最近では個人事業や法人でも、オフィスでテナントオーナーにならずに、バーチャルオフィスを活用する人も増えています。
バーチャルオフィスは事業用の住所を借りるサービスと、リモートワークを効率的に進めるためのツールの2パターンがあるのです。
そこで今回はバーチャルオフィスとは何か、またパターンごとにおすすめのバーチャルオフィスを紹介していきます。
目次
バーチャルオフィスには2パターンある
バーチャルオフィスには大きく分けて、下記の2パターンがあります。
- フリーランス・法人向けに住所を貸し出すサービス
- オンライン空間でオフィスを作るサービス
以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
フリーランス・法人向けに住所を貸し出すサービス
バーチャルオフィスには、フリーランス。法人向けに住所を貸し出すサービスがあります。
フリーランスや小さな法人は、事業を展開していく上で公式サイトや法人登録の際に住所を後悔しなければならないケースもあります。
しかし自宅をオフィスとして使用している場合、個人情報が第三者に漏れてしまう可能性も十分にあるのです。
フリーランス・法人向けに住所を貸し出すことで、事業を安心して展開できるのです。
最近は個人事業主として活躍する人や、個人で法人を立ち上げる人も増えていますので、人気を集めています。
オンライン空間でオフィスを作るサービス
オンライン空間でオフィスをつくり、バーチャル世界でk社員が仕事をしている様子を管理するサービスも、バーチャルオフィスと呼ばれます。
メタバースを活用し、オフィス空間を模したエリア内を書く社員のアバターが移動します。
チャットでの連絡だけではなく、音声での会話も可能です。
リモートワークでは他の社員とのコミュニケーションが希薄になってしまいますから、オンライン空間でもコミュニケーションをとれるツールとして導入する企業も増えているのです。
オンライン空間で活用できるバーチャルオフィス
Sococo(ソココ)
Sococo(ソココ)はテレワークを円滑に進めていくためにリリースされた、バーチャルオフィスツールです。
バーチャル空間を活用してオフィスを再現し、社員のコミュニケーションを円滑化できます。
社員のアバターが俯瞰されたオフィスにいる様子がみれるので、何処で仕事しているのか、どんな作業をしているのかを管理者側で把握しやすくなります。
アバター同士でクリック一つで話しかけられるほか、ビデオチャットも可能です。
声が聞こえるエリアも決まっているので、質問や雑談がしやすいのもポイントです。
バーチャルオフィスのレイアウト変更、フロアの追加は自由なので、季節やイベント毎に合わせてオフィスの雰囲気を変えられます。
また細かいことを詰めたい時、しっかりとした会議をしたいとき用に、各種オンラインミーティングツールと連携が可能です。
ブラウザ環境があれば利用できるのも、業務を円滑にすすめるうえで重要なポイントですよね。
無料トライアル期間も設けられており、25人で最大3週間利用できます。
動作確認や利用方法等の導入から定着までのサポートも受けられるので、導入に不安を抱えている企業でもスムーズに導入が可能です。
料金もひと月10名あたり25000円から、請求書払いです。
導入にあたる初期費用も発生しないので、社内ツールを活用したい企業は、是非一度無料トライアルを利用してみることをおすすめします。
Remotty
Remottyは在宅勤務を取り入れている企業におすすめなバーチャルオフィスツールです。
在宅勤務をしていると、他の社員とのコミュニケーションを取りづらくなってしまう課題は、どの企業も抱えていることでしょう。
Remottyは2分ごとに1回のカメラ撮影をおこない、離着席状態を確認できます。
そのためリモートで働いていても、他の社員が在席しているかを確認できますから、業務を依頼するときに役立ちます。
社内メンバーの状況が一目でわかるのもポイントです。
また各個人の席が設けられているので、他のメンバーに気軽に雑談や相談が可能です。
出社時と同様の環境を用意できるので、円滑な業務を実現できます。
リモートワークを促進するTeamsやSlack等の他サービスとの連携も可能ですので、クライアントの連携や会議等にも十分に活用できます。
