転職活動をしていて1週間以内に結果の連絡がこない場合は「不採用かもしれない」と不安になってしまいますよね。
しかし、1週間たって面接の連絡がもらえない場合も、一概に不採用になるとは判断できません。
今回は、転職活動で1週間以内に結果の連絡がこないケースについて詳しく解説します。
あわせて、採用・不採用について考えられる面接時のサインについても紹介するので、企業からの連絡を持っている人は確認してみましょう。
目次
転職で1週間以内に連絡が来ない6つの原因
転職の面接後に連絡が来るまで1週間かかる原因は、採用担当のスケジュールや社内稟議にかかわる転職者自身で解決できないものがほとんどです。
転職で1週間以内に連絡が来ない、おもな6つの原因を紹介します。
1.転職志願者が多い
ほとんどの会社では多くの志願者を選考する場合、書類審査に通過した全員とひととおり面接した後に採用を決めます。
企業の募集に早い段階で応募して面接を受けた場合は、結果が出るまで時間がかかると考えましょう。
また、大企業や人気企業の場合は志願者が多く応募が殺到するため、採用に関する連絡が遅れる場合があることに注意してください。
2.採用担当が忙しい
転職希望先の採用担当者が忙しい場合も、連絡が1週間以内に来ない原因のひとつです。
企業採用の志願者が多い場合、担当者は面接に掛ける期間が長くなり、他の人材の選考をしながら合格者に連絡をしている可能性があります。
また、採用担当者が多忙だと考えられる大手企業では、面接後の連絡に時間がかかるケースが多い傾向です。
転職で大手企業を受けた場合も、1週間以内に連絡が来ないからといってかんたんに不採用だと判断するのはおすすめしません。
3.補欠要因になっている
転職の面接後に連絡が1週間以内に来ないときの原因のひとつは、採用の補欠として扱われているケースです。
採用者から優先的に連絡をしている場合は、内定を断られる可能性を見越してあとから通知が来ることが考えられます。
また、面接の印象によっては、募集期間内に他にいい志願者がいない場合、企業から採用の可能性があると判断されます。
補欠要因になっている場合も、面接後1週間以内に連絡が来ないことが多いので、注意しましょう。
4.社内稟議に時間がかかっている
面接後に連絡が1週間以内に来ないときに考えられる可能性は、採用が決まったあとに社内の稟議に時間がかかっている場合です。
転職のときに面接を受ける企業の規模が大きいほど、採用の連絡が届くまでに時間がかかることに注意しましょう。
採用担当者が人材を採用する場合は、大きな会社ほどたくさんの人から許可をもらう必要があります。
5.採用者優先で連絡している
面接担当者が内定者に優先して連絡を行っている場合は、結果の通知が遅い場合があります。
この場合は、不採用の可能性が高いことを覚えておきましょう。
面接のときに「3日以内に連絡します」と期日を伝えられたにもかかわらず、1週間以上かかっている場合は採用に対しておおきな期待を持つことは危険です。
6.不採用の場合は連絡しないから
企業によっては、応募者が不採用の場合に通知をしないというケースがあります。
企業が不採用者への連絡をしない場合は、採用されなかったときは1週間以上待っても連絡がもらえません。
もし結果の連絡について不安がある場合は、採用担当者宛に通知の期日について問い合わせのメールを送ってみましょう。
面接結果の連絡は企業によって違う
転職で面接の結果連絡が1週間以内に来なかったとしても、不採用とは判断できません。
そのため、面接から1週間を期限と考えて、不採用と判断し落ち込む必要はないのです。
企業の選考が終わっておらず、結果を出すまでに時間がかかっている可能性は大いに考えられます。
しかし、多くの企業では採用したい人がほかの企業にとられてしまうことを恐れ、面接結果の連絡をすぐに送るケースが多いのが実情です。
また、「3日以内に結果をご連絡します」などの期限があるのに1週間連絡がなかった場合は、不採用の可能性が高いことを覚えておきましょう。
合格の場合は3日以内に連絡が来ることも
面接後に採用が決まった場合は、3日以内の早い段階で連絡が来るケースがあります。
企業が採用したい人材には早めに連絡をして、他の会社へ流れないようにする場合です。
しかし、不合格の場合は早めの連絡をする必要がないため、面接後の連絡に1週間以上かかってしまう可能性があります。
転職は1週間+5日くらい連絡を待ってみよう
転職の面接で連絡がこない場合は、1週間で合否の判断を自分だけでせずに追加で5日待機してみましょう。
連絡が起こすなる原因には、企業が採用判断に時間をかけている可能性があります。
結果が出るまでの期間が長引く場合は、企業から結果通知が遅くなる連絡が来る場合もあるので、焦らずに様子を見てください。
転職で1週間以内に連絡が来ない場合に自分でできること
採用面接後に1週間以内に連絡が来ない場合、自分でできることには以下の2つがあります。
- ほかの企業へ応募しておく
- 連絡が来ていないかもう一度確認する
また、応募した企業に対しては、連絡が1週間来ない場合でも基本的に待つというスタンスで対応しましょう。
ほかの選考を進めておく
連絡が1週間来ない場合は、他の企業の選考に応募して転職を進めておくことをおすすめします。
採用へ過度に期待することは避け、選考に落ちた場合を考えて、転職成功のために効率的に動きましょう。
他の会社に応募した後でも、本命の企業から連絡が来た場合、並行して進めておけば転職のプロセスを同時に行えます。
