現在転職しようと悩んでいるけど、果たしてこの理由は転職すべきなのか、それともまだ考え直した方が良いのか…。
悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
海外では当たり前となっている転職。
日本でも最近よく耳にし、定年までずっと同じ企業で働き続ける時代は終わり、転職も珍しくない時代となりました。
転職活動は大変ですが、転職に成功すると、キャリアアップや待遇面の向上も叶えることができます。
一方、失敗するとキャリアダウンや待遇面が悪化してしまう危険もあるので、なかなか転職に踏み切れない人も多いのではないでしょうか。
そんな方のために「転職を考えたきっかけ10つ」と、「転職を成功させるタイミング」「転職に向いている人の特徴」をご紹介します。
目次
転職を考えたきっかけ10つ
転職を考えた主なきっかけは、
- 会社の将来が不安
- 体調不良
- 上司との人間関係
- 他にやりたいことができた、自分の幅を広げたい
- 給料・待遇への不満
- 勤務時間や休日に不満
- 評価に不満
- 事業方針の転換
- 出産・結婚・介護による状況の変化
- ヘッドハンティングを受けた
の10が挙げられます。
それではこの10つの項目について詳しく見ていきましょう。
①会社の将来が不安
今自分が務めている企業の業績が悪化していると不安ですよね。
現職が10年後に存在しているのか、分からない状況では安心して働けません。
最悪の場合の解雇や減給があるのではないか?と思ってしまいます。
突然解雇されることは恐怖ですし、生活していけなくなってしまいます。
そうすると不安定な企業に勤めるより、安定している企業で安心して働きたい、転職したいと考えるのは当たり前でしょう。
②体調不良
人間関係の劣悪さ、過度な残業、パワハラによって身体を壊してしまうケースもあり、転職を考えるきっかけになります。
ミスをすると上司から怒鳴られる、勤め先の人から嫌がらせを受ける、セクハラを受けるなどの環境の中では、仕事を続けていくことは難しいです。
仕事をしていくにあたってストレスは敵!身体的なダメージだけでなく、精神的なダメージも負ってしまう可能性もあります。
精神的にダメージを追ってしまうと、転職先でも通常通り仕事をすることが難しくなってしまいます。
症状が重くなる前に、早めに転職したほうが良いでしょう。
③上司との人間関係
人間関係で転職を考える人はなんと57%もいるんです。
それだけ人間関係は大切ということですね。
仕事にやりがいを感じても人間関係が劣悪だと、仕事に集中できません。
上司に怯えて過ごしていては、積極的に動けないため効率も悪くなってしまうでしょう。
④他にやりたいことができた、自分の幅を広げたい
他にやりたいことが見つかったので転職を考えたい。というポジティブな理由ももちろん存在します。
昔からやりたいことがあり、今ならその仕事ができるキャリアを身につけたという場合や、現職で働いていくうちに適性が見つかり、自分の可能性にチャレンジしたい。といった場合が挙げられるでしょう。
⑤給料・待遇への不満
給料や待遇への不満から転職を考える方も多いです。
給料が低いと、生活の質にも影響し、良いパフォーマンスが出来ません。
「成果が出ても昇進できなかい」「会社に貢献したの自分に還元されない」
こんな環境の中ではモチベーションが上がらず転職したくなるようです。
⑥勤務時間や休日に不満
仕事は生活のためと思い働いていたが、プライベートがなく辛いという場合、転職を考えるきっかけとなります。
月の平均残業時間が200時間を超える、休日も出勤がある、など社員のプライベートを全く無視した会社では働き続けることはできません。最悪の場合、過労死してしまいます。
また勤務時間や残業が明らかに多い企業は、仕事量に見合った給料が支給されていないケースも多くあるので注意が必要です。
残業100時間は罰則の対象!残業の上限時間と違法な職場への対処法
⑦評価に不満
いくら頑張って働いて成果を上げても評価されず自分より成果を上げていない同僚が先に昇進していき、会社の評価に不信感を抱き、転職を決意するケースです。
自分の成果が還元される、きちんと評価してくれる企業、自分を必要としている企業がほかにあるのでは?と思ってしまいますね。
⑧事業方針の転換
会社も生き残るために方向転換がやむを得ない場合、社員にも理解してほしいというのが本音でしょう。
しかし社員にとって部署移動を余儀なくされ、望まない部署や役職に回されるのは本意ではありません。
この場合やはり自分の希望した職種、部署で働くために転職を考えます。
⑨出産・結婚・介護による状況の変化
女性に多いですが出産・結婚により、今の会社では不十分だと考え、転職を考えます。
妊娠して産休を取りたいが、復職が厳しそう、また結婚してパートナーと暮らすにあたってどうしても今の職場に通うのが難しい場合です。
女性だけでなく男性も親の介護のために、働くことが難しくなることはあるでしょう。
⑩ヘッドハンティングを受けた
競合他社からのヘッドハンティングを受け、スカウトされた企業が現職より給料や待遇がよいので転職する、という事例も多くあります。
このような場合キャリアアップが見込めるので、さらに高みを目指せますね。
以上10つが転職を決意した主な理由になります。
また、転職しようかな・・と思うきっかけは多くあっても実際に決意するのは比較的大きな出来事が起こったときのようです。
例えば、同期が先に昇進した・部署移動が移動になった・大きな出来事があり決意する人が多いです。
また会社の将来に不安を感じている、自分の幅を広げたい場合は転職しない限り状況は劇的に変わらないと心に覚えておきましょう。
年代で見る転職のきっかけ
主な転職のきっかけが分かったところで、年代別の転職を考えた理由を見てみましょう。
20代が転職を考えるきっかけ
20代のきっかけの半分以上は「自分の仕事の幅を広げたい」という理由です。
若い20代だからこそ様々なことに挑戦しスキルを身につけたい、キャリア形成がしやすい時期に自己実現を目指したいと考えるようです。
それ以下の理由は「残業時間が多い」「人間関係」などの環境のきっかけが続きます。
20代の転職を成功に導く志望動機とは?自己PRのポイントを徹底解説!
