転職活動を始めるにあたって気になるのが、「今の時期が転職に向いているかどうか」ですよね。
転職が向いている時期に転職をすることで、転職を成功させる確率をあげることができます。
そこで、この記事では「一般企業の年度末」にあたる「2月・3月」にしぼって、
- 転職業界の傾向
- 最適な転職対策
- それぞれの月の転職スケジュール例
の3つを紹介します。
6~7分で読み終わる内容にまとめてあります。
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目次
2月・3月は転職の最盛期!
2月・3月の転職業界の傾向は、タイトルにもある通り、「転職の最盛期」にあたります。
基本的には、中途採用は1年を通して行われていますが、この2ヶ月は特に転職者の採用活動が活発化する時期なのです。
なぜ2月・3月が転職活動が活発化するか、その理由は以下の2つです。
- ① 企業は新年度前に人員不足を解消したい
- ② 冬のボーナスをもらってから転職をする人が多い
以下で詳しく解説します。
①企業は新年度前に人員不足を解消したい
2月・3月はこのページの冒頭でも説明した通り、「一般的な企業の年度末」の時期にあたります。
年度末になると、社員の中でも転職で職場を離れる人や、定年退職を迎える人も出てきます。
すると、企業内では人員不足に陥りやすくなります。
新年度(4月~)から行われる、新卒採用で人員は補充できるものの、研修に時間がかかるため即戦力にはなりません。
一方で、転職者は既に社会人経験があるためめ、1から新人研修をする手間が省けます。
そのため企業は、年度内に人員不足の解消のために転職者を採用し、新年度から即戦力として導入していきたいと考えているのです。
②冬のボーナスをもらってから転職をする人が多い
一般的に、企業では12月に冬のボーナスを支給します。
転職者の多くは、もらえるものをもらってから転職しようと考えます。
2月・3月はボーナス支給後の時期にあたりますから、転職者側からしても転職を始めるベストタイミングにあたるのです。
また、転職活動はお金がかかりますから、経済的にもちょうどいいタイミングといえます。
2月・3月で転職活動を始めるメリット
2月・3月で転職活動を始めるメリットは以下の3つです。
- 求人が多いから複数の案件を比較検討できる
- 採用意欲が高いから短期で内定をもらえる可能性が
- 退職の時期を見極めやすい
以下で詳しく解説します。
求人が多いから複数の案件を比較検討できる
2月・3月は企業側の人材不足の問題から、中途採用のニーズが高まっている時期です。
そのため、どの業界の企業も一斉に求人を2月・3月に出します。
業界や業種を問わずにたくさんの求人が集まりますので、同じ給与でも待遇や条件が違う求人がたくさん出てきます。
たくさん求人があるぶん、自分の希望する条件に合っているかどうかを比較することができますので、求人の見落としや条件の妥協の可能性がグンと下がるのです。
採用意欲が高いから短期で内定をもらえる可能性が
企業のニーズが高いため、求人を出している企業は採用意欲が非常に高いです。
さらに、企業側は年度内には採用活動を終わらせたいため、非常にスピーディに書類選考や面接を行う傾向にあります。
そのため、2月・3月の転職活動は、他の時期に比べて短期で内定を獲得できる可能性が非常に高いのです。
ちなみに、通常の転職期間の平均は3か月以上ですが、2月・3月の転職期間は2ヶ月~3か月が一般的です。
退職の時期を見極めやすい
前述のとおり、企業側は採用活動を年度内に終わらせて新年度から入社してもらおうとします。
そのため、今の職場をいつ退職するかの見極めがつきやすいのです。
退職をするとなると、退職の報告や別の社員への仕事の引継ぎ、退職に向けての準備などがありますので3週間~1ヶ月程度必要です。
退職日の検討が事前についていると、上記のような退職の計画が立てやすいため、スムーズに転職できるのです。
2月・3月で転職活動を始める際の注意点
2月・3月で転職活動を始める際には、転職活動が活発な時期特有の注意点があります。
- 必ずしも4月に入社できるとは限らない
- 転職活動が短期決戦のため現職とのバランスが重要
以下で詳しく説明します。
必ずしも4月に入社できるとは限らない
2月・3月は転職活動を短期で終えられる傾向があるからといって、全員の転職者が短期内定をもらえるわけではありません。
人によっては、中々内定がもらえずに転職の時期を逃してしまう人もいるのです。
あくまで全体としての傾向ですので、自分が当てはまると過信しすぎてしまうのはNGです。
転職活動が短期決戦のため現職とのバランスが重要
転職活動を始める人は、現在の仕事と掛け持ちしながら行うのが一般的です。
しかし、2月・3月の転職活動は短期決戦なりやすいため、ハードなスケジュールが予想されます。
そのため、現在の仕事とのバランスを考慮する必要があります。
特に、2月は通常よりも日数の少ない月ですから、よりスケジュールのバランスを考慮する必要があります。
2・3月に転職活動を始める人がやるべき転職対策
2月3月に転職活動を始めるには、時期の特性にあった転職対策をすることが重要になります。
2月・3月に活動を始める人がやるべき転職対策は以下の3つです。
- 2月上旬までには事前の準備を終わらせておく
- 転職エージェントに登録して面談を早期に終わらせる
- 気になる企業は応募して応募枠を確保しておく
以下で詳しく紹介します。
2月上旬までには事前の準備を終わらせておく
転職が活発化している時期に転職活動を始めるからといって、何も準備をしないのはNGです。
転職活動を始める前には、自己分析や業界分析、自分の転職理由やスキル・経験などを整理して転職活動に備えておく必要があります。
これらを完璧な状態にしておくことで、転職活動をスムーズに進めることができます。
2月・3月に転職活動を始める人は、目安として2月上旬までに転職活動の準備を済ませておきましょう。