1週間以上たって連絡を待っていた企業から不採用の通知が来ても、次の選考に切り替えやすいのでおすすめです。
連絡が来ていないかもう一度確認する
面接を受けた企業から連絡が1週間以上来ない場合は、着信履歴や着信設定、メールの迷惑フォルダなどの確認をしましょう。
知らない番号からの着信を拒否している場合は、スマートフォンに通知が届かないケースがあります。
この場合は着信履歴も残らないため、簡単に理由を述べて企業にメールで問い合わせてみることをおすすめします。
転職の面接の結果を電話で確認する場合の例
1週間+5日以内に連絡をもらえず、どうしても面接の結果を知りたい場合は、企業に電話して確認することも考えましょう。
メールだと言葉のニュアンスや空気が伝わりにくいため、丁寧な態度を示せる電話での問い合わせをおすすめします。
また、メールで連絡をすると、企業からの返信を待つ時間が追加されてしまう危険性があります。
催促にならないように気を付ける
電話で採用の結果について尋ねる場合は、あくまで連絡がもらえる期日の確認にとどめましょう。
「いつ頃、面接の結果連絡をいただけますでしょうか」というやわらかい言葉で、催促にならないように気を付けてください。
採用面接の結果が気になりますが、直接聞くことは印象を悪くしてしまう可能性があります。
採用選考中というケースも考えて、企業に丁寧な姿勢で尋ねましょう。
転職の面接で採用の可能性がある3つのサイン
転職で1週間以内に連絡がこない場合は、面接での手ごたえを思い返してみましょう。
採用の可能性はあるか、結果につながるサインが面接官の態度や言葉に隠れているかもしれません。
ただし、サインがあったからといって油断はできません。
合否の連絡が来るまで、引き続き転職に対して気を引き締めていきましょう。
1.自分の話に共感が得られた
面接官が自分の話に共感し、深くうなづいたり共感したそぶりを見せたりした場合は、採用の可能性があります。
仕事の目標や入社後にどうしたいかなど自分が話したことに温かい反応をしてくれる場合は、面接官からの共感を得ていると考えられます。
2.自分のことを詳しく尋ねてくれる
面接官から回答した内容に関して、具体的な質問が返ってきた場合は、採用される可能性が高くなります。
面接官がくわしい質問をしてくるということは、応募者に興味を持っている可能性があるということです。
面接官が簡易的な質問で終わる場合は興味をひかれなかったと判断できますが、深い質問をされた場合は応募者について詳しく知りたいと考えています。
また、面接で尋ねられたことに具体的な返答をできた場合は、プラスの評価につながります。
3.面接官がメモを取っていた
面接官がとっているメモには質問の回答のほかに、人物評価やビジネスマナーの有無など、採用の評価につながることが記録されています。
細かくメモを取っている場合は、メモを取られなかったケースに比べると、採用の可能性があると捉えてもいいでしょう。
採用が見込めると判断し、人事部にどのような人材かくわしく伝えるため、面接でメモしていると考えられます。
転職の面接で不採用の可能性がある4つのサイン
面接結果を待って1週間以上たった場合は、面接のときに感じたサインを振り返ってみましょう。
不採用の場合が多い、面接官の態度やしぐさなどをまとめました。
1.面接の時間が短い
面接の時間が短かった場合、不採用と判断されている可能性があります。
面接で話が盛り上がらない場合や、簡単ないくつかの質問だけで面接が終わる場合は、会社は人材とビジネスマッチしないと判断して早めに切り上げるケースがあります。
2.深堀した質問をされない
答えたことに対して、面接官が深堀してこない場合、興味を持たれなかった可能性があります。
面接で興味を持たれないことは、不採用につながる大きな要因です。
面接で手ごたえがなく、なおかつ1週間以内に連絡がこない場合は、不採用の可能性を考えてほかの選考を受ける準備をしておくことをおすすめします。
3.仕事以外の話が多い
企業は応募者が業務にどれくらい取り組めるのか、仕事に関する姿勢を面接で確認します。
面接でプライベートの話をした割合が多い場合は、不採用の可能性を考えましょう。
しかし、企業は仕事以外の話をして、人材の人間性をチェックするケースもあるため、一概に不採用だとは判断できません。
また、業務以外の話でも面接官の共感が得られて話が盛り上がった場合は、採用の望みはあると判断できます。
4.逆質問をさせてもらえなかった
「最後に質問はありますか」といった逆質問の時間がなかった場合も、採用の可能性が薄まってしまいます。
面接官が早く終わらせたい場合は、逆質問させてもらえない場合もあります。
しかし、話の内容が充実した面接の場合や、面接官が早い段階で採用と判断された場合は逆質問の時間を設定しないケースもあります。
逆質問をさせてもらえないからと言って不合格だと思わず、あくまで不採用の可能性があると判断してください。
転職で1週間以内に連絡が来なくても一概に不採用ではない
転職の面接で1週間以内に連絡が来なくても一概に不採用ではありません。
企業の規模が大きいと、面接に応募する人も相対的に増え、採用の結果連絡が来るまでの時間も長くなります。
また、連絡がこない場合はスマートフォンの履歴や設定をよくチェックしてください。
採用に大きな希望が持てない場合は、並行して他の企業への応募も進めておくことをおすすめします。