導入の際には、企業に合った利用方法を提案してくれるので、自社に合うツールか迷っている担当者の方は、一度トライアルを利用してみてください。
利用の流れ
- 個別の課題ヒアリング(30分~1時間)
- トライアル実施決定後利用に合わせた使い方をトライアルユーザー向けに説明会を実施(30~1時間)
- 最大1か月間のトライアルを実施
- トライアル終了後導入するかを判断
支払方法
銀行振り込みクレジットカード決済対応
料金は提案に応じて変動
住所登録で活用したい人向けバーチャルオフィス
バーチャルオフィスACORN池袋
バーチャルオフィスACORN池袋は、池袋で最安値の価格帯で利用できるバーチャルオフィスです。
池袋は様々なコンテンツがあふれており、地下鉄も在来線も複数路線が利用できるターミナル駅です。
しかしオフィスを構えるとなると、賃料が高かったり、自宅住所をオフィスとして公開するのは怖いですよね。
バーチャルオフィスACORN池袋では、バーチャルオフィスとして池袋の住所を利用できるので、自宅を法人の拠点として利用している方やフリーランスの方でも安心して利用できます。
池袋の住所が最安値で利用できるほか、オプションとして郵便物の転送にも対応してもらえます。
利用方法の流れは、以下の通りです。
- Webで内見の申し込み
- 必要書類の提出
- 審査
- 審査通過後に初期費用振込
- サービス開始
料金の支払い方法は、初期費用は銀行振り込みでその後月額費用はクレジットカードでの引き落としとなります。
地方に住んでいる方や、自宅住所以外を会社の住所として登録したい方は、是非利用を検討してみてください。
公式サイト:https://ikebukuro-virtual.com/
国内最安値の月額270円から利用出来る!METSオフィス
METSオフィスは自社所有ビル直営型のバーチャルオフィスです。
東京都新宿・日本橋・赤羽の都心部駅チカにあるため、都心の一等地を自社の住所として活用できます。
一般的にバーチャルオフィスといえば、借りている物件自体をバーチャルオフィスとして転貸されているものが多く、経営不振で閉鎖になるリスクもあります。
一方、METSオフィスは全拠点が自社所有ビルでのバーチャルオ
契約の縛り期間が他社よりも短く設定されているほか、銀行口座開設実績も多数。
法人登記プランもありますので、これから会社を設立したい方や、登記住所を移転しての法人利用に
特に注目したいのが、国内最安値で利用出来る点。
月額270円から利用できるほか、初期費用は格安(キャンペーンにより無料の場合もあり)です。
(※当記事投稿時点の価格、今後競合他社との兼ね合いにより値下げの可能性あり)
利用を開始するまでの流れは、以下の通りです。
スピード契約(最短で当日~翌営業日から利用可能)
- 利用の申し込み(内覧不要)
- 審査(当日~3営業日)
- 契約締結(銀行振り込み)
- 利用開始
料金の支払い方法は、クレジットカードまたは銀行振り込みから選択できます。
ビル外装や内装も綺麗に整備されていますので、綺麗な都心オフィスの住所を活用したい!と考えている方は是非利用を検討してみてください。
オンライン空間のバーチャルオフィスを導入するメリット
オンライン空間のバーチャルオフィスを導入するメリットは、以下の通りです。
- 完全テレワークでも社員同士のコミュニケーションが取れる
- 導入から実用化までサポートがついている
- 他の社員が何をしているのかがわかる
- 人数の多い企業のテレワークをサポートするシステムがついている
以下で詳しく解説していきます。
完全テレワークでも社員同士のコミュニケーションが取れる
オンライン空間のバーチャルオフィスを活用するメリットとして、完全テレワークでも社員同士のコミュニケーションが取れることが挙げられます。
テレワークが広まり新しい働き方として注目されているものの、完全テレワークだと人と話す機会が減ってしまい、精神衛生上に影響を及ぼすこともあるのです。
完全テレワークでも社員同士コミュニケーションをとれるようにしておくことで、業務効率の向上にもつながります。
導入から実用化までサポートがついている
オンライン空間のバーチャルオフィスには、導入から実用化までサポートがついているのもメリットであるといえるでしょう。
新しいシステムを導入する際には、実際に実用化するまでにトラブルがつきものです。
導入から実用化まで、システム開発側がサポートしてくれることがほとんどです。
