転職エージェントを利用していると「前と対応が変わって連絡がこない…」と感じたことがある方もいるのではないでしょうか?
連絡がこないと、「もしかして見捨てられたのかも…」と不安になってしまいますよね。
そこで今回は、転職エージェントで見捨てられる人の特徴から、見捨てられないための対策法について紹介していきます。
目次
転職エージェントに見捨てられることは実際にある
「転職エージェントに見捨てられることなんて本当にあるの?」と考えている方もいることでしょう。
結論からいって、転職エージェントに見捨てられることはあります。
しかし、すぐに見捨てられるというわけではなく、「転職エージェントがサポートしても、利益が見込めない」と判断された時に見捨てられる可能性が上がります。
転職エージェントはたしかに無料で利用できますが、ボランティアではなく企業で運営していますから、それ相応に利益が必要です。
転職エージェントでは利用者が内定を獲得すると、内定先の企業から手数料として報酬をもらうシステムになっています。
そのため内定獲得できる見込みがある人を優先的に対応します。
また、転職エージェントは紹介した利用者が短期間で企業を退職してしまった場合、企業側に手数料の何%かを返却しなければいけない決まりがあります。
長期的に働ける見込みのある人も優先的に対応されていきますから、これらに該当しない人はどんどん対応が後回し=見捨てられることになるのです。
転職エージェントに見捨てられている可能性がある状況
転職エージェントに見捨てられている可能性がある状況は、以下の2つです。
連絡が遅い・途絶えた
求人紹介が少ない・してくれなくなった
以下で詳しく解説します。
連絡が遅い・途絶えた
転職エージェントからの連絡が急に遅くなる、連絡が途絶えた場合は見捨てられた可能性があるかもしれません。
転職エージェントは、通常一人のコンサルタントが複数の利用者のサポートを行います。
連絡が遅い・途絶えた場合は、複数の利用者の中であなたの優先度が下がっている可能性があり、結果的に見捨てられている状況に繋がっている可能性が高いのです。
求人紹介が少ない・してくれなくなった
求人紹介が以前より少なくなった、あるいはしてくれなくなった場合も、転職エージェントから見捨てられた可能性を考えましょう。
転職エージェントは求人紹介でも経費を使いますので、できる限り経費を削減して利益を得るほうが望ましいと考えます。
そのため転職の見込みが高い人に優先して求人を紹介し、内定につなげて報酬を獲得しようとしますので、見込みが薄い人には求人が紹介されなくなるのです。
転職エージェントに見捨てられる人の10の特徴
以下では転職エージェントに見捨てられる人の特徴を10個紹介しています。
3個以上当てはまるのであれば、対応や転職活動に対する考え方を改めたほうが良いかもしれません。
転職エージェントへの返信が遅い・無視している
転職エージェントからの連絡への返信が遅い、あるいは来ていることを知りながらも無視している人は注意が必要です。
基本的に転職エージェントから連絡が来るときは、求人紹介であることがほとんどです。
転職エージェント側は、利用者の条件に合わせて求人を選んでいますので、求人紹介に労力を割いてくれています。
そのため連絡への返信が遅い場合は、「この人は転職活動をする意欲が無い」と判断されてしまうことにもつながります。
転職活動の意欲が低いと判断されてしまえば、その他の利用者のサポートに時間が回されて結果的に見捨てられてしまいます。
転職の方向性がはっきりしない
利用してから時間がたっているのにも関わらず、「どこに転職したい」「転職は何月までに」など具体的な方向性が定まっていない人も、見捨てられてしまう可能性があります。
転職エージェントを利用して間もないころは、転職の方向性をどう決めていいかわからず、とりあえず相談したいという方もいるでしょう。
しかし利用を開始してアドバイスをもらっているのにも関わらず、転職の具体的な方向性が定まっていない場合は、転職に積極性がないと判断されてしまうこともあるのです。
積極的に転職活動を進めていく気持ちのない人をサポートしても、転職エージェントとしてはメリットが無いので当然のことといえるでしょう。
プロフィール・職務経歴書の内容が不十分
転職エージェントに提出するプロフィールや職務経歴書の内容が不十分な場合も、見捨てられてしまう可能性があります。
転職する際には、どのような経歴を持っているのか・どんなスキルを持っているのかなどを相手に伝わりやすくする必要があります。
転職エージェントがサポートするために確認するプロフィールや、職務経歴書の内容が適当だった場合、求人を紹介しても内定につながるかが不透明とみなされてしまうこともあるのです。
高望みしすぎている
転職エージェント側に提示した条件が、あまりにも身の丈に合っていないと判断される場合も注意が必要です。
利用者にもそれぞれの経歴にあった求人があります。
そのため転職エージェント側に提示している条件が、あまりにも身の丈に合っていないと考えられる場合、求人を紹介してもらえなくなります。
求人を紹介してもらえなくなると、サポートも手薄になりますので、結果的に見捨てられてしまうことにもつながってしまうかもしれないのです。
最低限のマナーができていない
