凸版印刷株式会社は「セキュア事業」「エレクトロニクス」「マーケティング事業」「半導体事業」「高機能・エネルギー関連事業」「コンテンツ事業」を軸に、その他イベントやキャンペーンの企画や運営、ビッグデータを活用したサービスなど、あらゆる分野に進出している会社です。
今回は凸版印刷への転職を考えている方のために、凸版印刷の評判や年収・待遇、そして転職難易度などを解説していきます。
目次
一目で分かる凸版印刷の評判
年収は高い? | ◎ |
---|---|
残業は少ない? | △ |
福利厚生は充実している? | 〇 |
仕事のやりがいはある? | 〇 |
スキルアップにつながる? | △ |
職場の雰囲気はいい? | 〇 |
中途入社しやすい? | △ |
凸版印刷はどんな会社?
会社名 | 凸版印刷株式会社 |
---|---|
設立 | 明治33年(1900年) |
資本金 | 1049億円 |
従業員数 | 50,705人 |
本社所在地 | 東京都千代田区神田和泉町1番地 |
代表者 | 金子眞吾 |
事業内容 |
|
事業方針・経営理念
- 顧客第一主義
- お客さまのさまざまな思いを実現
- こころをこめた作品創り
- 印刷を通して情報・文化の発展に貢献
- こころ豊かで満ち足りたくらしの実現
凸版印刷は「印刷テクノロジー」をベースにし、グローバルな視点で、独創的なマーケティングと技術開発を行っている企業です。
新たな可能性を抱くことで企業の価値をさらに高めています。
常に顧客を第一に考えた新しいニーズや技術開発を続け、永続的な発展を図っていることが分かります。
事業内容
情報コミュニケーション
顧客に対し情報の価値を高め、情報を効果的に届けるソリューションを提供する事業分野です。
「セキュア」では最先端のセキュリティ技術の開発提供や、「マーケティング」ではメディア、システムなどの仕組みを提供しています。
「コンテンツ」では出版市場の変化に合わせた新たなコンテンツマネジメントビジネスを行っています。
生活 産業
快適で安心な生活を実現し、さまざまな製品やサービスを提供する事業分野です。
「パッケージ」では各種包装材の企画や開発・製造、また充填・包装機器の開発、商品コンサルティングなど、研究開発からデザイン提案に至るまでトータルで行っています。
「建装材」では印刷テクノロジーを核にした技術開発、製造、加工技術を行い、グローバルに展開しています。
「高機能・エネルギー関連」では印刷、コーティング技術を応用して、環境エネルギーやエレクトロニクスの分野で製品の提供を行っています。
エレクトロニクス
印刷テクノロジーをベースにしたディスプレイ関連や半導体関連の製品を取り扱う事業分野です。
「ディスプレイ関連」では、先進技術により高品質なディスプレイ関連の製品を提供しています。
「半導体関連」ではエレクトロニクス産業における製品や各種部材を提供しています。
売上
凸版印刷では2017年度の年間売り上げは、1兆4315億円を突破しています。
営業利益も516億円を超えており、経営状況は良好といえます。
企業として安定しているため、毎年賞与やボーナスもあり、年次昇給も行われているので収入を増やすことができそうです。
また常に新技術の開発を行っており、常に成長を続けている企業です。
従業員数
凸版印刷の従業員数は、グループ会社を合わせると5万人を超えています。
また定期的に営業部門や事務管理部門、企画系や技術系の各分野において中途採用も定期的に行っています。
凸版印刷の転職難易度
日本トップの総合印刷企業として、印刷業務にとどまらず幅広い事業を展開しています。
そのため凸版印刷へ転職する際には、今までどんなことをしてきたのか資格や経験が必要となり、即戦力を求められることが多いでしょう。
特に職種としては事務系や技術系などの専門職での採用がほとんどです。
また中途採用の募集は常に行っているわけではないので、転職を希望する場合はハードルは高いと言えそうです。
あなたの希望する職種が募集されているか常に確認しておきましょう。
凸版印刷の年収は平均どれくらい?
凸版印刷で働く社員の平均年収は、2022年度で767万円程度の実績があります。
業界内では平均的な年収と言えるでしょう。実績や業績により昇給もあるため年収はアップしていきます。
また残業手当も支払われていますが年収としてはそれほど高いとは言えません。
ただし今後も新規事業や開発などで業績が伸びれば年収は増えていくことが予想されます。
※出典:凸版印刷株式会社 有価証券報告書
転職後の昇給はしやすい?
