求人に応募しても、なかなか採用されない。…という方。もしかして人気求人や大手企業の募集にばかり応募していませんか?
転職サイトは、何千、何万という人たちが見ています。たくさんの人たちと求人を取り合っている状態なので、当然人気の求人は倍率が高くなるでしょう。
そこで今回は、転職サイトにある『穴場求人』の探し方を伝授します!
転職サイトの中には、なかなか応募が集まらない求人もたくさんあるんです。じゃあその求人がまったくダメかというと、そうでもありません。求人情報を読み込んでみると、実はいい会社だったり、待遇や給与が良かったりということも。
ぜひ今回の記事を読んで、ほかの人がなかなか応募しない、でも魅力的な『穴場求人』を探してみてください!
目次
転職サイトで穴場求人を探し出すコツ
さてまずは、転職サイトに何千と掲載されている求人情報の中から、どうやって穴場求人を探し出していくかのコツをご紹介します!コツを掴んで、内定を勝ち取りましょう!
20代におすすめ転職サイト ・エージェント比較ランキング!【最新版】
平均勤続年数の長い職場を探す
全ての求人ではありませんが、社員の平均勤続年数が書かれていることがあります。これは読んで字のごとく、現在働いている社員たちがどれくらい定着しているかを表す数字。長ければ長いほど、働きやすくて居心地のイイ会社だということが分かります。
昨今は転職が当たり前になり、平均勤続年数が5年程度という企業も珍しくありません。そんな中で、10年、20年という平均勤続年数の会社があればぜひ注目してみてください。
また、もしそんな会社を見つけた場合は、待遇欄などを見て理由を探ってみましょう。給与や賞与、手当などが厚いから長く働ける会社なのかもしれません。
未経験でも人手不足の職種・業界を狙う
未経験の職種にチャレンジする場合は、できるだけ人手不足の職種や業界を狙ってみましょう。人手不足ということは、それだけ採用のハードルが下がり、内定も出やすいということ。
例えば飲食や販売、接客、建設、不動産、教育などの業界は慢性的に人手不足です。この中から興味を持てる業界に絞って検索してみてもよいかもしれません。
最近では経理職が不足しているというデータも…
ちなみに近年では、経理職が不足しているというデータも見られます。あるデータを引用すると、経理の求人倍率はなんと1.7倍。全く人が足りていない状況ということが分かります。
経理は会社のお金を管理する重要なミッションを担います。企業経営にとって欠かせない役割なので、専門性を身に付ければ長く重宝される仕事ともいえるでしょう。もし興味があれば、ぜひこれからでも勉強してみてください。
有料媒体だけでなくハローワーク等も検索する
転職先を探す際、ほとんどの方は転職サイトか転職エージェントを活用していると思います。もしこうしたサービスを使っていてもなかなか転職先が決まらないという方は、ぜひハローワークも活用してみてください。実はハローワークには穴場求人が多かったりします。
今や転職活動は転職サイトと転職エージェントで行うのが当たり前で、若い方はあまりハローワークを活用しない傾向にあります。しかし企業側は、転職サイトを使うほど採用に資金を掛けられないという場合も…。結果的にハローワークに求人を出す中小企業が多いのが実情です。
ハローワークの利用は全て無料。希望を伝えればそれに沿った求人も紹介してもらえますので、ぜひ一度足を運んで相談してみましょう。
転職エージェントで非公開求人を紹介してもらう
転職エージェントが保有している、“非公開求人”の中にも穴場求人がたくさん埋もれている可能性があります。
非公開求人とは、戦略上の理由や秘匿性の高さゆえに表には公開できない求人のことを指します。サイトなどには一切情報が出ておらず、転職エージェントのキャリアコンサルタントだけが詳細を確認できる求人です。
転職エージェントによっては数万もの非公開求人を保有しており、その中にはあなたにピッタリの穴場求人があるかもしれません。
ただしこの非公開求人を紹介してもらうためには、転職エージェントに登録するだけでなく、非公開求人を紹介してもらうだけのスキル・知識があること、選考に通過するポテンシャルがあると判断されることなど様々なハードルがあります。
決して簡単ではありませんが、転職サイトだけを使って転職活動を進めるよりははるかに内定の確率も高くなりますので、ぜひ活用してみましょう。
ぶっちゃけ転職エージェントを使うと採用で不利になるのか、人事のプロに訊いてみた
求人情報はこまめに確認する
求人情報はこまめに確認しましょう。
サイトごとに1週間のうち更新日が設定されています。
その日に求人をチェックすれば、最新の情報がキャッチできるでしょう。
企業ごとに求人は公開されていますが、求められるポジションによって情報が異なります。
自分にあった転職先を探すためは、新しい求人の確認が欠かせません。
レジュメは最新のものを常に用意する
履歴書や職務経歴書は最新のものを用意しましょう。
レジュメを登録する転職サイトがほとんどです。
業務内容やポジションが変わったら、合わせてレジュメの内容も更新してください。
常に新しい情報を記載しておくことで、企業の目に留まりやすくなります。
新しい仕事への挑戦能力や、最新のスキルを持っていることの証拠にもなるでしょう。
転職エージェントは複数併用する
転職エージェントは複数のサービスを利用しましょう。
複数のエージェントを併用すれば、あらゆる視点からアドバイスが受けられます。
キャリアカウンセラーが同時に数人つくことになるため、転職に有利です。
企業に対しても、より具体的な対策ができるでしょう。
担当者と相性が合わない場合でも、他のサービスを併用すると精神的な余裕ができますね。
転職エージェントとの面談でどこまで本音を話す?本音の基準を紹介!