転職エージェントに登録して面談を早期に終わらせる
転職エージェントに登録し、早めに担当のコンサルタントとの面談を済ませておくことで、サポートを受けやすくなります。
転職エージェントは、転職者の転職活動を無料でサポートしてくれる無料のサービスです。
エージェントに登録すると、希望条件やキャリアプランに応じて求人を紹介してくれたり、応募書類の添削や面接の対策をしてくれます。
場合によっては、面接に同行してくれたり転職後のアフターフォローまでのサポートがつきます。
しかしこのサービスを利用するには、登録後に一度担当のコンサルタントと直接対面か電話で面談を行う必要があります。
面談はコンサルタントの都合もありますから、他の転職者が転職活動を本格的に始める前に済ませておかなければなりません。
また、面談を終えていないと上記のサポートを受けられません。
そのため他の転職者が本格的に転職を始める前に、転職エージェントに登録して面談を済ませておくのが2月・3月の転職では重要になるのです。
登録して面談を済ませておく時期の目安としては、12月後半~2月前半です。
気になる企業は応募して応募枠を確保しておく
求人が急増する時期は、転職者もそれに合わせて増加します。
企業の中には応募が殺到して、早々に求人を取り下げてしまうところもあります。
求人を取り下げられてしまうと、狙っていた企業へ転職できる可能性がなくなってしまいます。
特に人気の業界は求人の掲載期間が短いため、見つけたら応募しないと数日で求人が消えていた…ということにもなりかねません。
そのため、気になる企業を見つけたらとりあえず応募して、応募枠を確保しておきましょう。
2月・3月に転職活動を始める人の転職スケジュール例
実際に転職活動を始めるにあたって、どのスケジュールで動いていくかを自分で前もって決めて行く必要があります。
以下では、2月に転職を始める場合と3月に転職を始める場合の2つに分けて、理想的な転職スケジュールの例を紹介します。
自分の現職の仕事のスケジュールとすり合わせながら、参考にしてくださいね。
2月に転職活動を始める人のスケジュール例
2月に転職活動を始める人は、かなりのハードスケジュールが予想されます。
また、2月は4月の入社を確実に実現できる最後のチャンスですので、逃さないようにしましょう。
しっかりと事前に準備やスケジュール管理を行って、4月までの内定を目指していきましょう!
1月:事前準備・転職エージェントに登録
2月に本格的に転職活動を始めるために、事前に自己分析など転職に必要な情報を整理しておきましょう。
また、準備と並行して転職エージェント登録して、面談を済ませて転職サポートを受けられる状態にしてきましょう。
1月は他の転職者も本格的に動いていない時期ですので、比較的コンサルタントのアポイントメントが取りやすいです。
2月:応募・採用活動参加
2月は本格的に転職活動に取り組みましょう。
自分にあった企業を見つけたら積極的に応募し、職務経歴書や履歴書を作成しましょう。
書類作成で悩んでいるときは、転職エージェントに相談しましょう。
書類を提出し、選考に通過した企業から本格的に面接がスタートします。
面接の日程がかぶることのないように、スケジュールを確認しながら調整するようにしましょう。
面接の数の目安は週に3つ程度です。
3月:内定・退職手続き
面接に通過したら、内定獲得です。
内定獲得次第、現在の職場に退職予定であることを報告し、手続きや引継ぎ作業を行いましょう。
もしも退職手続きに関して分からないことがあれば、転職エージェントに相談するとサポートをしてくれることもありますよ。
エージェントによっては退職の手続きを手伝ってくれることもあります。
3月に転職活動を始める人のスケジュール例
2月後半から3月は転職活動が落ち着いてきて、求人が減り始める時期です。
しかし、企業によっては採用の枠がまだ残っており、3月中の内定を出すために採用活動を引き続き行っているところもあります。
2月後半や3月でまだ求人を出している企業は、早期内定を狙える企業である可能性があります。
入社時期は、早期内定で4月、通常通りのスケジュールで進めて5月が目安です。
2月:準備から求人検索までを行う
3月に転職活動を始める際は2月に転職に関する準備を終えてしまうのがベストです。
特に、第1週から第3週にかけてはバタバタしますから、仕事とのバランスを特に意識しましょう。
また、インフルエンザや風邪の流行る時期ですから、体調管理も並行して行いましょう。
第1・2・3週:事前準備・転職エージェントに登録
第1週~第3週までに事前準備と転職エージェントへの登録を済ませておきましょう。
この時期は2月に本格的に転職活動を始めた人が、転職エージェントのサポートを受けていますので、面談のアポイントメントや相談に時間がかかることが予想されます。
面談のアポイントメントを取る際は、コンサルタントの都合も考慮して、いくつか候補日を考えておくことをオススメします。
第4週:求人を検索・紹介してもらう・応募
2月の4週目に入ったら、求人を検索・紹介してもらう段階に入ります。
エージェントを利用している場合は、求人を担当のコンサルタントが希望条件に合わせて紹介してくれます。
気になる企業はどんどん応募するようにしましょう。
応募企業が決まれば、その企業に合わせて提出書類の作成を行いましょう。
3月:面接・内定
作成した書類が書類選考に通過すれば、面接です。
年度内に内定を出したいという企業の考えから、3月上旬に面接日程が集中する可能性が高いですので、予定を開けておきましょう。
面接を終え、内定通知が来たら転職活動は終了です。
その後の退職手続きの準備を始めましょう。
4月:退職手続き
4月は退職のために仕事の引継ぎや退職手続きに専念しましょう。
特に、4月は企業内があわただしい時期ですから、仕事の引継ぎに漏れがないようにチェックしながら行いましょう。
5月:入社
入社日を迎えると入社完了です。
社内研修をクリアして、業務を覚えて即戦力になれるように頑張りましょう!