凸版印刷では従業員数も多く、管理職のポストも比較的多いため役職を貰いやすい環境ではありますが、昇給はどちらかというと遅く、昇格がなければなかなか上がらない傾向にあります。
ただし、中途採用の場合は即戦力の人材が求められているので、スキルや経験に応じて年収を増やすことができます。
ボーナス・賞与は貰える?
凸版印刷では毎年必ずボーナス・賞与が支給されています。
業績や成果によって賞与が変わるため、結果を出せる人ならやりがいを感じられる環境といっていいでしょう。
職種によって賞与額も変わりますが、大体4.5ヶ月分支給されるのが一般的なようです。
凸版印刷と大日本印刷の年収を比較
印刷業界における大企業には凸版印刷と大日本印刷があります。
これら二つの企業の平均年収を比較し、同時にそれぞれの企業が持つ特色についても触れてみましょう。
企業名 | 平均年収 | 企業特色 |
---|---|---|
凸版印刷 | 767万円 | 印刷技術の最前線を行く凸版印刷は、新たなデジタル技術を融合 印刷からメディアまで多岐にわたる事業展開を行っている |
大日本印刷 | 700万円 | 印刷技術だけでなくパブリッシングやライフスタイルに関連する事業も幅広く展開 多角化に成功 |
※出典:各企業 有価証券報告書
凸版印刷は、デジタル印刷技術やAI技術の開発・導入に注力しています。
例えば、AIを活用した自動レイアウトシステムは、印刷作業の効率化を実現しました。
クライアントに対するサービスの質を一段と高めています。
凸版印刷の福利厚生・待遇は充実している?
凸版印刷はグローバル企業ということもあり、福利厚生が充実しているのが特徴です。
各地に保養所もあり、社員と家族はかなり安く使うこともできます。
その他残業手当や各種手当ても充実しているので働きやすい会社といえるでしょう。
残業時間
職種によって異なりますが、残業時間は50~60時間と業界としては平均的です。
しかし他の業界と比較すると少し長くなります。
常に仕事量が多く残業が当たり前のようになっているため、効率よく働くことを求められます。
ただし残業代は100%払われます。
休日・休暇
基本的に完全週休2日制が採用されており、土日は休むことができます。
また、祝日、創立記念日(6月4日)、メモリアル休暇、半日休暇制度、年末年始(6日間)、夏季連続休暇(9日間)、年次有給休暇などがありしっかりと休みを取ることができます。
福利厚生
- 財形貯蓄制度
- 財形融資制度
- 育児休業制度
- 介護休業
- 介護勤務短縮制度
- 社会保険(健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険、ほかに労災付加給付制度)
- 持株制度/補助金制度による従業員持株制度
- 厚生施設/独身寮
- 保養所
- 診療所
- 生活協同組合
凸版印刷では上記の福利厚生が完備されています。
また結婚や出産などに合わせた福利厚生が用意されているので、女性でも安心して働ける配慮があります。
他の業種と比べても制度として非常に充実しているといえます。
凸版印刷は昇進や昇給しやすい?
凸版印刷ではどのようなキャリアパスが考えられるのでしょうか。
昇進や昇給には、独自の評価が関係してきます。
入社後にキャリアを重ねるためにも、キャリアパスについてチェックしましょう。
長くキャリアを続けることで年収アップも可能です。
凸版印刷はジョブ型を含んだ評価制度
凸版印刷では、目標達成や成果に基づく評価制度があります。
その評価結果は直接昇進や報酬に反映されるでしょう。
2022年には、ジョブ型の要素を加えた「トッパン版ジョブ型人事処遇制度」を導入しました。
全職種共通で等級を3段階にし若手の登用を促進する計画です。
職群ごとに成果に応じた処遇が受けられるでしょう。
独自の評価制度が整っていることは、凸版印刷の魅力ですね。
人材開発プログラムが整っている
凸版印刷では、社員の能力を最大限に引き出すため、人材開発プログラムの機会を提供しています。
以下のプログラムでは自身のスキルや興味を追求することが可能です。
- 部門別研修
- 選抜型研修
- 選択研修のビジネススクール
- 通信教育のチャレンジスクール
- eラーニング活用の教育プログラム
専門領域を超えた新たな挑戦を支援する制度や教育プログラムが充実している企業です。
凸版印刷は働きやすいのか徹底解説
凸版印刷は働きやすいのか、さまざまな面から見ていきましょう。
職場の雰囲気や働き方の整備などは、気になる項目ですね。
転職後にミスマッチを起こさないためにも、働く環境をチェックしてください。
社風や企業の文化から働きやすい環境か、くわしく解説します。
風通しが良くフラットな企業
凸版印刷の社内は風通しが良くフラットな雰囲気が特徴です。
コミュニケーションが活発で、社員同士が互いに尊重し合える環境でしょう。
仕事に関わる知識や情報を自由に共有していることも企業の特徴と言えます。