希望条件を厳しく設定しない
転職先に希望する条件を厳しく設定することは避けましょう。
譲れない希望条件をいくつかピックアップし、仕事を探すことが重要です。
働きやすさや給与の条件、求める待遇など、すべてをクリアする求人を探すことはほぼ不可能と考えてください。
自分の妥協点を見極めることも、転職活動では重要です。
転職サイトで穴場求人を探すメリット
転職サイトで穴場求人を探すメリットには以下のものがあります。
- エージェントからマッチする求人を紹介してもらえる
- 転職活動がスケジュールに合わせて進められる
- 企業との連絡や年収交渉を代行してもらえる
- キャリアについて相談できる
- プロの転職サポートが受けられる
自分に合ったサービスを活用すれば、転職活動がスムーズに進むでしょう。
プロによるサポートが受けられることもエージェントの魅力です。
転職エージェントのメリット・デメリット!どんな人が利用すべき?
エージェントからマッチする求人を紹介してもらえる
エージェントから転職求人を紹介してもらえるため、効率的に情報がチェックできます。
マッチする求人を探す手間が省けるでしょう。
公開求人や独占求人を扱っているサービスも多いことは、サポートの強みです。
自分ひとりだけでは見つけられない求人情報と出会えます。
転職活動がスケジュールに合わせて進められる
転職サイトを利用すると、スケジュールに合わせて転職活動が進められます。
スムーズに準備や対応ができるでしょう。
転職にかけたい期間が決まっている場合は、積極的にサービスを利用してください。
担当のキャリアカウンセラーにスケジュールを共有すれば、転職活動に狂いが出にくくなります。
個人の希望に合わせて、丁寧に転職をサポートしてくれるでしょう。
企業との連絡や年収交渉を代行してもらえる
企業との連絡代行や年収交渉をしてもらえることは、転職サイトのポイントです。
キャリアカウンセラーが企業とのやり取りを全般的に担当してくれます。
個人で採用担当者とメールや電話を行う必要がありません。
ひとりでは行いにくい、給与や待遇についての話し合いもしやすくなるでしょう。
キャリアについて相談できる
転職サイトの担当者には、対策方法だけではなくキャリアについても相談できます。
これからどんな分野で活躍したいのか、どのように成長したいのか、詳しい情報を共有してください。
サービスでは、自分に合った転職先や業界を紹介してもらえます。
転職自体に迷っている人も、サポートのプロに話してみましょう。
今働いている職場の判断ができて、転職の方向性が分かりやすくなります。
転職エージェントと転職サイトの違いを解説!どちらを利用すべき?