転職エージェントとの初回面談や連絡で、敬語が使えない・話を聞く態度が悪いなど最低限のマナーができていないと判断される場合も見放されてしまう可能性があります。
転職エージェントは紹介した人材が短期間でやめてしまった場合に、企業側に紹介料のうち何%かを返さなければなりません。
そのため、最低限のマナーが守れていない場合、転職したとしてもすぐに辞めてしまう可能性もあるのです。
転職エージェント側としても利益が減ることは避けたいですから、そういった人材に対するサポートを打ち切ってしまうことも…。
マナーを守って対応することを心掛けるようにしましょう。
年齢や転職回数が転職に適さない
年齢が高い方や転職回数が多い場合も見捨てられてしまう可能性があります。
転職では一般的に年齢が高くなればなるほど、転職回数が多くなればなるほど転職の難易度が上がるといわれています。
年齢が高い人向けのサービスを使っているのでは問題ありませんが、対象年齢に合わない転職エージェントを利用している場合や転職回数があまりにも多いと、紹介できる求人が無いためサポートしてもらえないのです。
特に転職回数があまりにも多いと、「長続きしない」と判断されてしまい、転職エージェント側に利益が無いと見なされてしまうこともあります。
内定を取る意欲が薄い
いくら求人を紹介しても応募しない、応募して内定をもらっても一向に承諾しないなど、内定を獲得する意思が薄いと考えられる場合も注意が必要です。
転職エージェント側は、内定を獲得させて利用者が承諾して、はじめて企業側から成功報酬を受け取れます。
しかし求人に応募しない人や内定をもらうばかりで一向に進展しない人は、今後サポートしていっても意味がないと見なされてしまうこともあります。
勝手に面接をキャンセルしてしまう
せっかく面接までこぎつけたのにもかかわらず、エージェントに連絡もせずに面接をドタキャンしてしまうのも見捨てられてしまうことに繋がるかもしれません。
転職エージェントは面接日程の調整や、面接に向けてのサポートをしてくれます。
しかしせっかく面接に向けて準備をしてきたにもかかわらず、無断で面接をキャンセルされてしまうと、また面接まで進んでもキャンセルされてしまうのではないかと思われてしまいます。
その疑念が、サポートを打ち切られてしまうことにもつながる可能性があることを忘れないようにしましょう。
エージェントに対し高圧的な態度をとる
転職エージェントも人間ですから、サポートする相手に高圧的な態度を取られると、やる気をなくしてしまいます。
対応への返信や、面談での会話の際には常に下手に出ることを心掛け、相手を尊重するような行動を心掛けるようにしましょう。
担当者との相性が悪い
これまで紹介してきたような特徴に当てはまらないのに見捨てられていると感じている人は、単に担当者との相性が悪い可能性があります。
担当者との相性の悪さはどうにもできませんから、運営側に問い合わせて変更してもらうか、転職エージェントを変更するようにしましょう。
転職エージェントに見捨てられないための対策を紹介!
転職エージェントに見捨てられてしまったら、転職活動に支障が出てしまいますよね。
以下では転職エージェントに見捨てられないために、利用者がとるべき対策について紹介しています。
ぜひ普段の利用から心掛けて実践するようにしてみてくださいね!
自分に見合った条件で転職活動をする
転職活動を始める前に、自分に見合った条件を見極めましょう。
自分のスキルや経歴でどこまでの年収が目指せるのか、どんな条件を優先させていくのかを紙などに書き出して可視化していきましょう。
可視化することで、どんな条件があるのかがわかりやすくなり、自分に合った条件を探すことができますよ。
職務経歴書や自己PRは出来るだけ細かく作成
職務経歴書や自己PRは出来るだけ、詳細に記入するようにしましょう。
詳細に記入することによって、転職エージェント側にあなたの魅力が伝わりやすくなります。
詳細に書かれていることによって、転職活動への意欲も伝えることができますし、自分に合った求人を紹介してもらえる可能性も高まります。
連絡がきたらすぐに返信する
転職エージェントから連絡が来たら、すぐに返信するようにしましょう。
連絡に対して素早い返信をすることで、転職活動に対する意欲も伝わりますしエージェントからの印象が良くなる可能性もあります。
また、可能であれば自分から積極的に連絡を取ることもいいでしょう。
「先日送っていただいた求人について質問なのですが…」など、質問をしてもOKです。
連絡を密に取っている利用者は、それだけ担当者の印象に残りますから、サポートの優先度UPも期待できますよ。
自分に合った転職エージェントを利用する
年齢の条件や持っているスキル、自分の志望する業界に専門性を持つなど、自分に合った転職エージェントを利用するようにしましょう。
自分に合った転職エージェントを利用することで、条件が合わないために優先度が下がってしまうことを避けることができます。
他の転職者も自分と同じような条件で動いていることが多いので、適切なサポートを受けられることにもつながります。
担当者と相性が悪いなら担当者を変更する
担当者と相性が悪い人は、すぐに担当者を変更するようにしましょう。
担当者との相性が悪いまま利用を続けていても、時間の無駄になってしまいます。
運営側に伝えることで対応してもらえますので、すぐに伝えることをおすすめします。
実は見捨てられてない?登録が完了しているかを確認!
