東京都は日本の首都で大手企業が本社・支社が立ち並んでるため、「平均年収と中央値って高いの?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか?
この記事では東京都の平均年収と中央値を解説します。
年収が高い理由や東京都の企業に転職するポイントなどもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
東京都の平均年収と中央値はどれぐらい?
東京都の平均年収は「610万円」で、中央値は「570万円」です。
数字だけを見るとパッとしないかもしれませんが、東京都の平均年収と中央値は全国1位になります。
全国2位は愛知県は平均年収が「540万円」で、中央値が「450万円」です。
そのため東京都は2位とは圧倒的な差を付けています。
ちなみに東京都の平均月収は40万円でボーナスが換算されて、610万円という年収まで増えます。
そして上記でお伝えした平均年収と中央値は東京都の職員ではなく、東京都に住んでいる方の数字です。
年収は平均と中央値のどちらを参考にするべき?
年収を確認するときは「平均と中央値、どっちを参考にするべきなの?」と悩まれることが多いと思います。
どちらを参考にしても間違いではないのですが、中央値の方がリアルです。
例えば、Aという街に住んでいる方の年収が下記の通りだとしましょう。
- 1:10万円
- 2:12万円
- 3:15万円
- 4:20万円
- 5:1,000万円
このAという街の平均年収は211万円で、中央値は15万円です。
極端な例え話ですが、平均よりも中央値の方がA街のリアルに近い数字になると思います。
もし、A街で年収が1人だけ10億円でも他の4人が5万円だったら、中央値は5万円です。
平均年収も正しい数字なのですが、参考にする場合は中央値を確認することをおすすめします。
東京都の年齢・男女別の平均年収
東京都で働いている方は年齢も性別もバラバラです。
そのため20歳と50歳の平均年収は全く違いますし、男性と女性でも違いがあります。
そこで東京都の年齢と男女別の平均年収をご紹介します。
20代・30代・40代・50代の男女に分けてご紹介するので、参考にしてください。
20代
平均年収 | 380万円 |
---|---|
男性 | 404万円 |
女性 | 352万円 |
30代
平均年収 | 555万円 |
---|---|
男性 | 595万円 |
女性 | 471万円 |
40代
平均年収 | 715万円 |
---|---|
男性 | 783万円 |
女性 | 550万円 |
50代
平均年収 | 803万円 |
---|---|
男性 | 867万円 |
女性 | 558万円 |
このように同じ東京都でも年齢や性別が異なることで、これほどの差が生じます。
自身の年齢の平均年収を参考にしてみてください。
東京都23区の平均年収ランキング
東京都の平均年収と中央値をお伝えしましたが、上記の数字は東京都の全てが対象です。
東京都の中でも特に発展しているのは「東京23区」で、東京都の中でも高い年収を誇ります。
東京23区の年収ランキングは下記の通りです。
- 1位:「港区」900〜1,200万円
- 2位:「千代田区」800〜1,000万円
- 3位:「渋谷区」700〜850万円
- 4位:「中央区」650〜800万円
- 5位:「目黒区」600〜750万円
- 6位:「文京区」600〜700万円
- 7位:「世田谷区」550〜650万円
このように東京都でも地域によって年収は異なります。
【2021年最新版】日本の年収の中央値は240~456万円!中央値と平均は何が違う?
東京都の平均年収と中央値が高い理由
東京都の平均年収と中央値は全国1位になるのですが、「なんで東京都だけ高いの?」と疑問に感じている方は多いと思います。
東京都だけ勤務時間が長いというわけではありませんので、いくつかの理由があり全国1位になっています。
東京都の平均年収と中央値が高い理由をご紹介します。
物価自体が高い
1つ目の理由が「物価自体が高い」ということです。
東京都はどの都道府県よりも物価が高いです。
スーパーで売っている食品や日用品も他の都道府県よりも高いですし、駐車場などの料金も高く設定されています。
そして何より「家賃」が高いです。東京都の1LDKの平均家賃は19万円で、2位の神奈川よりも9万円も高くなります。
東京都では暮らしていくだけ、他の都道府県よりもお金を消費します。
そのため東京都の平均年収と中央値は高くなります。
企業のターゲットになる人数
2つ目の理由が「ターゲットになる人数」です。
東京都には約1,300万人が住んでいます。1,300万人ということは日本の10%以上の方が東京都に住んでいるということです。
そのため企業のターゲットになる人口が多く、必然的に売上を上げられます。
売上が高くなると、企業に勤めている方の年収も高くなると思います。
企業は小売業でもアパレル業でも飲食業でもターゲットが多いということは、共通していることです。
人口によって売上に差が生じるため、東京都の平均年収と中央値は高くなります。
企業数の多さ
3つ目の理由が「企業数の多さ」です。
冒頭でもお伝えしましたが、東京都には大手企業の本社・支社が多く立ち並んでいます。
業界問わずさまざまな企業が東京都に集まっているため、人材を獲得するためには少しでも高く給与を設定する必要があります。
他の企業よりも低い給与を設定していると、人材は獲得できませんし求人に応募されることはないと思います。
そのため東京都の平均年収と中央値は高くなります。
東京都の企業に転職する際のポイント
東京都の平均年収と中央値は全国1位になるため、「東京都の企業に転職したいな」と思われた方は多いのではないでしょうか?