プロの転職サポートが受けられる
転職エージェントでは以下のサポートを行っています。
- キャリアカウンセリング
- 個人にマッチする求人情報の紹介
- 応募書類添削や面接の対策
- 内定後の条件交渉
- 今の仕事を円満にやめるためのアドバイス
プロの視点でアドバイスが受けられるため、満足できる転職活動が可能です。
第三者から具体的な助言をもらえれば、自分のキャリアについてできますね。
キャリアカウンセラーから転職サポートが受けられることは、転職エージェントの強みです。
転職サイトで穴場求人を探すデメリット
転職サイトで求人を探すデメリットには以下のものがあります。
- 求人の紹介はフィルタリングされる
- 自分のペースで転職しにくい
丁寧なサポートがつくサービスですが、使い方には注意しましょう。
希望する条件が高すぎると、思うように求人を紹介してもらえません。
転職エージェントのトラブルを回避する方法!自分のミスにも注意しよう
求人の紹介はフィルタリングされる
求人を紹介してもらうときは、企業にあった人材かチェックされます。
求人を募集している企業が求める人材でなければ、仕事を紹介してもらえないでしょう。
エージェントは人材を紹介する企業から報酬を得ています。
ミスマッチを起こすと報酬につながらないので、人材紹介は慎重にならざるを得ません。
希望する求人をもれなく紹介してもらえるサービスではありません。
自分のペースで転職しにくい
自分のペースで転職しにくいことはエージェントのデメリットです。
プロのサポートがつくため、担当者に合わせた行動も必要と考えてください。
特に転職予定が3ヶ月以上先の場合は、エージェントの活用はおすすめできません。
エージェントに登録するスケジュールをずらしましょう。
もしくは初回のカウンセリングで、転職希望の日程についてくわしく共有してください。
転職サイトの穴場を探す方法
求人サイトで使いやすいサービスを探す方法には以下があります。
- 求人数やサポートの多さをチェック
- 目指す職種や業界から転職サイトを選ぶ
- 転職サイトのサポート対象者を確認する
以上の他にも自分に合ったエージェントなのか、適切な判断が重要です。
転職サイト・エージェントを掛け持ちする際の注意点!複数登録のメリット・デメリット
求人数やサポートの多さをチェック
求人数やサポートの重さを確認しましょう。
扱っている求人が多いエージェントは、キャリアの幅が広げられます。
企業と太いつながりを持っていることが予想できるため、転職活動が有利に進められるでしょう。
サポートが多いエージェントは、とくに初めて転職する人におすすめです。
キャリアの考え方から円満退職の方法まで、具体的なアドバイスが受けられます。
目指す職種や業界から転職サイトを選ぶ
目指す業界や職種にマッチする転職サイトを選んでください。
希望する条件で求人を探し、ヒットする件数を比較しましょう。
考えているキャリアに合ったサポートが受けられるサービスを選ぶことも重要です。
転職したい業界を元に、マッチする転職サイトをチェックしましょう。
転職サイトのサポート対象者を確認する
転職サイトのサポート対象者になるか、自分の状況を判断してください。
以下のように自分にマッチするサービスは異なります。
- 第二新卒なら若年層向けのエージェント
- 高卒なら未経験者歓迎の求人が多いサイト
- 実務経験や実績が豊富な30代以上はハイクラス向けのサービス
サポートの内容や対象者をチェックして、自分に合う転職エージェントを選びましょう。
基本的に大手企業には応募が殺到する
大手企業の求人に応募したくなる気持ちは分かります。給与が高く、福利厚生は手厚く、安定していて、将来性もあって…とイイことばかり。
しかしそれほどに魅力的な大手企業の求人には、当然ながら応募が殺到します。例えば大手上場企業の営業職の募集の場合、たった数名の採用枠に数百名の応募が集まることも少なくありません。
結果的に倍率は高くなり、優秀なライバルたちと席を争わなければなりません。そうなると、内定の確率はグッと低くなりますよね。
大手企業、有名企業、上場企業などに固執していても、転職活動は進みません。現実を受け止めて、自分に合った転職先を見つけていくことが大切です。
穴場を狙うなら中小・零細・ベンチャー企業がおすすめ
では大手企業以外で、どんな求人がねらい目なんでしょうか。
まずは中小・零細企業を視野に入れてみましょう。大手企業よりも給与や待遇などは劣ると思いますが、大手企業にはない魅力もあります。例えば、組織が小さいが故の昇進の早さや会社への影響力の大きさなど。仕事内容などを見て、自分の経験やスキルが生かせそうであれば、ぜひ応募してみましょう。
また、ベンチャー企業やスタートアップなども、実は穴場求人が多かったりします。ベンチャー企業やスタートアップは、業務環境がハードだったり、将来性に不安を感じてしまったりと、実は敬遠されがちだったりします。もちろん仕事のレベルは高いと思いますが、チャレンジしてみたい方にはオススメです。
ある程度実績があるならハイクラス求人もおすすめ