初めてのシステムでも安心して運用できるようなサポートがついているのは、慣れていない担当者でも安心ですよね。
他の社員が何をしているのかがわかる
オンライン空間ではオフィスを俯瞰してみることができるので、他の社員がどんな作業をしているのかがわかるのも一つのメリットです。
リモートワークだと他の社員がどんなことをしているのか、把握できずに作業の進捗管理が上手くいかないこともあります。
アバターのステータスを変更しておくことで、他の社員から今どんな作業をしているのかを判別してもらいやすくなります。
人数の多い企業のテレワークをサポートするシステムが多い
オンライン空間でのバーチャルオフィスでは、人数の多い企業のテレワークをサポートするシステムが多いこともメリットの一つであるといえるでしょう。
人数の多い企業の場合、テレワークで全員の状況を管理するのは非常に難しいです。
各部屋に事業部を配置しておくことで、各社員の状況を把握できたり、他の部署への相談もスムーズに対応できるでしょう。
オンライン空間のバーチャルオフィスを導入する注意点
オンライン空間のバーチャルオフィスには利用するメリットも多いですが、注意点もあります。
- 一度無料トライアルを利用して使用感を確かめる
- 社員のニーズをヒアリングする
- 全員が使える環境かをチェックする
以下で詳しく解説していきます。
一度無料トライアルを利用して使用感を確かめる
オンライン空間のバーチャルオフィスを利用するときには、一度無料トライアルを利用して使用感を確かめることが大切です。
サービスの説明だけを見て利用を決めてしまうと、実際に導入した時に、イメージと異なり使用感に満足できないこともあります。
無料トライアルを活用することで、使用感が確かめられるほか、実際に社員からフィードバックを受けられます。
社員のニーズをヒアリングする
社員のニーズをヒアリングしないと、導入後に定着しない可能性もあります。
事前にリモートワークに関して何か不満はないか、アンケートを取っておきましょう。
社員のニーズをヒアリングしておくことで、どのサービスが自社に合っているかの判断ができるようになります。
全員が使える環境かをチェックする
全員が使える環境かをチェックしておくことも大切です。
使用しているパソコンの環境によっては、導入すると動作が重くなってしまったり、そもそも利用できないこともあります。
全員が使える環境なのかを事前によく調べておきましょう。
住所登録用でバーチャルをオフィスを利用するメリット
住所登録用でバーチャルオフィスを利用するメリットは、以下の通りです。
- 自宅住所を公表しないで済む
- オフィスの住所が一等地
- 法人登記のプランもある
- 郵便物の転送プランもある
- 経費で落とせる
以下で詳しく解説していきます。
自宅住所を公表しないで済む
住所登録用のバーチャルオフィスを利用することで、自宅住所を後悔しないで済むメリットもあります・
自宅住所を公表してしまうと、仕事で何らかのトラブルがあったときに、自宅が危険にさらされてしまう可能性もあります。
一回トラブルになってしまうと、引っ越しを完了させるまで不安感が付きまといますし、引っ越し費用も高くつきます。
自宅住所を公表しないことで安心して事業経営できるメリットは大きいでしょう。
オフィスの住所が一等地
住所を借りるだけなので、コスパが良いバーチャルオフィスですが、借りられるオフィスの住所が一等地で、見栄えが良くなるメリットもあります。
会社や法人を置いている住所は、意外とよく見られているものです。
オフィスの住所が借りるには手の届きにくいところの場合、クライアントからの印象が良くなる可能性があるのです。
法人登記のプランもある
法人登記のプランがあるのも、住所登録で利用できるバーチャルオフィスのメリットです。
ただ拠点の住所として利用するだけではなく、法人登記をするときに事業所の所在地として登録できるのです。
法人登記だけではなく銀行口座開設の実績があるところもありますので、有効活用できるでしょう。
郵便物の転送プランもある
住所登録先として利用するだけではなく、郵便物の転送プランがあるのも大きなメリットであるといえるでしょう。
住所を登録しておくと、登録先に様々な書類が届きます。
いちいち取りに行くのが面倒ですから、月に何回と回数を決めて郵便物の転送を対応してくれます。
