全国各地のイベントでよく名前を目にするチームラボですが、実際はどんな会社なのでしょうか?
今回はチームラボに転職を考えている人に向けて、チームラボの評判や会社概要、転職難易度、平均年収、福利厚生や休暇制度、転職するまでの流れを解説します。
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目次
一目でわかるチームラボの評判
チームラボの評判には以下のものがあります。
- 転職難易度は高く、書類選考で落とされる人が多い
- 福利厚生はあまりない。家賃補助がない
- 休暇制度は整っている。残業はあまりない
- 性別に関係なくフラットな体制なので、女性が働きやすい
- 年齢に関係なく、責任のある業務を任されるので成長しやすい
女性や若い人にもチャンスが平等にあり、働きやすい環境が整っている分、転職希望者が多く転職難易度が高いです。
チームラボはどんな会社?
チームラボの正式名称はチームラボ株式会社です。
2001年3月に猪子寿之氏が創設しました。エンジニアや、アーティスト、建築家など幅広い分野のプロフェッショナルが集まっている会社です。
ここからは、チームラボの事業方針・経営理念、事業内容、売上、従業員数についてそれぞれ解説します。
事業方針・経営理念
チームラボは売上目標を持たず、事業計画もありません。
ビジネスとしての数字を追いかけずに、アウトプットの質の高さを重視しています。
クライアントの先にいるエンドユーザーが喜ぶものをアウトプットするために、クライアントにとって価値のある提供を目的としています。
クライアントによって課題が変わるため、そのクライアントに応じた具体的な提案を大切にしています。
明文化された経営理念はなく、個々の専門性と強みを活かしながら、クオリティを高めて規模の大きいことをやろうというマインドの社員が集まった会社です。
事業内容
事業内容はインターネットメディア事業とソフトウェア開発事業の2つです。
最新のテクノロジーを活用し、空間展示だけでなく、アプリやWEBサービスの開発も行うなど幅広い業務を行っています。
売上
非上場企業のため、記載がありませんが常に数字を追いかけているので高い売り上げにも期待できます。
従業員数
従業員数は2023年現在1000人です。
同じ業種の他企業は多いところで1500人、平均は100〜200人のため、かなり多い人数といえます。
チームラボの転職難易度
チームラボはメディアへの露出が多く知名度が高い企業です。
また、若手でも新しいことにチャレンジできる企業と認知されているため、非常に人気が高くなっており、転職難易度は高いです。
中途採用は年間を通して行っており、幅広い職種の募集を行っていますが、書類選考の時点で落とされてしまうことが多いです。
中でもクリエイター職の転職は一番難易度が高いです。
チームラボの平均年収は300〜700万円程度
チームラボの平均年収は300〜700万円ほどです。同じ業種の他企業と比較すると多くはありません。
ただ、年収700万円までいくと日本の平均年収を大幅に超えるため高収入と言えます。
年収に差があるため、自分の持っているスキルや経験によって変わります。
チームラボの福利厚生は充実している?
チームラボの福利厚生は以下のとおりです。
- 残業手当あり
- 通勤手当月2万円まで支給
- 各種社会保険完備
- 家族手当(子1人目は月2万円支給。2人目以降は月5000円追加で支給。)
- セミナー・イベント参加費用支給
- 書籍の購入サポート
- 同好会・課外活動の費用補助
- プロジェクトキックオフ・打ち上げの食事会費用補助
- 永年勤続賞(3、5、10、20、30年ごとに、30、50、100、200、300万円支給)
チームラボはベンチャー企業のため、家賃補助がなかったり、通勤手当に上限があるなど、あまり充実しているとは言えません。
代わりにセミナー・イベントの参加費用の支給や書籍購入サポート、永年勤続賞があるなど独自の福利厚生があります。
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チームラボの休日・休暇制度は整っている?
チームラボの休日・休暇制度は以下のとおりです。
- 土日・祝日休み
- 年末年始・夏期休暇あり
- 産休・育休制度あり
- 時短勤務あり
- 未就学児の看護休暇
一般的な企業と変わらない休日・休暇制度になっていますが、未就学児の看護休暇や時短勤務ができるので子育て中の人には働きやすい環境でしょう。
チームラボの残業時間は多い?
