転職エージェントなら職務経歴書の添削サービスがあるから安心だと思っていたのに、エージェントによってはいざ申し込んだら書類を添削してくれなかった、なんてことも。
このような経験のある方は意外に多いです。
ネットにはしっかり添削しますと書いてあるのに、なんでしてくれないの?と不満を感じている人もいるでしょう。
この記事では、転職エージェントが職務経歴書を添削してくれない理由と、その対処法について解説していきますので、ぜひ目を通してみてください。
目次
転職エージェントが職務経歴書を添削してくれない3つの理由
転職エージェントが職務経歴書を添削してくれない主な理由は下記の3つです。
- 添削している余裕がないから
- エージェント経由で応募した案件ではないから
- 添削作業は比較的優先度が低いから
添削している余裕がないから
転職エージェントは一人で何十人もの転職希望者を担当しています。
無料で応募書類を添削するといっても、何十人もの転職希望者ひとりひとりに対応していたら時間がいくらあっても足りません。
エージェントの業務が手一杯で、書類添削をしている余裕がないというのが、理由に一つなのですね。
エージェント経由で応募した案件ではないから
エージェントが職務経歴書を添削してくれない…
そんな時は、エージェントに依頼していた添削がどんな案件のものだったかを思い返してみましょう。
もしかすると、転職エージェントが紹介してくれた求人ではなく、あなたがサイトを見て独断で応募した案件だったのではないでしょうか。
そういった案件は、仮に書類選考を通り内定をもらえたとしても、エージェントの成績にはなりません。
つまりエージェントにとってはメリットのない添削業務ということなんですね。
できれば紹介案件から内定を決めてほしいというのが本音ですから、個人的に応募した求人に対してはなかなかサポートを受けられないことがあります。
転職エージェントがもらうインセンティブとは?仕組みや金額について解説
添削作業が比較的優先度が低いから
正直なところ書類の添削よりもより、多く求人を紹介してより多くの選考を受けてもらうほうが内定に繋がりやすいです。
そのため求人の紹介や面接対策に比べて、書類の添削はそこまで優先順位が高くないと判断されがちです。
よほど書類選考に通らない等、明らかに書類に問題がある場合以外は添削の対応は後回しとなる傾向にあります。
転職エージェントが応募書類を添削してくれない時の4つの対処法
では、転職エージェントが職務経歴書を添削してくれない時はどのように対処したらいいのでしょう。
そんな状況での対処法を4つ紹介していきたいと思います。
- Web等を参考に自力で修正する
- 担当者を変えてもらう
- 有料の職務経歴書添削サービスを利用する
- 別の転職エージェントに登録する
Web等を参考に自力で修正する
Webで調べると、履歴書・職務経歴書のポイント等を簡単に見ることができます。
それらを参考に、自分の力で書類を作成し見直すのが、一つ目の方法です。
第三者の視点で見てもらえないのはデメリットですが手間やコストは少なくて済みます。
担当者を変えてもらう
依頼しても添削をしてくれない場合は担当エージェントを変えてもらうのも一つの手ですね。
担当替えを求めることで添削までサポートしてくれるエージェントに変えてくれるかもしれません。
また、こちらの本気度が伝わって現在の担当者が添削してくれるようになる可能性もありますよ。
有料の職務経歴書添削サービスを利用する
転職エージェントやハローワークでは無料で職務経歴書を添削してくれるサービスがありますが、それとは別に、有料の履歴書・職務経歴書添削サービスというものもあります。
どうしても書類作成に自信がなくて添削してもらいたいという場合は、こちらも検討してみましょう。
ただし料金は1万円前後かかることがあり、急ぎの場合2万円以上になることも。
お財布と相談したうえで利用を検討しましょう。
別の転職エージェントに登録する
書類添削の優先度を低く考えるのは、エージェント個人というよりそのサービス会社の方針である可能性もあります。
その場合担当者を変えてもらっても、熱量をもって添削をしてくれるかはわかりません。
それであれば、しっかりと添削までサポートしてくれる別のエージェントサービスに乗り換えても良いでしょう。
乗り換え先の転職エージェントでは、「職務経歴書の添削をしてほしい」という要望を先に伝えておきましょう。
こちらのサービスを使う目的の一つは添削サービスを受けたいからだと初めに伝えておくことで、また添削してくれなかった…という事態を回避できるはずです。
