今日はベンチャーへの転職をやめておいたほうがいい理由についての記事です。
この記事を書いている筆者は、15人ほどのベンチャーで新卒・中途の採用担当と年間4億円ほどの事業の責任者をしていました。
在職中に様々な同僚と一緒に仕事をした経験から、ベンチャーでパフォーマンスを出せる人とそうでない人の違いを考察します。
ベンチャーへの転職を考える人が、自分がベンチャー転職に向いているのがどうかを判断する材料としていただければ幸いです。
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目次
ベンチャー転職をやめておいたほうが良い人の3つの特徴
ベンチャーはやめておいたほうがいい人の特徴は下記の3つです。
- 圧倒的な当事者意識がない人
- 何か特定のスキルを磨きたい人
- 能力が高い人に囲まれて働きたい人
1.圧倒的な当事者意識がない人
ベンチャーで当事者意識がないと生き残っていけません。
ベンチャーでも一応自分のメインの役割は決まっていますが、隙間に溢れる仕事がたくさんあります。
例えば、あなたが営業チームに配属されたとします。
大企業では契約を取った後のサポート業務や、営業戦略の立案、営業資料の作成などはそれぞれ別の専門部署があったりしますが、ベンチャーではそこまで細分化されていません。かといって、誰がやるとも決まっていないことが多いです。
そんな中で、会社全体としてはこの仕事はあったほうがいい!と思えば自主的に行動することが求められます。
いちいち「他には何をやったらいいでしょうか?」と上司にお伺いを立てたりする姿勢は歓迎されません。
なので、圧倒的な当事者意識がないと、自分の仕事の範囲がどんどん狭くなっていき肩身がせまい思いをすることになってしまいます。
2.何か特定のスキルを磨きたい人
あなたがもし「webマーケティングのスキル」「データ分析のスキル」など特定のスキルを身に付けたいと思っているならば、ベンチャーは向いている場所ではありません。
これは「役割が曖昧である」ということが原因です。隙間の業務を拾う姿勢が求められるベンチャーでは、大企業よりも一人がこなす役割の幅は広くなります。
すると必然的に自分のメイン業務に対して割ける絶対的な時間が少なくなります。
逆に大企業では、役割がはっきりしている分、1つのことを深く極めるのに向いている環境と言えます。
もちろん、浅くても幅広く対応できる能力が身につくことを望んている場合はベンチャー のほうがいいのですが、特定のスキルを磨きたい人は向いていないでしょう。
3.能力が高い人に囲まれて働きたい人
大企業でもベンチャーでも働いて思うのは、能力が高い人に囲まれて仕事がしたいなら、間違いなく大企業の方が向いています。
もちろん仕事ができる人・できない人はどの企業にもいますが、仕事のしやすさは同僚のレベルに依存するので、平均してみると大企業の方が仕事はしやすいです。
例えば、下記のような大企業にいると当然と思われることも、ベンチャーでは驚くほど基本が徹底できていない人が多いです。
- 打ち合わせが終わったらその日中に論点をまとめて議事録を展開する
- 自分の担当する仕事が遅れそうだったら関係者に早めに連絡する
- 自分がやりたいことが他の部署でもやっていた時、リソースがカニバらないよう他部署と調整する
これはベンチャーで働く社員の平均年齢が若く、社会人経験の浅さから仕事の進め方のイロハがわかってない、ということも原因の1つだとは思います。
しかし、ベンチャーでは「周囲との調整」「行った施策のログを残しておくこと」よりも、スピード感優先で自分が正しいと思ったことをとにかく実行に移してみるという姿勢が過剰に歓迎されていることも原因だと感じました。
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ベンチャーに向かない人が転職するとどうなるのか
ベンチャーに向いていない人がベンチャーに転職をすると、2つの面で人生が不利になります。
- ベンチャーで活躍できなくて辛い時間を過ごす
- ベンチャーに転職後にキャリアが狭まる
1.ベンチャーで活躍できなくて辛い時間を過ごす
これはシンプルで、仕事をしていて活躍できないと辛いですよね。
同時期に入社した同僚や、年下の後輩がどんどん評価されて出世するのをみると「自分はこんなに頑張っているのに何やってるんだろう」と落ち込んでしまいます。
2.ベンチャー転職後のキャリアが狭まる
ベンチャーで活躍できないと、次に大企業に転職するときに不利になります。