社内イベントやチームビルディングの活動が頻繁に行われていることもポイントですね。
社員同士のコミュニケーションの機会が豊富に提供されています。
フレックス勤務やテレワークも可能
凸版印刷では、社員が仕事と私生活を両立できるように環境作りに力を入れています。
フレックスタイム制度やテレワークの導入により、ニューノーマルな働き方が可能です。
自分のライフスタイルや生活リズムに合わせた柔軟な勤務体系はうれしいですね。
凸版印刷の働き方は、社員が自身の勤務体系を自由に選べることがポイントです。
業界内でもいち早く、効率的でクリエイティブな働き方を実現している企業です。
凸版印刷の採用情報を紹介
凸版印刷の採用情報を確認しましょう。
それぞれの人材に向けて、採用されやすいコツもまとめました。
凸版印刷でのキャリアを考えている人は、チェックしましょう。
採用されるためにはある程度の基準が決まっていることに注意してください。
新卒向けの情報
凸版印刷では新卒採用のページがあります。
現在大学生の人は卒業年にかかわらずエントリーが可能です。
登録フォームから個人情報を入力し、エントリーに進みましょう。
新卒者の採用プロセスでは、志望動機を具体的に示すことが求められます。
自身の経験と凸版印刷でのキャリアビジョンを明確につなげることが重要です。
経験者採用の情報
経験者採用は公式ページから以下の項目を選んでチェックしましょう。
- 職種
- 組織や事業部門
- 希望する勤務地
経験者採用は、応募者が保有する専門スキルと業界経験が評価されます。
自身の経験を凸版印刷でどのように活用できるかまとめてください。
具体的な成功体験や、解決した課題について述べることは大切です。
能力を評価するための判断材料となります。
凸版印刷に転職するポイント
凸版印刷への転職を考える際には、その企業特有のポイントを理解することが重要です。
転職成功のためのポイントを3つまとめました。
- 技術力と研究開発に対する意欲
- 成長意欲とキャリアビジョン
- オープンな社風への適応力
以上のポイントを確認しましょう。
技術力と研究開発に対する意欲
凸版印刷は、その名の通り印刷技術を核にし、以下の事業を展開しています
- IT
- メディア
- ライフスタイルソリューション
凸版印刷への転職を考える際には、最新の技術に対する関心や研究開発への意欲が重要となります。
求められるスキルや知識は事前にチェックしておきましょう。
新たな視点やアイデアを持って企業の技術開発に貢献できる能力が求められます。
成長意欲とキャリアビジョン
凸版印刷は社員一人ひとりの成長を重視しています。
多岐にわたる事業領域でのキャリアパスを考えてください。
自己成長への強い意欲や明確なキャリアビジョンを持つことが転職成功の鍵となります。
面接などの選考過程では、自身が将来何を達成したいのか伝えましょう。
どのようなスキルを習得したいのかを明確に話すことが求められます。
オープンな社風への適応力
凸版印刷の社風はオープンで、社員同士のコミュニケーションが活発です。
他の社員と協力して働くことができる能力や、自ら積極的にコミュニケーションを取る姿勢が求められます。
その他にも、フレックスタイム制度やテレワークなどに合うかも重要です。
自分の働き方を自己管理できる能力が求められるポイントとなります。
凸版印刷へ転職するまでの流れ
- 公式サイト・転職サイト・人材紹介会社からエントリー
- 書類選考(WEB選考)
- 一次面接
- 二次面接
- 三次面接 (◎職種や状況により)
- 内定
凸版印刷へ転職する流れは上記の通りです。
応募方法の違いによって選考に影響することはありません。
基本的には二次面接で採用は決まります。
時期や職種によっては三次面接まで行われる場合もあります。
選考開始から合否の決定までは1カ月~1カ月半程度を要します。
凸版印刷へ転職した人たちの口コミ・評判
年齢 | 30歳 |
---|---|
性別 | 男性 |
前職 | オープン系・WEB系開発 |
転職理由 | 前職の会社の将来性がなく不安に思い転職を考えた |
年齢 | 34歳 |
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性別 | 男性 |
前職 | 印刷関連職 |
転職理由 | 給与・待遇に不満があり残業代も出なかったため |
年齢 | 32歳 |
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性別 | 女性 |
前職 | 一般事務 |
転職理由 | 収入を上げたかった |
大手企業におすすめの転職サイト・エージェント
凸版印刷へ転職するなら、転職サイト・エージェントの活用をおすすめします。
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