有料オプションですので、予算と要相談ですが、利用を検討してみてください。
経費で落とせる
住所登録にかかる費用は、事業の継続で必要なものですから経費で落とすことが可能です。
経費で落とせるので、納税の時に役立ちます。
住所登録用でバーチャルオフィスを利用する注意点
住所登録用でバーチャルオフィスを利用する注意点は、以下の通りです。
- 会社の住所で使うなら法人プランのあるサービスが必要
- 自宅から遠いとオフィスに届いた荷物を取りに生きづらい
- 郵便物転送サービスは原則有料
以下で詳しく解説していきます。
会社の住所で使うなら法人プランのあるサービスが必要
住所登録用でバーチャルオフィスを使用するのであれば、法人プランのあるサービスが必要です。
法人登記する上で手続きや維持管理も必要になりますから、通常のレンタル以外の料金が必要になります。
法人プランのあるサービスか、事前に確認しておくことをおすすめします。
自宅から遠いとオフィスに届いた荷物を取りに行きづらい
利用しているバーチャルオフィスが自宅から遠いと、オフィスに届いた荷物を取りに行きづらいデメリットもあります。
転送サービスを利用する手もありますが、頻繁にとりに行くのは難しいですよね。
自宅から遠いといちいち取りに行くのに時間がかかりますから、できるだけアクセス良いところを選んでみることをおすすめします。
郵便物転送サービスは原則有料
郵便物転送サービスは原則有料のため、郵便物が発生する事業の場合は転送サービス込みの金額でサービスを探す必要があります。
郵便物転送サービスはバーチャルオフィスの運営元によって価格帯や回数制限が異なりますので、いくつか比較しておくといいでしょう。
オンライン空間のバーチャルオフィスがおすすめな企業
「オンラインのバーチャルオフィスを導入してみたいけれど、どれがいいか判断がつかない」なんて方も多いでしょう。
オンライン空間のバーチャルオフィスがおすすめな企業の特徴は、以下の通りです。
- 10人以上でリモートで作業する企業
- リモートでもコミュニケーションをとりたい企業
- リモートでも社員の状況を把握したい企業
以下で詳しく解説していきます。
10人以上でリモートで作業する企業
バーチャルオフィスは10人以上でリモートで作業する企業におすすめです。
少数人数であればチャットのみでも業務をすすめられますが、複数人になってくると段々と管理が難しくなります。
フルリモートで10人以上で作業をする上で、作業進捗管理に役立てられるのです。
リモートでもコミュニケーションをとりたい企業
リモートでもコミュニケーションをとりたい企業にも、オンラインのバーチャルオフィスがおすすめです。
チャット機能だけではなく、通話機能やログ機能も付いていますので、コミュニケーションの円滑化に役立てられます。
リモートでも社員の状況を把握したい企業
バーチャルオフィスはリモートでも、社員の作業状況が把握できるので、社員の状況を把握して進捗管理をしたい企業におすすめです。
リモートだと各社員の拠点が離れているので、どんな状況で仕事をしているのか把握しづらいのです。
システムで様々な不便が改善できるので、確認しておくことをおすすめします。
住所登録できるバーチャルオフィスがおすすめな人
住所登録できるバーチャルオフィスがおすすめな人の特徴は以下の通りです。
フリーランスとして活動している人
フリーランスとして活動しており、直接住所をクライアントに知られたくない人に、住所登録できるバーチャルオフィスはおすすめです。
対個人でクライアントと向き合うこともあるため、フリーランスとして活動している場合個人情報がバレてしまうことで、不安になってしまう人もいることでしょう。
完全に自宅とは異なる場所を登録できるので、安心して事業を進められます。
法人化して会社の住所が必要な人
法人化して会社の住所が必要なものの、オフィスを借りるのが難しい人も住所登録できるバーチャルオフィスがおすすめです。
法人登記ができるので役所への届け出も十分に可能です。
バーチャルオフィスのニーズを確認してどちらを選ぶかを判断しよう
バーチャルオフィスは、住所登録できるものとオンラインでのオフィス空間を作るものの2パターンがあります。
呼び方が同じであるものの、それぞれのニーズは異なりますので、自社や自分に合ったサービスをニーズを元に判断することをおすすめします。