スピーディな対応が評判の転職エージェントを紹介!
本記事では2月・3月の転職には,、転職エージェントの利用がオススメとお伝えしてきましたが、どのエージェントが一番転職に役立つのか疑問に思いますよね。
そこで、今回は転職活動をスムーズに進めるために「対応の早い」転職エージェントをピックアップして紹介します。
doda
dodaはキャリアエージェントが専任で付くため、丁寧な転職サポートが受けられるサービスです。
公開求人数も多数あり、自分が希望する職種への転職がスムーズに行えるでしょう。
検索システムは職種や勤務地などのほかに、フレックス勤務や資格取得支援制度といった細かい条件で新しい仕事が探せます。
キャリアアップやスキルを活かせる職場が見つけやすいことは、転職成功につながるのではないでしょうか。
エージェントサービスに登録後は、職種や業界に精通したプロからくわしいアドバイスが受けられます。
専任で担当してもらうキャリアアドバイザーは、転職市場や業界・職種に精通したスタッフです。
キャリアアドバイザーは転職活動の手続きを代行してくれるので、仕事が忙しい人も利用しやすいことはメリットですね。
応募書類の提出や面談日程などのスケジュール調整も、自分で行う必要がありません。
企業へ送付する職務経歴書や履歴書は添削が受けられるほか、模擬面接も実施されるので他の応募者よりも有利な転職活動が行えます。
転職自体に迷っている人やキャリアに悩みがある人も、dodaに登録することで自分が望む条件にマッチする仕事と出会えるでしょう。
パソナキャリア-電話・メールのレスポンスが早いと評判
パソナキャリアは、電車やネットの広告でも有名な転職業界内でも有名な転職エージェントです。
求人の質やサービス内容はもちろんのこと、コンサルタントの対応の早さに定評があります。
転職活動中に何か気になることがあったり、求人に関して聞きたい情報があった場合すぐにコンサルタントに連絡を取りたいですよね。
パソナキャリアのコンサルタントは、電話やメールで連絡を取った際、すぐに対応・返信してくれるとの口コミが多数寄せられています。
なんと利用者アンケートでは95%もの利用者が、コンサルタントの対応の早さに満足していると回答しているのです。
スムーズに転職し、4月の入社を目指したい方はぜひ利用してみてくださいね!
正社員の退職は「退職3か月前に申請」するのが一般的
職場への退職を申請するタイミングで悩む方は非常に多いんです。
職場への退職を申請する時期としては「退職する3か月前」がベストです。
民法上では、月給で雇われている正社員は「退職する3か月前」には企業側に退職の申請をしておく必要があると明記されています。
そのため、3月に退社する場合は12月、4月に退社する場合には1月に企業側に退職の意思を伝えておきましょう。
しかし、企業ごとに就業規則で退職の時期を指定している場合は、企業規則に準じるようにしましょうね!
また、退職を申請する際は口頭ではなく、退職願などの紙面で提出するとトラブルを避けられますのでおすすめです。
2月・3月の時期の特性を利用して4月の入社を目指そう!
いかがでしたか?
2月・3月の転職活動は1年で最も活発化する時期にあたります。
時期の特性をいかして、転職活動を進めることが内定の近道です。
この記事で紹介したような対策やスケジュールを参考に、転職活動をスムーズに進めていきましょう!
また、転職エージェントの利用開始時期も転職活動では重要になりますから、タイミングを逃さずに登録・面談を行うようにしましょう。
今回この記事で紹介したエージェント以外にも、素晴らしいサポートを提供するところがまだまだありますので、ぜひ検索してみてくださいね!