大企業がベンチャー出身者を採用するのは、高い当事者意識を持ってベンチャーで社外に誇れる高い成果を残した人材を採用したいからです。
ベンチャーにいるのに目立った成果も出せずに平社員のままでいるのならば、魅力を感じる人材には見えないでしょう。
そうすると、ベンチャーから転職できる先が同規模のベンチャーになり、今後もベンチャー企業を転々とするキャリアになってしまいます。
当然、昇進や昇給は難しくなりますし、面白い仕事をできるチャンスも減っていきます。
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自分がベンチャーに向いているか調べる方法
では、自分がベンチャーに向いているかどうかを調べるにはどうするのか?という点ですが、結論次の3ステップを踏めばいいと思います。
- ベンチャーの情報収集をする
- ベンチャーに詳しいエージェントと面談をする
- 実際にベンチャーのカジュアル面談や選考を受けてみる
1.ベンチャーの情報収集をする
まずはなんでもいいので情報収集をしましょう。
人間知らないものには恐怖を抱く生き物なので、日常の中でベンチャーの情報に触れる機会を意図的に増やすのが重要です。
例えばベンチャーに関して情報発信している人をtwitterでフォローしたり、ベンチャーに関するニュースを1日1回みたり、ベンチャーの転職サイトに登録をしたりすることができます。
2.ベンチャーに詳しいエージェントと面談をする
次に、ベンチャーに特化したエージェントに相談をしてみましょう。
転職エージェントは面談をしたからといって、必ずしも転職をしなければいけないわけではありません。
自分の今のスキルなら、どのようなベンチャーからオファーをもらえる可能性があるのかを聞くことができます。
具体的な企業名を聞くことで、よりイメージが高まるのでオススメです。
3.実際にベンチャーのカジュアル面談や選考を受けてみる
そして、実際にベンチャーの面談を受けてみましょう。
エージェント経由での面談がハードルが高い場合には、wantedlyやyentaなどでカジュアルにベンチャー勤めの人たちとランチしたり、オフィスで開かれるイベントなどに参加するのもいいでしょう。
ベンチャーはリクルーティング目的で勉強会を開いたり、社外の人を呼んでピザパーティを開いたりしています。
そのような機会を利用して、実際にベンチャーで働く人に転職理由を聞いてみるのもいいですね。
転職におすすめのベンチャー企業12選!向いている人の特徴も解説
ベンチャー転職をする上で考えるべきリスク
ベンチャー転職をする上で考えるべきリスクは2つあります。
- 倒産するリスクがある
- 社風と合わないリスクがある
ベンチャー転職を考えるのであれば、これらのリスクを考えなくてはなりません。
ここからは、ベンチャー転職をする上で考えるべきリスクを解説していきます。
倒産するリスクがある
倒産するリスクは、やはり大企業よりもベンチャー企業のほうが高いです。
そのため、ベンチャーへの転職を考えるのであれば、まず倒産するリスクがあることを頭に入れておく必要があります。
絶対に倒産しないと言い切れる会社はこの世に存在しません。
しかし、倒産しにくいベンチャー企業はあります。
ベンチャー企業への転職を考えるのであれば、倒産するリスクは少なからず考えておくべきでしょう。
社風と合わないリスクがある
社風と合わないリスクがあることも、ベンチャー企業への転職を考える上で重要です。
ベンチャー企業は、それぞれの社風が非常に濃い傾向にあります。
社風と合わないと、その会社で長く働くことは見込めません。
特に社長の人柄が社風に大きく影響を与えるため、自分の性格と社風が合うかどうかを確認しておくことは重要です。
まとめ|ベンチャーが気になる人は自分で情報を取りに行こう
今日はベンチャーの転職に向いていない人の事例と、自分が向いているかを確かめる方法をご紹介しました。
少しベンチャーのネガティブな面ばかりを紹介してしまいましたが、実際に僕はベンチャーに転職してとても良い経験ができたと思っています。
今は大企業に再び戻ったのですが、ベンチャーで経験したスピード感を持って意思決定する姿勢や、必要に応じて自分の役割を超えて組織に貢献することの大切さは今の仕事でも活きています。
せっかくここまで読んでいただいてベンチャーに興味を持っているのに、向いていないから何も行動しない、と言うのはあまりももったいないです。
自分が向いているかどうかも、実際に行動してみないとわかりません。まずは今日紹介したような方法を使って、自分なりにベンチャーが向いているかを確かめる事から始めてみてはいかがでしょうか。