分に原因があるはずです。
基本的に応募書類の段階では、会社が求めるスキルや経験をもっていることが伝われば面接に呼ばれるはずなので、今一度会社が求めているモノとそのレベルについてしっかりと確認してみるようにしましょう。
書類は通過できるが面接の初期段階で落ちる場合
書類は通過するものの一次面接などの初期の段階で落ちてしまう場合は、自分の伝え方や印象などに問題があるかもしれません。
質問の意図を踏まえて出来るだけ簡潔に答えること、清潔感を意識した身だしなみにすることなど、基本的なことを意識するだけで印象は大きく変わります。
あとは単純に面接官との相性が悪いという可能性もあります。
一次面接は自分が働くことになる部署やチームの上司になる人が担当してくれることが多いので、いくらスキルがあっても「仕事を依頼しにくいな」と思われてしまうとなかなか採用につながりません。
面接の最後のほうで落ちる場合
もしも面接の最後のほうで落ちてしまった場合は、上で説明した理由の中でも「⑤ 会社(面接官)との相性が悪い 」というのが主な理由になるはずです。
面接の最後の方まで進めるということは、基本的にはスキルや経験の部分は問題ないとジャッジされているので、会社のカラーに合わないと判断されて不採用になっている可能性が高いです。
ひき続きめげずに色々な会社の面接を受けていきましょう。
エンジニア向けの転職エージェント
一人で転職活動を進めるのは大変なので、転職エージェントを利用して、サポートを受けながら転職活動をすすめるのもひとつです。
普段の仕事が忙しくてなかなか時間が取れない場合や、書類や面接に落ちてしまう理由が分からない場合は、エージェントを利用して転職活動をすすめていきましょう。
レバテックキャリア
レバテックキャリアはエンジニアとWEBデザイナーの求人に特化しているエージェントで、キャリア面のアドバイスと面接対策のアドバイスなどを2人体制でサポートしてくれるのが特徴です。
登録したあとはスマホのメッセージアプリだけでやり取りすることが可能で、来社だけでなく電話を利用して最初のカウンセリングを受けることもできます。
レバテックキャリアの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
フォークウェルエージェント
forkwell agentは、エンジニアの求人に特化したエージェントで、WEB系の会社やスタートアップの案件に特に強いのが特徴です。
ちなみにforkwell agentを利用して転職に成功した人の半数がSIerに勤務していたというデータもあるそうです。
サイト上で複数の転職成功事例が紹介されているので参考にしてみてください。
Forkwell Agent(フォークウェル エージェント)の口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
ギークリー
ギークリーはIT・WEB・ゲーム業界に特化している転職エージェントです。
しっかりとしたスキルがあれば、書類選考なしですぐに一次面接に進むことができる「1次面接確約サービス」などもあります。
ちなみに利用者の約6割がエンジニアで、年代的には30代の利用者が一番多いようです。
ギークリーの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
R-stone
R-stoneも、同じようにIT・WEB・ゲーム業界に特化している転職エージェントです。
ちなみにR-stoneを利用して転職した人の約80%の人が、年収100万円アップに成功しているというデータもあります。
なおエンジニアに関しては「フロントエンドエンジニア」「システムエンジニア」「インフラエンジニア」という3つの職種で特集求人が用意されています。
リクルートエージェント
転職エージェント大手のリクリートエージェントにも登録しておきましょう。
こちらは上で紹介したエージェントとは違い、エンジニアやIT・WEB業界に特化したエージェントではありませんが、実績と紹介している求人数が多いので、他にはない案件が見つかる可能性もあります。
特にSIerから社内SEなどに転職したい場合は、幅広く色々な業界から探せるほうがいいでしょう。
リクルートエージェントの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
フリーランスのエンジニアになるのもひとつ
転職活動に失敗してフリーランスエンジニアになった人もいる
実際に転職活動してみたものの、あまりいい感触が得られなかった場合は、思い切ってフリーランスエンジニアになってみるのもひとつです。
かえって難易度があがるのでは?と思う人も多いと思いますが、実はフリーランスエンジニア向けのエージェントもあり、そういったエージェントを利用すれば、会社に常駐して開発する働き方になるのでフリーランスになっても安定して仕事をすることができます。
実際に転職活動に失敗して仕方なくフリーランスになった人もいて、その人はたった2年間で、年収を400万円から1000万円以上にまでアップさせることに成功しました。
この方が努力したのはもちろんですが、フリーランスは短期間で様々な現場を体験できることから、正社員よりも成長しやすく年収もアップさせやすいのです。
なお実務経験が1年以上あればフリーランスになることが可能で、3年以上経験があれば最低でも毎月50万円以上稼ぐことが出来ると言われています。
ちなみに正社員の時と同じように、フリーランスの場合も案件を受注するにあたって面接が必要になりますが、基本的には1回だけで短期間限定での採用になるため、正社員よりもジャッジは厳しくありません。
フリーランスのエンジニアになるリスク
とはいえ、フリーランスのエンジニアになるリスクもあって、特に老後の年金対策が別途必要なことやクレカ・ローンの申し込みに関しては、正社員よりも不利になります。
ただしフリーランスのエンジニアになれば、年収1000万円以上稼ぐことも夢ではないので、トータルでみるとより充実した生活が送れる可能性は高いです。
イメージ的にフリーランスになることに抵抗や不安を感じる人も多いかと思いますが、実際にやってみて合わなければ単純に正社員に戻ればいいだけなので、興味がある人や年齢的に余裕がある場合は、一度フリーランスになってみるのもひとつです。
フリーランスエンジニア向けのエージェント
最後にフリーランスエンジニア向けのエージェントもいくつか紹介しておきます。
フリーランスになって短期間で一気に成長して自分の市場価値をあげるのもひとつの選択肢としてありなので、検討してみてください。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、フリーランスエンジニア向けのエージェントの中で、一番紹介している案件数が多いエージェントです。
フリーランスのエンジニアになる際は登録しておきましょう。
なお報酬の支払いがエージェントの中で一番早いことも特徴で、月末に締めた報酬が翌月15日には支払われるようになっています。
レバテックフリーランスの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
ポテパンフリーランス
ポテパンフリーランスは、特に経験が浅いエンジニア向けのエージェントで、一部実務経験のない人でも応募できる案件があるのが特徴です。
MidWorks
MidWorksは安定性を一番のウリにしたエージェントで、仕事が決まらなくても報酬の8割を必ず保証する給与保証制度や、社会保険料の半額をエージェント側が負担してくれるサポートなどが一番の特徴です。