しかし、年収が高い企業には多くの方が転職したいと思うため
競争率が高く転職難易度が高いです。ただし絶対に転職できないわけではありません。
そこで東京都へ転職する際におさえておきたいポイントを3つご紹介します。
東京都の年収が高い企業への転職を成功させるためにも、参考にしてみてください。
自分のアピールポイントを見つける
1つ目のポイントは「アピールポイントを見つける」ということです。
転職する際は少しでも人事の方に魅力的な人材と思ってもらう必要があります。
そのため魅力的な人材と思ってもらえるようなアピールポイントを見つけることが大切です。
さらに東京都は競争率が高まるため、印象に残るアピールをする必要があります。
働いていて自分のアピールポイントを考えることはないため、なかなか見つからないと思いますが、職歴を振り返ってみると見つかりやすいです。
資格を取得する
2つ目のポイントは「資格を取得する」ということです。
資格は自分の能力を簡単に示すことができるため、取得していると採用してもらえる可能性が高まります。
また資格の評価は平等なため、どんな人事からでも正当な評価を受けられます。
東京都へ転職するために資格を取得する際は、転職したい企業を絞ることをおすすめします。
ビジネスマン全般で活かせる資格よりも専門性の高い資格の方が需要が高いです。
そのため転職したい企業を絞ってから、その企業で活かせる資格を取得しましょう。
転職エージェントを活用する
3つ目のポイントは「転職エージェントを活用する」ということです。
転職する際は個人で活動して企業に直接応募することも可能なのですが、少しでも成功させる可能性を高めるために転職エージェントの活用をおすすめします。
転職エージェントは無料で転職に関するサポートをしてくれるサービスです。
求人紹介・面接対策・書類添削・条件交渉など転職に関することは幅広くサポートしてくれるため、転職エージェントを活用することで、競争率の高い東京都の企業へ転職できる可能性が高まります。
そして転職サイトではサポートサービスがないので、転職エージェントを活用するように注意してください
東京都への転職におすすめの転職エージェント
転職エージェントには総合型から地域に特化しているもの、業界に特化しているものなどさまざまな種類があります。
そのため「どの転職エージェントが良いのだろう?」と悩まれると思います。
そこで東京都への転職におすすめの転職エージェントを2社ご紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは大手人材会社リクルートグループが運営している転職エージェントです。
総合型の転職エージェントで、全国の求人に対応しています。
そんなリクルートエージェントでは20万件以上の求人を取り扱っていて、その内東京都の求人は10万件です。
これほどの求人を取り扱っていると、希望に近いものを探しやすいと思います。
そしてリクルートエージェントは転職支援経験が豊富です。
そのため手厚くサポートしてくれて、競争率の高い東京都へ転職できる可能性が高まります。
圧倒的な求人数から転職先を選びたい方は、リクルートエージェントがおすすめです。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは大手人材紹介会社マイナビグループが運営している転職エージェントです。
総合型の転職エージェントで、35歳までの登録者が多い傾向があります。
そんなマイナビエージェントでは、東京都の求人を2万件取り扱っています。
そしてマイナビエージェントに在籍しているキャリアアドバイザー(転職のプロ)は各業界に特化しています。
そのため各業界ならではのサポートを受けることができて、東京都への転職成功率も高まります。
転職に関するサポートを重視したい方は、マイナビエージェントがおすすめです。
東京都の平均年収と中央値は全国1位
この記事では東京都の平均年収と中央値についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
東京都は全国1位の平均年収と中央値を誇ります。東京都の年収を確認したいと思っている方は、平均よりも中央値を参考にすることをおすすめします。
そして「東京都で働いてみたい」と思った方は、上記のポイントをおさえて転職してみてください。