ある程度実績を積み、経験やスキルに自信があるなら、ハイクラス求人を狙ってみるのもいいかもしれません。
ハイクラス求人とは、年収が高く、役職者や責任者、スペシャリストなどの募集のことです。そもそも応募できる人材自体が少ないため、応募が殺到して倍率が跳ね上がるようなことはありません。その分選考基準が高いため、簡単に通過はできないでしょう。
ビジネスパーソンとしてこの先も仕事をしていくなら、より高いレベルにチャレンジしてみましょう。
穴場求人を探すのにおすすめ転職サイト
では穴場求人は、どこで見つければよいのでしょうか。今回は2つの転職サイトをご紹介します。
doda
言わずと知れた転職サイトの古株、『doda』です。前身企業から数えて60年以上の歴史を持ち、信頼度は充分。テレビCMなどを積極的に打っており、知名度も高い転職サイトです。
dodaをオススメする理由
dodaの特徴の一つとして挙げられるのが、求人数の多さです。公開求人だけでも77,000件以上、非公開求人を含むとなんと100,000件以上という膨大な求人を保有しています。ゆえに穴場求人に出会える可能性も高いといえます。
dodaがこれほどにたくさんの求人を保有しているのは、転職サイトと転職エージェントの両機能を持つサービスだから。同じサイト内で両方を検索・閲覧することができ、エージェントを利用する場合はキャリアコンサルタントによるサポートを受けることもできます。
ビズリーチ
ハイクラス求人に特化した転職サイト『ビズリーチ』。テレビCMの露出も近年増えており、知名度を上げています。ハイクラス採用においては業界をけん引する存在で、SNSなどでの利用者の評判も高いサービスです。
ビズリーチをオススメする理由
ビズリーチはヘッドハンティングを利用できるため、ヘッドハンターがあなたに合った穴場求人を膨大な量の求人の中から探してきてくれます。
ヘッドハンターたちは転職者を企業に入社させて初めて報酬を得ることができるため、倍率が高い求人や無理な求人などは紹介してきません。内定をもらえる可能性が高い求人を狙って紹介してくれます。
またビズリーチはハイクラス専門の転職サイトの中でも掲載件数が多く、現在公開求人だけでも約122,000件を数えます。求人数の多さは可能性の高さに直結するため、穴場求人にも出会いやすいといえるでしょう。
転職サイトで穴場求人を探すときによくある質問
転職サイトで穴場を探すときや、転職先をチェックする場合によくある質問をまとめました。
- 転職求人ではどこを見るべきですか?
- 転職しない方がいい人の特徴は?
- 転職の決め手で多いものは?
以上について詳しい内容を紹介します。
転職の成功率を上げるためには、自分の状況を見極めましょう。
転職求人ではどこを見るべきですか?
求人サイトや求人情報では以下に着目することをおすすめします。
- 給与
- 仕事内容
- 勤務地とアクセス
- 勤務時間
- 雇用形態
- 福利厚生
以上の他にも求人エージェントによっては、会社の雰囲気や社風などを紹介してもらえます。
実際に働いた人の評判なども教えてもらえる場合があるでしょう。
転職先の情報を集めてミスマッチを防いでください。
転職サイトは登録するだけで大丈夫?求人情報だけ手軽に見る方法
転職しない方がいい人の特徴は?
転職しない方がいい人には以下の特徴があります。
- 頑張りや努力次第で今の状況を改善できる
- 転職に求める目標がはっきりしていない
- 転職の理由がすぐに答えられない
- 冷静な判断ができる精神や感情ではない
自分の頑張り次第で改善できる環境の人は、転職する必要はないでしょう。
一方で仕事内容に不満があったり、キャリアチェンジを考えている場合は転職をおすすめします。
冷静に物事を考えられる状態でない人は、転職活動をすぐに始めることは危険です。
転職の決め手で多いものは?
転職の決め手になるもので多い要素には以下があります。
- 仕事内容
- 休日が自分と合うか
- 働きやすい勤務時間か
以上のようにライフワークバランスを重視する傾向にあります。
昨今は給料の高さよりも、働きやすさに比重を置いて仕事を探す人が多いです。
穴場求人を探すには、求人を読み込むことが大切
転職サイトで希望条件を入力して検索を掛けると、数十、数百という件数がヒットすることもあります。
それらすべてに目を通すのは大変…。でもたまたま目を通さなかった求人が、あなたにピッタリな求人だったという可能性もあります。
転職活動は、人生を決める大切なもの。日々仕事や生活で忙しいとは思いますが、ぜひ求人情報にはきちんと目を通すようにしましょう。
求人で少しだけ触れられている細かな情報が、実はあなたの希望条件に合うものかもしれません。他の企業にはない素晴らしい特徴が、求人のどこかに書かれているかもしれません。見逃して後悔しないよう、多少興味を持った求人だけでもいいので、きちんと読み込むようにしてください。
穴場求人は待っていても舞い込んできません。自分から探し出していくために、求人を読むことを大切にしましょう。