30代が転職を考えるきっかけ
30代の主な理由は「仕事の幅を広げたい」です。
30代は20代の時よりも本格的に自分のキャリアについて考えます。
また「会社の将来に不安」というきっかけも多くなります。
結婚したり、子供が生まれたりして、もっと収入面を充実させたいと考えるようです。
30代からの転職が難しくなる理由と成功するコツをまとめました
40代以上が転職を考えるきっかけ
40代は「会社の将来に不安」がもっとも高くなっています。
キャリア形成だけでなく、年齢に見合った地位や役職について考えるからでしょう。
また定年した後のことを考え、年収アップを目標に転職活動をするのかもしれません。
「やりたい仕事があったから」も理由として多いです。
経験という面で他社に引き抜かれるラストチャンスを狙う40代も多いようです。
40代の転職ではどんな志望動機が好ましい?魅力ある人材と思わせるテクニックをご紹介
キャリアアップに有利な転職のタイミング
冒頭でも述べましたが転職は時期を間違えると、転職に失敗しキャリアや待遇が下がってしまう危険があります。成功しやすいタイミングを逃さないようにしましょう。
企業が求める時期に沿った転職活動
企業が求めるタイミングで転職活動をすると成功しやすいです。
企業にも採用計画や予算がありますので、採用予定数に達してしまった場合、優秀な人材でもタイミングにより不採用になってしまうことは珍しくありません。
企業が大々的に募集している時が1番ニーズ高いのでその時期に合わせて転職活動をしていきましょう。
具体的に言うと1月入社と4月入社が1番の受け入れタイミングのため、この時期を狙っていくとよいでしょう。
転職に向いている人の特徴
今本当に転職に向いている人はこんな人です。
きっかけはあるけど、まだ転職に踏み切れないという人は参考にしてみてください。
自分が仕事の波に乗れている時
自分が社内で調子のいい時は転職に成功しやすいです。
特に自分の幅を広げたい、もっと活躍したいという人にはおすすめです。
自分が仕事の波に乗れている時というのは、面接の時、面接官にも伝わります。
仕事に前向きで意欲的なことが伝わるため、面接官も「一緒に働きたい」「活躍してほしい」と考え採用されやすくなります。
転職の理由が明確である
転職の理由は必ずと言っていいほど聞かれます。
転職理由を聞くのは、応募者が入社後に活躍する人材なのかを見極めているからです。業務経験やスキルは履歴書によって確認することができますが、実現したいことや仕事へのモチベーションは職務経歴だけで分かりません。
そこで「転職先で何がしたいのか」を聞くことで、企業が求めている人物像に合っているか、入社後に利益を上げられる人材かどうかを確認しているのです。
転職に向いていない人
向いている人との特徴とは反対に、自分以外を理由にして退職している人は採用されにくいです。
転職の理由として、ネガティブな印象が面接官に伝わってしまうと、「入社後に同じ理由で転職してしまうのではないか」というマイナスな印象を与えてしまいます。
(例)人間関係が上手くいかなかった→自分のスキルや経験が活かせる御社で働きたい
このように例え待遇面の不満や人間関係といったようなネガティブな転職理由だったとしても、なるべくポジティブな理由に変換していくようにしましょう。
「転職を考えたきっかけ(退職理由)」よりも「転職によって実現したいこと」を意識して面接官に伝えると前向きに伝わります。
まとめ
転職を考えるきっかけは人によって様々です。
転職を考える際には、現状から脱すること考えるとともに、どれだけ「自分の未来を想像できるか」が重要です。
自分の将来がしっかり考えられていないと、転職先でも同じまた理由で転職したくなり、転職を繰り返す・・ということにもなりかねません。
2年後、5年後、10年後・・・どんな自分になっていたいか、どんな風に働いていきたいかを考えていきましょう!