応募書類を添削してくれるおすすめの転職エージェント
応募書類を添削してくれるおすすめの転職エージェントを3社紹介します。
- doda
- マイナビエージェント
- パソナキャリア
マイナビエージェント
誰もが聞いたことのある「マイナビ」によるエージェントサービスがマイナビエージェントです。
オールジャンルの求人を扱っていますが、特にITや通信系の案件に強いという特徴があります。
利用者層は20代、30代が多いですね。
もちろん書類の添削も無料でサポートしてくれますよ。
マイナビエージェントの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
doda
大手転職サービスの「doda」は、書類添削はもちろん面接対策まで手厚くトータルサポートしてくれるところが魅力です。
求人数も多く、幅広い職種や業界の求人を扱っているため、まだどんな仕事に転職しようか決め切れていないという人でも利用しやすいです。
知名度も高いため、信頼度の高いエージェントサービスです。
doda(デューダ)の良い・悪い口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
パソナキャリア
業界トップクラスの求人数を誇る「パソナキャリア」は転職成功者の約6割が年収アップを実現していることでも有名です。
非公開求人も多いため、他のエージェントサービスでは出会えないような優良求人を紹介してもらえる可能性も高いでしょう。
利用者満足度の高さにも定評があり、初めての転職に不安を感じている方にもおすすめです。
パソナキャリアの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
転職エージェントのレベルによって添削の質は大きく変わる
実際のところ応募書類添削に質は、エージェントのレベルに大きく影響されます。
誤字脱字や文字の大きさなどを指摘する人もいれば、業界知識を活かしてどんなスキルをアピールするべきかというような核心の部分をアドバイスしてくれる人まで様々です。
内容よりも基本的な書類の書き方から指導してほしいという場合には問題ないかもしれません。
しかしもっと深い所のアドバイスも求めている方にとっては、エージェントのレベルによっては物足りなさを感じることがあるでしょう。
転職エージェントに応募書類を添削してもらった人の体験談
転職エージェントに職務経歴書の添削をしてもらった人の、実際の体験談を紹介します。
良い体験談と悪い体験談の両方を紹介しますので、添削サービスの質にどれほど差が出るものなのかを把握するための参考にしてみてください。
添削してもらってよかった
これまで転職経験もなく、応募書類の志望動機やアピールポイントを考えるのも苦手なので、転職エージェントに登録することにしました。
仕事はアパレルを希望していて、アパレル業界に詳しいエージェントがどんなことが強みになるかなどを丁寧に教えてくれました。
アドバイスをもらえたことで、一人で職務経歴書を書くよりもかなり効率的に作業を進められたと感じます。
おかげさまで無事に内定をもらうこともでき、エージェントのサポートを利用して本当に良かったです。20代 女性
添削にあまり意味を感じられなかった
転職は今までに2回経験していて、いずれも同じ業界での転職です。
今回は待遇アップを目指しての転職で、登録した転職エージェントに応募書類の添削サービスがあったので利用してみることにしました。
ただ作成した職務経歴書を見せると、語尾の不自然さや句読点の打ち方等ばかり指摘され、思っていたようなアドバイスはいただけませんでした。
正直実際に業界に勤めていた分、エージェントさんよりも自分の方が業界知識はあり、それと同じレベルを求めることの方が無理があるのかなと感じました。
初めての転職の方や第二新卒の方ならまだ利用する意味があると思いますが、私にはあまりメリットを感じられませんでした。30代 男性
添削してくれるエージェントに登録して転職活動しよう
転職エージェントが職務経歴書を添削してくれない理由と、その対処法について解説しました。
エージェントサービスの中には、職務経歴書の添削をそこまで重要視せず後回しにしてしまうところもあります。
もしどうしても添削をしてくれないようなら、しっかりと添削をしてくれる別のエージェントサービスに乗り換えるのがおすすめです。
条件別のおすすめ転職エージェントについて紹介している記事もありますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。