ここでずっと働くのが想像できないから転職したいと思いながらも、次の仕事、何がしたいのか分からない状態は苦しいものです。
だけど自分がしている仕事の意味も見出せないまま働いて、時間だけが過ぎていくのは避けたいですよね。
もし将来の目標が決まって、目標に向けて働けたら…仕事へのモチベーションも上がって生活が充実しそうだと思いませんか?
あなたが本当にやりたい仕事を提示することはできませんが、やりたいことの見つけ方についてはアドバイスすることができます。
今回は3通りの方法からあなたがやりたいことを見つける方法についてご紹介します。
目次
過去の自分からやりたいことを探す
やりがいや楽しさを感じた瞬間を思い出してみる
これまでの人生の中で自分が楽しいと思った瞬間・やりがいを感じた瞬間を思い出してみましょう。
学校生活でもいいし、アルバイトでも構いません。
私はアパレルのアルバイトをしていた時、マネキンに何を着せるかコーディネートをすることが楽しかった経験から「自分の考えたものが形になること」が楽しいと感じるのだなと思いました。
逆に居酒屋でアルバイトをしていた時には、接客にあまりやりがいを感じることはなかったので、接客は向いていないんだな~と思いました。
このように過去の経験から自分がやりがいを感じたことや楽しかったこと、逆にあまりやりがいを感じなかったことについて思い出してみましょう。
- 人と接することが好き→接客
- アイディアを出すのが楽しい→企画職
- 計画を考えて上手くいくと楽しい→経理や事務
自分がどういうときにやりがいを感じるかを知ることが、やりたいことが見つかるヒントになるかもしれません。
人に自分の適性を聞いてみる
自分で分析するだけではなく、周りの人に自分について聞いてみると意外な答えが見えることがあります。
「自分では人見知りだと思っていても、友達に聞いたら初対面でも話しやすいよねと言われた」そういう経験がある人もいるかと思います。
自分の可能性が広がるきっかけにもなりますので、周りの人に自分の長所や短所について尋ねてみましょう。
よく自分が普段見ているジャンルは何かを考える
普段何気なく見ているニュースやSNS、雑誌などでどういったジャンルのニュースを見ているかに注目してみてください。
注目してみると、普段は気にしてなかったけど、自分はメイクの記事ばかりに目に留まっているなとか、健康についての記事をよく読んでいるみたいだ、などの気づきがあるでしょう。
自分の興味が分ればやりたいことを見つけやすいです。
自分が何にお金をかけているかを知る
お金をかけている=自分がお金をかける価値があると判断しているものです。
例えば自分の部屋に置いてある本棚を見ると、何に自分がどんなジャンルに投資しているかが分るでしょう。
自分がお金をかけている分野は興味関心があることなのではないでしょうか。
現在の自分から探す
これまでは過去の自分からやりたいことを探すやり方を伝えましたが、ここからは現在の自分からやりたいことを探す方法についてご紹介します。
自分のまだ経験していないことを体験してみる
やりたいことが見つからないのは「まだ自分がやりたいことに出会っていない」可能性もあります。20数年生きてきただけでは、まだ経験したことのないジャンルや職種もあるでしょう。
自分が全くかかわってこなかった分野のイベントに参加してみる、友人の仕事の話を聞いてみる、習い事をしてみるなど、新しいことに出会う機会を増やせば自分の世界も広がります。
自分がまだ楽しいと思うことに出会っていないなと感じる方は、新しい分野に挑戦してみてはいかかでしょうか。
現在の自分が仕事に求める条件を整理する
今自分が仕事に求める条件を整理してみましょう。
例えば
- 正社員がいい
- 給与は手取り20万は欲しい
- 都会で働きたい
- 残業が少ないところがいい
条件がある程度決まったらその中から優先順位をつけていきましょう。
自分の条件をすべて満たす転職先を見つけることは難しいですが、条件に優先順位をつけることで仕事を絞りやすくなります。
