転職するにあたって、転職サイトは欠かせない存在です。
しかし、実際使用してみても、どれもブラック企業に見えて仕方がない、ブラックなのではないか?と疑ってしまう、あるいはブラック企業とホワイト企業の違いを見分けられないなどと考えてしまいがちです。
転職する方は特に、もう失敗したくないという思いが強いと思います。
そんな貴方の為に、転職サイトにどうしてブラック企業が掲載されるのか、というところからブラック企業の見分け方まで解説していきます。
ブラック企業によくある特徴15個!転職前の見分け方やホワイト企業転職を成功させるポイントを紹介
目次
どうして転職サイトにブラック企業が掲載されるの?
転職するにあたって使用する代表的なものの中に、転職サイトと転職エージェントというものがあります。
転職エージェントのほうが良質な企業が多いとよく言われますが、なぜでしょう。
自分で探すかプロに探してもらうか
一般的に、転職サイトは自分が主体となり個人で企業を探します。
それとは異なり、転職エージェントはプロの人が仕事探しを手伝ってくれます。
そのため、転職サイトはブラックと気づかずに応募してしまうことが多くあるということです。
企業側は転職エージェントより転職サイトのほうが掲載しやすい
また、企業側は記事を掲載する際費用がかかります。
その額が転職エージェントのほうが高くなっているため、企業側は最小限の出費で大量採用できる転職サイトを使うケースが多いです。
大体1記事転職サイトは25~40万円、転職エージェントは100~300万かかると言われています。
結構違いますね。エージェントは値段が上がり掲載しにくいため、ブラック企業とよばれるところはエージェントを利用したがりません。
ブラック企業って?
ブラック企業とは、厚生労働省からの定義はありませんが、労働者を酷使・選別し、使い捨てが疑われる企業のことを指します。
労働者を大事にしていない企業ということですね。
具体的には、極端に長時間労働などのノルマを課す、パワハラ・セクハラなどで身体的・肉体的なダメージを与える、残業代、手当を未払いにする違法行為がある等が挙げられます。
- 長時間労働
- パワハラ・セクハラ
- 残業代、手当の未払い
ブラック求人の特徴
ブラック企業は正直どこにでも存在します、いかに自分が見分けられるかがポイントになってきます。
ブラック企業には特有の特徴があるので、しっかり抑えましょう。
ブラック、2chなどの評判がある
気になった企業をインターネットで検索してみましょう。
その際に、検索窓に「○○会社 ブラック」「〇〇会社 2ch」と出てきたらブラック企業を疑いましょう。
ネット上の情報をすべてうのみにするのは危険ですが、出てくるということは誰頭が何かしら同じように思っているということです。
火のないところに煙は立ちません。
給与の上限と下限の差が激しい
こちらもブラック企業である可能性が高いです。まず不自然なくらい高収入であれば疑ってください。
また、給与の上限下限に幅があるということは、歩制であったり、ノルマを課せられてしまったりするケースがあります。
大体は上限までもらえることは少なく、下限に近い給料が妥当だと考えてください。
労働条件が曖昧
労働条件について曖昧な表現が使われていたり、有耶無耶に書かれている場合も注意位が必要です。
入社してから、しらなかった!ということが仮に出てきても、ちゃんと記載されていたよと言われ言い返すことができません。
小狡い手ですが、ブラック企業は様々な手を駆使して労働源を手に入れようとしてきます。
1年中求人を出しているor再掲載頻度が高い
求人をずっと掲載している状態のことをベタ打ちといいます。
求人を出し続けているということは、常に人が足りていない状況下だということです。
つまり、離職率が非常に高い職場だといえます。やめたらまた入れ、を繰り返す悪質な企業の可能性が高いです。
また、もしくは誰も応募しないためいつまでたっても人が入らないということもあるかもしれません。
どちらにせよ、ブラックであることに代わりはないので、十分注意が必要です。
試用期間が長い
試用期間は通常2~3ヶ月。長くても3ヶ月です。
それ以上続くようであればブラック雨である危険性が高まります。
雇ってくれる気配がない企業は早めのうちに対処したほうが良いでしょう。
よく考えて選ぼう
意外と身近なところにブラック企業が存在したりします。
もちろん感じ方は人それぞれなのでなんとも言えませんが、ドツボにはまってしまう前によく自分の頭で考えて行動に移してください。
【怖すぎ】ブラック企業あるある!一つでも当てはまったら転職を!
ブラック企業の使い文句
ブラック企業には似たような使い回しの文句があります。
使っている企業がすべてブラックだとは断言できませんが、注意は必要です。
テンプレート化している言葉にはだまされないようにしてください。
明るい職場です!みんな仲良く和気あいあいとしています!
わざわざアピールしなければならないことではありません。
職場ならなおさらです。
確かに大事にしていることではあるのかもしれませんが、それは入社した私達が決めることであって、会社が判断することではありません。
若い社員が多いです!
新しくできた会社ならわかりますが、昔からずっと続いているのに若い人が多い・・・おかしくないですか?