平均残業時間は月50時間です。WEBコンテンツ制作の会社としては多くはありません。
ただ、他業種から見たときは残業が多く感じるでしょう。
1日平均2時間程度なので、これまで残業をしてこなかった人だと、少ししんどく感じるかもしれません。
チームラボへ転職するまでの流れ
チームラボの選考はまず書類とエントリーシートを提出します。
この際、クリエイティブ職の場合は、ポートフォリオの提出が必要です。
エンジニアの場合はオンラインプログラミング採用があり、書類選考はなく、プログラミングのスキルがあれば面接に進めます。
書類選考に通ると一次面接があります。
一次面接は人事の担当者がオンラインで行います。面接は2〜3回程度行われます。
内容は志望動機とその職種を希望した動機を中心に質問されます。
その答えには「ワクワク」が求められます。面接者がワクワクを感じられないともっとワクワクする話を求められます。
希望する職種の事業内容を把握し、自分がそこで何ができて、何がしたいのかを事前に想定しておくとよいでしょう。
また、チームラボの好きな作品を聞かれることも多いです。
自分がどの作品のどの部分に惹かれたのか答えられるよう準備しておきましょう。
専門職の場合は、技術について問われることも多いです。
一次選考に通ると役員との最終選考になり、再度志望動機について詳しく質問されます。
大手企業にエンジニアとして転職できる?中小との違いやメリットを解説
大手企業に転職するメリット
大手企業への転職には多くのメリットがあります。
ここからは、大手企業に転職することのメリットについて詳しく説明します。
経営基盤が安定しており倒産のリスクが低い
大手企業は、その大きな規模と長い歴史から経営基盤が安定しており、倒産のリスクが低いという特徴があります。
これは、安定した雇用環境を提供してくれるという意味で重要です。
大手企業に転職することで、将来の安定性や安心感を得ることができます。
キャリアパスが多岐に渡り自身のキャリアを計画しやすい
大手企業は、多くの部署や職種を有しており、キャリアパスが多岐にわたるという特徴があります。
自身の興味や能力に合わせて異なる部門や職種への挑戦が可能であり、自身のキャリアを計画しやすい環境が整っています。
また、大手企業は通常、キャリア開発プログラムや教育研修制度を充実させており、自己成長を促進するためのサポートも受けることができます。
充実した福利厚生が提供されている
大手企業は、従業員の福利厚生に力を入れています。
例えば、優れた健康保険や厚生年金制度、退職金制度、有給休暇などが提供されることがあります。
また、各種福利厚生施設やサービス、福利厚生制度も充実していることが多く、働きながら充実した生活を送ることができます。
ブランド力と信頼性により社会的な地位が高まる
大手企業は、そのブランド力と信頼性が高く、一定の社会的な地位を持っています。
大手企業に所属することで、自身の信頼性や専門性が高まり、他の企業や人々からの評価が高くなることがあります。
これは、将来のキャリアにおいてさまざまなチャンスや機会を生み出すことにつながるでしょう。
大手企業に転職するデメリット
一方で、大手企業に転職することにはいくつかのデメリットも存在します。
ここからは、大手企業に転職する際に考慮すべきデメリットについて説明します。
大企業への転職は難易度が高い?転職しやすい狙い目の大企業とは?
柔軟な働き方が制約される可能性がある
大手企業はしばしば緻密な業務プロセスや規則を持っています。
これは、業務の効率性や品質を確保するためのものですが、一方で柔軟な働き方を制約される可能性があるというデメリットもあります。
特に、意思決定のプロセスが複雑で煩雑な場合、自由な発想や行動が制約されることがあります。
責任範囲が限定され、業務の幅が狭い場合がある
大手企業では、部門や役職ごとに責任範囲が明確に定められていることがあります。
そのため、一つの業務に集中し専門性を高めることは可能ですが、業務の幅が狭くなることがあるというデメリットがあります。
幅広い業務や経験を積みたい場合は、中小企業やスタートアップ企業の方が適しているかもしれません。
企業文化に適応する必要がある
大手企業は、独自の企業文化を持っています。
入社後にその文化に適応する必要があり、その適応が容易ではない場合があります。
組織のヒエラルキーやコミュニケーションスタイル、意思決定プロセスなど、異なる文化に順応することは時間と努力を必要とするかもしれません。
プレッシャーの中で業務を遂行する必要がある
大手企業では、一定の規模と競争環境が存在します。そのため、業績目標やプロジェクトの成功に対するプレッシャーが存在することがあります。
ストレスやプレッシャーの中で業務を遂行する必要があり、その対応が求められることもあるでしょう。
以上が大手企業に転職する際のメリットとデメリットです。
転職を考える際には、自身のキャリア目標や優先順位、ライフスタイルに合わせて慎重に判断することが重要です。
自身のスキルや価値観と企業の要件や環境を比較し、最適な選択を行いましょう。
チームラボの年収は幅がある
チームラボの年収は、300〜700万円と幅があります。
キャリアを積むためには、それなりの実績やスキルが求められるでしょう。
大企業ということもあり、転職成功のためにはコツがあります。
未経験者がかんたんに転職できる企業とはいえません。
キャリアチェンジを考えている人は、チームラボの風土や評価制度もチェックしてくださいね。