仕事に求める条件がピンとこない方は、今の職場で不満に思っていることを書き出してみましょう。
- 残業が多い→残業が少ない会社
- 将来性が見えない→スキルが身につく会社
考えるときは紙に書いて整理すると自分の考えを客観的に見ることができますよ。
条件が決まったら求人を探そう
仕事に求める条件が整理出来たら求人を探してみましょう。
求人を探す方法は主に3つあります。
- ハローワーク
- 転職サイト
- 転職エージェント
転職サイトや転職エージェントは企業側がお金を払って求人広告を掲載しているため、無料で求人が載せられるハローワークより質が高い求人が多いです。
大量の求人を見るなら転職サイトがおすすめです。転職サイトによって掲載されている求人は異なるので、転職サイトには複数登録しましょう。
転職エージェントは非公開求人を紹介してくれるのが強みです。プロのアドバイザーがカウンセリングも行ってくれるので、自分が何に向いているのか分からないという方にもおすすめです。
求人を絞ろう
気になる求人があったら、さらに細かくリサーチしてみましょう。
合同説明会に行く、同じような職種についている友人に話を聞くと求人票だけでは分からない仕事内容について情報を得ることができます。
未来の自分からやりたいことを見つける
将来の理想の自分像をイメージする
20代でいきなり自分のやりたいことを見つけるのは難しいですよね。そんなときは将来自分がどんな生活を送りたいかをイメージしてみましょう。
やりたい職業が思いつかなくても
新しいことに挑戦して刺激の多い生活をしたい
→形式的でない仕事、チャンスが回ってきやすい職場
30代では、収入は安定させて休日に旅行を楽しみたい
→休みが充実している仕事
このように自分の将来像をイメージすると目指したい生活スタイルが分かって、職業を選びやすくなります。
目標となる人物を見つける
やりたいことと言われてもピンとこない人も、憧れの人物・行動や考え方を尊敬している人物はいるのではないでしょうか。
その人のような生き方をしたいと思える人を探して、生き方をするにはどうしたら良いかを考えるとやりたいことが見えてきやすいです。
私は中学校の時の国語の教師・高校の時の世界史の教師に憧れを抱いていました。
なぜ尊敬していたのか?と自問自答したところ、博識だった・博識なのに成長意欲がすごくあった・自分の教えている分野に自信を持っていたからだと分かりました。
その人と同じ業界や職種を目指す必要はありません。どんなライフスタイルに憧れるか?自分がそこに近づくためには今をどう過ごすべきなのか?について考えてみましょう。
目標となる人物は有名な人でなくても構いません。友人でもいいし、自分の両親でもよいです。
目標とする人物が話を聞ける人なら普段どんなことを考えながら生活しているのか聞きに行く、聞けない人ならインタビューやSNSなどで、その人がどんなライフスタイルなのか知って、自分がそこに近づくにはどうしたらよいかを考えてみましょう。
興味がある分野が分ったら何に興味をもったのかを考える
ファッションが好き!子供が好き!など自分の興味が分ったら、その分野の何に興味を持ったのかを考えてみましょう。
広告業界に興味をもったのは広告が好きな人ばかりではなく、マーケティングが好きな人、様々な業界と関わることが好きな人もいます。
自分がその分野の何に興味をもったのかを掘り下げて考えることでやりかいことがみえてきます。
方向性が定まれば楽しい!
やりたいことが分からないままだとモヤモヤするし、仕事のモチベーションも上がりません。
やりたいことが見つかり、「スキルを身に着けるため」「将来自分の理想の生活をするため」など目標が決まっていれば、たとえ転職しない決断をするとしてもやりがいを感じながら働けるでしょう。
やりたいことや目標が定まっていれば、転職するにしてもしないにしても人生へのモチベーションが上がって生活が充実してそうですよね。
ここでご紹介したやりたいことの見つけ方を参考にして、自分のやりがいを感じる瞬間を探してみましょう!