これは裏を返せばすぐにみんなやめてしまうため若い人しか残っていないということです。
続かない職場がブラックでない訳ありませんね。
あなたの頑張り次第!年収最高○○万円!
頑張り次第で給料が上がりますよと記載されている求人は、大体歩合制である事が多いです。
ノルマを達成すると給料は上がりますが、これも達成しなければ低いままということです。
また、そういったノルマはだいたい激務だったりします。
あまり期待しすぎないほうが良いです。
人柄を重視します!
これもいちいち記載しなくても良いことではありませんか?
企業側の判断基準をわざわざ私達に明言する必要はありません。
また、人柄とは具体的にどのようなものでしょうか。こういった曖昧な表現をブラック企業はとても好みます。
ブラック企業にひっかからない
ブラック企業は、本当のことを書いたら当たり前ですが誰も寄ってきてはくれません。
言葉巧みに引き寄せでもしなければ継続できないのです。
そういったものに引っかからないためにも、十分な知識を身に着けておく必要があります。
ホワイト企業の特徴
ブラック企業に引っかからないコツを書いてきましたが、反対にホワイト企業の特徴は?というところも説明していこうと思います。
給与、勤務時間について明確に記載されている
賃金はもちろんのほか、残業代、手当までしっかりと明確に記載されているとホワイト企業の可能性が高いです。
例えば、ブラック企業の場合「残業あり」としか記載がない場合が多いですが、ホワイトな企業になると、「基本的な勤務時間は○時から○時まで、それ以降は手当が付きます」といった具合に丁寧に記載されます。
どこまで具体的に書いてあるか、というところに目を光らせると良いですね。
福利厚生が整っている
有給休暇はもちろん、子育て期間のあたる育児休暇制度など、安心して働ける制度が整っている企業はホワイトだと言えます。
心配でしたら企業に問い合わせてみましょう。
しっかりと答えてくれる企業は問題ないと思います。
社員の継続年数が長い、若者ばかりではない
求人情報には載っていないことが多いのですが、社員が継続して働いているということは、ホワイトだと見極められる大事な材料になります。
企業のホームページなどにアクセスすれば、社長や社員の勤務年数なども載っていると思います。
働きやすいホワイトな会社を見つけましょう。
ブラック企業のないおすすめ転職サイト
ここまで読んだ貴方はきっと、転職サイトはどれも嘘だらけだと思ったに違いありません。
しかし、転職サイトと一口に言っても様々なサイトが存在します。
大規模な転職サイトから中規模なものまで多数ありますが、転職サイトの中でも、掲載費用は中規模と大規模のもので比べると5~10倍違うと言われています。
つまり、大規模なサイトほど安全である可能性が高くなるということです。
となると、大規模な転職サイトを使うほかありませんね。
リクナビNEXT
誰もが聞いたことのある大手リクルートの、転職専用サイトです。
多くの転職者が登録している他、圧倒的な求人数も誇っているのでおすすめです。
なんといっても安心感がすごいですね。
リクナビNEXTの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
JAIC
こちらは10代、20代の転職者をターゲットとした転職サイトです。
転職エージェントのようなプロのアドバイザーと面談できるだけでなく、履歴書の作成から、面接の練習まで幅広く面倒を見てくれるサイトです。
また、ブラック企業率が最も低いともいわれています。
なにより丁寧なので、1人で不安だなという方に特におすすめです。
JAICの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
マイナビ転職エージェントサーチ
こちらは名前の通り転職エージェントになります。
大手のマイナビが手がけているため安心ですし、加えて自分のペースに合わせて進められます。
メールやメッセージ機能を使い、エージェントからアドバイスを受けられたり、選考対策もしやすかったり内定をもらいやすいという良い事尽くしのサイトです。
マイナビ転職エージェントサーチの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
DODA
こちらも転職エージェントサービスの1つです。
DODAは特に求職者に寄り添ってくれるサービスです。
マンツーマンで親身に相談に乗ってくれます。
しかし、地方の求人は少ないため都心から遠い場所に住んでいる人には向きません。
またどんどん段取りを決めてくれるため早く進む分、ゆっくり決めたい方は他のサイトにしたほうが良いかもしれません。
使っている人からの評判はとても高評価です。
DODAの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
転職サイトは選び方次第!
名前が上がっているサイトは名のしれている大手のサイトなのでブラック企業も断然少ないですし、安心して利用できます。
選び方次第では、ブラック企業に遭遇しなくて済むかもしれないので、たくさんの知識を身につけることが大切です。
ブラックなサイトばかりではない!
ブラック企業が一件も載っていないサイトなどおそらくありません。
しかし、ブラックばっかりなサイトばかりでもありません。
人によってブラックであるないの見分け方もそれぞれですし一概には言えませんが、貴方に合った転職サイトはきっとあります。
上記に載っている転職サイトを試してみてください。
大手のサイトは特に、貴方の転職をきっと助けてくれますし、たくさん試すことで良いサイトが見つかるかもしれません。
貴方の転職がうまくいきますように、ぜひブラックでない働きやすい企業を見つけ出してくださいね!