転職エージェントから連絡がこなくて、見捨てられてしまったかも…と思っていても、実は登録が完了していないことがあります。
登録内容に間違いがないか、登録完了メールが来ていないかを確認しておきましょう。
登録の情報が誤っていたりメールが届いていなければ、登録は未完了ですので再度登録するようにしましょう。
見捨てられてしまったら他の転職エージェントに登録してみよう
もしもすでに転職エージェントからの連絡が途絶えて、見捨てられてしまっている人は、他の転職エージェントに登録して乗り換えるようにしましょう。
新しいサービスでは、見捨てられないように対策を講じて、いい関係性を構築できるように心がけていきましょう。
乗り換え先でおすすめ転職エージェント
以下では、乗り換え先としておすすめな転職エージェントを紹介しています。
評判も良く、求人数も豊富ですので、ぜひ利用を検討してみてください。
マイナビエージェント
20代の若手が転職活動で利用するのであれば、マイナビエージェントをおすすめします。
マイナビエージェントを運営している「株式会社マイナビ」では、就活支援も行っているたため企業とのパイプが強く、若手層のニーズもしっかり把握しています。
そのため若手層のサポートに定評があり、利用者の半数以上を20代が占めています。
求人数も豊富で、非公開求人もしっかり取り扱っています。
また会計士や看護師などの専門職への転職をサポートするサービスもありますので、専門職の方でも適切なサポートを受けることが可能です。
特に、IT業界に強みを持っていますので、IT業界に興味がある人はぜひ登録してみてください。
パソナキャリア
パソナキャリアは、コンサルタントのサポートが丁寧であるとの評判の高い転職エージェントです。
パソナキャリアでは、「利益よりも社会貢献」を掲げて転職サポートを行っているため、転職者に対する対応からサポート内容までが丁寧との口コミが多いです。
特に書類選考の添削や面接対策では、他の転職エージェントよりも細かくサポートしてくれます。
転職活動が初めてで勝手がよくわからない人や、自分の良さがよくわからないという人に非常にオススメです。
また女性の転職支援の実績も豊富です。
「これからのライフステージを考慮した転職活動がしたい…」
「産休が取れる企業で働きたいな…」
など女性特有の条件にも柔軟に対応してくれますので、女性の転職者にもおすすめできます。
ハタラクティブ
ハタラクティブは20代の若手社員だけでなく、フリーターなどの経歴やスキルに不安がある方向けの転職エージェントです。
他の転職エージェントを使っていたけれど、自分の学歴や経歴では求人を紹介できないといわれてしまったことがある方もいることでしょう。
ハタラクティブでは学歴も経験も関係なく応募が可能な、未経験OKの求人を多数取り扱っています。
そのため高卒だったり学歴に自信が無い方でも、求人紹介を断られる心配がありません。
また、書類選考のサポートにも定評がり、書類選考通過率は驚異の90%越えを記録しています。
内定獲得率も80%を超えていますから、安心して任せられるでしょう。
転職エージェントに見捨てられないように転職活動を進めていこう!
いかがでしたか?
頻繁に起こることではありませんが、転職エージェントに見放されることはあります。
自分の対応や行動に問題がある場合は、しっかりと振り返ったうえで改めていくことが重要です。
しかし、担当者の対応が悪かったり相性が悪い場合もありますから、その場合は担当者を変更してもらうようにしましょう。
もしもすでに見捨てられてしまったと感じている場合は、他の転職エージェントの利用の検討をおすすめします。
これまでをしっかりと反省したうえで、利用するようにしましょうね!
今回この記事で紹介したような、見捨てられないための対策を活用して、転職エージェントを有効活用できるようにしていきましょう!